これまで水道管を流れているだけだった水のエネルギーで発電する設備が、小城市に佐賀県内で初めて導入され、28日から稼働しています。 「ここに円盤状の水車が入っていて、それが回転をします」 小城市の牛尾配水池に整備されたその名も「マイクロ水力発電」。 水道管を流れる水のエネルギーを使うもので、年間発電量の見込みは約127メガワットアワー、一般家庭43軒が1年間に使う電気の量に相当します。 28日は、発電の開始式が開かれ、配水池を管理する佐賀西部広域水道企業団とシステムを手掛けた大阪府の発電会社「DKーPower」の関係者が出席しました。 【佐賀西部広域水道企業団・稲冨正人企業長】 「いわゆる“無”から“有”を生むというか、ちょっと無駄にしていた水、“ただ流れているだけ”から、電気エネルギーを生み出すことができる」 マイクロ水力発電の導入は県内では初めて、近年、技術開発が進み以前より費用は安く設