一部工事中の松本城 元教育委員会所属としては、高知県の教員採用試験「名簿登録者の70%が辞退」というニュースの扱いが気になります。 ええとですね、今年突然辞退者が増えたわけではないのです。 ここ数年、これくらいの辞退率が継続していました。 原因はいろいろありますが、採用試験の実施が47都道府県で一番早いってことがあります。実施日時を早くすると「真剣に教員になりたい人の受験率が高い」というメリットがあります。ただし、真剣度の高い受験者には本命の自治体の前の「練習」という意識もあるわけで、本命に合格すれば辞退するのは当然の流れ。 ちなみに、私の沖縄赴任時、県庁職員採用試験合格者の辞退率が20%をこえました。 辞退者は、民間企業に進んでいます。 その頃、都会の企業の沖縄進出には、事業拡大と社会貢献との両面を持つことが増えました。要するに、沖縄支店も本店も給与水準は同じとしたのです。そのことで沖縄