並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 332件

新着順 人気順

虐殺器官の検索結果1 - 40 件 / 332件

  • 楽しく生きるための100冊 2019|さとなお(佐藤尚之)

    ボクが主宰している「コミュニティ4th」では、毎月「Bookトライブ」という読書会をやっています。 一冊課題図書を決めて、みんなで読んできて感想を言い合う、という会ですね。 そこでここ数年、何を読んできたか、というのはこちらに書きました。 で。 去年の年末、そのトライブによく来ている谷川敦さん(あだ名はタフマン)という30歳男子(当時)が、こんなようなことを相談してきました。 「教養のある大人になりたいなあ、とぼんやりとした憧れを持っているんですが、ほとんど本も読まずに30歳になってしまいました。来年はBookトライブの課題図書だけでなく、もっとたくさん本を読みたいと思うのですが、絶対読むべき本を100冊くらい教えてくれませんか?」 ・・・なるほど。 ちょっと上からになって申し訳ないけど、良い心がけじゃw。 よし、ここはボクだけでなく、驚異の本読みにして「Bookトライブ」の部長である高島

      楽しく生きるための100冊 2019|さとなお(佐藤尚之)
    • 早川書房の1500作品が50%割引の大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する - 基本読書

      三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣早川書房Amazon早川書房の1500作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメの作品を一部紹介してみよう。早川書房は定期的に電子書籍セールをやるが、前回の大規模なものは確か2020年3月頃の1000点セールだったので、セール対象は増えていることになる。なんと、先日完結したばかりの『三体』も、さすがに完結巻は対象ではないけれども第二部までがセール対象。 amzn.to まずはSFから紹介する。 三体 作者:劉 慈欣早川書房Amazonまずは早川といえばSFということで、SFから紹介してみよう。目を引くのはやっぱり『三体』である。先日三部作全体の紹介を書いたばかりだが、文化大革命からはじまり異種知性とのファースト・コンタクトが描かれる比較的現実路線の一巻。ファースト・コンタクト後、人類最高峰の知性が異種知性に

        早川書房の1500作品が50%割引の大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する - 基本読書
      • SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だってヒーローになりてえよ

        どうも、読書中毒ブロガーの ひろたつです。一生寝てたいタイプです。 今回は界隈が大盛りあがりだった企画。 いらん前置き まだ続くいらん前置き SFが生み出す“熱” 集計の概要 40位    4票 39位    5票 38位    6票 37位    7票 36位    8票 35位    9票 34位    10票 33位    11票 32位    12票 31位  13票 30位    14票 29位    15票 28位    16票 27位    17票 26位    18票 25位    19票 24位    20票 23位    21票 22位    22票 21位    24票 20位    25票 19位    26票 18位 29票 17位    31票 16位    34票 15位    35票 14位    39票 13位    42票 12位    49票 11位 

          SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だってヒーローになりてえよ
        • 今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本 - シロクマの屑籠

          今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α本 - orangestarの雑記 数日前に、小島アジコさんが「今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α本」という長ったらしい文章をブログに書いておられた。あの滅茶苦茶な長文は、不特定多数が読むことを度外視した、ふた昔ほど前のブログの文章、というよりウェブサイトの文章のようだった。 で、読んでいるうちに自分も同じことをやってみたくなった。そうすることで、私と小島アジコさんの嗜好の違いや来歴の違いだけでなく、「脳汁が出るほどハマッたものの定義の違い」みたいなものも詳らかになる気がしたからだ。このブログの常連読者さんでない人には読む価値の無い文章なので、それでも読みたい人だけ付き合ってやってください。 小学校低学年まで 小学校低学年だったのは昭和56年~59年ぐらい、ファミコンはまだ普及していなかったしビデオ録画もできなか

            今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本 - シロクマの屑籠
          • 世界一規律正しい日本人が、「外出自粛」の呼びかけを無視するワケ

            世界一規律正しい日本人が、「外出自粛」の呼びかけを無視するワケ:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) 「外出自粛に従わないで出歩く若者がウイルスを撒(ま)き散らしていると叩かれているのに、このジジババたちはいいのかよ」――。 いよいよ国が「緊急事態宣言」を発出する中で、SNSで拡散されたある写真に、若者たちが怒りの声をあげている。その写真とは4月4日、「おばあちゃんの原宿」として知られる「巣鴨地蔵通り商店街」で撮影されたもの。毎月4のつく日に開催されている恒例の縁日に、多くの高齢者が訪れて、楽しそうに商店街を歩いているのだ。 現在、国、自治体、そして医療関係者が「医療現場が悲鳴を上げているからこれ以上、感染を広げないように外出を自粛して」と喉を枯らして訴えている。しかし、これに従わない「バカ者」もいる。政府や東京都の説明ではこれは、主に学校が休校になったことで、渋谷に遊びに行くような十代や

