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福嶋聡の検索結果1 - 40 件 / 68件

  • 本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"

    賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn

      本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"
    • それでも「ヘイト本」を置くワケ ある書店員の戦略と葛藤 | 毎日新聞

      「書店は本を介して主張と主張が正面からぶつかり合って闘う『言論のアリーナ』であるべきではないか」と語る書店員の福嶋聡さん=大阪市北区で2024年4月16日、梅田麻衣子撮影 始まりは10年前のあるイベントだった。 「それでも、書店の人間として『ヘイト本』を書棚から外すという選択はしません」 丸善ジュンク堂書店で働く福嶋聡さん(65)はそう公言してから、「ヘイト本を外さない理由」を自問してきた。隣国への憎悪をあおる、いわゆる「ヘイト本」には批判的な立場だ。だけど、書店人として排除はできない。ならば闘ったら? 悩みながら「言論のアリーナ(闘技場)としての書店」という考え方にたどりついた。 傍観ではなく、中立でもない。「アリーナ」とはどんな場なのだろう。新著『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』(dZERO)を刊行した福嶋さんに聞いた。 「ヘイト本」規制にNO 2014年12月、大阪市

        それでも「ヘイト本」を置くワケ ある書店員の戦略と葛藤 | 毎日新聞
      • <書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web

        そんな折も折に刊行された、名物書店人の思索の記録。ジュンク堂難波店で9年前、「店長本気の一押し!『NOヘイト!』」フェアを企画。差別に満ちた出版物に、旗幟(きし)を鮮明にしながら排除はせず、店頭に並べてのけた男。 著者の持論は「書店は言論のアリーナ(闘技場)」だ。ゆえに「自由な表現を糾弾するのか」にも、「知識の乏しい人が感化されたら」にも、つまりどちらからのクレームにも動じない。すでに存在するものを隠蔽(いんぺい)すれば、構造の強化に通じかねない。対峙(たいじ)して議論することが肝要という。

          <書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web
        • アイヒマンであってはならない

          今月のエディターズノートを書くのはとても気が重かった。題材は早くから決めていた。永江朗さんが『私は本屋が好きでした――あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)という本を出したことを知り、すぐにこれを取り上げようと考え、すでに読了していた。 しかし読了後、うーむと考え込んでしまった。 この本は、自身でも書店員の経験があり、専業ライターとなった後は長年にわたり全国の本屋に足繁く通い続けている永江さん(私も書店の店頭で何度もお会いしたことがある)が、本屋に対して「好きでした」と過去形で語らずにはいられない昨今の状況についての、渾身のルポルタージュである。 中心的な話題は「ヘイト本」だ(もっとも、この言葉を使うにあたり永江さんはいくつか留保をつけている)。いわゆる「嫌韓・反中」、つまり近隣諸国に対する排外主義的な考えを明示的に、あるいは暗黙のうちに主張する出版物のことで

            アイヒマンであってはならない
          • 本屋ないと本当に困る? 名物書店員・福嶋聡さん「売れない本こそ」:朝日新聞デジタル

            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

              本屋ないと本当に困る? 名物書店員・福嶋聡さん「売れない本こそ」:朝日新聞デジタル
            • 明るい「出版業界紙」をnoteで始めます|ライツ社

              少し前に、ライツ社の営業がこんなことを言っていました。 なんでニュースには、出版業界の悪い話しか出ないんだろう? 「出版不況」「書店倒産」「物流危機」etc...。 こんなニュースばっかり見てると、なんだか「本は終わった」みたいに感じてくる。ぼくは、書店が好きなのに。本が大好きなのに。明るいニュースだっていっぱいあるのに。そう思ってる人はきっと、たくさんいるはず。 このままじゃ、本をつくりたいとか、書店で働きたいとか、そもそも本を読みたい、本に関わりたい、という人が減ってしまうんじゃないか。 それなら自分たちで明るいニュースを届けよう。出版業界はおもしろい! 楽しい! ってみんなに言いたい。だから、note上で明るい出版業界紙を始めよう。 そう決めました。 noteで業界紙をやる2つの理由 noteで業界紙をやるメリットは2つあります。 1.出版業界以外の人にも、本にまつわるニュースを届け

                明るい「出版業界紙」をnoteで始めます|ライツ社
              • 〈二子玉川 本屋博〉の大成功にみる、書店と本と本好きの希望 - 大槻慎二|論座アーカイブ

