東レは衣料など商品の在庫管理などに使うICタグを、1枚2円以下と従来の5分の1程度のコストで生産できる技術を開発した。情報などを記録する集積回路を特殊な素材で直接印刷し、生産工程を大幅に減らせる。ICタグはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」にとって重要な部品だ。価格が大幅に下がり、関連サービスの普及を後押しすることになる。東レは2022年度にもICタグ事業に参入する。ICタグはICチップ
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
大手繊維メーカー「東レ」の子会社が中国に輸出していた炭素繊維が、長年にわたって許可なく中国国内のほかの企業に流出していたことがわかり、経済産業省は外国為替法に基づいて警告し、再発防止と輸出管理の徹底を求めました。 炭素繊維は鉄よりも軽くて丈夫で、航空機や自動車などに幅広く使われていますが、高性能な製品は軍事転用も可能なため輸出の際には国の許可を取り輸出先や使いみちを厳しく管理する必要があります。 経済産業省によりますと「東レ」の子会社の「東レインターナショナル」は炭素繊維を中国に輸出していましたが、現地の輸出先から国が許可していない中国国内の複数の会社に数年にわたって流出していたということです。 ことし8月に会社から報告があり、経済産業省が立ち入り検査などを実施した結果、確認されたということです。 炭素繊維の輸出先や使いみちを確認する審査を現地の社員に一任し、審査が不十分だったということで
マスク不足が続く中、大手繊維メーカーの「東レ」はマスクに使われる不織布の生産ラインを国内に新たに作るなどして、供給量をこれまでの2倍以上に拡大することを決めました。 しかし、マスク不足に対応するため来月から、海外工場の生産をおよそ6000万枚分まで増やすほか、来月以降は滋賀県の工場に新たに生産ラインを立ち上げ、およそ2000万枚分の不織布を生産することにしています。 生産量は、これまでの2.6倍となり、国内のマスクメーカーに1か月あたりおよそ8000万人分の不織布を供給できるということです。 「日本不織布協会」によりますと、不織布は全体の4割が輸入に頼っていてそのおよそ半分が中国からとなっていますが、新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、調達が難しくなっているということです。 このため「旭化成」や「三井化学」などほかの大手化学メーカーも国内での不織布の増産に乗り出していて、生産体制を拡充
0.8nmという微小な孔の直径のばらつきを抑え、水中に溶解しているイオン・有機物の選択分離性を高めた。加えて、表面をひだ状に形成して表面積を約3倍に増やして透水性を高めている。(出所:東レ) NF膜(ナノろ過膜)は液体をろ過する水処理膜の一種だ。新開発したNF膜(以下、新NF膜)は、水に溶けた状態で0.76nmというLiイオン(1価イオン)は通すが、0.85nmのコバルト(Co)などの2価イオンは通さないという高い選択分離性を持つ。加えて、従来のNF膜に比べ、透水性を約3倍に高めてろ過に必要となるエネルギーも低減している。 孔の直径のばらつきを小さく 水処理膜にはnmオーダーの極めて微細な孔がある。その孔の直径によって主に4種類に分類される(図2)。海水の淡水化などに使われるRO膜は直径が1nmよりも小さい孔で、水しか通さない。それよりも少し大きい、とはいえ1~10nm程度の小さな孔が開い
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株価検索 中⑤企画-->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">
