神が、各種デザインの「雛形」を用意してサポートしてくれているからこそ、人間のデザインセンスが強力に底上げされた形となり、個人個人が自分の実力以上の力を発揮できていて、「縁の下の力持ち」である神が存在しているからこそ、人間世界は、「人間の実力以上の美しさ」で彩られた世界となっている。 デザイナーとしての師匠である神の作品を参考にして、弟子である人間は独自の作品を完成させていくのだ。 そして、人間が「神の子」だからなのか、神が「人間の脳」をそのように設定したからなのか分からないけど、何故か、人間は、神が描いたテンプレートに沿ったものしか「美しい」と感じ取れないみたいだ。 人間が、自由に発想して作り出したはずの「空想上の生き物」において、幻獣であるペガサスは馬の体に鳥の羽を付けただけだし、ミノタウロスは人間の頭を牛に変えただけの牛頭人身の怪物で、クラーケンはイカを巨大化させただけの海の怪物で、全