                風は確かに冷たかった。けれどもそこにはいい空気が流れていた――それが〈本屋博〉を訪れた際に抱いた率直な印象だった。 時は去る1月31日(金)と2月1日(土)。この冬でもっとも冷え込みがきつい2日間だった。所は東京・二子玉川駅の東口に広がる「二子玉川ライズ ガレリア」。ショッピングモールとオフィス棟の先に居住区が連なるファッショナブルな再開発区域である。そこに40の個性的な本屋が一堂に会する初めての試みが〈二子玉川 本屋博 2020〉だった。 来場者は3万3000人。とりわけそのうちの2万人を集めた土曜日は「立錐の余地なし」が決して飾り文句ではない活況を呈していた(新型コロナウイルスの脅威がまだ本格化する直前のこと。たったひと月半前なのに、もはや隔世の感あり)。しかも特筆すべきは、どの店舗も一様に「売れて」いたのだ。2日間での販売総数は1万126点。これは実行委員会の予想をはるかに上回る数字

                  〈二子玉川 本屋博〉の大成功にみる、書店と本と本好きの希望 - 大槻慎二|論座アーカイブ
                • 私は本屋が好きでした 永江 朗(著) - 太郎次郎社エディタス

                  目次 ◎すこし長いまえがき─不愉快な旅だちのまえに 本屋はただそこにあるだけで影響力がある/モラルハザードが起きやすい流通システム/「返品しない」のも判断/書店員も組織の一員/どんどんネトウヨが喜ぶ社会に/ヘイト本を「ヘイト本」と呼ぶのは適切か/インターネットが生んだ出版トレンド/雑誌・ムックから書籍・新書へ/ヘイト本とポルノの類似性 1◎ヘイト本が読者に届くまで ■町の本屋のリアル─書店経営者座談会 「こういう本を望んでいたんだよ」/女性が『WiLL』を買うのを見たことがない/反対する本は、どれもこれも売れそうにない/中高年男性の癒しとファンタジー/どの店でも売れるわけではなかった/新書はブームのきっかけになりやすい/中韓経済崩壊本は『ムー』と読者が重なる/買う・買わないはお客さんが判断すること/いちど出版しておいて、引っこめるのはおかしい/女性客が多い店で「成人向け」は置けない/営業に

                    私は本屋が好きでした 永江 朗(著) - 太郎次郎社エディタス
                  • 2022年出版関連動向回顧と年初予想の検証 | HON.jp News Blog

                    《この記事は約 61 分で読めます》 HON.jp News Blog 編集長の鷹野が、年初に公開した出版関連動向予想1 2022年出版関連の動向予想〈HON.jp News Blog(2022年1月10日)〉 https://hon.jp/news/1.0/0/32010を検証しつつ、2022年を振り返ります。 2022年概況 出版科学研究所「出版月報12月号」2 出版月報 2022年12月号〈出版科学研究所(2022年12月25日)〉 https://shuppankagaku.shop-pro.jp/?pid=172110451によると、2022年1~11月期の紙の出版物推定販売額は1兆0319億9900円で、前年同期比6.6%減でした。コロナ禍前の2019年1月~11月期からは8.7%減となっています。うち、書籍は5974億7900万円で前年同期比4.6%減、雑誌は4345億220

                      2022年出版関連動向回顧と年初予想の検証 | HON.jp News Blog
                    • 不便な本屋はあなたをハックしない(序)|内沼晋太郎

                      「不便な本屋はあなたをハックしない」目次 (序) (1)本屋としての筆者 (2)「泡」と「水」――フィルターバブルを洗い流す場所としての書店 (3)独立書店と独立出版社――「課題先進国」としての台湾、韓国、日本 (4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」 (5)「大きな出版業界」のテクノロジーに、良心の種を植え付ける (6)全体の未来よりも、個人としての希望を 筆者の経営する「本屋B&B」はこのたび、台湾の「有限責任台灣友善書業供給合作社」に加わった。非中国語圏の書店としては初となる。やけに長い名前だが、要は本の流通を共同で行う組合のようなもので、入会には出資金と、社員(会員)の推薦が必要だ。現在約150店の「独立書店」が参加しており、台湾で現在流通している本の多くを、各書店が定価の7掛で仕入れることができる。注目すべきは、その流通拠点から国内の各書店までの送料を

                        不便な本屋はあなたをハックしない(序)|内沼晋太郎
                      • 「売れない本を置いている本屋が選ばれる」ベテラン書店員がたどり着いた"棚づくり"の極意 専門書のラインナップが客の「信頼感」を左右する