東レの背信 LEVEL3 化学メーカーの東レで、新たな品質不正の存在が判明した。東レは2017年に子会社の東レハイブリッドコード(THC)で品質データの偽装が発覚。22年には難燃性の国際規格と建材を巡る品質不正が相次いで明るみに出た。今回新たに判明したのは、高架鉄道の防音壁として設置されている繊維強化プラスチック(FRP)高欄の欠陥で、近隣住民の安全を脅かす剥落なども起きている。事態を重く見た東レは無償交換に動き始め、対象は全国に拡大する可能性が高い。過去の不正で再発防止策が策定されたにもかかわらず、東レはなぜ不正を繰り返すのか――。その真因に迫る。 バックナンバー一覧 不祥事が相次ぐ東レで、新たな品質不正が発覚した。高架鉄道の防音壁に使用される東レ製の高欄が、設置からわずか5年でひび割れるなど激しく劣化し、高架下の遊歩道に剥落したのだ。原因は製作時の不具合とされる。問題の高欄は、九州旅客
予定はいつも未定です。毎度ながら衝動的に売買ジャッジしていますが、今回もまた突如、これからオリンピック休暇で4連休に入るリスク回避の為、一気に5銘柄を売却し、現金ポジションを増やしました。今日の終値で、▲8,587円の含み損と昨日から約+55,000円上昇しています。前日までの確定利益は+260,173円となりました↓ 株で稼ぐ Kensinhan の投資ブログ 株式投資評価損益 売却した5銘柄は、エムスリー(2413)100株、コカ・コーラボトラーズJHD(2579)200株、東レ(3402)500株、NEC(6701)100株、ANA(9202)200株です。この5銘柄トータルでの確定損益はとんとんくらいです。 ということで、現時点で保有する日本株は、今が底値だと思って買った三菱瓦斯化学(4182)400株と今後のインバウンド期待で今が大底とだと見て買った花王(4452)100株と上が
繊維トレンド 2015 年 7・8 月号 58 1 � 衣生活スタイルの変化に加えて、高価格化戦略と押し付け販売などの反動で毎年5 ~ 10%のペースで縮小 してきた着物の消費市場ではあるが、各種統計数値をみても 2014年初め頃から顕著に復活の兆しを見せ ている。 2 � 今、着物の世界では既存流通が関わることなく、着る人と作り手のダイレクトなコミュニケーションの中 で大きな胎動が始まっている。 3 � ある意味で消費者を裏切り続けてきた旧来型の着物ビジネスや着物の流通は、消費者から ‘NG’ を出され ており、上記の流れの外にある。 4 � 一方で、上記旧来型の呉服専門店や売場とは一線を画して、仕入れ・取引形態、モノづくり、品揃えなど につき新しい事業コンセプトで新しい世代の顧客を取り込んでいる先進的着物専門店が台頭してきている。 5 � 今回のレポートでは、和に対する憧れや
コロナ禍に見舞われた世界の経営者の多くは、社会貢献や公益を意識し、短期の利益主義から距離を置き始めた。日本の素材業界を代表する高収益企業の東レはかねて四半世紀、半世紀といったスパンで研究開発に取り組んでいる。長期戦略が注目を浴びる時代。先駆者といえる大手が長年かけて培ってきた仕組みを取材した。 4月下旬、東レは主力事業の一角である炭素繊維の価格を2割程度引き上げることを決めた。原料価格の高騰や物流費の上昇で増えたコストを新規契約分に転嫁する。価格を原料費などと連動させる契約をしていない全製品が対象で、値上げは4年ぶりとなる。 この知らせにサプライチェーンを構成する取引業者は驚いた。足元では炭素繊維の取引が弱含みにみえるからだ。コロナ禍で米ボーイングが787を減産。東レの炭素繊維事業は、売上高の半分を占めていた航空機向け需要の落ち込みで、21年3月期に11期ぶりに赤字に転落した。 コロナ1年
東レは、マイクロLEDディスプレーの製造プロセスで、LEDチップを配線基板に接合するための微細な端子(バンプ)を形成するための接合材料を新たに開発した。これまでは低温低圧プロセスと微細加工を両立させるのが難しかったが、新材料では直径5μmと微細なバンプ形成が可能で、しかもプロセス温度や圧力も大きく低減した。これで、この次世代ディスプレーの製造に関するミッシングリンクが埋まり、市場で離陸する準備が整ったといえる。 マイクロLEDディスプレーは、ディスプレーを構成する赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各画素の光源にLEDチップを用いた次世代ディスプレー。液晶ディスプレーと異なり自発光型でコントラストが高く、低消費電力である。また、同じ自発光型の有機ELディスプレーに対しては、はるかに高輝度、長寿命で、性能上は究極のディスプレーになり得る。2014年には米Apple(アップル)がマイクロLED
