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短篇集の検索結果161 - 200 件 / 315件

  • 【訃報】津原泰水さん逝去のお知らせ

    小説家の津原泰水さんが、10月2日に58歳で逝去されました。ご家族からのご連絡を受け、お知らせいたします。 弊社では、2009年に本格SF『バレエ・メカニック』を発表。『妖都』『ペニス』『少年トレチア』『ヒッキーヒッキーシェイク』という傑作長篇群をハヤカワ文庫に収めさせていただきました。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 【プロフィール】 津原泰水(つはら・やすみ) 1964年広島県生まれ。青山学院大学卒。1989年に少女小説家“津原やすみ"としてデビュー。1997年、“津原泰水"名義の長篇ホラー『妖都』を発表。以降、〈幽明志怪〉シリーズや『ペニス』『少年トレチア』などの幻想小説で人気を博す。2006年の自伝的小説『ブラバン』がベストセラーとなり、2009年発表の『バレエ・メカニック』は本格SFとして各種ランキングを席巻した。2011年の短篇集『11』が第2回Twitter文学賞を受賞、

    • 「メッセージ」は人類を変える    添野知生|Hayakawa Books & Magazines(β)

      12月4日に待望の最新短篇集『息吹』刊行が決まったテッド・チャン。SF小説界では長らく新作が待たれていた超人気作家ではありますが、まだテッド・チャンのことを知らない読者も多いと思います。 映画好きなかたは、2016年に公開されたハリウッド映画「メッセージ」の記憶が新たなはず。これはテッド・チャンの代表短篇「あなたの人生の物語」(ハヤカワ文庫SF『あなたの人生の物語』収録)が原作です。 地球を突然訪問してきた宇宙人との接触を試みる言語学者ルイーズの物語は、テッド・チャン作品の魅力が充分に発揮されています。 そこで、日本公開当時にSFマガジン2017年6月号で掲載された映画評論家添野知生さんの「メッセージ」映画評を再掲します。映画の内容に大きく触れていますので、ぜひとも映画を観たあとにお読みください。 「メッセージ」は人類を変える――添野知生氏映画評 ■テッド・チャンという言語の翻訳 優れたS

        「メッセージ」は人類を変える    添野知生|Hayakawa Books & Magazines(β)
      • ルシア・ベルリン - Wikipedia

        ルシア・ブラウン・ベルリン(Lucia Brown Berlin、1936年11月12日 - 2004年11月12日[1])はアメリカ合衆国の短編小説作家[2]。 彼女には少数の熱烈なファンがいたが、存命中に大衆的な支持を得られることはなかった。2015年8月にアメリカの出版社 Farrar, Straus and Giroux がスティーブン・エマーソン(英語版)編集で彼女の短篇集『掃除婦のための手引き書』(A Manual for Cleaning Women) を出版すると、彼女は没後11年目にして突然の名声を得ることになった。発売2週目にはニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに登場し[3]、数週間のうちには彼女のそれまでの著作は全て売り切れてしまった[4]。それらの著作はほとんどの文学賞の対象外だったが、「ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー」の「2015年の10ベストブッ

        • 今週のはてなブログランキング〔2022年9月第4週〕 - 週刊はてなブログ

          はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。9月18日(日)から9月24日(土)〔2022年9月第4週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 登らずに絶景を見て温泉まで楽しめる!公共交通機関で行ける山岳リゾート15選 - 温泉ブログ 山と温泉のきろく by id:happydust 2 スプラトゥーンの特許 - naoya2kの日記 by id:naoya2k 3 「水着でも男女混浴不可?」の東京都の条例についてあれこれ調べたら面白いことになってきた。 - ヨッピーのブログ by id:yoppymodel 4 「[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】」が発売されます - 覚書 by id:satoru_takeuchi 5 systemd serviceから呼ぶシェルではsudoではなくsetp

            今週のはてなブログランキング〔2022年9月第4週〕 - 週刊はてなブログ
          • 『「そうきたか!!」と思わず唸るミステリー短篇集』

            イラストブックレビュー ぬこ ☆ れびゅ 雑読猫「ぬこさん」が様々なジャンルの本をレビューします。 本との出会いにちょっぴりお役に立てれば幸いです。 『どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉』 綾辻 行人  (著) ¥858 講談社文庫 (「BOOK」データベースより) ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる“問題”はひと筋縄 ではいかないものばかり。崩落した“どんどん橋”の向こう側で、 燃える“ぼうぼう森”の中で、明るく平和だったはずのあの一家で…勃発する難事件の“犯人”は誰か?本格ミステリシーンを騒然とさせた掟破りの傑作集、新装改訂版で登場! <こんな人におすすめ> 意表をつくミステリーを読みたい 著者からの挑戦を受けてみたい 綾辻 行人のファン どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉 (講談社文庫) 読書人が集う『シミルボン』にて、インタビュー記事掲載! https://shimirubon

              『「そうきたか!!」と思わず唸るミステリー短篇集』
            • 【序文公開】編者・大森望氏が『2010年代SF傑作選1』の読みどころを語る!|Hayakawa Books & Magazines(β)

              今月発売された国内短篇SFアンソロジー『2010年代SF傑作選』1・2。もうお手にとっていただけましたでしょうか? 気になるけど、SFはあまり読んでいない……という方に耳より情報! 本書の読みどころを編者の大森望氏が解説している序文を公開いたします。 二〇二〇年というと、なんだか近未来もたけなわというか、空気がめっきり未来めいて、となりは何をする人ぞ的な気分になりますが(一九六一年生まれの個人の感想です)、それはそれとして、この十年、日本ではいったいどんなSF短篇が書かれてきたか。二〇二〇年代を迎えたこの機に、文庫本二冊でざっくり振り返り、一〇年代日本SFの精髄をお目にかけようというのが、本書を含む『2010年代SF傑作選』全二巻の趣旨。SFの場合、令和が始まったからといって平成SFを総括しようという気分にはなかなかなりませんが、西暦で二〇一〇年代が終わったとなると、なんだか急にまとめたく