                        本に囲まれる生活は幸せだが、結局は「売れてなんぼ」 斜陽産業といわれる書店業界で働く人の多くは「本好き」がその理由だろう。かく言う私もそうであり、さらに独占禁止法の例外規定である再販売価格維持制度により、どこで買っても同じ価格の「本」を少しでも安く購入したいという不純な動機もあった。 実際に書店に立ってみると自分が好きな本など、巨大な本の海の中ではそのほんの一部でしかないことに気付く。殆どの本は何の興味も湧かないものなのだ。それでも本に囲まれ、本を触って一日の大半を過ごすことは気分の良いものである。 しかし書店は営利事業であり、本は商品である。自分の好きな本を並べて悦に入りたければ自らの部屋の本棚ですればよく、書店の本は「売ってなんぼ」「売れてなんぼ」なのである。 棚を背にする書店員と、棚に向かう書店員 書店の最も大事な商売道具は棚である。書店員には2つのタイプがあるという。棚を背にして仕

                          「売れない本を置いている本屋が選ばれる」ベテラン書店員がたどり着いた"棚づくり"の極意 専門書のラインナップが客の「信頼感」を左右する
                        • 不便な本屋はあなたをハックしない(4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」|内沼晋太郎

                          「不便な本屋はあなたをハックしない」目次 (序) (1)本屋としての筆者 (2)「泡」と「水」――フィルターバブルを洗い流す場所としての書店 (3)独立書店と独立出版社――「課題先進国」としての台湾、韓国、日本 (4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」 (5)「大きな出版業界」のテクノロジーに、良心の種を植え付ける (6)全体の未来よりも、個人としての希望を ※「不便な本屋はあなたをハックしない(序)」からお読みください。 一方、台湾や韓国のそうした状況から日本を照らしてみると、取次大手二社の協業や、書店の統廃合やグループ化が起こっているとはいえ、まだ大手も多様性を保っていると感じる。何十年も続くビジネスモデルは衰えながらも未だ健在であり、書店がない自治体の数や、取次や書店の経営破綻などがたびたび全国ニュースとして報道されながら、その存続が業界の内側だけではなく

                            不便な本屋はあなたをハックしない(4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」|内沼晋太郎
                          • 「謝り方の上手い・下手に議論が行きがち」 謝罪マスターが説く、“ゴール設定”の重要性

                            6月14日(金)、謝罪マスターとして知られる竹中功氏を招いたトークイベント「〜謝罪しなくっていい方法、お教えいたします〜「謝罪力」は生き抜く力。」が、ジュンク堂書店 難波店で開催されました。元吉本興業社員の竹中氏は、入社以来35年にわたって謝罪会見を取り仕切ってきたといいます。その中で得た成功例・失敗例を引き合いに、誰もが実践できる謝罪の技術を伝授します。この記事では、「謝罪のゴール」の置きどころを解説。さらに謝罪会見の成否を握るシナリオづくりの重要性について、過去のエピソードを交えて語ります。 謝罪もシナリオ化できる 竹中功氏(以下、竹中):みなさんご存知だと思うんですけど、「シナリオ」というのは、映画とかドラマで文字が書いてある本ですよね。 箱書きの中には、シーンがある。例えば「夕焼けを公園でAさんとBさんが眺めながら別れ話をしている」みたいな箱書きであって、そこで「Aさん:○○」「B

                              「謝り方の上手い・下手に議論が行きがち」 謝罪マスターが説く、“ゴール設定”の重要性
                            • パンデミック下の書店と教室|新泉社

                              小笠原 博毅/著福嶋 聡/著 四六判224頁1800円+税ISBN 978-4-7877-2000-9 2020.11.28発行[ 在庫あり ] 書評・紹介 北海道新聞(2021年1月24日)産經新聞(2021年1月31日)月刊『望星』2021年2月号神戸新聞(2021年2月7日)読売新聞(2021年2月21日)図書新聞(2021年3月6日) 紹介文 ◎関口竜平さん評(『図書新聞』2021.3.6) 《人文知…というテーマには常に断絶がつきまとう。…必要なのは、その断絶の間を行ったり来たりすることであり、その往復のために必要なのが人文知なのだ》 ◎柴崎友香さん評(「読売新聞」2021.2.21) 《学びや人間関係にさえ即効性ばかりが求められる時代に、どう人との関係を作っていくか、社会のあり方を問い続けていくか、強く支えられるような対話だ》 ◎新開真里さん評(「神戸新聞」2021.2.7)

                                パンデミック下の書店と教室|新泉社
                              • [2022年 本ベスト5(下)]現場に行き、取材することの意味 - 福嶋聡|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

                                [2022年 本ベスト5(下)]現場に行き、取材することの意味 『何が記者を殺すのか』『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』 福嶋聡 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 8月31日、斉加尚代監督『教育と愛国』へ「JCJ大賞」が贈られた。「JCJ賞」は、今年で65回を迎えた賞で、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が1958年以来、年間の優れたジャーナリズム活動・作品を選定して、顕彰してきた。 映画『教育と愛国』は、大阪の毎日放送が、月1本、最終日曜日の深夜0時50分から関西で放送している「MBSドキュメンタリー『映像』シリーズ」で、斉加が撮った『映像'17 教育と愛国〜教科書でいま何が起きているのか』(2017年7月30日放送)の映画版である。2022年5月から3ヶ月あまりで、3万5000人が劇場に足を運んだという。 その斉加が劇場公開を1ヶ月後に控えた今年の4月、ペンをも