              世界一規律正しい日本人が、「外出自粛」の呼びかけを無視するワケ
            • ハヤカワの1000作品が最大50%割引の超大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する!! - 基本読書

              三体 作者:劉 慈欣発売日: 2019/07/04メディア: Kindle版うおおおコロナで外に出る理由もない今日この頃、突如として早川書房から1000作品が最大50%割引の超大型電子書籍セールをはじめたのでオススメを紹介します!! 早川は毎年、海外SFだったり日本SFだったりと、わりとテーマを絞った数十〜数百点規模のセールはやっていたのだけど、垣根がなくここまで大規模のセールははじめてでは!? 早川といえばSFとミステリと科学ノンフィクションなので、そこらへんを重点的に紹介してみようかと思いやす。ちなみにセール商品全点は下記の通り。 www.amazon.co.jp SF篇 まず「これは当然だよなあ?」レベルの王道から行くと、なんといっても劉慈欣の『三体』だ! 識者らがアンケート形式で投票し、その得票数でランキングを決める「SFが読みたい!」というムックのランキングで2位を大きく突き放し

                ハヤカワの1000作品が最大50%割引の超大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する!! - 基本読書
              • SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だ..

                SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だってヒーローになりてえよ https://www.orehero.net/entry/bestsf順位得票数タイトル著者1位122票『星を継ぐもの』J・P・ホーガン2位90票『夏への扉』ロバート・A・ハインライン3位85票『ハーモニー』伊藤計劃4位71票『三体』劉慈欣5位69票『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク6位68票『新世界より』貴志祐介7位63票『虐殺器官』伊藤計劃8位61票『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス9位60票『銀河英雄伝説』田中芳樹10位52票『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック11位51票『1984年』ジョージ・オーウェル12位49票『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー13位42票『戦闘妖精・雪風』神林長平14位39票『華氏451度』レ

                  SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だ..
                • 反出生主義という人類滅亡のミーム - シロクマの屑籠

                  ※この文章は、黄金頭さんへの返信のかたちをとった、私なりの反出生主義についての考えをまとめた文章です※ blog.tinect.jp こんにちは黄金頭さん、p_shirokumaです。拙著『人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)』をお読みくださり、ありがとうございました。今回私は、どうしてもこの本を読んでもらいたいブロガーさん数名におそれながら献本させていただきました。受け取ってくださったうえ、ご見解まで書いてくださり大変うれしかったです。 『人間はどこまで家畜か』を黄金頭さんに献本したかった理由は2つあります。 ひとつは、黄金頭さんが書いたこのブログ記事のおかげで『リベラル優生主義と正義』に出会えたからです。 リベラル優生主義と正義 作者:桜井 徹ナカニシヤ出版Amazon 今は8000円台で推移していますが、一時期、この本には30000円ぐらいのプレミアがついていま

                    反出生主義という人類滅亡のミーム - シロクマの屑籠
                  • SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について

                    論争の概要 ・あるSF編集者が自分の担当したアンソロジー本(『日本SFの臨界点』と『2010年代SF傑作選』)の表紙を掲載し、そのツイートが広くバズった。 ・それを見てある読者が twitter で以下のような発言を行い、反響を呼んだ。 「なんでSF小説とかアンソロの表紙って漫画・アニメ絵の女の子ばっかなの?恥ずかしくて持ち歩けないんだけど。自らターゲット狭めてマーケット小さくしてる気がする。(中略)誰も彼も「売れるから」で思考停止している気がしてならない。」 それに対して当該編集者がfusseterで以下のような反論を行った。 ・「女の子」に関して ・イラストレーターには『性別を指定しない抽象的なキャラクター像』で発注したもので、『女の子』ではない, ・キャラクター的であることそのものに対する違和感にしても、少なくとも現場ではそういうものにしようという意向ではなかった。 ・「恥ずかしい」

                      SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について
                    • 早川書房の電子書籍3,000点以上が50%OFFの大セール。編集部メンバーが「オススメ早川本」を熱烈プレゼンしていく #ソレドコ - ソレドコ