                【序文公開】編者・大森望氏が『2010年代SF傑作選1』の読みどころを語る!|Hayakawa Books & Magazines(β)
              • 【インタビュー・対談】|川上未映子×岸本佐知子 『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談【前編】|tree

                死後10年を経て「再発見」された作家ルシア・ベルリン。波瀾万丈の人生をもとに紡がれた作品には、不滅のエネルギーとポエジーがあった――。 稀代の作家と翻訳家がルシア・ベルリンの魅力に迫る。 ※この記事は2019年単行本刊行時のものです。 ■誰にも似ていない声 川上 まずは、このすばらしい作家の短篇作品が1冊になって、日本の読者に届けられたことを寿ぎたいと思います。作家ルシア・ベルリンのすばらしさ、翻訳のすばらしさについて、きょうは一体どこから話せばいいのかという気持ちで来ました。アメリカ文学研究者や翻訳者や、私よりも対談相手としてふさわしい人がたくさんいると思うのに、岸本さん、本当に私でいいんでしょうか? 岸本 もちろんです! 未映子さんは、私がルシア・ベルリンを訳し始めたときに真っ先に注目してくださったお一人で、もう未映子以外にいない! という気持ちです(笑)。 川上 嬉しい! ほっとしま

                  【インタビュー・対談】|川上未映子×岸本佐知子 『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談【前編】|tree
                • 龍村景一先生の「おクスリの時間です」が狂気にまみれて心がざわめくが面白い

                  龍村景一 5/5コミティア【O32b】 @YumboGoldLove この読み切りを含む短篇集「ムラサキのおクスリ 龍村景一短篇集」の特装版を5月5日のコミティア144で頒布します。もともと電子版のみ刊行予定だった単行本ですが、美術館収蔵に際して紙の書籍を刷りました。 スペースは【O32b】です。 他にもいくつか本を持っていくのでよろしくお願いします🙏🙏🙏 pic.twitter.com/IqawkZsIQb 2023-05-03 19:02:24

                    龍村景一先生の「おクスリの時間です」が狂気にまみれて心がざわめくが面白い
                  • 11-2 真田太平記 ② (~1982) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                    *1985年にNHKで放映された真田太平記。真田幸村を草刈正雄、実直な兄信幸を渡瀬恒彦、そして「表裏比興の者」昌幸を丹波哲郎が演じました。抜群の安定感!(NHKアーカイブス) 【あらすじ】 徳川秀忠勢は天下が目の前にあり戦意も旺盛、小城の上田城など鎧袖一触の気持ちで攻め込む。そこをあしらい「足止め作戦」によって、関ヶ原での西軍の勝利を期待する真田昌幸と信繁の親子。この作戦は成功し、結局秀忠は天下分け目の一戦には間に合わず家康から怒りを買い、終生秀忠のトラウマとなった。 関ヶ原の戦場では、忍びたちも命を楯にして家康の首を狙うが、分厚い守備陣を打ち破ることはできず犠牲ばかりが増えていく。そして昌幸、幸村(信繁から表記変更)親子の尽力も虚しく、西軍は敗北を喫する。昌幸と幸村は秀忠にとって憎さ百倍の相手で死罪は必至と思われたが、信幸の岳父で家康四天王の1人、本多忠勝の「脅し」とも思える懸命の助命嘆

                      11-2 真田太平記 ② (~1982) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                    • 15 戻り川心中  連城 三紀彦 (1989) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                      本作品は「我が国のミステリの歴史において、最も美しくたおやかな名花」(by:千街晶之)。推理小説で「たおやかな名花」と表現するのは余りにも隔絶しているが、本作品に限りこの表現がピッタリ。 大正浪漫漂う日本人の情愛を描いた恋愛小説と、殺人を主とする探偵小説を、男女の間に潜む「動機」を橋渡しにして見事両立させた。しかも作者は本作品とは別に「夜よ鼠たちのために」という「骨太の」作品も生み出している。創作の底は窺い知れない。 戻り川心中【電子書籍】[ 連城三紀彦 ] 価格: 550 円楽天で詳細を見る 【藤の香】 色街で顔を潰して身元不明の男たちが次々と殺害される。食事屋に勤める「お縫」は、故郷で病弱な夫に仕送りするために、隣に住む代書屋の世話になっていた。色街で、女たちが故郷に送る仕送りに添える文を代書する無口で優しい男。 ところがその代書屋が殺人事件の犯人として捕まり、口を閉ざしたまま牢獄で首

                      • 村上―チェーホフ―濱口の三つ巴 ――『ドライブ・マイ・カー』の勝利 /沼野充義|「新潮」編集部

                        濱口竜介監督の新作映画『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹の同名の短篇小説を原作としている。というか、村上作品の映画化であることが話題を盛り上げる一要素になっていることは否定できないだろう。しかし、映画を観ると、村上春樹に負けないくらい、もう一人の作家の存在感がこの映画の中では強烈であることが分かる。それはロシアのアントン・チェーホフだ。ただし、村上とチェーホフという強力な二人の作家の「おかげ」で、ではなく、「にもかかわらず」というべきか、この映画はまぎれもない濱口竜介というもう一人の作家の作品になっている。というわけで、三時間近くもある長い映画を観終わって、観た側としても観ただけでもある種の達成感にひたっていると、「村上―チェーホフ―濱口の三つ巴」という言葉がひとりでに頭に浮かんだ。この三者の関係はいったいどうなっているのか。それを解きほぐしてみたい。 映画のタイトルにもなっているという

