革新的なテクノロジーが登場し、それを代表する一握りの銘柄が急騰すると、2匹目のドジョウを狙う一連の同類企業も株高の恩恵にあずかる。しかし時が経てば本物と偽物の違いは鮮明になる。 直近の例が人工知能(AI)だ。少しでもAIに関連してさえいれば、そうした企業の株ほぼ例外なく買われてきた。スーパー・マイクロ・コンピューターやルーメン・テクノロジーズは今年、250%を超える上昇率を記録したが、投資家はこうした「人気AI株」の一部を手放す段階に来ている。 マホニー・アセット・マネジメントのケン・マホニー最高経営責任者(CEO)は「勝ち組と負け組の仕分けが始まった」と話した。 スーパー・マイクロとルーメン、ソフトバンクグループが支援するシンボティックは、いずれも弱気な調査リポートの標的となり、8月末に急落した。