新年から世界中でいろんなことが起きている。そのせいで忘れてるかもしれないですが、2025年の年末にB'zが紅白歌合戦に出演した夜、X(旧Twitter)にて「B'zダサい/ダサくない」論争が巻き起こった。 「B'z、90年代はクソダサくて、文化的素養が少しでもある人ならみんな大嫌いだった」と言うポストに対し異論や同調、その他が数多く投稿された。 B'zの話題に及ばず、この興味深い難題として「ダサい」の実像を織物のように考察して行きたい。 B'z 5th Album「IN THE LIFE」(1991)最初にオチのようなものを書くと、価値観と言うものは歳月や消費や情報の中で、地域性や経済の色々な高低差や、歴史の前後関係の中で変化するものであって、栄枯盛衰的に昨日「是」だったものが今日は「否」となって行くものだ。なぜだかそう、言い切ってみた。 特に若者文化の中で取り交わされる「ダサい」「ダサく