                          村上―チェーホフ―濱口の三つ巴 ――『ドライブ・マイ・カー』の勝利 /沼野充義|「新潮」編集部
                        • 最強に面白い人生最高のおすすめ小説100選 - 神本を求めて

                          神本を求めて 無数にある小説の中でも本当に面白い小説はほんのひと握りしかなく、世間一般的に高評価な小説が自分にとっても高評価になるとは限らない。 そこでSF、ファンタジー、伝奇小説が特に好きで、ミステリやホラーもそれなりに読む私がこれまでに読んで素晴らしいと思った作品を100冊厳選して挙げていく。趣味が近そうな方の参考になれば幸いである。 神本を求めて本を積みまくる日々 1. 星を継ぐもの 三部作 / J.P.ホーガン(1977~1981年) 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。 「月で5万年前の真紅の宇宙服をまとった死体が見つかった。」 こん

                            最強に面白い人生最高のおすすめ小説100選 - 神本を求めて
                          • 【マンガ】妻と久しぶりにイイ雰囲気…でも5年という月日はあまりに大きかった(日暮 キノコ) | マネー現代 | 講談社

                            担当編集のコメント 僕は男性です。ですが、男性でいることに飽きてきています。女性になってみたいなーと思うこと、多々あります。結構、そういう方、いらっしゃるんじゃないですか? そんな方たちに「女性になった自分」を体感してもらえるのがこの作品! 女性になった時の大変さ&楽しさ(?)、新たに知る気持ち、周りの反応などなど。リアルにグサグサ伝わってきます! また、著者の日暮キノコさんは『喰う寝るふたり 住むふたり』などを描いた、 人間関係を描かせたら当代随一の作家さん!女性になる「異性化」が起こった主人公・晶と、その妻・苑子の関係の変化、新たに育まれる愛、起きてしまう裏切りなどで、読んでいる方をドキドキさせ揺さぶります。 一度読み始めると、徐々にハマって次が気になり、そして抜け出せなくなる新しい「性」の物語『個人差あり〼』、是非ともよろしくお願いいたします! 著者紹介 日暮キノコ/ひぐらし・きのこ

                              【マンガ】妻と久しぶりにイイ雰囲気…でも5年という月日はあまりに大きかった(日暮 キノコ) | マネー現代 | 講談社
                            • ルシア・ベルリンはなぜ人の心を撃ち抜くのか─異例のヒット『掃除婦のための手引き書』を読む | 【翻訳家対談】斎藤真理子 & 岸本佐知子

                              無名のまま世を去ったアメリカ女性作家の初邦訳短篇集が、2ヵ月で5刷の大ヒット! 3度の結婚、シングルマザー、転々とした仕事遍歴、アルコール依存症……自らの人生をもとに書き続けた作家はなぜいま共感を呼んでいるのか。同書の訳者・岸本佐知子氏と、韓国文学の傑作を次々に紹介してきた斎藤真理子氏が、翻訳家の視点で語り合った。 死後ブレイクした「ライターズ・ライター」 斎藤 『掃除婦のための手引き書』は、韓国でも『清掃婦マニュアル』というタイトルで、7月20日に出たところで(本対談は8月6日に行われた)、教保文庫をはじめ韓国最大手の書店のサイトを見ると、版元もとても力を入れていることがわかります。 韓国の作家としてはキム・ヨンス、またリディア・デイヴィス、ジョイス・キャロル・オーツ、イアン・マキューアンなど、錚々たる作家たちが賛辞を送っているとあります。韓国での読まれ方も注目していきたいですね。 岸本

                                ルシア・ベルリンはなぜ人の心を撃ち抜くのか─異例のヒット『掃除婦のための手引き書』を読む | 【翻訳家対談】斎藤真理子 & 岸本佐知子
                              • 13 くうねるところすむところ 平 安寿子 (2005) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                くうねるところすむところ 【電子書籍】[ 平 安寿子 ] 価格: 601 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 山根梨央、30歳。弱小就職情報誌の編集者。恋にも仕事にも展望は見えない。ある日、酔っぱらった勢いで建設現場の足場によじ上ったが、腰がぬけて下りられなくなって、トビ職でバツイチの田所徹男に助けられる。 ガテンな徹男に一目惚れした梨央は、勢いで工務店に就職する。だがその職場は、亭主に逃げられ、やむなく社長を引き継いだ創業者の娘、鍵丸郷子がド素人なため、頭がパニックになって、大混乱している最中だった。女ふたりの「勢い」の決断の行く末はどうなるのか。 【感想】 昔は「衣・食・住」にかかわる仕事に食いっぱぐれはないと言われていた。衣服、料理人、そして大工。衣食住に関わる職業はそれだけではないが、みなさん昔から「職人」として世間で認められていた(中国や韓国は、儒教の関係でその限りに非ず)。その後

                                • インディゴ|国書刊行会

                                  発売日 2021/06/04 判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-07089-0 ページ数 568 頁   Cコード 0097 定価 3,520円 (本体価格3,200円) ◆オーストリア・シュタイアーマルク州北部に、ヘリアナウという全寮制の学校がある。インディゴ症候群を患う子供たちのための学園だ。この子供たちに接近するものはみな、吐き気、めまい、ひどい頭痛に襲われることになる。新米の数学教師クレメンス・ゼッツはこの学園で教鞭をとるうちに、奇妙な事象に気づく。独特の仮装をした子供たちが次々と、車でどこかに連れ去られていくのだ。ゼッツはこの謎を探りはじめるが、進展のないまますぐに解雇されてしまう。その15年後、新聞はセンセーショナルな刑事裁判を報じる。動物虐待者を残虐な方法で殺害した容疑で逮捕されていた元数学教師が、釈放されたというのだ。その新聞記事を目にした画家のロベルト・

