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  • -自由法曹団通信に杉島幸生弁護士が寄稿-「トランスジェンダーになりたい少女たち」から考える|女性スペースを守る会

    大阪弁護士会の杉島幸生弁護士の、2024.4.3産経新聞出版から発行の「トランスジェンダーになりたい少女たち」(2020年、アビゲイル・シュライアー著)についての寄稿です。自由法曹団という団体の会報「団通信」2024.6.1に掲載されたもので、杉島弁護士の了解を得られたので転載します。出版を阻止するという活動や書店への放火を示唆するまでされている「焚書坑儒」の問題と、本の内容についての論評です。 自由法曹団は1921年(大正10年)に結成された弁護士の団体で、今も「大衆運動と結びつき、労働者・農民・勤労市民の権利の擁護伸張を旗じるしとする。」として、人権のために活動しているとされます。 そんな、いわゆる左翼系の「人権派団体」の中からも、性自認主義の問題点と、その思想運動の危うさについてしっかりと意見を示す方が出ています。当会の事務局の滝本弁護士だけではありません。ただ多くがまだ声を出してい

      -自由法曹団通信に杉島幸生弁護士が寄稿-「トランスジェンダーになりたい少女たち」から考える|女性スペースを守る会
    • 極私的「SF小説ベスト10」! 魅力に取りつかれて30年の編集者が厳選 - 価格.comマガジン

      選者/価格.comマガジン編集部 真柄 10代のころにSF小説の面白さに目覚め、これまで約30年の間に、国内外のSF小説を500冊程度読破。よく読むのは凝った設定のハードSFだが、ユーモアのある作品も好み。SF小説以外では国内外の純文学も少々たしなんでいる。 【はじめに】SF小説の面白さを知ってほしい SF小説に限らず、SF漫画やSFアニメ、SF映画など頭にSF(サイエンス・フィクション)が付くジャンルは多く、SFという言葉自体は広く知られている。 ただし、SF小説については、SF漫画やSFアニメなどとは異なり、ハードルが高いと感じている人もいるのではないだろうか。サイエンス(科学)という言葉にアレルギーがある人からすると、その言葉を聞いただけで「物理とか数学とか出てきて難しそう」と拒否反応を示すかもしれない。 確かに、SF小説は、宇宙や物理、化学、生物、工学、医学といった科学的な要素が強

        極私的「SF小説ベスト10」! 魅力に取りつかれて30年の編集者が厳選 - 価格.comマガジン
      • 意外と知らない「推し」と「萌え」決定的な違い

        AKB48のファンが使っていた「推し」 もともと「推し」はアイドルファンの間で使われていた、日本のサブカルチャーの流行語のなかでもローカルな言葉でした。たとえば、2010年前後に大人気だったAKB48のファンたちが「推しメン」などと言っていたのを覚えている人もいらっしゃるでしょう。 それが、気が付けばアニメやゲームの世界でも頻繁に使われる流行語になっていった格好です。 流行語大賞に選ばれるぐらいですから、「推し」が比較的最近になって広く用いられるようになったのは間違いないでしょう。私の見知っている限りでは、「推しを推す」という表現がサブカルチャーの広い範囲で用いられるようになり、地方の小中学生にまで浸透したのは、2020年以降、せいぜい早く見積もっても2010年代後半以降と見受けられます。 それでは2010年代以前、日本のサブカルチャーはどんな様子だったのでしょうか。 SNSが流行し始めた

          意外と知らない「推し」と「萌え」決定的な違い
        • 小野寺伝助の読書案内『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』Vol.20/『東京ヒゴロ1~3巻』(著:松本大洋) | POPEYE Web | ポパイウェブ

          カルチャー クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書。Vol.20 紹介書籍『東京ヒゴロ1~3巻』 2023年12月15日 何回だってやり直す 何回だってやり直すんだ 抑えきれない衝動。溢れ出るアイデア。それを共有できる友達。 この三つさえ揃えば鳴らせるのがパンクという音楽の特徴で、小難しいテクニックは不要だし、楽譜など読めなくても何の問題もない。誰でもできる。それ故に、パンクカルチャーは10~20代の衝動に駆られた若者、青二才、クソ野郎共が生み出し、それに憧れたキッズ達がそのマインドを勝手に受け継いで進化させ、またその次のクソガキ共に受け継がれ、かれこれ40年以上が経過した。 そうすると、創世記の頃のパンクスはすっかりおじさんになっている訳で、今も変わらず続けている偉大な先輩もいるが、もう音楽活動を辞めている人も多い。なぜなら、年を重ねることで演奏技術や経験は蓄積されても、抑えきれな

            小野寺伝助の読書案内『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』Vol.20/『東京ヒゴロ1~3巻』(著:松本大洋) | POPEYE Web | ポパイウェブ
          • 【読書感想】芸能マネージャーが自分の半生をつぶやいてみたら ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