                      「早川書房 夏のKindle超ビッグセール」が2024年7月17日(水)まで開催中です。SFの不朽の名作から、さまざまな学問領域のエッセンスが分かりやすく学べるノンフィクションまで、名著ぞろいの早川書房の電子書籍3,000点以上がなんと50%OFF! そこで今回は、ソレドコ編集部メンバーに「おすすめの早川本」をプレゼンテーションしてもらいました。集まった作品紹介の数々を、フィクションとノンフィクションに分けてご紹介します。 記事を参考に、仕事終わりや週末に読める本を探してみてはいかがでしょう? 👇気になる作品をタップでジャンプできます 【フィクション】 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(上・下) 『宇宙【そら】へ』(上・下) 『春にして君を離れ』 『時の娘』 『.....絶句』(上・下) 【ノンフィクション】 『スイッチ! 「変われない」を変える方法』 『欲望の見つけ方 お金・恋愛・キ

                        早川書房の電子書籍3,000点以上が50%OFFの大セール。編集部メンバーが「オススメ早川本」を熱烈プレゼンしていく #ソレドコ - ソレドコ
                      • SF小説をどうしても読み通せない - インタプリタかなくぎ流

                        SF映画は大好きなのですが、小説となるとどうしても最後まで読み通すことができません。とはいえ中高生の頃は『宇宙英雄ペリー・ローダン』シリーズみたいな、いわゆるスペースオペラ的作品をたくさん読んだような記憶があります。でもよくよく思い返してみるに、SF好きの友人のおすすめ本をいくつかかじって何となく読んだような記憶がでっち上げられていただけで、実際にはほとんど読めていなかったのかもしれません。 SFといえば、ずいぶん前に「日本SF大会」というイベントで通訳業務を仰せつかったことがあって、その時にSFファンのみなさんの盛り上がりぶりに接して、憧れのような気持ちを抱きました。ああ、この輪の中に入ることができたら楽しいだろうなと。それ以来、何度も間欠泉的に挑戦してきたのです。 https://www.irasutoya.com/2018/06/blog-post_264.html 最初はまず古典か

                          SF小説をどうしても読み通せない - インタプリタかなくぎ流
                        • 文学の哲学にはどのようなトピックがあるのか - Lichtung

                          文学の哲学は、存在論、認識論、倫理学、心の哲学、そして美学から、哲学的に文学を考察する研究ジャンルである。 物語とは何か、物語は人生の何を教えてくれるのか、作者とは誰か、詩的想像力とは何か、フィクションとは何か、詩の深遠さとは何か、キャラクタになぜ惹かれるのか、文学作品はどんな存在なのか、そして、文学とは何か。 本稿は、The Routledge Companion to Philosophy of Literature*1 を参照しながら、主に英米圏における文学の哲学の主要な32のトピックを紹介する。文学の哲学について関心のあるひとがさらに学びを深めるために、あるいは、美学や文学の研究者の方が研究の手がかりとするために役立てばと思う。計三万字強あるので、頭から読んでいただくのもうれしいが、気になるところからすきな順番で読んでもらえればと思う*2。 定義とジャンル 1. 文学の概念 2.

                            文学の哲学にはどのようなトピックがあるのか - Lichtung
                          • 『閃光のハサウェイ』を大ヒットへと導いた、映像の力とは――監督・村瀬修功インタビュー(後編) | アニメ ダ・ヴィンチ

                            『機動戦士ガンダム』40周年記念作品として制作されたシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。本作は『機動戦士ガンダム』の生みの親、富野由悠季さんが1989~1990年に執筆した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』全3巻(上・中・下)を映像化した作品だ。本作の主人公はガンダムシリーズで活躍してきたかつての英雄ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノア。彼はマフティー・ナビーユ・エリンと名乗り、反地球連邦政府運動に身を投じている。なぜ彼はマフティーを名乗るようになったのか。そのドラマが緻密に描かれている。 本作の映画化を果たしたのは村瀬修功監督。美意識に裏打ちされた緻密な作画で知られるアニメーター/キャラクターデザイナーでもあり、監督としては『虐殺器官』などで実写的なアプローチをすることで高い評価を集めているクリエイターだ。映画『閃光のハサウェイ』においても、いわゆる映画的なダイ