                                    インディゴ|国書刊行会
                                  • 『半分世界』の石川宗生による、なんでもないバックパッカーを描き出す紀行文──『四分の一世界旅行記』 - 基本読書

                                    四分の一世界旅行記 作者:石川 宗生発売日: 2021/04/28メディア: 単行本この『四分の一世界旅行記』はSF・奇想短篇集の『半分世界』でデビューし小説家として活躍する石川宗生によるバックパッカーとしての旅行記である。四分の一世界旅行記と題されているように、訪問する場所は中央アジア、コーカサス、東欧の15カ国。世界一周でもなければ、アマゾンの奥地にひそむ巨大ナマズを見つけるみたいなビッグ・テーマがある旅ではない。気ままで地味な旅行記だが、それがおもしろい。 いまのご時世、インターネットに情報は溢れかえっており、旅先でそうそうピンチに陥ったりすることもない。言葉が通じなくても、スマホで翻訳すればやりとりできる。ある意味、アクシデントもなけりゃあ未知のない現代は魅力的な旅行記を書きづらい時代である。実際、本書でも本当にたいしたことは起こらないのだけれども、その分、旅の細かなディティール─

                                      『半分世界』の石川宗生による、なんでもないバックパッカーを描き出す紀行文──『四分の一世界旅行記』 - 基本読書
                                    • 【本の紹介】読書の春だから、購入した本を紹介。 | 風の奏

                                      こんばんは ましゅーです。 ( ゚д゚)ウム 花粉が飛んでるね。 ちょっと鼻水とくしゃみが出ますもんね。 ねこーん 花粉が飛んでいますね。僕の花粉症は症状がかるく、そこまで大した問題にはなりません。でも、会社で症状の重い人を見ると本当に気の毒になっちゃいます。 ここから本編 今回の話題は【本の紹介】です。 (゚д゚)(。_。)ウン 春だからね。 春こそ読書ですよね。 ねこーん 中国の人の句「燈火稍く親しむ可く。」(涼しい秋の夜は、灯火を掲げて読書するのに、最適の季節の意)から、読書の秋なんて言われています。でも、花粉が飛ぶこの季節こそ読書に向いている気がする。外に出たらくしゃみとか酷くなっちゃうので、お家で珈琲でも飲みながら読書をするのが吉だと思わないかい? だからこそ、読書の春で行きましょうよ。これからはね。 購入書籍の紹介 ( ゚д゚)ウム それではさっそく…。 書籍の紹介に参りましょ

                                        【本の紹介】読書の春だから、購入した本を紹介。 | 風の奏
                                      • 「このアンソロジーを編むことで、日本SFの歴史を10年早めたかった」――序・伴名練|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                        最新世代の作品のみを集めた816ぺージの超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』が発売となりました。編者の伴名練氏による本書の序文を公開します。収録内容は以下をご覧ください。 ―――――― 序 SF作家 伴名練 今あなたが目にしているのは、未来から来たアンソロジーである。 本書は、ここ五年間に発表されたSF短篇の中から、作家・伴名練の考える傑作を選りすぐった一冊だ。ただし、基本的に「二〇二二年五月時点で、まだSFの単著を刊行していない」作家限定で選出している。それゆえ収録作家の中には、SFの短篇賞を獲ってデビューしてまだ二、三作を執筆しただけ、という者や、同人誌にのみ作品が掲載されていて今回が商業デビュー、という者さえいる。一応、別ジャンルでは既に著名な書き手もいるが、SFについては挑戦を始めたばかりという人たちなので、執筆陣全員が「売出し中の新人SF作家」ということになる

                                          「このアンソロジーを編むことで、日本SFの歴史を10年早めたかった」――序・伴名練|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                        • ぎっしりと詰まった感情に圧倒される短篇集 |

                                          『タイニーストーリーズ』  山田 詠美 (著) 文春文庫あらすじアメリカ人兵士との恋愛から、街に立つ電柱がその心情を語るものまで、様々な感情が揺らめく21の短編集。 一晩限りの愛、不倫、猫好きおじいさんとのやりとりなど、実に多彩なシチュエーションで展開するお話は、どれも強烈な印象を残します。 それは、登場人物たちの心のそこに、拭えない悲しみが漂っているからかもしれません。 まとめしっとりとした恋愛物語から、軽快なタッチでクスリと笑える話まで、読者の心情をガッチリと掴む文章力はさすがです。短編集でありながら一つ一つが力強く、登場人物の感情がぎっしりと詰まっていて読み応えのある一冊です。 <こんな人におすすめ>アメリカ人兵士との恋愛物語を読んでみたい 憎しみや悲しみ、笑いなど様々な感情が綴られた話が好き 山田 詠美のファン 過去のイラストレビューを更新しました。 『タイニーストーリーズ』です。

                                          • 日本の古本屋 / 第28回 下平尾直さん 出版の出発点に古本があるひと

                                            7年前、千駄木の〈往来堂書店〉で、藤原辰史『食べること考えること』と都甲幸治『狂喜の読み屋』の2冊が並べられていた。店長の笈入建志さんによると、版元の「共和国」の最初の刊行物だという。その時点ではどちらも知らない著者だったが、造本の良さに惹かれて前者を買った。その後も池内規行『回想の青山光二』など、値段は張るが手元に置いておきたい本を出す出版社として印象に残った。 2年前に出版業界紙で、社主の下平尾直(しもひらお・なおし)さんに取材をした。東久留米のファミレスで3時間近い話を聞くと、端々に古本のことが出てくる。この人の根っこには古本や古本屋の経験があるのだろうと感じていたので、今回話を伺うことにした。 下平尾さんは1968年の元旦、大阪府高石市に生まれ、岸和田市に育った。両親と3つ下の弟との4人家族。父は会社員。母は本好きで、本棚には文学全集や美術全集が並んでいた。 幼稚園のときに読んだ絵

