新型コロナの影響で生活が苦しくなり、住まいを失った人たちは、厳しい寒さの中、どのように過ごしているのだろうか−。困窮者支援を続ける社会福祉士の根本真紀さん(41)=埼玉県川口市=らと10日未明、新宿駅周辺を見て回った。 (中村真暁)
新型コロナウイルスの感染拡大で、感染したにもかかわらず東京都内で入院できない自宅療養者が2万人を超える中、与党やインターネットなどで「東京オリンピックの選手村を活用すべきだ」という声が日増しに高まっている。海外ではイベント会場や体育館を利用する、いわゆる「野戦病院」で対応したケースもあり、病床確保の有効な手段にも思えるが、都は具体的に検討はしていないという。 コロナ対策の根拠となる新型インフルエンザ等対策特別措置法では、都道府県知事に対し、病院など医療機関が不足し、医療の提供に支障が生じた場合、臨時の施設を開設して医療を提供しなければならないと定めている。厚生労働省によると、「臨時の施設」には体育館やプレハブの建物を利用するケースも想定されるという。厚労省の通知では、医師は日中1人(夜間は電話などで連絡できれば可)、看護師は常時1人の配置を求めている…
何度も繰り返し、見えにくい生活困窮者、貧困層の実態を軽視する麻生太郎財務大臣(写真:ロイター/アフロ) 麻生太郎財務大臣「お金に困っている方の数は少ない」麻生太郎財務大臣が今度は「お金に困っている方の数は少ない」と発言した。 新型コロナ禍で困っている方たちからの相談は相次いでおり、「明日は我が身」と感じている方も多い。 共同通信の世論調査(10月19日)でも、新型コロナウイルスの感染拡大による生活不安に関しては「感じている」と「ある程度感じている」を合わせると72.9%に上った、という。 市民の大半が生活不安を感じている最中での発言である。 麻生太郎副総理兼財務相は24日、新型コロナウイルス対策で配られた一律10万円の「特別定額給付金」の多くは貯金に回り、景気浮揚効果は限定的だったとの認識を示した。 福岡市で開いた自身の政治資金パーティーで「(個人の)現金がなくなって大変だということで実施
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 202
生活困窮者、自殺者の増加という社会危機新型コロナウイルス感染拡大の第三波が日本全体を覆っている。 その影響から、各飲食店への営業自粛要請も始まっている。 第一波、第二波でも同じだったが、また経済活動が一定期間止まる産業や地域も出てくるだろう。 政府による緊急対応も続いているが、どの緊急経済対策も時限付き、一度きり、というものも多く、生活保障制度としては不十分である。 すでに生活福祉資金貸付制度、住居確保給付金制度、持続化給付金、雇用調整助成金や休業支援給付金、特別定額給付金なども支給済みで、あとはどうしたらいいのか、という相談が増えてきた。 先行きの見えない状態から10月の統計でも自殺者数が対前年度比で急増している。 なかでも20代、40代の働く年齢層の女性の自殺者数は異常な伸び率を示した。危険水域である。 この働ける年齢層の人たちは稼働収入(働いて得た収入)で生活している人も多く、収入減
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 メディ
誰も頼れず孤独死も…… 新型コロナがあぶり出す、家族と社会の“ひずみ”:河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(1/5 ページ) 新型コロナウイルス感染拡大は、これまでの社会問題を次々と表面化させています。その一つが「孤独死」です。 4月、路上で倒れて亡くなっていた男性が新型コロナに感染していたことが分かりました。男性は倒れる直前、コンビニにふらついた様子で入店し、会計時にはカウンターにうずくまるような体勢でお金を支払ったものの、店員に胸の苦しみや体調不良を訴えることはなかったといいます。その後、「路上に人が倒れている」と通行人から通報があり警察が駆け付け、心肺蘇生など手を尽くしましたが息を吹き返すことはありませんでした。 男性は一人暮らしで、3年前までは認知症の母親を介護していたそうです。ご近所付き合いはあいさつ程度で、町内会などにも入っていなかったそうです。 ……急に呼吸ができなくなり、
かつて日雇い労働者が集まった横浜市中区の「寿地区」では、亡くなった後に引き取り手のいない「無縁仏」を、住民が家族に代わって弔い続けている。市内の寺の墓地に眠る仲間に祈りをささげることが、生きる支えにもなっている人たちがいる。 (米田怜央、写真も) 引き取り手のない死者 亡くなった人に親族がいない場合、第三者が埋葬か火葬すると生活保護法に基づき葬祭扶助が支給される。第三者を含めた葬祭人がいなければ行旅病人および行旅死亡人取扱法や墓地埋葬法に基づき市区町村が行い、遺骨は公営墓地や委託先の宗教施設などに保管。公益社団法人「全日本墓園協会」が2014年、790市区を対象にした調査によると、回答のあった321団体のうち105団体には公営墓地がなかった。 横浜市内を見晴らす高台に墓はある。青葉区恩田町の徳恩寺の合葬墓「千秋(せんしゅう)の丘」の前には、色鮮やかな花が供えられていた。雨がしとしと降る3月