2019年9月15日から9月22日まで東レ・パンパシフィック・オープン(ハード)が日本で開催されます。シングルスの組み合わせが発表され、世界ランク4位の大坂なおみ選手が2回戦から登場します。昨年の東レ・パンパシフィック・オープンで準優勝をしている大坂なおみ選手。今年も良い成績を残せるかどうか注目しつつ、大会日程・予定時間・試合結果・テレビ放送予定を中心にお伝えします。 ■ 9月22日(日) 大坂なおみ選手が決勝戦に登場。世界ランク41位のパブリュチェンコワ選手にセットカウント2-0で勝利。地元大阪の地で、みごと優勝しました。 ■ 9月21日(土) 大坂なおみ選手の準々決勝、準決勝で連勝。1日で2試合を戦いましたが、試合後の記者会見では「それほど疲れた感じはない。この大会に臨むにあたって非常にいい調整をしてきた。十分にやっていたので、それが役立っている」とコメント。 ■ 9月20日(金) 大
大手繊維メーカーの東レは、製造している樹脂製品で、第三者機関の認証を得る際に不適切な対応をしていたと明らかにしました。製品の検査に対して、あらかじめ用意したサンプル品を提出し、基準を満たしているように見せかけていたということで、会社は調査委員会をつくって、いきさつを調べるとしています。 東レの発表によりますと、不適切な対応が行われていたのは、家電製品や自動車などに使われている6つの樹脂製品です。 アメリカの第三者機関から「難燃性」という、燃えにくさに関する規格の認証を得る際、この機関が実施する検査に、あらかじめ用意したサンプル品を提出し、基準を満たしているように見せかけていました。 12月、社内アンケートで明らかになり、詳しく調べた結果、千葉県市原市と名古屋市の工場で不適切な対応が確認されたということです。 これらの樹脂製品を使った家電製品や自動車などで、事故の報告は今のところないとしてい
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
仕掛けられた「枕営業」 「会った記憶は、うっすらとしかありません。食事した記憶もない。ただ、書かれたようなことはありません。事実無根です」 11月5日午前10時、東京地裁の法廷で証人を被告人や傍聴人の視線から守るための衝立の内側で、マンション販売などを営む不動産会社のA社長は、言葉を選びながら尋問する検事に答えていた。 記憶があいまいな相手は、数年前、東レキャンペーンガールに選ばれたBさん。選ばれる前年、2人は都内ホテルで食事し、カラオケルームに行った。そこで30万円を渡したA社長は「わかっているんだろう」と関係を迫ったという。 未遂に終わったというが、これがBさんの所属事務所社長の仕掛けた「枕営業」であることが、Bさんの事務所移籍に伴う民事訴訟で明らかになる。 このトラブルで、Bさんはキャンペーンガールの内定を取り消された。その“恨み”もあってBさんは、被告となった移籍した事務所側の証人
東レの背信 LEVEL2 今年1月、樹脂製品の安全認証の不正取得が発覚した化学メーカー、東レ。6月の株主総会は「他に不正はない」と答弁し乗り切ったが、実は新たに重大な品質不正が発覚していた――。ダイヤモンド編集部は4月配信の特集『東レの背信』に続き、就任12年目となる日覺昭廣社長「公益資本主義体制」の暗部を追及する。 バックナンバー一覧 東レ子会社の東レ建材(東京都中央区、小川淳一社長)で、国土交通大臣から不燃材料の認定を受けている建設資材の一部が、20年近く不適切な生産方法で製造・出荷されていたことが、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。今年3月に報告を受けた国土交通省が調査に着手している。特集『東レの背信 LEVEL2』(全4回)の#1は、その詳報をお届けする。(フリーライター 村上 力、ダイヤモンド編集部副編集長 重石岳史) 大臣認定と異なる方法で建材を生産 延べ床100平方メートル
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株価検索 中⑤企画-->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">