                                            • 豊崎由美の「極私的文芸2021年ベストテン」発表!「史上最強文芸軍団」は箱根駅伝・青学チームにも負けない - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                              第1走者から最終走者まで個性的な面々を 昨年はバカ強かった福岡ソフトバンクホークスのスタメンになぞらえて2020年の極私的文芸ベストテンを発表しましたが、今年見立ててみたいのはなんたって「第98回東京箱根間往復大学駅伝」で、2位の順天堂大学と10分51秒の差をつけ21世紀最大差の圧勝劇を飾った青山学院大学のチームでありましょう。 「個の糸紡いで、織り成せ!深緑の襷(たすき)」を合い言葉に2年ぶり6度目の総合優勝を果たした青学はエントリーメンバー全員が1万メートル28分台のタイムを持つ、原晋監督曰く「史上最強軍団」。しかーし、トヨザキが選ぶ極私的2021年ベストテン作品も負けてはおりません。第1走者から最終走者まで個性的な面々を揃えたつもりですので、読書生活の参考にしてくださったらうれしいです。 スタートを切るのは日高トモキチの『レオノーラの卵』(光文社)。青学の第1走者・志貴勇斗選手は2年

                                                豊崎由美の「極私的文芸2021年ベストテン」発表!「史上最強文芸軍団」は箱根駅伝・青学チームにも負けない - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                              • 『ユニヴァーサル野球協会』(白水社) - 著者:ロバート・クーヴァー 翻訳:越川 芳明 - 牧 眞司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                著者:ロバート・クーヴァー翻訳:越川 芳明出版社:白水社装丁:新書(370ページ)発売日:2014-01-18 ISBN-10:4560071896 ISBN-13:978-4560071892 ロバート・クーヴァー(Robert Coover 1932- )アメリカの作家。The Origin of the Brunists(1966)が、もっともすぐれた処女長篇に与えられるウィリアム・フォークナー賞を受賞。第二長篇『ユニヴァーサル野球協会』(1968)と短篇集Pricksongs & Descants (1969)によって、バース、バーセルミ、ピンチョンらと並ぶ、先鋭的なアメリカ文学の書き手として注目されるようになる。そのほかの著作に、『女中(メイド)の臀(おいど)』(1982)、『ジェラルドのパーティ 』(1986)などがある。 introductionウェブをうろうろしていたら、「

                                                  『ユニヴァーサル野球協会』(白水社) - 著者:ロバート・クーヴァー 翻訳:越川 芳明 - 牧 眞司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                • 大人向けの恋愛小説おすすめ20選|人の数だけ愛の形がある - ブックオフオンラインコラム

                                                  更新日:2017/9/17 やってみたい!と思っても、実際にはできないことってたくさんありますよね。 やりたくてもできないことがある人は、読書をしてみませんか? 想像力を膨らませて作品の世界に入りこめば、実際に体験した気分になれるかもしれません。 今回ご紹介するのは、大人向けの恋愛小説です。 複数の相手との恋愛や不倫など、さまざまな愛の形にどっぷりハマってみましょう! 永遠の幸せはどこにあるのだろう 『肩ごしの恋人』 『肩ごしの恋人』 唯川恵(著)、集英社ほか 奔放な愛し方しかできないるり子と、冷めた恋愛しかできない萌。 『肩ごしの恋人』は恋愛を通して自分らしい生き方を探し求める、対照的な2人の女性を描いた結川恵さんの恋愛小説です。 第126回直木賞受賞作品で、米倉涼子さん主演でドラマ化もされています。 結婚したからといって、永遠の幸せが保証されるわけではない今の世の中。 本当の幸せとは何

                                                    大人向けの恋愛小説おすすめ20選|人の数だけ愛の形がある - ブックオフオンラインコラム
                                                  • ファンタジーの最高峰『氷と炎の歌』からテイラー・スウィフトの泣けるラブソング「Death By A Thousand Cuts」まで、4年ぶりにオフ会したら、みんなのお薦めが積み上がった

                                                    ファンタジーの最高峰『氷と炎の歌』からテイラー・スウィフトの泣けるラブソング「Death By A Thousand Cuts」まで、4年ぶりにオフ会したら、みんなのお薦めが積み上がった 推しの作品を持ち寄って、まったり熱く語り合うオフ会、それがスゴ本オフ。 本に限らず、映画や音楽、ゲームや動画、なんでもあり。なぜ好きか、どう好きか、その作品が自分をどんな風に変えたのか、気のすむまで語り尽くす。 SF、愛、ホラー、お金、食など、その時その時のテーマがあって、そのテーマに沿ったお薦めならなんでもOKになる(テーマ一覧)。今回は4年ぶりの開催ということで、「久しぶりにお薦めしたい作品」、要するにノンテーマで集まった。 推しへの熱量にアテられて、思わずこっちも身を乗り出す。知らない作品を身近に感じ、思わず手に取って見たくなる。自分のアンテナがいかに狭いかを思い知る。読みたい本、観たい映画、聴きた

                                                      ファンタジーの最高峰『氷と炎の歌』からテイラー・スウィフトの泣けるラブソング「Death By A Thousand Cuts」まで、4年ぶりにオフ会したら、みんなのお薦めが積み上がった
                                                    • 今週のはてなブログランキング〔2023年3月第4週〕 - 週刊はてなブログ

