(CNN) ウクライナ当局によると、首都キエフ近郊のイルピンで、避難民の通過する検問所がロシア軍の砲撃を受けた。市長は同地区で民間人8人が死亡したと発表した。 イルピンはキエフの北西に位置する。SNSに投稿された動画は、大きな被害を受けた現場の様子を伝えている。現地の外国メディアは、通過中の市民の列を砲弾が直撃したと報じた。 市長は声明で、「私の目の前で幼い子ども2人と大人2人の一家が亡くなった」と述べた。 米AP通信の写真には、複数の遺体がシートで覆われ、その近くにスーツケースだけが残った場面が写っている。 キエフの地方防衛当局は、国際社会に人道危機を訴えている。数千人の市民が孤立し、一部地域では5~6日前から電気や水、食料、医療なしの状態が続いているという。 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は6日、ウクライナではロシアの侵攻が始まってから360人を超える民間人が死亡したと発表し、