                                  [2022年 本ベスト5(下)]現場に行き、取材することの意味 - 福嶋聡|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
                                • 「売れない本を置いている本屋が選ばれる」ベテラン書店員がたどり着いた"棚づくり"の極意(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                                  売れる本屋と売れない本屋の違いは何か。書店員の岡村正純さんは「書店の良さは、客自身が何冊もある本の中から好きなものを選べることだ。そのため、『プロ』の客を満足させる専門書をしっかりと揃えていないと信頼感を失い、客は他店に行ってしまう」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)の一部を再編集したものです。 ■本に囲まれる生活は幸せだが、結局は「売れてなんぼ」 斜陽産業といわれる書店業界で働く人の多くは「本好き」がその理由だろう。かく言う私もそうであり、さらに独占禁止法の例外規定である再販売価格維持制度により、どこで買っても同じ価格の「本」を少しでも安く購入したいという不純な動機もあった。 実際に書店に立ってみると自分が好きな本など、巨大な本の海の中ではそのほんの一部でしかないことに気付く。殆どの本は何の興味も湧かないものなのだ。それでも本に囲

                                    「売れない本を置いている本屋が選ばれる」ベテラン書店員がたどり着いた"棚づくり"の極意(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                                  • 第21回 書店という生業の存在理由 - dZERO

                                    本コラムの筆者・福嶋聡氏は、40年近くにわたり、書店の棚を通じて言論や時代の変化を見続けてきた。そこからは、いくつもの著書も生まれた。書店の棚にはどんな役割があるのか、書店員は何ができるのか。その自問自答から導きだされた帰結が「書店は言論のアリーナである」だった。「言論のアリーナ」の40年を振り返り、そこに登場してきた数々の本や書店の果たしてきた役割を見つめなおし、「これからの本と書店」を考える。 「ネットで調べたらわかる」VS. 「現地へ行って調べろ」 MBS(朝日放送)の斉加尚代(さいかひさよ)が、身を挺(てい)して自身を曝(さら)け出してSNS上の誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)やヘイトスピーチの発信源を視聴者の前に引きずり出そうとした戦略は、当の相手が機械であったことによって、一種の肩透かしを食らった形となった。 それに対して書店という土俵に上がった書物は、原則として著者・発行者の名

                                      第21回 書店という生業の存在理由 - dZERO
                                    • 福嶋聡「本屋とコンピュータ」第205回掲載 - 株式会社 人文書院

                                      福嶋聡「本屋とコンピュータ」第205回掲載 http://www.jimbunshoin.co.jp/rmj/honyatocomputer205.htm ↓スマートフォンの方は下へスクロールしてください。 「本屋とコンピュータ」TOPページ *57回までのコラムは当社刊『希望の書店論』に、2014年~2016年にかけての主なコラムは『書店と民主主義』に収録しています。 福嶋 聡 (ふくしま ・あきら) 1959年、兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。1982年ジュンク堂書店入社。神戸店(6年)、京都店(10年)、仙台店(店長)、池袋本店(副店長) 、大阪本店(店長)を経て、2009年7月より難波店店長。 1975年から1987年まで、劇団神戸にて俳優・演出家として活躍。1988年から2000年まで、神戸市高等学校演劇研究会秋期コンクールの講師を勤める。日本出版学会会員。 著書:『書店

                                      • オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』読了+読書日記1310 - はてなブログ大学文学部

                                        オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』ちくま学芸文庫 (1995) つづきを読み終えた。 (読書日記1309に収録) nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 昔、Twitterをやっていたらとある歴史学の専門家が「どこかの社長が出している歴史の本はまったくけしからん」といったニュアンスのツイートをしていた。 たまにそういった批判をする専門家は、いなくはない。 そして今日、その歴史学の専門家の言っていたことも分からなくはないかな、と思うに至った。 たしかに『大衆の反逆』を手短に要約している作家は大勢いる。別に彼らは間違ったことは書いていない。 ただ、簡潔すぎて逆に、要約本が何か違ったメッセージをその読者に与えかねない危険性を自分はなんとなく感じた。本書はただ単に「大衆は愚かで危険だ」と批判する

                                          オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』読了+読書日記1310 - はてなブログ大学文学部
                                        • [2019年 本ベスト5]精神の自由と責任 - 福嶋聡|論座アーカイブ