                              『閃光のハサウェイ』を大ヒットへと導いた、映像の力とは――監督・村瀬修功インタビュー(後編) | アニメ ダ・ヴィンチ
                            • 造語「メタヴァース」を生み出し、数々の起業家の世界観に影響を与えた伝説のSFがついに復刊!──『スノウ・クラッシュ』 - 基本読書

                              スノウ・クラッシュ〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ニール スティーヴンスン早川書房Amazonこの数年メタヴァース=仮想現実が盛り上がっている。Facebookが社名を「Meta」に変更し、OculusQuestやVRchatが普及し、フォートナイトでのライブ・生活体験が当たり前になり、仮想空間上での会議や共同作業など、実生活でもメタヴァース関連の話題が上がることが増えてきた。その背景には新型コロナの蔓延によって対面での接触機会が減少したり、技術が発展したことで機材が安価になり、仮想空間の描画力が増し、できることが増えてきたからなど複数の理由が絡んでいるのだろう。 森博嗣『すべてがFになる』の中で、天才科学者真賀田四季は、西之園萌絵に『博士……。博士のご研究の一つ、仮想現実の技術は、どんな役に立つのでしょう?』と聞かれ『「本当に話が飛びますね。仮想現実は、いずれただの現実になりま

                                造語「メタヴァース」を生み出し、数々の起業家の世界観に影響を与えた伝説のSFがついに復刊!──『スノウ・クラッシュ』 - 基本読書
                              • 『閃光のハサウェイ』を大ヒットへと導いた、映像の力とは――監督・村瀬修功インタビュー(前編) | アニメ ダ・ヴィンチ

                                『機動戦士ガンダム』40周年記念作品として制作されたシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。本作は『機動戦士ガンダム』の生みの親、富野由悠季さんが1989~1990年に執筆した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』全3巻(上・中・下)を映像化した作品だ。本作の主人公はガンダムシリーズで活躍してきたかつての英雄ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノア。彼はマフティー・ナビーユ・エリンと名乗り、反地球連邦政府運動に身を投じている。なぜ彼はマフティーを名乗るようになったのか。そのドラマが緻密に描かれている。 本作の映画化を果たしたのは村瀬修功監督。美意識に裏打ちされた緻密な作画で知られるアニメーター/キャラクターデザイナーでもあり、監督としては『虐殺器官』などで実写的なアプローチをすることで高い評価を集めているクリエイターだ。映画『閃光のハサウェイ』においても、いわゆる映画的なダイ

                                  『閃光のハサウェイ』を大ヒットへと導いた、映像の力とは――監督・村瀬修功インタビュー(前編) | アニメ ダ・ヴィンチ
                                • #閃光のハサウェイ は本当にタクシー運転手と戦っていなかったのか? - 玖足手帖-アニメブログ-

                                  「閃光のハサウェイ」という物語は、ハサウェイがタクシーで運転手と話しているところで既にオチがついている作品なんですよね ハサウェイが"打倒すべき"相手の象徴こそが、あのタクシー運転手だった訳で。その意味では、それ以降のマフティーの活動全てが虚無なんだよな…となる— 鉄機@ロボ専門イラストレーター (@robo_robotarou) 2021年10月30日 マフティー(ハサウェイ)を暇人なんだと言ってみせたあの運転手の言葉。一見すると善良な市民が核心を突いたシーンのように見えるんだけど、読者や視聴者はそこで、「ちょっと待てよ」と思わなきゃいけないシーンでもあるのが面白い— 鉄機@ロボ専門イラストレーター (@robo_robotarou) 2021年10月30日 p-shirokuma.hatenadiary.com ハサウェイはタクシー運転手と戦うべきだった→ハサウェイが戦うべきはシステム

                                    #閃光のハサウェイ は本当にタクシー運転手と戦っていなかったのか? - 玖足手帖-アニメブログ-
                                  • 『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」

                                    『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」 2020年2月号が創刊60周年記念号となった「SFマガジン」を発行する早川書房は今年、ハヤカワ文庫創刊50周年を迎え、「ミステリマガジン」9月号、「SFマガジン」10月号でそれぞれ記念特集を組んだ。 長年、SFにかかわり、現在では国内と翻訳の編集部全体を統括する立場の塩澤快浩氏(早川書房事業本部副本部長兼編集統括部長兼SFマガジン編集長)にジャンルの専門誌である「SFマガジン」の歩み、SFの過去と現在について訊いた。(9月15日取材/円堂都司昭) 「SFマガジン」の仕事を始めてからSFを読み始める ――早川書房へ入社する前は、SFに興味がなかったそうですね。 塩澤:高校の頃から翻訳もののハードボイルド、冒険小説を読み始めました。大学時代もそういうものばかり読んで就職活動はほとんど