                                                      はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。3月19日(日)から3月25日(土)〔2023年3月第4週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 GPTの仕組みと限界についての考察(1) - conceptualization by id:isobe324649 2 CoCo壱番屋と共に生きる - やしお by id:Yashio 3 LLM chatbotが人類にもたらすのは、絶望なのか希望なのか - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ by id:TJO 4 プレイステーションが勝者になったのは FINAL FANTASY VII のお陰なんだっけ? - 最終防衛ライン3 by id:lastline 5 一番星はてのがブコメにスターをつけるようになりました - 一番星はての開発ブログ by id:firststar_hateno 6 AIとブレスト

                                                        今週のはてなブログランキング〔2023年3月第4週〕 - 週刊はてなブログ
                                                      • 2022年5月16日 | 鹿の自治区(仮)

                                                        ファーストコンタクトSFとは、異星の生命体と人類の接触を描いたSFを指す言葉である。The Encyclopedia of Science Fictionによればマレイ・ラインスターの「最初の接触」(“First Contact”, 1945)が「おそらく最も有名な作品」だそうで、これがサブジャンル名として採用されているらしい。 ところでスペースコロニーのcolonyは植民地という意味だ。しかし開拓・入植とは、既存の自然や文化に対して侵襲的で破壊的な行為である。今回紹介する本は、その観点を踏まえた――もはや未開の地に無邪気に足を踏み入れられない時代の――ファーストコンタクトSFである。そして、そう簡単に異星の生命と交流なんかできないというシビアさと、しかしなお希望を捨てさせない優しさを兼ね備えている。 ※出版社からのいただきものです。ありがとうございます。 https://www.haya

                                                        • 新刊海外SFと、私たちがそれを語る言葉を持たない話|Rikka Zine

                                                          2019年12月刊のSF小説2作をレビューする。(文:橋本輝幸) チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』(吉川凪・訳、集英社) マーサ・ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』(上下巻、中原尚哉・訳、創元SF文庫) チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』(吉川凪・訳、集英社) 韓国の作家のSF短編集。巻頭の掌篇「デザート」を読んで、まず面食らうかもしれない。語り手の友人Kは、次々変わる彼氏をデザートの名称で呼んでいる。最初はあだ名かとも思うが、どうやらKの世界理解は彼氏に限らず、甘味や食を中心に形成されているようでーー? 比喩表現と解釈すべきなのか、あるいは不条理小説なのか、認知にまつわるSFか。本作の解釈はもちろん各読者にゆだねられるだろう。試金石的な一篇である。ともあれ、結末で語り手が変容し、Kと同じ視野を共有できるところに希望がある。表題作「となりのヨンヒさん」でも似た感覚が味わえる。主人

                                                            新刊海外SFと、私たちがそれを語る言葉を持たない話|Rikka Zine
                                                          • ウィキペディアには「この記事は詳し過ぎるので、百科事典にふさわしい分量に整理します」という奴がいる…… - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                            【記録する者たち】 話は、 この記事からの、続きとなる。 m-dojo.hatenadiary.com 「後編」が放送され、前話において一部「あれっ?」というクエスチョンマークがついたところの種明かしがされる。 「帝都は泥棒の夢を見る・後篇」ご視聴ありがとうございました。前篇以上にドキドキし、死にそうでした。ラスト、次元が演じた「本郷義昭少佐」はこんな世界で大活躍する戦前版007みたいなスーパーヒーローなのです。ぜひ山中ワールドとも出会いを!#ルパン三世part6 #ルパン6 #Lupin6 #ルパン三世 pic.twitter.com/wasjwGacR4— 芦辺 拓 (@ashibetaku) November 20, 2021 そう言えば『サムライ・ノングラータ』(谷口ジロー&矢作俊彦)の主人公の名前もホンゴー・ヨシアキだった。この歳になるまで「不死身の軍事探偵」本郷義昭のこと知らな

                                                              ウィキペディアには「この記事は詳し過ぎるので、百科事典にふさわしい分量に整理します」という奴がいる…… - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                            • 「おかしい」の先、「おかしくてかなしい」の更に先;『なめらかな世界と、その敵』のみの感想 - すやすや眠るみたくすらすら書けたら

                                                              伴名練氏の短編『なめらかな世界と、その敵』が無料公開中(20年3月末まで。現在は序盤無料公開)だそうです。 ぼくは短編集を去年読んでから今に至るまで各作の感想を書いていますが、(本文7万字+余談3万字を書いても書きあがらない現状)ぜんぶ仕上がるまで待っていたら、無料公開が終わってしまう*1ので、この短編の感想だけさきにアップします。 2万字の感想です。そうです、この感想を読めるなら『なめ、敵』実作を読めちゃうよって文量です。ぜひ最初に貼ったリンク先で作品を読んでください。 ※伴名練著『なめらかな世界と、その敵』やその他言及作について、がっつり結末までネタバレした感想が続きます。ご注意ください※ 約言 ざっと感想と短編集他作への導線 序盤のあらすじ 感想 ▼、こそ;『なめ、敵』の一人称の語り口、並行世界をまたぐ語り手の意識 ▼「おかしい」定番;先行作『町かどの穴』の三人称の語り口、作品と著者

                                                                「おかしい」の先、「おかしくてかなしい」の更に先;『なめらかな世界と、その敵』のみの感想 - すやすや眠るみたくすらすら書けたら
                                                              • 岩波文庫、実は「幻想と怪奇」の宝庫? 奇書中の奇書『サラゴサ手稿』ついに全訳登場