                                          ぼくが2018年のベスト5の1冊に選んだ『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)は、多くの読者の賛同・評価を得、2019年ビジネス書大賞、山本七平賞など7つの賞を受賞し、すでに刊行部数30万部を突破している。 [2018年 本ベスト5]AI/ITへの疑問 同書の中で著者の新井紀子は、「東ロボ」君プロジェクト(の「失敗」)の結果、意味を理解する力・読解力において、AIは人間を超えることはできないことを実証、説明した。 が、同時に、AIの弱点を探るべく作成したリーディングスキルテスト(RST)の実施により、AIが苦手とする読解問題を、同様に解けない人間が増えてきていることも明らかになった。これでは、AIの劇的な進化によってではなく、人間の退化によって「シンギュラリティ」が到来する。 今年9月刊行の続編、『AIに負けない子どもを育てる』(東洋経済新報社)で新井は、人間の読解

                                            [2019年 本ベスト5]精神の自由と責任 - 福嶋聡|論座アーカイブ
                                          • 本屋ないと本当に困る? 名物書店員・福嶋聡さん「売れない本こそ」:朝日新聞デジタル

                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                              本屋ないと本当に困る? 名物書店員・福嶋聡さん「売れない本こそ」:朝日新聞デジタル
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                                                ブックオフで神隠しに遭う【マンガ版】
                                              • 土下座会見で騒ぐ人の8割は“本来の被害者”にあらず 謝罪マスター流「イカリ→リカイ」に変える謝罪術

                                                6月14日(金)、謝罪マスターとして知られる竹中功氏を招いたトークイベント「〜謝罪しなくっていい方法、お教えいたします〜「謝罪力」は生き抜く力。」が、ジュンク堂書店 難波店で開催されました。吉本興業に入社以来、35年にわたって謝罪会見を取り仕切ってきたという竹中氏。成功例・失敗例を引き合いに、誰もが実践できる謝罪の技術を伝授します。この記事では、芸能人による土下座謝罪会見を引き合いに、竹中氏の考える謝罪のあり方について語りました。 謝罪マスターが教える「謝罪のコツ」 福嶋聡氏(以下、福嶋):本日はご来店ありがとうございます。店長の福嶋と申します、本日は、竹中功さんに来ていただきました。前にね、うちの那覇店でも(イベントを)やっていただいて。 テーマは『謝罪力』。なぜこじれる、なぜ炎上する。やっぱり僕らもずっといろいろなかたちで関心があって見てました。吉本でね、謝罪をしてきたというだけで、「

                                                  土下座会見で騒ぐ人の8割は“本来の被害者”にあらず 謝罪マスター流「イカリ→リカイ」に変える謝罪術
                                                • 第1回 「アリーナ論」の発端 - dZERO

                                                  本コラムの筆者・福嶋聡氏は、40年近くにわたり、書店の棚を通じて言論や時代の変化を見続けてきた。そこからは、いくつもの著書も生まれた。書店の棚にはどんな役割があるのか、書店員は何ができるのか。その自問自答から導きだされた帰結が「書店は言論のアリーナである」だった。「言論のアリーナ」の40年を振り返り、本や書店の果たしてきた役割を見つめなおし、「これからの本と書店」を考える。 「ヘイト本を返品できるか」という自問 はじまりは「苦し紛れの理屈」だった。 人がある主張を掲げ、それがその人の思想として認知されるほどに醸成されるには、他の人たちと何度も議論を重ね、自ら練り直していくための一定のプロセスが必要である。そのプロセスの時間的始まりは獏として定められぬ場合が多いが、ときに明確に日時を指定しうる場合もある。ぼくの「書店=言論のアリーナ」論は後者のケースであった。明確に「はじまりの日時」を指定で

                                                    第1回 「アリーナ論」の発端 - dZERO
                                                  • (インタビュー)本屋がいま、できること 書店員・福嶋聡さん:朝日新聞デジタル

                                                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                      (インタビュー)本屋がいま、できること 書店員・福嶋聡さん:朝日新聞デジタル
                                                    • オンラインでふれる社会学 - 北樹出版の大学教科書

                                                      『ふれる社会学』で取りあげられなかったことに「ふれる」 書店にふれる(オンライン) ■第9章「レインボーにふれる」関連お役立ちWeb集 「包帯のような嘘」 ライター/YouTuberであるマサキチトセさんの個人サイト。 ジェンダー・セクシュアリティに関連する問題に鋭く切り込むコラム記事が掲載されているほか、クィア英会話講座のYouTube動画もアップされている。 「delta-G」 ミヤマアキラさんによる、ノン・ヘテロ(同性愛者等)のブログであり、ニュースコンテンツサイト。 中でも「クィア・スタディーズ入門」のカテゴリーには、清水晶子さんが講師を務めた「クィア・スタディーズ講座」のレポートもあり、クィアという概念に初めてふれる人は必読である。 「おきく's第3波フェミニズム」 ジェンダー・セクシュアリティを中心に社会学的に研究している菊地夏野さんのブログ。 ブログタイトルにもなっている第三