1990年東京生まれ フリーライター 女性週刊誌などで取材記者として活動 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 樹脂ケミカル事業部がULの不正の火消しにあたっていた2016年7月頃、東レ子会社「東レハイブリッドコード」で、タイヤ補強材の品質不正が発覚。東レは1年後の2017年11月に会見で不正を公表した Photo:Bloomberg/gettyimages 日本を代表する化学メーカー、東レ(日覺昭廣社長)で今年1月末、家電製品や自動車部品に使う樹脂製品の安全認証での不正行為が明らかになった。製品特性の一つである燃えにくさについて、アメリカの第三者安全機関であるUL(アンダーライターズ・ラボラトリーズ)から認証を得る際に、実際の製品とは異なるサンプルを提出するなどして
ホーム 先端材料・部材 東レ、グリーン水素製造HC電解質膜、PEM型でシェア独占へ - 化学工業日報 東レは、グリーン水素を製造する固体高分子(PEM)型水電解装置の電解質膜として使われている主流のフッ素系膜について、ほぼすべて同社の炭化水素系(HC)電解質膜への置き換えを目指す。現在は国内外でHC電解質膜の実証を重ねている段階だが、2025年以降には膜の供給を中心にさまざまな装置メーカーと共同で膜の価値最大化につながる運転や管理方法を検証することで、世界規模で水素関連ビジネスを大型化させる狙い。「PEM型のマーケットはすべて獲得するつもりで手がけている」(同社)。続きは本紙で プロトンの伝導性が高いほかガスの透過性が低く高強度で、150度C以上の耐熱性も併せ持つ 実証を行った米倉山電力貯蔵技術研究サイト 記事・取材テーマに対するご意見はこちら PDF版のご案内
再生可能エネルギーの電力を運搬できるようにする、あるいは長期貯蔵できるようにする「グリーン水素」に変換する水電解技術でも激しい開発競争が始まっている。これまで国内勢はその開発や事業化で出遅れていたが、ここへきて急速に巻き返しつつある。例えば東レは、今までほぼ業界標準だったフッ素系電解膜「Nafion」を諸性能で超える炭化水素系電解質膜を開発し、海外メーカーから引き合いが殺到している。東レはこの技術を武器に国内外での事業化を着々と進めている。 「世界中の水電解装置メーカーから引き合いが多数ある」(東レ HS事業開発推進室 主席部員 先端材料研究所 主席研究員の出原大輔氏)――。 東レが開発したのは、「PEM(Proton Exchange Membrane)形」水電解装置のセルスタックにおいて、正極と負極間でプロトン(H+)をやり取りするためのイオン交換膜。この膜自体をPEMと呼ぶ。 現在の
婦人向けアパレルの企画・製造・販売などを手掛けるアパレルアイは、4月17日午前10時から、東レ生地を使った洗えるマスク「洗えマスク」を販売する。販売は同社専用のWebショップで行われ、4回にわたって提供する。 小(こども用)の装着イメージ 生地はUVカットで伸縮性に優れる東レの「シェルタリングホワイト」を使用し、あごまで覆える形状。顔へのフィット性も高く、耳が痛くなりにくいという。利用者がカットしてサイズを微調整することも可能。同社は自社製造したマスク 5,000枚を広島県内の小中学校に寄付したが、マスク不足が解消されない状況を鑑みて継続的な製造、販売を決定したという。 サイズは小(こども用)、中(大人用普通サイズ)、大(大人用大きめサイズ)の3種類で展開。価格は1セット2枚入りで1,000円(税込、送料別)。購入は1度に各サイズ2セット(計6セット)までとなる。 販売スケジュールは下記の
東レはアパレルの在庫管理などに使用するRFIDタグで、従来の5分の1以下のコストで製造できる技術を開発した。従来の複雑な製造法ではなく、電子回路を直接プリントする技術を使うことで、大幅に生産工程を削減できる。RFIDタグは、RFIDインレイ(アンテナ付のICチップ)を紙のブランドタグや値札の中に挟み込んで製造。主要なサプライヤーは現在テンタックやナクシスなど織ネームやブランドネームから業容を発展させてきた企業だが、東レは「インレイだけでなく、完成したタグ供給も視野に入れる」という。 RFIDインレイをプリントして製造する技術自体は従来から知られていたが、電波をうまく飛ばすことができなかったという。東レは自社開発で導電性のカーボンナノチューブを開発。直接プリントによるRFIDインレイの開発にこぎつけた。東レは従来5〜10円と言われているRFIDインレイの価格を1〜2円にまで引き下げる。来年3