                                                                「岩波文庫」と聞いて、あなたはどんな印象を思い浮かべるだろうか。おそらくは、「古くからある」「難しそう」とか、「教科書的(堅い)」というものではないだろうか。 確かに、同文庫にはそういう側面がある。だが、それは別に悪いことではなく、たとえば、「古い」「難しい」は、決して「面白くない」と同義ではないのである。また、教科書的な“お堅い”(あるいは地味な)作品が数多く収録されているのも事実ではあるが(巻末に記載されている刊行の辞を読めば、同文庫の原点がある種の教養主義であるということがわかるだろう)、その一方で、いわゆる「奇書」――とりわけ幻想文学やSF、冒険小説と呼ばれるジャンルの“珍品”も結構な数が収められている、と聞いたら、改めて興味を抱く人もいるかもしれない。 そのことを私は、かつて、荒俣宏の「ぼくのお師匠さんのこと」というコラム(『稀書自慢 紙の極楽』中央公論社・所収)を読んで知った。

                                                                  岩波文庫、実は「幻想と怪奇」の宝庫? 奇書中の奇書『サラゴサ手稿』ついに全訳登場
                                                                • 【読書感想まとめ】 8月に書いた読書感想のまとめ - 猫meganeの本棚

                                                                  こんにちは。猫meganeです。 僕ははっきりいってコミュ障じゃと思う。言いたいことがようけあって、頭の中ではいろいろ考えるんじゃけど、いざ口で伝えるとなると全然上手く伝えられん。じゃけん会社の人間関係が大の苦手で、どうも上手くいかんな。しがらみが全く無い世界で、毎日好きな本だけを読んで生きて行きたいw さて今日は、8月に書いた読書感想の記事をまとめて紹介していこう思うけん、よろしくお願いします。 目次 おやすみラフマニノフ / 中山七里 暗いところで待ち合わせ / 乙一 夜葬 / 最東対地 彼女は一人で歩くのか?Does She Walk Alone? /森博嗣 ある閉ざされた雪の山荘で / 東野圭吾 女が死んでいる / 貫井徳郎 おわりに おやすみラフマニノフ / 中山七里 『このミス』大賞受賞作の『さよならドビュッシー』に続く、シリーズ2作目の音楽ミステリー。 ある大学で、時価2億円

                                                                    【読書感想まとめ】 8月に書いた読書感想のまとめ - 猫meganeの本棚
                                                                  • 初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF - Close To The Wall

                                                                    大森望編『ベストSF2020』 宮内悠介『超動く家にて』 宮内悠介『カブールの園』 円城塔『シャッフル航法』 柴田勝家『アメリカン・ブッダ』 柞刈湯葉『人間たちの話』 宮澤伊織『裏世界ピクニック5』 宮澤伊織『裏世界ピクニック6』 藤井太洋『公正的戦闘規範』 高島雄哉『ランドスケープと夏の定理』 門田充宏『記憶翻訳者 いつか光になる』 門田充宏『記憶翻訳者 みなもとに還る』 松崎有里『イヴの末裔たちの明日』 久永実木彦『七十四秒の旋律と孤独』 石黒達昌『冬至草』 最近読んでた日本SF。溜めてたなかでも最近の作家多め。創元日本SF叢書はある程度フォローしておこうと思って読んだので、ここでデビューした作家の一作目はひとまず全部読んだかな。この記事を上げてすぐ新しいのが出るけれども。創元SF短編賞受賞作は年刊傑作選に載るのでそれを手始めに単行本を読んでいると、ハヤカワからデビューした作家は全然読

                                                                      初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF - Close To The Wall
                                                                    • 2月5日はニゴラー集う「にごり酒」の日、初午、笑顔の日、ふたごの日、ギョーザの日、めかぶの日、長崎二十六聖人殉教の日、プロ野球の日、日本語検定の日、エコチュウの日、煮たまごの日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                      おこしやす♪~ 2月5日は何の日? その日の出来事は? 2023年 2月5日はニゴラー集う「にごり酒」の日、初午、笑顔の日、ふたごの日、ギョーザの日、めかぶの日、長崎二十六聖人殉教の日、プロ野球の日、日本語検定の日、エコチュウの日、煮たまごの日、等の日です。 ●ニゴラー集う「にごり酒」の日 三輪酒造 白川郷 純米にごり酒 [ 日本酒 岐阜県 1800ml ] 白川郷 Amazon 三輪酒造 道三吟雪花 大吟醸 [ 日本酒 岐阜県 1800ml ] 三輪酒造 Amazon 岐阜県大垣市に本社を置き、「白川郷 純米にごり酒」や「道三吟雪花 大吟醸」などの蔵元として知られる株式会社三輪酒造が制定。酒本来のうま味と甘さがあり、飲みやすいと言われる「にごり酒」の認知度を高めるとともに「にごり酒」ファンを「ニゴラー」と呼んで一緒に盛り上げていくことが目的。日付は2と5で「に(2)ご(5)り」と読む語呂

                                                                        2月5日はニゴラー集う「にごり酒」の日、初午、笑顔の日、ふたごの日、ギョーザの日、めかぶの日、長崎二十六聖人殉教の日、プロ野球の日、日本語検定の日、エコチュウの日、煮たまごの日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                                      • 転生令嬢と数奇な人生を

                                                                        ■6巻+短篇集まで発売済みで続編『元転生令嬢と数奇な人生を』も書籍化と連載中■ しがない一般人の彼女が生まれ変わった先は中流貴族の娘。第二の人生を生きるつもりが、母に忘れられ、更には父の実子でないと判明。家を追い出されて2年後、今度は姉の婚姻に伴い連れ戻された令嬢カレン。今度は望まぬ婚姻を押しつけられたが、選んだ相手は意外な人物だった。 なにもかも失いながらもたくましく生き、国や帝国の中枢部の人々と関わっていく話。 物語上、怪我・暴力描写が普通に入ります。 ※読み進むにつれてキャラクターの行動理由がわかるようになっており、その時々に全ての答えは出ません。作品傾向は大体15話、50話でわかります。 悪(ヴィラン)と結ばれる、悪役サイドの道を歩む物語ですが、悪落ちではありません。 ※このラノ2023(宝島社刊) 単行本・ノベルズ部門10位、女性部門5位。2024は女性部門10位。 ダ・ヴィンチ

