宇宙でも骨減少防ぐ効果=古川さんら服用の薬剤−「高齢者もっと利用を」日米チーム 宇宙でも骨減少防ぐ効果=古川さんら服用の薬剤−「高齢者もっと利用を」日米チーム 国際宇宙ステーション(ISS)に最長半年滞在した宇宙飛行士で、骨粗しょう症防止薬「ビスフォスフォネート」が骨の減少を防ぐ効果が実証されたと、宇宙航空研究開発機構と米航空宇宙局(NASA)の研究チームを率いる松本俊夫徳島大教授が30日発表した。 70ミリグラムの錠剤を週1回のむ実験に若田光一さん(48)、野口聡一さん(46)、古川聡さん(47)ら7人が参加。帰還したばかりの古川さんらを除く5人分のデータを解析した。 骨は地球の重力や運動による負荷を受け、古い骨の破壊と新しい骨の形成を繰り返す。宇宙の無重力状態ではこのバランスが崩れて骨量が減り、病気で寝たきりになった高齢者と同じように折れやすくなる。長期滞在飛行士は機械を使って1日