                                                      • [2020年 本ベスト5]討議か敵対か - 福嶋聡|論座アーカイブ

                                                        [2020年 本ベスト5]討議か敵対か アゴニズムには論敵を翻意させる可能性がある 福嶋聡 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 『世界』2020年1月号に掲載された「批判なき時代の民主主義――なぜアンタゴニズムが問題なのか」で、山本圭が“「ネット右翼」に「非合理」のレッテルを貼り、対話から排除するようなリベラルの態度は、ヘゲモニー戦略の上では得策ではない”と書いている。「そう、そういうことなのだ」と、ぼくは一人頷いていた。 山本が言う通り、「現代社会で困難になっているのは、相手を正統な対抗者とみなしたうえで批判を戦わせるアゴニズム(討議)」なのである。その討議=闘技を(血を見ることなく)成立させる場として、ぼくは書店空間を「言論のアリーナ」と呼ぶのだ。 「批判なき時代の民主主義」論文で予告された『アンタゴニズムス――ポピュリズム〈以後〉の民主主義』(共和国、2月)で山本圭は、“現代民主主

                                                          [2020年 本ベスト5]討議か敵対か - 福嶋聡|論座アーカイブ
                                                        • 【トーク】「戦争と技術」塚原東吾×小笠原博毅×栢木清吾〈前編〉|人文書院

                                                          ュンク堂書店難波店にて開催した、アーロン・S・モーア著『「大東亜」を建設する――帝国日本の技術とイデオロギー』(人文書院)の刊行記念トークの記録です。登壇者は監訳者の塚原東吾さん、訳者の栢木清吾さん、そしてカルチュラル・スタディーズ研究者の小笠原博毅さん。こちらのトークは、訳書刊行直前に47歳で亡くなった著者の追悼イベントでもありました。(※この記録は、すでに人文書院ホームページにて公開したものを、読みやすさ重視のため移行したものです)開催日:2020年03月06日(金) 18:30~20:00 ジュンク堂書店難波店 司会進行:栢木清吾、福嶋聡(ジュンク堂書店難波店店長) 栢木 司会進行役を務めます栢木と申します。どうぞよろしくお願いします。私は本書の訳者のひとりでもありまして、第3章「大陸を建設する」の部分を担当しています。後ほどのその部分のお話も少しさせていただくつもりですが、まずは監

                                                            【トーク】「戦争と技術」塚原東吾×小笠原博毅×栢木清吾〈前編〉|人文書院
                                                          • 基礎問題精講シリーズに【現代文】が登場したよ - 蔵ログ

                                                            現代文の基礎問題精講が出たということで、早速購入してみました。 これまで難関大受験者向けに標準問題精講という一つ上のシリーズがありましたが、基礎問題精講はセンターや中堅大学受験者レベルに設定されています。 非常に使いやすく、内容的にも満足だったので、書籍レビューをしたいと思います。 基本情報 対象レベル 出題大学一覧 基本編 実践編 特徴3つ ①-1 記号読解のアプローチ ①-2 知識と解法の関係性 ②レイアウトがいい ③問題文の選定 最後に 問題文の出典一覧 入門編 ①石黒浩:アンドロイドは人間になれるか ②ちきりん:マーケット感覚を身につけよう ③酒井邦嘉:科学者という仕事 ④養老孟司:カミとヒトの解剖学 ⑤川端康成:心中 ⑥國分功一郎:中動態の世界 ⑦数土直紀:自由という服従 ⑧小笠原泰:日本的な視座 基礎編 ①田村明:まちづくりの実践 ②本田由紀:軋む社会 ③野口悠紀雄:「超」集中

                                                              基礎問題精講シリーズに【現代文】が登場したよ - 蔵ログ
                                                            • K・ギルバートの中韓ヘイト本に版元の講談社内でも批判の声! 組合報に「まさかこんな差別煽動本が」「目の前が真っ暗になる絶望」 (2017年10月28日) - エキサイトニュース