            芸能マネージャーが自分の半生をつぶやいてみたら 作者:株式会社TopCoatワニブックスAmazon Kindle版もあります。 芸能マネージャーが自分の半生をつぶやいてみたら 作者:株式会社TopCoatワニブックスAmazon リアルな実体験談が何よりもの参考書!芸能マネージャー陣の知られざる半生とアーティストが本気で語るマネージャーとは―――。 芸能マネージャーってどんな人がなっているの? 何を考えているの? どういう生活を送っている? 担当アーティストとどういう関係性? 「マネージャー」という言葉は聞くけれど、その実態はまだまだ知らないことだらけ。映画・音楽・ドラマ・舞台・バラエティetc.様々なエンターテイメントのど真ん中に関わるこの仕事には、人と人との出会いが奇跡を呼ぶ嘘みたいな本当の話が盛りだくさん。木村佳乃・中村倫也・佐々木希・松坂桃李・菅田将暉・萩原利久・杉野遥亮・夏子・

              【読書感想】芸能マネージャーが自分の半生をつぶやいてみたら ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
            • 日本の競輪、その特殊性と、だからこその魅力についてを英国人記者が語る──『KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド』 - 基本読書

              KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド 作者:ジャスティン・マッカリー早川書房Amazonこの『KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド』は、英国人記者が語る日本の競輪論である。日本でどのように競輪が生まれ、育ち、危機を乗り越え、そして日本ならではの独特な魅力はどこにあるのか、それを一冊を通して語り尽くしていく。 なぜ英国人記者が日本の競輪を語っているんだと疑問に思うかもしれないが、その理由は簡単で、著者のジャスティン・マッカリーは日本研究で修士号を取得し、読売新聞で編集者や記者として活躍。その後ガーディアンに入社し日本特派員として活動する、日本在住歴が30年にも及び、同時に競輪の熱狂的ファンだからだ。 本書の「はじめに」は2017年に平塚競輪場で行われた日本競輪最高峰のレースKEIRINグランプリの描写からはじまるが、その熱量ある文章は競輪について何も知らない僕の「英国人記者が

                日本の競輪、その特殊性と、だからこその魅力についてを英国人記者が語る──『KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド』 - 基本読書
              • 河合俊典が推す「できるエンジニアリングマネジャーの思考」が分かる本

                米Uberや米Stripeといったテック企業の急成長時に在籍し、ソフトウエアエンジニアやマネジャーとして活躍した著者ウィル・ラーソン氏が、エンジニアリングマネジャーとして成長して活躍し続けるための秘訣をまとめたのが本書です。 ラーソン氏は自らの経験に基づいて実践的なマネジメント手法を構造化したうえで、それらを「組織」「ツール(手法)」「アプローチ(問題解決)」「文化」「キャリア」に分類、それぞれにおいてマネジャーが遭遇する問題や課題および具体的な対策を分かりやすく解説します。 例えば、成長する組織は、遅延(人の採用)、現状維持(仕掛かりの解消)、負債返済中(対策時間の確保)、革新(生じたゆとりによる新たな活動)という4段階を経るとし、各状態に応じて、マネジャーが取るべき適切な対策を提示します。 マネジャーは、個性豊かなエンジニアをまとめ、組織成果を出すことが求められます。その過程で部下の成

                  河合俊典が推す「できるエンジニアリングマネジャーの思考」が分かる本
                • 荒れる倭寇をやめさせよ! 特命をおびた中国人が目撃した「意外な日本」。(学術文庫&選書メチエ編集部)

                  洋の東西を問わず、「隣国との関係」はいつも緊張をはらんでいる。日本にとって、隣の超大国・中国は常に脅威であり、中国人は尊敬と畏怖の対象だった。では中国人にとっての日本人は? 460年余り前、日中の緊張緩和の道を探って戦国時代の日本を訪れ、自然風土と人々の姿を虚心に観察した中国人がいた。しかし、彼が記した訪日記録は、中国でも刊行されることなく、ほとんど忘れ去られていたのである。 異色の歴史家が、超マイナーな史料に着目 戦国時代の日本を記録したこの貴重な見聞記は、『日本一鑑(にほんいっかん)』という。著者は生没年不詳の中国人、鄭舜功(ていしゅんこう)。といっても、知っている人はほとんどいないだろう。講談社選書メチエの新刊『戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む』の著者で、立教大学文学部教授の上田信氏はいう。 「『日本一鑑』は、中国における「日本事典」というべきもので、中国の海域史の研

                    荒れる倭寇をやめさせよ! 特命をおびた中国人が目撃した「意外な日本」。(学術文庫&選書メチエ編集部)
                  • 前島賢の本棚晒し【復刻版】02:上遠野浩平『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPART.1』『PART.2』|前島賢

                    【期間限定無料公開中】 本記事は、電子書籍ストアeBookJapanに、連載「前島賢の本棚晒し」第30回として2015年2月27日に掲載されたものを、加筆修正の上再公開したものです。 記述は基本的に連載当時のもので、現在とは異なる場合がありますが、ご了承ください。 連載時に大変お世話になりました、そして、再公開を快諾頂きました株式会社イーブックイニシアティブジャパンの皆様に厚く御礼申し上げます。 『ブギーポップ』勝手に電子化記念特集(注:掲載当時)。 2回目となる今回は『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター』を取り上げたい。 (1回目『ブギーポップは笑わない』はこちらから) 本作は『ブギーポップは笑わない』に続いて、『PART.1』『PART.2』の前後編2冊が98年8月に刊行された。ちなみに、ここから9作目の『ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生』までは短ければ2ヶ月、長くて