                                                                          転生令嬢と数奇な人生を
                                                                        • 関西弁を話す人物が登場する海外翻訳小説を探している。翻訳者が関西弁を使用した理由などもできれば知りた... | レファレンス協同データベース

                                                                          関西弁を話す人物が登場する海外翻訳小説を探している。翻訳者が関西弁を使用した理由などもできれば知りたい。 役割語についての資料や翻訳者のエッセイ、web情報を調査。 関西弁と思しき言葉遣いで描かれた人物が登場する小説として次の資料を紹介。 ■登場人物の性格を表すため使用 ・『ザ・スタンド 上』(スティーヴン・キング/著 深町真理子/訳 文芸春秋 2000.11) 第二部 p722から登場するギャング<ザ・キッド>のセリフが関西弁で書かれている。 文藝春秋サイト2004年8月20日付、文庫版『ザ・スタンド5』「書評」のコーナーで、翻訳者の深町真理子が「王様(キング)と私」という一文を寄せており、作者のキングの思い入れのある<ザ・キッド>という人物の部分の訳に力を入れたとして、「翻訳の小説としてはきわめて異例のことながら、この人物には関西弁ないし河内弁を使わせることにした。正統の河内弁になって

                                                                            関西弁を話す人物が登場する海外翻訳小説を探している。翻訳者が関西弁を使用した理由などもできれば知りた... | レファレンス協同データベース
                                                                          • 『ルパン三世 PART6』第4話感想: 押井守脚本。ヘミングウェイ。 - 映画の後には紅茶とお菓子を

                                                                            『ルパン三世 PART6』第4話「ダイナーの殺し屋たち」 作品について 感想 ダイナー Ernest Hemingway 映画監督 余談 キャスト 第4話スタッフ メインスタッフ 作品について 『ルパン三世』のテレビアニメ第6シリーズ。舞台はイギリス。テーマはミステリー。 押井守さんが脚本。『うる星やつら オンリー・ユー』(1983)、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)、『機動警察パトレイバー』シリーズ、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)、『イノセンス』(2004)の監督。最近では『ぶらどらぶ』(2020)を監督した。 films.hatenablog.com 長沼範裕さんが絵コンテ。『魔法使いの嫁』(2017)の監督。鏑木ひろ監督『君に届け』シリーズと『となりの怪物くん』(2012)の助監督・副監督。 そえたかずひろさんが演出。

                                                                              『ルパン三世 PART6』第4話感想: 押井守脚本。ヘミングウェイ。 - 映画の後には紅茶とお菓子を
                                                                            • 強烈!でもクセになる「取扱注意」な短篇集 |

                                                                              『グローバライズ: GLOBARISE』 木下 古栗 (著) 河出文庫あらすじ外国人に道案内をする僧侶、駅前の広場で演説する青年に向かって怒鳴る中年男性、回転寿司に訪れたベトナム人が店で見たものなど、緻密な描写で爆発的な瞬間を描く十二篇を収めた短編集。 ある時はSF的な結末、ある時はグロテスクな暴力的描写、ある時は無意識部分が顕在化したような…と変幻自在でありながら、緻密で美しく、どことなくユーモアを漂わせる文体で読者を引き込んでいきます。 まとめ不浄なモノの扱い、数ページにわたって漢字のみで表記するなど、強烈なインパクトや不安感を感じますが、なぜかまたページをめくってしまうのです。 読み手を選ぶ本かもしれませんが「我こそは」と思う方はぜひ。 <こんな人におすすめ>ユーモアや暴力などがないまぜになった話に興味がある 人間の深い内部を描いたような物語を読んでみたい 木下 古栗のファン

                                                                              • 知らないところへ旅に出たくなりました「さいはての彼女」原田マハ - 心理師 juneberry’s blog

                                                                                さいはての彼女 (角川文庫) 作者:原田 マハ 発売日: 2013/02/21 メディア: Kindle版 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。 読み終えるまでの平均的な時間(3時間27分) 感想… 心の癒しということが、共通のキーワードになっていしました。 現代社会の中、毎日の生活で気づかないうちに、私たちの心が疲れて、何が普通かがわからなくなってなっている。旅でその地を訪れて、思いもせずに来たその土地や、そこで偶然出会った人たちに、心をほぐされながら気づくこと。それは、同じことを日常の中で言葉で言われただけでは、気づかないことでもある。 その土地が教えてくれることと、出会った人がかけてくれる言葉、その両方が相乗効果となって人の心に響いている。 そういえば、自分もそういった経験があったことを思い出しました。 旅に出て、些細な

                                                                                  知らないところへ旅に出たくなりました「さいはての彼女」原田マハ - 心理師 juneberry’s blog
                                                                                • 今週のはてなブログランキング〔2021年4月第1週〕 - 週刊はてなブログ

                                                                                  はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。3月28日(日)から4月3日(土)〔2021年4月第1週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 Twitter で医師を拾ってきて Google のソフトウェアエンジニアにするだけの簡単なお仕事 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3 by id:nuc 2 競技プログラミングの在り方 ~「競技プログラミングを我々が終わらせる」を受けて~ - chokudaiのブログ by id:chokudai 3 pipとpipenvとpoetryの技術的・歴史的背景とその展望 - Stimulator by id:vaaaaaanquish 4 デジタル化の流行と「上流工程」の終焉 - ブロックチェーン企業で働くエンジニアのブログ by id:naomasabit 5 NHK夫婦別姓特集、たぶん夫婦別姓になっても不幸だぞ -

                                                                                    今週のはてなブログランキング〔2021年4月第1週〕 - 週刊はてなブログ