                                      『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」
                                    • サイゼリヤ初デート問題で大人は好意のない相手とでもデートしてるんだと知った - 太陽がまぶしかったから

                                      サイゼリヤで初デートについて話した サイゼリヤで初デートが云々とTwitterのTLでバズっていて、10年前から定期的に炎上しているし、その度にサイゼリヤオフ会をしていると思いながらもスペースで会話したので感じたことを記録しておく。そんなの「人による」としか言えないのに、初デートの定義や登場人物の年齢や関係性や経済状況などの観点を明らかにしないまま強い言葉が飛び交うことに面白味を感じた。サイゼリヤ問題からしか取れない栄養がある。 そもそも今回の盛り上がりの元ネタにおいて「初デート」なんて言われてないし、それなりの関係性こそが描かれているようにも見える。ただし、「〜で喜ぶ」という言葉には安いお店でも喜んでくれるチョロさのような物が滲み出ていて可燃性があるので、例えば「〜で楽しむ」であればそこまで問題にならなかったであろう。 互いに気を使わないでも良い彼女を夢想する非モテがキモいのは重々承知だ

                                        サイゼリヤ初デート問題で大人は好意のない相手とでもデートしてるんだと知った - 太陽がまぶしかったから
                                      • 日本のSF業界はとっくにラノベ抜きには成り立たなくなってる

                                        というより「ラノベと共生してる」とかのほうが聞こえがいいか。 伊藤計劃は明らかにオタク文脈上の人間で、作品内容もライトノベルと親和性が高いんだが、 なぜかニワカSF読みには「新しくて硬派でかっこいい俺たちのSF」と神格化されてるんだよな。 まあハヤカワが「伊藤計劃以降」とかなんとか言ったりして煽ったせいだけど。 『虐殺器官』も『ハーモニー』も最初はイラスト付きで出されていたものが 文庫化にあたって白黒の無地の表紙になったんだけど、 ニワカはその文庫版しか知らないから、 映画化合わせでアニメのイラストが特大帯に配されたときに 「硬派なイトーケーカク作品にイラストなんか使うな!」と批判して 周囲の失笑を買っていたりしたわけで。 そもそもが「SF VS オタク」じゃなくて「ニワカ VS オタク」という構図なんだよ。 いや、そもそもの話をするなら、 山本弘なり小川一水なり野尻抱介なり冲方丁なり野崎

                                          日本のSF業界はとっくにラノベ抜きには成り立たなくなってる
                                        • ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二

                                          ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○選リストあり ライトノベルオールタイムベストを生み出そう! という動きがある。この記事を書き出してもう多少時間が経っているのでSNSでの反応や熱量はもう変化しているかもしれないが、日本百名山や百名城で代表されるように、そういったベスト選出はあらゆるジャンル・コンテンツで人気があるし、見るのも作るのも面白いものだ。 ライトノベルを中心に据えたオタクエンタメ史の探求をライフワークとしている身としては、もちろん食いつく。思春期の頃は最強デッキ作りではないが、読んだ作品のお気に入りランキングとか隙あらば作っていた気がするよね。基本脳内でだけど。 けど、本格的にエンタメ史を趣味研究するようになってから

                                            ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二
                                          • つくりおき中に読書 早川書房編 - #つくりおき

                                            みなさまメリークリスマス。 冬は煮込み料理がおいしい季節ですね。温かく、味の沁みた煮込み料理はあたたかな気持ちになります。 においを感じながら煮込んでいるあいだもあたたか。火をはためにだらっと本をよんで過ごしています。 さて、そんななかハヤカワのSFで知られる早川書房が年末恒例の kindle のセールをしていました。★4以上で絞っても Amazon で84ページあり膨大なんですがなんとなく流し見してみたので気になったものを紹介します。煮込み料理や年末年始のおともにいかがでしょうか。 「早川書房 Kindleビッグセール」開催中! オススメ国内作品はこちら!|Hayakawa Books & Magazines(β) 12/29 までのセールだそうなので関心のある方この機にぜひ! 注目 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬早川書房Amazon 本屋大賞2022をとっていて気になっていた。