Published 2022/04/30 22:18 (JST) Updated 2022/05/13 14:07 (JST) コロナ禍で減収した世帯に生活資金を公費から特例で貸し付ける制度を巡り、返済が難しく自己破産や債務整理の手続きをした利用者が全国で少なくとも約5千人いることが30日、共同通信の全国調査で分かった。1人で複数回借りる人も多く、貸付件数では約1万8千件に上る。返済困難な金額は回答が得られた分だけで約20億円となった。 特例貸し付けは最大20万円の緊急小口資金と、最大60万円を3回まで貸す総合支援資金の2種類がある。返ってこない分は国庫の負担となる。都道府県の社会福祉協議会が5~6月をめどに返済の要否を知らせる予定で、連絡を機に自己破産などが急増する恐れがある。
マスクをして高架下を通る人たちを眺める路上生活者の男性。拾った2枚のマスクを洗いながら使っている。「拾ったマスクを着けるのは嫌だけど、ウイルスにかかるのも嫌だ」=東京都墨田区で2020年3月22日、滝川大貴撮影 新型コロナウイルス感染拡大の長期化は路上生活者らへの支援にも影響を及ぼしている。集まった人がクラスター(感染者集団)になることを懸念して炊き出しを中止したり、配布するマスクの数を制限したりするなど、支援団体が対応に苦慮している。【滝川大貴】 「嫌だけど…」拾ったマスク着ける 陽気に包まれ桜の開花が一気に進んだ3月下旬の夜、東京・隅田川近くの高架下にしゃがみ込む男性がマスクを着けて歩く花見客を眺めていた=写真。生活物資などを詰め込んだカートの横で、自らも口と鼻をマスクで覆う。現在持っている2枚は、いずれも路上で拾ったものだ。知人からうわさを聞き、新型コロナウイルスへの感染が怖くなって
At least 53 people died, according to government figures, but the Kyodo news agency has put the death toll at 69. The two men had sought refuge at a shelter in Taito, northern Tokyo, but were turned away because the shelters were meant for residents of the ward, a Taito spokesman said. Abe told parliament the men should have been given refuge. “Shelters are supposed to be set up for the purpose of
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 「福祉
新型肺炎問題で寄港拒否が相次いだクルーズ船問題。この件で橋下徹氏が最も憤るのは、日本人5人が乗船していたオランダ船籍の船ウエステルダム号への日本政府の対応である。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(2月18日配信)から抜粋記事をお届けします。 (略) 日本は、いざというとき本気で自国民を守ろうとしないのか…… ダイヤモンド・プリンセス号への日本政府の対応や船の状況が連日報道されているが、さらに僕が気になったのは別のクルーズ船「ウエステルダム号」への対応と状況だ。ウエステルダム号は船内感染の疑いのため、太平洋の沿岸国5カ国から入港を拒否された。 8日に那覇港に寄港予定だったが、日本政府も6日に受け入れを拒否した。 そこでウエステルダム号は進路を変え太平洋をさまよいながら、最終的にカンボジアのシアヌークビル港に13日に寄港することができた。 実は、このウエステルダ
Published 2021/12/18 19:48 (JST) Updated 2021/12/18 20:03 (JST) 障害者の生活上の障壁を除く「合理的配慮」に関し、障害当事者の多くが仕事や職場、公共交通機関で不十分だと感じていることが18日、コンサルティング会社「ミライロ」(大阪市)の調査で分かった。合理的配慮が義務になることを事業者の半数しか知らなかった。東京パラリンピックでは共生社会が理念に掲げられたものの、浸透に課題を残している。 配慮が不十分だと思う日常の場面を身体、視覚、聴覚などに障害のある1105人に複数回答で尋ねた。多い順に「仕事や職場」が446人、「公共交通機関の利用時」が398人、「買い物や飲食など」が280人だった。
台風19号により全国各地で避難指示・避難勧告が出されたが、そんななか東京都台東区が、避難所でホームレスの受け入れを拒否するという信じがたい対応をとり、問題になっている。 これは、路上生活者支援などをおこなう団体「あじいる」が、10月12日にツイッター、ホームページなどで報告し明らかになったものだ。「あじいる」のホームページによれば、上野駅や東京文化会館周辺で野宿者たちに食料やタオルを提供するとともに、台東区が設けていた自主避難所への避難を呼びかけていたところ、ひとりの男性が「その小学校に行ったけど、自分は●●に住民票があるから断られた」と消沈した様子で話したのだという。 区の告知には住民票のことなど書かれておらず、驚いた「あじいる」スタッフが避難所に行き確認したところ、現場にいた区の職員は「住所の無い人は利用させないようにという命令」を受けていた。さらにその場で、台東区長が本部長となる台東
