五輪選手に対する新型コロナウイルス対応方針がコロコロ変更されている。IOC(国際オリンピック委員会)は表彰式の写真撮影で「最大30秒間マスクなし」を許可。これには理解が広がっているが、大会組織委員会が認めた「無症状陽性者は最短7日で競技復帰OK」には非難ゴウゴウだ。厚労省の基準によるものとしているが、一般市民ではこうはいかない。ゴールポストを都合よく動かすやり方に、ますます不信感が強まっている。 【写真】この記事の関連写真を見る(22枚) ■SNSには非難の書き込み続々 新型コロナに感染した選手をめぐって組織委は26日、無症状で隔離期間を終えるなどの条件を満たせば競技に復帰できるとの見解を示した。サッカー男子の南アフリカ選手2人が陽性判明後、22日の日本戦を欠場したものの、25日のフランス戦に出場したためだ。 具体的には、無症状の場合、専用の宿泊療養施設で検体採取日から6日間隔離し、6日後