                                              つくりおき中に読書 早川書房編 - #つくりおき
                                            • 2021年にふさわしい現代的なガンダム作品『閃光のハサウェイ』、超絶クオリティの理由を小形尚弘プロデューサーに聞いてみた【アニメ業界ウォッチング第78回】 - アキバ総研

                                              映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が、今月公開される。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)の世界観を継ぐ作品として書かれた富野由悠季氏による同名小説の映像化となり、アニメーターでもある村瀬修功氏が監督を務めている。 「30年以上前に書かれた“宇宙世紀シリーズ”の小説を、なぜ今ごろ映像化?」と疑問に思うかもしれないが、現代的な緊迫感に満ちた2020年代らしい映画に仕上がっている。ガンダム作品でありながら、どうしてこんなに斬新なフィルムになったのだろう――? 『機動戦士ガンダムUC』(2010~14年)、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(2015年)などを手がけてきた小形尚弘プロデューサーに、『閃光のハサウェイ』のスタッフィング、独特の制作プロセスについてお聞きした。 【お詫び】(7/2修正) ※初掲時、「日本のアニメーションでは初めてドルビーアトモスのネイティブとして

                                                2021年にふさわしい現代的なガンダム作品『閃光のハサウェイ』、超絶クオリティの理由を小形尚弘プロデューサーに聞いてみた【アニメ業界ウォッチング第78回】 - アキバ総研
                                              • EGOIST、活動終了を発表 アニメ『ギルティクラウン』『PSYCHO-PASS サイコパス』主題歌など

                                                【写真】その他の写真を見る 公式サイトでは「ワンマンライブ『EGOIST LIVE 2023 Fleeting Ruby “The Crescendo”0923 OSAKA』『EGOIST LIVE 2023 Resonant Indigo “Echoes of Everlasting”1009 YOKOHAMA』をもちまして、EGOISTの活動が終了いたします」と発表。 「EGOISTは2011年にアニメ『ギルティクラウン』の主題歌でデビューし、その後も皆様の温かなご支持に支えられながら、素晴らしい瞬間を共有してまいりました。この度、EGOISTの活動はここで幕を閉じる運びとなりました。これまでのご愛顧に心から感謝いたします。EGOIST並びにスタッフ一同、感謝の気持ちを込めてお礼申し上げます。心からの感謝とともに、最後のステージに向けてお力添えいただけますと幸いです」と呼びかけている。

                                                  EGOIST、活動終了を発表 アニメ『ギルティクラウン』『PSYCHO-PASS サイコパス』主題歌など
                                                • 自分が書いたコードより目立つな - エンジニアがバズったので自戒 - じゃあ、おうちで学べる

                                                  はじめに 私はソフトウェアエンジニアだ。私はソフトウェアエンジニアだ。私の本質的な仕事は、複雑な問題を解決し、効率的で革新的なソフトウェアを開発することだ。長年、私の世界はコードとアーキテクチャとアルゴリズムで構成されてきた。そして、それは今も変わらないはずだった。しかし、予期せぬ出来事が起こり、私の認識は大きく揺さぶられることになった。 パターン認識 エンジニアとして働く中で、私は一つの重要なスキルを磨いてきた。それは、パターンを認識し、分析する能力だ。この能力は、複雑なシステムを理解し、効率的なアーキテクチャやアルゴリズムを設計し、バグを特定する上で不可欠だ。 私たちエンジニアは、コードの中にパターンを見出し、それを活用することで問題を解決する。重複するコードを関数化したり、似たような処理をクラスとして抽象化したり。パターンを見抜く目は、より良いソフトウェアを作る上で欠かせない。 プロ

                                                    自分が書いたコードより目立つな - エンジニアがバズったので自戒 - じゃあ、おうちで学べる
                                                  • ハヤカワ文庫JAから700点以上が50%割引の大型セールがきたのでおすすめを紹介する。 - 基本読書

                                                    SFマガジン 2021年 12月号 早川書房Amazon先日から早川書房から刊行されているSFマガジンではハヤカワ文庫JA全解説を3号連続で行っていた。僕も10点ぐらいの作品に解説を書いたのだが、その全解説がおわったこのタイミングで、ハヤカワ文庫JA700点以上の割引セールがやってきた。 amzn.to このセール終了が12月2日なので滑り込なのだが、今回は僕が読了済みの中からオススメの作品を一部紹介してみよう。ハヤカワ文庫JAのラインナップはほとんどがSFやファンタジィで、小川一水の『天冥の標』から伊藤計劃の『虐殺器官』『ハーモニー』といった定番の作品から、この数ヶ月に出たような最新の作品まで幅広く揃っている。ハヤカワ文庫JAは先日出た『異常論文』で総計1500点になり、700点強は(電子書籍がない作品も多いことを考えると)かなりのカバー率となる。 新作・準新作 隷王戦記1 フルースィー