東レは炭素原料でICチップを直接印刷する「プリンテッドICタグ」を単価2円以下で商品化し、22年にもICタグ事業に参入する。これによりICタグの普及が爆発的に加速するのはもちろん、画像解析AIとICタグが競い合うリテールDX(デジタルトランスフォーメーション)のトレンドも大きく変わるのではないか。 単価2円の衝撃! この「プリンテッドICタグ」は高電導性の高強度カーボンナノチューブ(CNT)でICチップ回路を直接印刷するもので、低コストRFIDタグのみならずバイオセンサーにも活用できる画期的なものだ。技術そのものは東レが17年2月に発表済みだったから、読み取り精度と量産技術にめどがついて商品化にこぎ着けたと思われる。 耐水性や耐熱性、洗濯堅牢性など、どこまでクリアされての「2円」なのかはまだ明らかにされておらず、水気のある生鮮食品や加熱提供する惣菜、繰り返し洗濯するレンタルユニフォームなど
東レは水素関連事業の売り上げについて、「中期経営計画」の最終年度である2025年度に、22年度比3倍の600億円を目指す。同社は燃料電池向けの電極基材のほか、水素を製造する水電解装置の中核部材である電解質膜などを手がけている。水素関連事業を含むサステナビリティイノベーション事業全体では、25年度に22年度比1・2倍の1兆6000億円の売り上げを目指す中、クリーンエネルギーとして注目される水素製造に関わる製品群で攻勢をかける。 日覚昭広社長は「当初は燃料電池関連の需要が増えると思っていたが、(水素ステーションなどの)インフラが少なく、(乗用車の普及には)時間がかかる。エネルギーとしての水素の方が伸びてくるのでは」と認識。「50年に世界のエネルギーの半分を占めるのではないか」とも予想する。 22年には、山梨県、東京電力ホールディングス(HD)と、やまなしハイドロジェンカンパニー(甲府市)を設立
東レの背信 LEVEL3 化学メーカーの東レで、新たな品質不正の存在が判明した。東レは2017年に子会社の東レハイブリッドコード(THC)で品質データの偽装が発覚。22年には難燃性の国際規格と建材を巡る品質不正が相次いで明るみに出た。今回新たに判明したのは、高架鉄道の防音壁として設置されている繊維強化プラスチック(FRP)高欄の欠陥で、近隣住民の安全を脅かす剥落なども起きている。事態を重く見た東レは無償交換に動き始め、対象は全国に拡大する可能性が高い。過去の不正で再発防止策が策定されたにもかかわらず、東レはなぜ不正を繰り返すのか――。その真因に迫る。 バックナンバー一覧 欠陥が見つかった東レ製の鉄道用高欄は、国が推し進める「開かずの踏切」対策で全国各地に設置された。鉄道高架化工事は財源の9割を国と自治体が負担しており、事実上、国民が東レの欠陥製品をつかまされた形だ。さらにダイヤモンド編集部
出光興産と東レは、世界最高レベルの発光効率と寿命を持つ有機EL素子の開発に成功した。有機ELの低コスト化、省電力化につなげる。 出光興産と東レは25日、次世代方式として有力視される有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子の開発で、世界最高レベルの発光効率と寿命を達成したと発表した。テレビやスマートフォンのディスプレイに活用される有機ELの低コスト化、省電力化に加え、表現できる色を幅広くできる高性能化が可能になるという。2022年の製品化を目指す。 現在の有機ELでは、蛍光材料、リン光材料が一般的。だが、蛍光材料は、発光効率が悪く、リン光材料はインジウムや白金などのレアメタルを使うため、高コストとなることや、発光スペクトル幅が狭いなどの欠点があった。 出光、東レが開発した熱活性化遅延蛍光(TADF)材料と赤色蛍光材料を用いた有機EL素子は、発光効率が高く、レアメタルを使用せず、蛍光材料と同じ
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く