まだまだ暑い日が続きます。水筒を持って登園・登校されるお子さんもまだまだ多いかと思います。水筒と言えば、最近消費者庁が、水筒を持ち歩くときの転倒事故について注意を呼び掛けています(1)。転倒したときに水筒がお腹に当たり、内臓損傷に至る事例が報告されており、それを踏まえた注意喚起です。 この注意喚起を機に、いくつかのニュースで水筒のリスクが大きく取り上げられ、水筒をたすき掛けにしないことなどが呼び掛けられました。一方、お腹のケガにはどんなリスクがあるのか、また、いざというときの受診目安などに詳しく触れた記事は少ない気がします。そもそも、水筒に気を付けてさえいればお腹のケガは防げるのでしょうか。 実は水筒以外でも注意すべき状況が知られています。今回は、お腹のケガについて、起きやすい場面や受診の目安、そして予防について考えていきたいと思います。 なお、本記事内では、腹部打撲・腹部鈍的外傷等のお腹