                                                      ハヤカワ文庫JAから700点以上が50%割引の大型セールがきたのでおすすめを紹介する。 - 基本読書
                                                    • おすすめの百合SF小説教えてください

                                                      ようやく夏休み!暑いので部屋に篭って読書しようと思うのでおすすめの百合小説を教えてください。好きなSF小説と好きな百合小説をあげておきます。 【好きなSF】 ・地獄とは神の不在なり(テッド・チャン) ・虐殺器官(伊藤計劃) ・都市と都市(チャイナ・ミエヴィル) ・プロジェクト・ヘイル・メアリー(アンディ・ウィアー) 【好きな百合】 ・選挙に絶対行きたくない 家のソファーで食べて寝て映画観たい(斜線堂有紀) ・最愛の子ども(松浦理英子) ・キャロル(パトリシア・ハイスミス) ・半身(サラ・ウォーターズ)

                                                        おすすめの百合SF小説教えてください
                                                      • 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 村瀬修功インタビュー① | Febri

                                                        『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で監督を務めたのは『虐殺器官』のアニメ映像化を手がけ、『新機動戦記ガンダムW』や『機動戦士ガンダムUC』にも参加してきた村瀬修功。富野由悠季の小説を映像化するという作業に、どのように向き合ったのだろうか。前・後編のインタビューでお届けする。 ――今回、監督に就任した経緯を聞かせてください。 村瀬 サンライズの小形尚弘プロデューサーからの依頼でした。 ――『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(以下、閃光のハサウェイ)』は、富野由悠季氏による小説です。この小説を映像化すると聞いたときはどのような印象を受けましたか? 村瀬 『閃光のハサウェイ』は、もともとサンライズでの映像化を前提としていない状況で書き下ろされた富野さんの小説です。それから時代が移り変わり、サンライズが自発的に映像化に取り組もうという流れがようやく生まれたのかなと思いました。 ――どのような

                                                          『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 村瀬修功インタビュー① | Febri
                                                        • 「SFマガジン」91年生まれの新編集長・溝口力丸が語る、伝統への挑戦「手の届かない遠さまで未来を求めようとする姿勢が大事」

                                                          昨年12月、溝口力丸氏が「SFマガジン」編集長に就任した。溝口氏は、担当した同誌の百合特集や伴名練『なめらかな世界と、その敵』をヒットさせるなど、SFに新風を吹きこんできた。その編集者としての歩みと「SFマガジン」の未来について聞いた。(円堂都司昭/3月9日取材・構成) 『SFマガジン 2022年 4月号』 ――出版界に入る前の読書傾向は。 溝口:大学では都甲幸治先生に現代アメリカ文学を教わり、トマス・ピンチョン、リディア・デイヴィス、ジョナサン・フランゼンなどを読んでいました。また、小学生の頃からエッセイが好きだったので、さくらももこから入って遠藤周作、北杜夫、佐藤愛子、内田百閒。現在との接点をあげるなら筒井康隆、小松左京もけっこうエッセイを書いていたし、星新一のショートショートはみんな読んでいましたから、そこらへんがSFとのファーストコンタクトでした。星新一訳のフレドリック・ブラウンの

                                                            「SFマガジン」91年生まれの新編集長・溝口力丸が語る、伝統への挑戦「手の届かない遠さまで未来を求めようとする姿勢が大事」
                                                          • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:映画的な作り方を 村瀬修功監督に聞く制作の裏側 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

                                                            人気アニメ「ガンダム」シリーズの最新作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)が6月11日に公開された。同シリーズの“生みの親”である富野由悠季監督が1989~90年に発表した小説が30年以上の時を経て、アニメ化される。村瀬監督は劇場版アニメ「虐殺器官」の監督で知られ、これまで「機動戦士ガンダムF91」「機動戦士Vガンダム」などで作画監督も務めてきた。アニメを手がけるサンライズの小形尚弘プロデューサーは、村瀬監督について「ビジュアルセンスがこれまでのサンライズアニメの枠を超えています。今回も実写志向と言いますか、現場も途中からアニメを作る感覚ではなかったです」と話したことがあった。“映画的な作り方”を目指したという同作について、村瀬監督に制作の裏側を聞いた。