                      前島賢の本棚晒し【復刻版】02:上遠野浩平『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPART.1』『PART.2』|前島賢
                    • 差別を許す「村」を変えるために――日本人マジョリティへの問いかけ :『ダーリンはネトウヨ』書評(出口真紀子)|じんぶん堂

                      記事:明石書店 『ダーリンはネトウヨ――韓国人留学生の私が日本人とつきあったら』(クー・ジャイン著・訳、金みんじょん訳、明石書店) 書籍情報はこちら “あからさまでない”差別に私たちは共感できるか タイトルに惹かれて手にとってみた。主人公はてっきり日本人女性だと思いきや、韓国人女性が日本の大学入学のために来日し、日常生活を送る様子が軽いタッチで描かれたマンガだった。主人公のうーちゃんがオーケストラのサークルに入るところから物語は始まり、母語ではない日本語に悪戦苦闘しながらも徐々にサークル仲間に受け入れられるうーちゃんは、思わずエールを送りたくなる好感の持てるキャラクターである。「ネトウヨ」な彼氏とは一体どんな奴だ、と少しいきりたって読み進めると、のちに彼女の恋人となるサークルの先輩であり、予想に反し、いわゆる“普通”でどこにでもいそうな“いい人”なのである。問題発言や問題行動も多い反面、面

                        差別を許す「村」を変えるために――日本人マジョリティへの問いかけ :『ダーリンはネトウヨ』書評(出口真紀子)|じんぶん堂
                      • 2023年の本 - Valdegamas侯日録

                        例年通り新刊本の振りかえりである。毎年、書き出しは色々と言い訳を書き連ねるのがならいであるが、2023年は公私ともに色々落ち着かず、読書への差し支えが顕著にあった。評判となった本で買いはしたが読めなかったという本も少なくない。諸般の状況を勘案し、今回は例年より本を絞り込んで取り上げることとした。 ■日本政治・外交 境家史郎『戦後日本政治史―占領期から「ネオ55年体制」まで』(中央公論新社[中公新書]) 中山俊宏『理念の国がきしむとき―オバマ・トランプ・バイデンとアメリカ』(千倉書房) 竹内桂『三木武夫と戦後政治』(吉田書店) 『戦後日本政治史』は副題通り、約80年の戦後政治史を300頁余りで描ききったもの。著者自身が断わるように、戦後政治理解の「筋書」を読者が得ることを目的とした本で、簡潔で要を得た新書らしい新書という内容となっている。とはいえその記述は無味乾燥どころか特色を明確に持つ。5

                          2023年の本 - Valdegamas侯日録
                        • 「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう

                          これは友人の話なのだが、「やれたかも」という夜は確かにあるそうだ。 「飲み会で意気投合した女の子と帰りの電車がたまたま一緒で、飲みなおそうという流れからカラオケへ」とか、「夏合宿の雑魚寝が寝苦しくて抜け出したら、後輩の子がついてきた」とか。 だが、イイ感じなのはそこまでで、「朝まで歌っただけ」とか、「ちょっと雑談してから部屋に戻って寝た」とか、他愛のないものに収束する。 まんざらでもない態度や視線に、選択を間違えなければチャンスをモノにできるはず……だが悲しいかな、ヘタレ童貞は何をどうすれば良いかわからない。ギャルゲ―なら2つか3つの「選択肢」だけだが、リアルは無限だ。深夜、女の子と二人っきりというシチュに、胸の鼓動がドキドキ目先はクラクラ、何も思い浮かばない。 かくして何も無いままとなる。その後の進展もなく(むしろ素っ気なくなる)、「やれたかも」は、「かも」のまま、思い出となる……と、そ

                            「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう
                          • 佐々木俊尚 @sasakitoshinao "絶対悪を求めすぎてナチスの行為のすべてを否定しなければ済まないってのは、いくら何でも無理筋だと思うな。 そもそも絶対悪なんて無い。/なぜ「ナチスは絶対悪」と決めつけなければならないのか?左翼イデオロギーが猛威を振うせいで是々非々で評価できない歴史学の闇"

                            • アルツハイマー病研究、失敗の構造 | みすず書房

                              インサイダーだけが知る、空転するアルツハイマー病研究の現状。 「アルツハイマー病研究の歴史は、急いで治療薬を求めるあまりに袋小路に入り込み、道を見失った物語でもある。……アミロイドカスケードというたったひとつの仮説になぜここまでの勢いがついて、当時議論にのぼっていたさまざまな代替モデルをロードローラーのようにことごとく押しつぶすまでになったのか。」(本文より) この分野で実績のある研究者が、アカデミズム・製薬産業・研究助成機関三つ巴の迷走の驚くべき裏事状を明らかにする。良心的な告発の書であり、アルツハイマー病についての直近数十年間の認識自体を根本から問い直す、真摯な総括でもある。 著者はアミロイドやタウタンパク質とアルツハイマー病の関連を全否定するような極端な立場ではない。だが、アミロイドカスケード仮説を主軸にした直線的なメカニズムへの一辺倒が、この分野を機能不全にしていると明かす。たとえ

                                アルツハイマー病研究、失敗の構造 | みすず書房
                              • 『ニッポン政界語読本 単語編』『会話編』『公務員の議会答弁言いかえフレーズ』 - 紙屋研究所

