津久井やまゆり園の事件から3年、地域で、司法で起こっていること7月26日。相模原市の「津久井やまゆり園」で、障害のある入所者19人が殺害され職員を含む27人が負傷した事件から、3年が経過します。 事件が起こった津久井やまゆり園は、現地での再建の方針。施設で過ごすのか、地域で暮らすのか、入所者120人への意思確認が進められています。 殺傷事件の実行者である植松被告。横浜地裁での初公判は来年2020年の1月8日と決定しました。 残された遺族の方々の痛みや悲しみ。入所者の今後の暮らしの選択。司法の場での審判。何一つ「終わった」とは言えない状況で、事件そのものについて、遺族や入所者、被告個々人について、何かを語ることはとても難しい。 それでも3年が経った今日、何か語るとしたならば、ひとつ確かに向き合わなければならないのは、事件が私たちの生きる社会に投げかけた、「生産性」を巡る問いについてです。 誰