                                                              先日、本サイトでは、ケント・ギルバート氏のベストセラー『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社)の実態が中国人や韓国人への憎悪を煽る悪質なヘイト本であることを指摘し、版元である講談社が老舗の出版業界最大手であるにもかかわらず"ヘイト本ビジネス"に手を染めたことを批判、「もはやこの国の出版文化は末期的と言うしかない」と断じた。 ところが、この国籍や民族でひとくくりにして〈「禽獣以下」の社会道徳や公共心しか持たない〉〈彼らは息をするように嘘をつきます〉〈自尊心を保つためには、平気で嘘をつくのが韓国人〉〈その病的なレベルについていえば、韓国人が世界一〉などとひたすら悪罵を連ねるヘイト本は、本サイトの論評後も売れに売れ続け、現在、出版不況の中で50万部に届こうかという大ヒット中。 あまつさえ、講談社社内で表彰すら受けたという。「売れたものが正しい」と言わんばかりの講談社の姿勢には、まったく

                                                                K・ギルバートの中韓ヘイト本に版元の講談社内でも批判の声! 組合報に「まさかこんな差別煽動本が」「目の前が真っ暗になる絶望」 (2017年10月28日) - エキサイトニュース
                                                              • AI信仰の現在を知るために――戦前から連続する日本近現代史を読む - 福嶋聡|論座アーカイブ

                                                                AI信仰の現在を知るために――戦前から連続する日本近現代史を読む ボランティア、傀儡政権、テクノ・ファシズム 福嶋聡 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 侵略戦争、植民地政策によって翻弄されたのは、侵略された側の人たちだけではない。侵略した側でも、徴兵された人々、勤労奉仕を強いられた人々、大陸に渡った開拓団等、国内外のボランティアに奉じた多くの人たちもまた、「救国」と「興亜」のスローガンの犠牲となった。『ボランティアとファシズム――自発性と社会貢献の近現代史』(池田浩士著、人文書院)は、関東大震災後の「東京帝大セツルメント」を嚆矢とする日本近代史におけるボランティア活動が、国家に利用されていくさまを、見事に描き出している。 ボランティアは、自発的な社会貢献である。ファシズムは、国家が意のままに個人を強制する体制である。この二つは、一見正反対の極にあるものと考えられる。だが実際は、戦前戦中

                                                                  AI信仰の現在を知るために――戦前から連続する日本近現代史を読む - 福嶋聡|論座アーカイブ
                                                                • 小笠原博毅 - Wikipedia

                                                                  小笠原 博毅(おがさわら ひろき、1968年 - )は、日本の社会学者。神戸大学大学院国際文化学研究科グローバル文化専攻教授。 人物・来歴[編集] 東京都八王子市生まれ[1]。早稲田大学政治経済学部卒[2]。2003年ロンドン大学ゴールドスミス校社会学部博士課程修了。社会学Ph.D[2][3]。指導教員はポール・ギルロイ。神戸大学国際文化学部助教授、准教授を経て、教授[4]。 専門は文化研究。サッカーと人種差別、18世紀初頭の海賊などを研究している[5]。東京オリンピックや大阪万博 (2025年)の開催には一貫して異議を申し立てており[6]、編著に16人の研究者や活動家らによるオリンピック批判の論考を集めた『反東京オリンピック宣言』(山本敦久共編、航思社、2016年)がある。 著書[編集] 『サッカーの詩学と政治学』(有元健共編、人文書院、2005年) 『黒い大西洋と知識人の現在』(編、市

                                                                  • 私は本屋が好きでした|太郎次郎社エディタス

                                                                    反日、卑劣、心がない。平気でウソをつき、そして儒教に支配された人びと。かかわるべきではないけれど、ギャフンと言わせて、黙らせないといけない。なぜなら○○人は世界から尊敬される国・日本の支配をひそかに進めているのだから。ああ〇〇人に生まれなくてよかったなあ……。 だれもが楽しみと知恵を求めて足を運べるはずの本屋にいつしか、だれかを拒絶するメッセージを発するコーナーが堂々とつくられるようになった。そしてそれはいま、当たりまえの風景になった──。 「ヘイト本」隆盛の理由を求めて書き手、出版社、取次、書店へ取材。そこから見えてきた核心は出版産業のしくみにあった。「ああいう本は問題だよね」「あれがダメならこれもダメなのでは」「読者のもとめに応じただけ」と、他人事のような批評に興じるだけで、無為無策のまま放置された「ヘイト本」の15年は書店・出版業界のなにを象徴し、日本社会になにをもたらすのか。 書店

                                                                      私は本屋が好きでした|太郎次郎社エディタス
                                                                    • [2021年 本ベスト5]理解し合わなくてはいけない相手をめぐって - 福嶋聡|論座アーカイブ