                                政治家や役人が使う言葉の異常さ・奇妙さは、日々SNSで指摘され、ネタにされている。中には「ご飯論法」のように、公式の答弁としての基礎を破壊してしまうような重大性を抱えている言葉の使い方さえある。 本書はイアン・アーシーという、一見すると「ずいぶん怪しい名前」(p.3)だが、「正真正銘のへんな外人」(同前)として実在するカナダのフリー翻訳家が書いた、日本の政界にはびこる特殊な単語・会話を取り上げて、それを理解し、うまく使いこなすための本である。練習問題までちゃんとついているワークブックなのだ。 ニッポン政界語読本【会話編】 作者:イアン・アーシー 太郎次郎社エディタス Amazon ニッポン政界語読本【単語編】 作者:イアン・アーシー 太郎次郎社エディタス Amazon ぼくが読んで「なるほど」と思ったのは、『単語編』の冒頭にある「原則として」と「総合的に」である。 まず「原則として」。東京

                                  『ニッポン政界語読本 単語編』『会話編』『公務員の議会答弁言いかえフレーズ』 - 紙屋研究所
                                • 読書記録:エコーチェンバーの実態『ソーシャルメディア・プリズム』 - ルジャンドルの読書記録

                                  この本を読みました。 ソーシャルメディア・プリズム――SNSはなぜヒトを過激にするのか? 作者:クリス・ベイル みすず書房 Amazon この本では実験から、なんとなく真実と思われていることとは反対の結果を提示します。この本で一番重要なのはこれです。 「エコーチェンバーに捕らわれた人は、そのエコーチェンバーのなかで偏った意見を過激にしていくからよくない」は正しくない。 これが示されることで、たとえば「ツイッターやフェイスブック、グーグルのアルゴリズムが、偏りを強化するからよくない」とか言えなくなるし、「陰謀論の拡散は現代の脅威だ」とかも、それは的を外しています、で片付いてしまいます。 扱っている内容に深みや広がりがある本というよりは、この一ネタをコンパクトに提示する内容の本です。多くの人がなんとなく信じちゃってることと反対のことを主張するので、いろいろ盛りだくさんにするよりはこんなふうに一

                                    読書記録:エコーチェンバーの実態『ソーシャルメディア・プリズム』 - ルジャンドルの読書記録
                                  • 法律に「感情」が必要である理由(読書メモ:『感情と法』①) - 道徳的動物日記

                                    感情と法―現代アメリカ社会の政治的リベラリズム 作者:マーサ ヌスバウム 慶應義塾大学出版会 Amazon 本書の序章や第1章などでまず強調されるのは、「感情はともかく非合理的であり、法的なルールを作るうえで感情に配慮することは常に間違いだ」(p.6)とする世間に広く普及した考え方や、刑罰というものは「犯罪を抑止する効果という観点」からでのみ考えるべきでありそこに被害者や加害者の感情を考慮する余地はないとする(功利主義に代表されるような)見方などの「非感情主義」は誤っており、この社会に法が存在することに感情は大きく関わっている、という主張だ。 …反感情主義的な立場のさらに大きな問題点は、それが、実際には、己の目的を達成できないことにある。その立場は、一方で、犯罪者の心情を判断しないという点においては感情を排除するが、他方のより根本的な点、すなわち、なぜ犯罪への罰則が存在するのかを説明する点

                                      法律に「感情」が必要である理由(読書メモ:『感情と法』①) - 道徳的動物日記
                                    • 誰か故郷を想はざる

                                      いしいひさいちのROCAがKindle Unlimitedに追加された 発売から1年の区切りらしい それまでは公式ホームページから通販する以外ほとんど手段がなく、この制限さえなければまだまだロカは遠くへ行けるはずだろうにと思い歯痒かった もしこれを読んでいて、まだROCAを読んでいない諸兄は今すぐKindleを開いて欲しい 今まで注文して振り込みして数日待たないと読めなかったポルトガルカラーの本がすぐ手の中に収まる この1年ありとあらゆる場所で評価されて続けてきたのでご存知かもしれないが、読後は凄まじい衝撃と言い表せない感情に襲われる 衝撃というと地割れとか雷みたいなイメージだが、ROCAのそれは波だった 突然ザーンと襲われて消え、え?と思った瞬間またザーンと襲ってくる、そうしてざらざらと削られるまま立ち尽くしていたら、そのうちに落ち着いた波の音とカモメの声しか聞こえなくなってしまう この

                                        誰か故郷を想はざる
                                      • 【まとめ】honto書店員おすすめより ベストセラーの自己啓発本10選

                                        自己啓発系ベストセラーからわかる一番大事なことは『自己啓発書の源流ともなっている本を読むことで、時代に寄らない本質を理解することができる』ということ。

                                          【まとめ】honto書店員おすすめより ベストセラーの自己啓発本10選
                                        • 「SF少女マンガ全史」書評 広い目配り、黄金期ひもとく|好書好日

