マイケル・オズボーン[Michael Osborne]氏 2002年から05年にかけて西オーストラリア大学で数学、物理学、機械工学で学士号を取得し卒業。10年、英オックスフォード大学で機械学習の博士号(Ph.D.)を取得。同大学でポストドクター、リサーチフェローなどを経て12年に准教授、19年から現職。日本のAI(人工知能)ベンチャー、エクサウィザーズの顧問も務める。13年にAIと雇用の未来についての共著論文で「米国の雇用の47%が自動化する」などと推測し、世界中に衝撃を与えた。 新型コロナウイルス禍は人々の暮らしに変化を及ぼし、企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めました。その間に、AIはどのように進化したのでしょうか。 私たちの生活で身近な例を挙げれば、ホテルのチェックインが機械に代替されたり、精肉の梱包が自動化されたりしました。コロナ禍によって人と人とが接触を避けざるを