                                                                      今年6月に刊行された『長東(チャンドン)日誌──在日韓国人政治犯・李哲の獄中記』(東方出版)の著者、李哲(イ・チョル)は、1948年10月熊本県生まれの在日韓国人2世で、中央大学卒業後、「半日本人」のような自分を抜け出て真の韓国人としての主体性を回復せんと、1973年に高麗大学大学院に留学する。 ところが、北朝鮮との緊張関係の中、75年末、李哲は、韓国中央情報部によってスパイ容疑で逮捕される。長く厳しい取り調べ・拷問の末、李哲はありもしない罪を自白し77年に冤罪による死刑が確定、拘置所で出会った人々が次々と処刑されていく中、13年もの獄中生活を送ることになった(1979年無期刑に、81年20年刑に減刑)。 今、李哲は、「本当に、恨みは感じていないのです」と言う。「獄中生活を送らなかったら、韓国をこれほど深く知ることはできなかったでしょうから」。 獄で出会った、韓国社会最底辺の人たち一人一人

                                                                        [2021年 本ベスト5]理解し合わなくてはいけない相手をめぐって - 福嶋聡|論座アーカイブ
                                                                      • 『<書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web』へのコメント

                                                                        書泉や丸善のイベントを電凸や襲撃予告で潰し、一般の書店で書棚を見ては「矜持はないのか!」と怒鳴り散らしていたサヨがこうやって白粉塗って過去改変するの、汚いなと思う。斎藤貴男。 サ

                                                                          『<書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web』へのコメント
                                                                        • ヘイト本 - Wikipedia

                                                                          この記事は語句の内部リンク、見出しのマークアップなどスタイルマニュアルに沿った修正が必要です。ウィキペディアの体裁への修正にご協力ください(ヘルプ)。(2021年4月) この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。そのため、中立的でない偏った観点から記事が構成されているおそれがあり、場合によっては記事の修正が必要です。議論はノートを参照してください。(2021年4月) ヘイト本(ヘイトほん、ヘイトぼん)とは、特定の傾向を持つ書籍に対する呼称のひとつ。何をヘイト本とするかについて統一された見解はない。 定義、内容[編集] 日刊SPA!によれば、「ヘイト本」は、タイトルや帯の文章が異様に長く、内容は中国と韓国(特に韓国)への批判や嫌悪が中心である[1]。 「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」の岩下結は「ヘイト本は形として韓国や中国の政府批判であるかもしれ

                                                                          • 『<書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web』へのコメント

                                                                            学び <書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web

                                                                              『<書評>『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』福嶋聡(あきら) 著:東京新聞 TOKYO Web』へのコメント
                                                                            • 『反日種族主義』の「ありがたい」解釈に、心地よくなってはならない - 福嶋聡|論座アーカイブ

                                                                              『反日種族主義』の「ありがたい」解釈に、心地よくなってはならない 福嶋聡 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 2019年末、ぼくが最も気になったのが、『反日種族主義――日韓危機の根源』(李栄薫編著、文藝春秋)の刊行直後の半端ではない売れ行きであった。新刊配本時から、「これは飛びつく読者がいるかも」と思っていたが、初速は予想以上で、カウンター前の話題書棚で展開すると、どんどん売れていく。 最初から購入を決めていたお客様が、一直線にこの本に向かいカウンターに持って来る情景を、ぼくは店頭で何度も見た。それは、他の書店でも同様であったらしく、11月半ばに出たこの本が、年内に40万部まで増刷されたと聞いた。 韓国の経済学者の編著書が、どうして日本でこんなにも多くの人を惹きつけるのか? 背景には、タイトルにも含まれる「日韓危機」がある。本書では、韓国の「反日種族主義」から派生する誤った歴史認識・歴史

                                                                                『反日種族主義』の「ありがたい」解釈に、心地よくなってはならない - 福嶋聡|論座アーカイブ
                                                                              • 『本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"』へのコメント

                                                                                世の中 本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"

                                                                                  『本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"』へのコメント
                                                                                • 読書日記1316 - はてなブログ大学文学部

                                                                                  読んだ本 福嶋聡『明日、ぼくは店から棚からヘイト本を外せるだろうか』dZERO (2024) 池田晶子『無敵のソクラテス』新潮社 (2010) 山本七平/小室直樹『新装版 日本教の社会学』ビジネス社 (2022) エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』みすず書房 (1999) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 Twitterのトレンドで宗教のトピックが挙がっていた。 それに関するツイートを眺めていると、明かに何の知識もなく、ただただ「正教分離=悪」だという、「全体主義は悪だ」レベルの理解でよく物が言えるなという印象を抱いた。 気持ちは分かる。自分も10代の頃は自分の考えを持たず、無知そのものであった。 ツイートしている人が10代の若者であれば良いが、いい大人があのようなツイートをしているのだとしたら、日本の教育の成れの果てだな、という

                                                                                    読書日記1316 - はてなブログ大学文学部