                                          SF少女マンガ全史 ――昭和黄金期を中心に (筑摩選書 0276) 著者:長山 靖生 出版社:筑摩書房 ジャンル:コミック・ラノベ・BL 「SF少女マンガ全史」 [著]長山靖生 「SF少女マンガ全史」というタイトルにいい意味で裏切られた。宇宙探検や未来の科学を主要素とした作品群の紹介を想像していたら、それだけにとどまらない。少女マンガの歴史全体を辿(たど)りつつ、それがSF文化といかに密接に関わっていたのかが示されている。 水野英子から高野文子に至るまで膨大な作品が言及されるが、とくに萩尾望都など、著者がSF少女マンガの黄金期とみなす1970年代半ばから80年代半ばに活躍した作家の記述は多い。日本SF大賞の選考委員でもあった著者によると、筋道立った空想的設定を用いて世界の見え方を転換させる作品はSFたりうる。ゆえに通常はファンタジー作品と呼ばれる作品にも本書は目配りしている。少女マンガでは

                                            「SF少女マンガ全史」書評 広い目配り、黄金期ひもとく|好書好日
                                          • 9回出撃して、9回生きて帰った特攻隊員の「その後の人生」(鴻上 尚史)

                                            仲間が次々死んでいくなかで… 9回出撃して、9回生きて帰ってきた特攻隊員がいました。 それも、陸軍第一回の特攻隊『万朶隊』の隊員でした。名前は佐々木友次。当時、21歳の若者でした。 とうとう、佐々木友次さんの人生を描く本を出せることになりました。今年の8月に僕は『青空に飛ぶ』(講談社)という、いじめられている中学2年生の男の子が、生き延びた特攻隊員と出会う小説を書きました。死のうと決めていたのに、彼を知って、もう一度生きることを選ぶようになる物語でした。 その特攻隊員が佐々木友次さんでした。僕は、僕自身が作り上げたフィクションの人物が、ノンフィクションの佐々木さんに出会うという、フィクションとノンフィクションを合体させた物語を書きました。 が、今回の『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』は小説ではなく、完全にノンフィクション、佐々木友次さんの人生そのものを書きました。二つの形で、佐

                                              9回出撃して、9回生きて帰った特攻隊員の「その後の人生」(鴻上 尚史)
                                            • ジャズ喫茶いーぐるの現代ジャズ入門

                                              シーンの最先端を行く「現代ジャズ」の魅力を、ジャズ喫茶のオヤジが徹底解説! こんなに面白い音楽を聴かないなんて、もったいない! そもそもジャズとは何なのか、その特徴や魅力とは──まずはそこを踏まえつつ、丁寧、明快かつシンプルに「現代ジャズ」の面白さを解き明かす新たな試み。一見異質でハードルが高そうな「現代ジャズ」も、伝統的・正統的な「ジャズ」の延長線上にあるのだ。四谷の人気ジャズ喫茶「いーぐる」の店主である後藤雅洋が、すべてのジャズ・ファンに現在進行形のジャズに触れて欲しいと、論評とアルバム解説200枚(すぐに聴けるQRコード付き)で読者の背中をグッと押す。 【CONTENTS】 まえがぎ 序章 第1章 現代ジャズ紹介──伝統的ジャズと連続性を持つ現代ジャズの特徴 ①「ポピュラリティの復権」〜ヴォーカル、コーラスの多用〜楽曲の重視 ②「混合・融合音楽としてのジャズ」〜“サウンド”の復権 a

                                                ジャズ喫茶いーぐるの現代ジャズ入門
                                              • 【傾聴】『プロカウンセラーの こころの声を聞く技術 聞いてもらう技術』諸富祥彦 : マインドマップ的読書感想文

                                                プロカウンセラーの こころの声を聞く技術 聞いてもらう技術 (SB新書) 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「Kindle本 ポイントキャンペーン」の中でも個人的に読んでみたかったコミュニケーション本。 特に本書のテーマでもある「傾聴」は、現代社会では必須のスキルだと思います。 アマゾンの内容紹介から一部引用。本書は、「こころのつながりの不全」を感じている方々のために、具体的な対処法を示す本です。 「もっとしっかり、つながりたい」 「もっと話を聞いてほしい」 「わかってほしい」 そんな気持ちを叶えるための具体的な対処法を示した本です。 また同時に、周囲にいるほかの人が、その気持ちに応えるために、「もっとうまく話を聞ける人間になりたい」「もっと気持ちをわかりたい」そのためにはどうすればいいか、その技術を具体的に示した本です。 中古に送料を足した金額よりは、このKindle版が

                                                  【傾聴】『プロカウンセラーの こころの声を聞く技術 聞いてもらう技術』諸富祥彦 : マインドマップ的読書感想文
                                                • ロペス、ナナイ、リグル『なぜ美を気にかけるのか:感性的生活からの哲学入門』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

                                                  なぜ美を気にかけるのか: 感性的生活からの哲学入門 作者:ドミニク・マカイヴァー・ロペス,ベンス・ナナイ,ニック・リグル勁草書房Amazon 遅くなってしまったが、訳者の森さんから頂いた『なぜ美を気にかけるのか:感性的生活からの哲学入門』の感想を書いておく。 【翻訳が出ました】ロペス、ナナイ、リグル『なぜ美を気にかけるのか:感性的生活からの哲学入門』 - 昆虫亀 本書は、ドミニク・ロペス、ベンス・ナナイ、ニック・リグルという三人の気鋭の美学者による初学者向けの美学の本だ。美容の本みたいなタイトルだが、美容も含め、どうして楽器を弾いたりおしゃれをしたり花を愛でたりするのか——つまり、そもそもなぜ美的なものに関わるのか——についての本である。本書の言葉で言えば、どのように生きるべきかという「ソクラテスの問い」に関連して、美が良き人生にどう貢献するのかという問題を扱っている。 個々の章には個別に