東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート 強制退去させられた都営霞ヶ丘アパート住民の最後の生活の記録から、 五輪ファーストの陰で繰り返される排除の歴史を描く。 五輪開会式の2021年7月23日(金)より緊急先行上映! 8月13日(金)より全国順次公開 About 映画について Comment コメント Trailer トレイラー SNS 新着情報 映画について オリンピックが奪う「終の住処」 都営霞ヶ丘アパートは1964年のオリンピック開発の一環で建てられた。 国立競技場に隣接し、住民の平均年齢65歳以上の高齢者団地であった。 単身で暮らす者が多く、住民同士で支えあいながら生活していたが、2012年7月東京都から「移転のお願い」が届く。 2020東京オリンピックの開催、そして国立競技場の建て替えにより、移転を強いられた公営住宅の2014年から2017の記録。 監督・撮影・編集 青山真也
新型コロナウイルスに感染して自宅で療養する人が急増するなか、都が療養者に提供している食料品の在庫が底をつく事態も起きています。 新たな在庫を用意して提供するまでに最大2日遅れるケースも出ていて、都は在庫の追加を急いでいます。 都は、自宅で療養する人が外出せずに療養できるよう、無料で水やレトルト食品などの1週間分の食料品を希望する人の自宅に届けています。 しかし、都内では、感染の急拡大に伴って自宅で療養している人がこの1か月で13倍近くに急増していて、3日時点で1万4019人に上っています。 食料品を希望する人も増えていて、都によりますと、ことし6月は1日の発送が100件前後でしたが、先月から増え始め、今月に入るとおよそ1200件に急増しているということです。 在庫は日々、追加しているものの、必要な分に追いつかず底をつく事態が生じていて、希望するすべての自宅療養者に発送できない事態も起きてい
「水際作戦」で追い返された女性(20代)が、相談員とやりとりをした会話の録音を文字にした資料。相談員が虚偽の説明を繰り返していた(撮影/写真部・高橋奈緒) 女性の支援団体からの抗議文を受け取る、神奈川区生活支援課の担当者(左)。同課では今後、対応の改善や職員の研修に取り組むという(撮影/編集部・野村昌二) 生活保護の申請に来た人を、窓口の職員が虚偽の説明を並べて追い返してしまう。専門家らが「水際作戦」と呼ぶ信じがたい実態を、ある女性が録音していた。AERA 2021年3月29日号から。 【写真】女性の支援団体からの抗議文を受け取る、神奈川区生活支援課の担当者 * * * 生活保護の申請に来た人を、ウソの説明で門前払いにする。各地の行政窓口で、そんな事例が頻発している。コロナ禍で申請が増え、経験の少ない職員らの負担が増していることも一因だが、日本弁護士連合会などはそんなやり口を「水際作戦
生活保護費の基準額引き下げを巡る訴訟の判決後、「不当判決」などと書かれた紙を掲げる原告側弁護士=14日午後、大阪高裁前 生活保護費の基準額引き下げは生存権を保障する憲法25条や生活保護法に違反するとして、大阪府の受給者らが大阪市や堺市など府内12自治体による引き下げ処分の取り消しや国家賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁の山田明裁判長は14日、受給者側の請求を退けた。厚生労働相の引き下げ判断は不合理とは言えず、裁量権の逸脱や乱用はなく、適法と指摘した。憲法判断は示さなかった。 29都道府県で起こされた一連の訴訟で最初の控訴審判決。21年2月の一審大阪地裁判決は違法として処分を取り消しており、受給者側の逆転敗訴となった。 受給者側は「失望と怒りを禁じ得ない。人権を救済する司法の役割放棄だ」として上告する方針。 厚労省は08~11年に物価が下落したとして13~15年に基準額を平均6.5%引
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Separators are often added to benches in public spaces in Japan to prevent the homeless from lying down on them to sleep. | GETTY IMAGES In the early morning hours of Nov. 16, a 46-year-old man allegedly struck a 64-year-old woman sitting in a Tokyo bus shelter in the head with a bag of rocks, killing her. On Nov. 21, the man, accompanied by his mother, turned himself in to the police, who charged
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