「福岡県遠賀郡岡垣町大字内浦」と「福岡県宗像市池田」との境にある垂見峠に、石でつくられた高さ2mほどの郡境石がたてられています。群境石のそばには石仏が二体おさめられたお堂もあります。 ここに群境石があるということは、人々が往来していた道が、ここには昔から通っていたのかもしれません。 場所:福岡県遠賀郡岡垣町大字内浦 座標値:33.861510,130.566926 「従是 東遠賀郡 西宗像郡」という文字が、正面に刻まれています。”ここから東側は遠賀郡、西側は宗像郡”と刻まれたこの群境石について詳しく書かれた文献を見つけることができていません。ただ『岡垣町史』P.865,866に、群境石が建てられている”垂水峠(たるみとうげ)”についての記述をみつけることができました。 宗像と境をなす峠で、湯川山と弘大寺山との間にある。垂見峠、樽見峠とも書き、古代にはここを大宰官達が通っていたともいわれる。