                                                    ロペス、ナナイ、リグル『なぜ美を気にかけるのか:感性的生活からの哲学入門』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
                                                  • <書評>『エビデンスを嫌う人たち 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?』リー・マッキンタイア 著:東京新聞 TOKYO Web

                                                    <書評>『エビデンスを嫌う人たち 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?』リー・マッキンタイア 著 リー・マッキンタイアは「現代人は『ポスト真実(トゥルース)』の時代に生きているのではないか」という問いかけから出発して一冊の本を書き、「今日の現実の否定のルーツが、科学の否定の問題に直接さかのぼれる」との結論を得た科学哲学者である。そして今度は、「科学を批判者から擁護する」策を実践するためオフィスを出て、まず「地球は平らだと主張する地球平面説(フラットアース)」の信者たちが集まる国際会議に潜入する。 「気をつけなさい。私は人々の教化について研究したけど、球体主義者はみんな洗脳されているはずだから」という「創造主」を自認する高齢女性とか、ジェット機による移動の歴史はすべてインチキだと信じている若い男とか、「エビデンスを嫌う人たち」の生態がユーモラスに紹介されていて面白い。 ひょんなきっか

                                                      <書評>『エビデンスを嫌う人たち 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?』リー・マッキンタイア 著:東京新聞 TOKYO Web
                                                    • 【書評家・豊崎由美さんの読み方】一冊の本、いったい何回読むんですか? | くらし | クロワッサン オンライン

                                                      この時季のゆらぎ肌はやっかいだから…。 角層細胞レベルの乾燥を予防する〝ゲル美容〞で肌を健やかな状態に! #PR 切れ味鋭い書評で知られる豊﨑由美さんは、文字どおり本に囲まれて暮らす読書好き。2LDKの仕事場と3LDKの自宅があり、両方の壁という壁が本棚で、床にも所狭しと本が積まれているという。いったい月に何冊読むのか。尋ねると、「私はそんなに多くないです。エンターテインメント系の書評家には月に30〜40冊読む人もいますが、私は12〜20冊くらい」。 豊﨑さんの専門は、海外の主流文学や日本の純文学。難解な作品もあり、さっとは読めない分野である上、読書については持論がある。 「本は、たくさん読まなくてもいいんです。深く、丁寧に読むべきです。仕事で資料の数を当たらなければいけないような人以外、早く読む必要もありません。どの本も、時間をかけ、大変な思いで書かれているのですから」

                                                        【書評家・豊崎由美さんの読み方】一冊の本、いったい何回読むんですか? | くらし | クロワッサン オンライン
                                                      • 社会学って何?と思うあなたに 『戦後日本の社会意識論 ある社会学的想像力の系譜』をどうぞ。 - HONZ

                                                        戦後日本の社会意識論: ある社会学的想像力の系譜 (単行本) 出版社: 有斐閣 発売日: 2023/12/4 社会学者、と聞いて、誰をイメージするでしょうか? 古市憲寿さん、岸政彦さん、宮台真司さん・・・。 世代などによって、かなり異なるかもしれません。 今回、わたしが書いた加藤秀俊先生は、どうでしょう(個人的に教えを受けたので「先生」と呼びます)。 この本を校正していた昨年9月に93歳で亡くなりました。最晩年には『九十歳のラブレター』が広く読まれていたので、そのお名前を再認識されたかたも少なくないはずです。 戦後に活躍した社会学者のなかで、最も早く「著作集」を出した人でもありますし、「加藤秀俊データベース」に掲載されている膨大な文章を書かれてきました。少なくともある時期までは、日本で最も有名な社会学者(のひとり)でした。 その加藤先生についての拙文をふくむ『戦後日本の社会意識論 ある社会

                                                          社会学って何?と思うあなたに 『戦後日本の社会意識論 ある社会学的想像力の系譜』をどうぞ。 - HONZ
                                                        • 【毎日書評】問題解決のヒント:「思考実験」でアイデア発想力と論理的思考力を鍛える | ライフハッカー・ジャパン

                                                          疲れやすい、呼吸の浅さを改善。ストレッチポールは毎日使いたいほど気持ちがいい!【今日のライフハックツール】

                                                            【毎日書評】問題解決のヒント:「思考実験」でアイデア発想力と論理的思考力を鍛える | ライフハッカー・ジャパン
                                                          • なぜ有能な経営者ほど「人が育たない環境」を作ってしまうのか?(前編)

                                                            京都生まれ。大手百貨店、コンサルティング会社を経て、1994年船井総合研究所入社。入社以来クライアントの業績アップ技術に強みを持ち、「行列のできるコンサルタント」として、船井総研全コンサルタントの中で、11年連続・実績NO.1など不滅の記録を数々樹立。船井総研を代表する看板トップコンサルタントとして、500人を超えるコンサルティング部門の総責任者を務めた。その後、船井総研ホールディングスの事業開発取締役として、アドテク等の新規事業を手掛け全て成功に導いている。主に住宅・不動産ビジネスのほか、広告企画会社、人材関連ビジネス、ITビジネスなどベンチャー系企業、LOHAS関連ビジネス、富裕層ビジネス、ダイレクトマーケティング、レンタルビジネスなど、常に半歩先を見ながら時代に即した新業態のプロデュースを手がけている。これまで手がけたクライアント数は300社を超え、各業界でも注目の会社も多数手がけて

