「働きがいのある会社」に関する調査・分析を行うGreat Place To Work Institute Japan(GPTW Japan)は、企業に勤める20~59歳の男女6998名を対象に「静かな退職」に関する調査を実施した。調査期間は2024年1月22日~23日。 「静かな退職」とは、退職・転職するつもりはないが、仕事に全力投球するのを止め、必要最低限の業務をこなす働き方のことで、積極的に仕事に意義を見出さない状態を指す。 静かな退職の約3割は若手 「この会社で長く働きたいと思う」には「当てはまる」と回答し、「仕事を達成するために努力を惜しまない」については「当てはまらない」と回答した「静かな退職の実践者」の年齢分布をみると、約3割は34歳以下の若手であった。 「静かな退職の実践者」のうち、そのような働き方のメリットとして最も多くの人が選択したのが「プライベートの時間が確保できる」(