                                                              なぜ有能な経営者ほど「人が育たない環境」を作ってしまうのか?(前編)
                                                            • "いい人"ほど「なぜ不幸になりやすい?」根本理由

                                                              コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                                                "いい人"ほど「なぜ不幸になりやすい?」根本理由
                                                              • 『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房) - 著者:大澤 真幸 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                著者:大澤 真幸出版社:筑摩書房装丁:単行本(ソフトカバー)(456ページ)発売日:2023-06-28 ISBN-10:4480867430 ISBN-13:978-4480867438 内容紹介: 終焉が予感されつつも〈その先〉が見えない資本主義。精神的・社会的現象として再定義し、資本主義概念を刷新。〈その先〉へ行くための原理を示した決定的論考! 時代精神の運動、捉える想像力ポスト冷戦は、世界中が資本主義にすっぽり包まれる時代。逃げ場のない牢獄だ。出口はないのか。ほこりを被っていた社会主義やコミュニズムが注目を集めている。 大澤真幸氏は言う。資本主義の終わりは想像しにくい。ならば<その先>を考えよう。まず資本主義がどんな運動だったかふり返るべき。マルクスの価値論、ヴェーバーの救済予定説…。正統な議論を追うと、利潤のあくなき追求が、自然科学や小説を含むもっと大きな時代精神の運動の一部なの

                                                                  『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房) - 著者:大澤 真幸 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                • 「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読んだ - Qiita

                                                                  はじめに オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方 を読みました。 この本は、オブジェクト指向の設計について、Rubyのプログラムをサンプルに、分かりやすく解説されています。 設計について学びたいRubyエンジニアにおすすめできます。 これを学ぶことで、変更しやすい、メンテナンス性の高いコードを書くための考え方が身につけられます。 メンテナンス性の高いコードを書きたいと思っているRubyエンジニアは、個人的には、リーダブルコードの次に読むべき本だなと感じました。 (リーダブルなコードについては前提として知っておいたほうがいいです) どうしてこの本を読んだのか クラスの設計、インターフェースの設計に苦手意識を持っており、元々社内でも多くの人がおすすめしている本だったので、読んでみようと思いました。 今まで、インターフェースを使ったオブジ

                                                                    「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読んだ - Qiita
                                                                  • ジョナサン・ハイトの新刊『不安の世代』はZ世代のメンタルヘルスへのスマートフォンの悪影響を論証する - YAMDAS現更新履歴

                                                                    www.theatlantic.com 「スマホキッズは大丈夫じゃないで」という記事タイトルがズバリそのままなのだが、アメリカの社会心理学者ジョナサン・ハイトの新刊 The Anxious Generation は、スマートフォンが今の若者、つまりはZ世代に深刻な悪影響を与え、精神疾患の蔓延を引き起こしていると説く本である。 この人の前作が『傷つきやすいアメリカの大学生たち』だったことを考えると不思議ではない展開だが、以下の表現はすごいな。 2010年代初頭、人類は自分たちの子供に対する最大の野放図な実験として、Z世代にスマートフォンを与え、火星に送って育てたようなものだ。 この本では、2012~2013年に若者のメンタルヘルスが崖が落ちるがごとく悪化したことをデータとともに示しており、それはつまりはスマートフォンが若者世代にも急速に普及した時期と重なるということですね。 これは来年あたり

                                                                      ジョナサン・ハイトの新刊『不安の世代』はZ世代のメンタルヘルスへのスマートフォンの悪影響を論証する - YAMDAS現更新履歴
                                                                    • 【勉強法】『勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬』海外塾講師ヒラ : マインドマップ的読書感想文

                                                                      勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、先日の未読本・気になる本の記事の中でも、人気が高かった勉強本。 YouTubeで活躍されている、「海外塾講師ヒラ」さんの商業出版デビュー作になります。 アマゾンの内容紹介から一部引用。「勉強依存」とは、勉強することがあたりまえになり、勉強になんの抵抗感も持たなくなり、勉強時間を自分から勝手に増やすようになっていくブースト状態のこと。 資格試験・独学・英会話・受験……、当然のこと、勉強しなければ到達しえない目標達成までの最短距離を突っ走り、依存前には想像もできなかった報酬を得ることができるのです。 では、いかにすれば勉強麻薬を摂取し、勉強依存状態になることができるのか? これまで1000人以上の生徒を直接指導し、勉強依存にしてしまった著者が、再現性が担保された、多くの方々に当てはまる実践的かつ汎用性のある方法を本書で伝えます

                                                                        【勉強法】『勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬』海外塾講師ヒラ : マインドマップ的読書感想文
                                                                      • 単体テストの考え方・使い方をマイペースで読んでいる(第4章) - Mitsuyuki.Shiiba

                                                                        単体テストの考え方・使い方を1年ちょっと前に買って、今頃になって少しずつマイペースで読んでいる。著者の考え方が自分とは違う部分があるけど、それはそれでおもしろい。 book.mynavi.jp 第4章を読んだ 昨日いちど第4章を読んで、今日ももういちど読み直した。この章を読み直した理由は、あんまりしっくりこなかったから。でも、別にしっくりこなかった部分については今日は書かない。今日はただのメモ。 この章では、良い単体テストを構成する4つの柱について書かれている。 リグレッションに対する保護 リファクタリングへの耐性 迅速なフィードバック 保守のしやすさ これ自体はとてもよく分かる。単体テストというか、自動テストを考えるときに考えるなぁって気がする。 こんな感じかなぁ 以下、ぼーっとこんな感じかなぁって思った。 UT IT E2E リグレッションに対する保護 ◯ ◎ ◯ リファクタリングへの

                                                                          単体テストの考え方・使い方をマイペースで読んでいる(第4章) - Mitsuyuki.Shiiba
                                                                        • (売れてる本)『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』 山崎元〈著〉:朝日新聞デジタル

                                                                          ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                            (売れてる本)『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』 山崎元〈著〉:朝日新聞デジタル
                                                                          • <書評>『弥生人はどこから来たのか 最新科学が解明する先史日本』藤尾慎一郎 著 :東京新聞 TOKYO Web

                                                                            私が縄文時代や土偶の講演で必ず話す時代区分が、高校日本史教科書改訂で大きく変わった。縄文時代のはじまりが土器の出現を指標に、3千5百年も早まり、約1万6千年前に。弥生時代も、水田稲作のはじまりを指標に約4百年早まり、約2千8百年前にさかのぼることになった。 この約2千8百年前といえば、日本で一番有名な遮光器土偶が東北で作られている時期。縄文びいきの私としても、いくらなんでも早まりすぎではないかと思うが、これが最新科学の手法によって導き出された結果である。 本書には科学的な調査や論考を軸に、著者をはじめとする国立歴史民俗博物館が、弥生時代の新しい時代観をどのように再構築したかが記されている。だが、これがちょっと難しい。「土器型式」という用語で語られる項は、なじみがない人には暗号みたい。 そこを乗り越えると日本人起源論に迫れる。実に多様なDNAを持つ弥生人に驚く。弥生人の骨がもっとも多く出土す

                                                                              <書評>『弥生人はどこから来たのか 最新科学が解明する先史日本』藤尾慎一郎 著 :東京新聞 TOKYO Web
                                                                            • エミコヤマ on Twitter: "Kate Flannery著「Strip Tees: A Memoir of Millennial Los Angeles」 https://t.co/SjRdDE3gWr 衣料品メーカー・アメリカンアパレルがカリスマ的な創業者のもと急成長していた時期に同社で働いていたミレニアル世代の著者が、良心的経営・性の解放といったスローガンに騙されてカルト的な… https://t.co/cZqiaBqNsg"

                                                                              • <お勧め本>ウクライナ侵略を考える―「大国」の視線を超えて 加藤直樹著|チェチェン連絡会議

                                                                                2024年4月に発行された本書は、私がウクライナ問題で感じていた日本での違和感にきちんと応えてくれる内容でした。あとがきに「それでも、あまりに歪んだ議論が横行している中で、私の立場から言わなくてはいけないことがあると思ったのである。平和を掲げる人びとが、侵略されている国の人びとを侮辱し、軽視し、さらには無視するという倒錯が、私には耐え難かった。」とありますが、まさにそれは私の思いでもありました。 著者の加藤直樹さんはけっしてウクライナやロシアの専門家ではありません。朝鮮・中国などの東アジア問題などにずっと関心を持ち、その関連の文章を書いてきました。その加藤さんがウクライナ問題に関心を持ったのは2022年2月24日のロシア軍のウクライナ侵攻以降でした。ロシアのプーチン政権によるウクライナ全面侵略に衝撃を受けましたが、それ以上にその後の日本での言説に衝撃を受けました。いつもは侵略や植民地主義に

                                                                                  <お勧め本>ウクライナ侵略を考える―「大国」の視線を超えて 加藤直樹著|チェチェン連絡会議
                                                                                • "バキバキ童貞"ことぐんぴぃが『百年の孤独』を激推し&語り尽くす! - エンタメ - ニュース

                                                                                  「文庫化したら世界が滅びる」といわれた名著が、まさかの文庫化! 世界滅亡前に読んでもらうために、実は読書家のぐんぴいが立ち上がる! 46言語に翻訳され、5000万部を売り上げている世界的ベストセラー『百年の孤独』が、ついに文庫化! マコンドという架空の村を舞台に、村の創設者一族ブエンディア家の100年間を描いた小説だ。 そんな本書を「今まで読んだ本の中で一番面白い」と公言するのが、芸人・YouTuberとして八面六臂の活躍を見せている"バキバキ童貞"ことぐんぴぃ氏。いったい何が彼をとりこにしたのか? 伝説の名著の魅力を存分に語ってもらった! ■大ヒロイン級美人が空に飛び、消える...... ――ぐんぴぃさんはかなりの本好きとのことですが、ガルシア=マルケス【解説①】の『百年の孤独』とはどう出合ったんですか? ぐんぴぃ 最初に知ったのは大学生の頃に読んだ『考える人』(新潮社)という雑誌の「海

                                                                                    "バキバキ童貞"ことぐんぴぃが『百年の孤独』を激推し&語り尽くす! - エンタメ - ニュース