                                                              機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:映画的な作り方を 村瀬修功監督に聞く制作の裏側 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
                                                            • ブルシットジョブから抜け出すために、自分を「ホラー化」せよ - 集英社新書プラス

                                                              情報が加速度的に増加し、スマートフォンをはじめとしたデジタルデバイスによって様々な行動が不可視化されている現代。そのような「ブラックボックス」が溢れる時代を、私たちはどう生きるべきか。 現代人にとって重要なこの問いを、著述家・書評家の永田希が、書物と貨幣の歴史を遡りながら現代思想や文学作品・SFを通して解き明かしたのが9月17日発売の新書『書物と貨幣の五千年史』である。本書の主題となっている「ブラックボックス」という概念をより掘り下げるべく、集英社新書プラスでは4本の対談を掲載。 第1回目は、コンサルティング会社に勤める傍ら2017年に小説『構造素子』(早川書房)でデビューし、今年の7月には、SF小説を書くことで未来の世界を構想するコンサルティング手法「SFプロトタイピング」の理論と実践を記した『未来は予測するものではなく創造するものである−考える自由を取り戻すための<SF思考>』(筑摩書

                                                                ブルシットジョブから抜け出すために、自分を「ホラー化」せよ - 集英社新書プラス
                                                              • 映画、機動戦士ガンダム #閃光のハサウェイ 意外と面白かった - 玖足手帖-アニメブログ-

                                                                まあ、当然ネタバレするけど。徐々に。 無料公開されていた最初の15分は、ハイジャック犯が類型的な映画らしいハイジャック犯だったし、ギギ・アンダルシアのセリフの拾い方も原作と違っていて、ケネスとギギの会話の曖昧としたところがカットされて直接的になりすぎていたし、ギギがハイジャック犯を挑発しているようにもなっていて違うなーって思った。ハサウェイがハイジャック犯を制圧するところも、微妙にハサウェイが負けそうになってて違うなーって思った。 小説ではハサウェイとバーテンダーとの会話が小説らしかったけど、それがカットされてハリウッド映画っぽいハイジャック襲撃というありきたりな展開から始まっていたし、取り押さえられた後のハイジャック犯の反地球連邦運動家らしい反骨的なリアクションも描かれずに、なんだかあんまり面白そうじゃなかった。 なので、かなり期待値を下げていったのだが。 意外にもそこそこ楽しめた。まあ

                                                                  映画、機動戦士ガンダム #閃光のハサウェイ 意外と面白かった - 玖足手帖-アニメブログ-
                                                                • 『閃光のハサウェイ』で表現された、モビルスーツの「怪物感」の正体――小形尚弘(エグゼクティブプロデューサー)インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ

                                                                  トップアニメ ダ・ヴィンチインタビュー・対談『閃光のハサウェイ』で表現された、モビルスーツの「怪物感」の正体――小形尚弘(エグゼクティブプロデューサー)インタビュー 2021年6月11日より全国公開され、興行収入22.1億円、観客動員108万人超(※2021年11月14日時点)を超える大ヒットを記録した『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。本作は『機動戦士ガンダム』の生みの親、富野由悠季さんが1989~1990年に執筆した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』全3巻(上・中・下)を映像化した作品だ。本作の主人公はガンダムシリーズで活躍してきたかつての英雄ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノア。彼はマフティー・ナビーユ・エリンと名乗り、反地球連邦政府運動に身を投じている。なぜ彼はマフティーを名乗るようになったのか。そのドラマが緻密に描かれている。 本作の劇場版アニメ化をプロデュースした

                                                                    『閃光のハサウェイ』で表現された、モビルスーツの「怪物感」の正体――小形尚弘(エグゼクティブプロデューサー)インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ
                                                                  • 人類には早すぎる?ジェンダー・パンクSF「私の性自認は攻撃ヘリ」がぶっ飛んでて面白かったらしい

                                                                    安琦 @_angieeeee_ 「私の性自認は攻撃ヘリ」 ジェンダーを女性から攻撃ヘリに変更した主人公の一人語り。内戦下のアメリカ、モハーヴェ砂漠を横切り、敵地に爆弾投下する短編だが、もう感想が「すごい」しか出てこなかった。SF的面白さ、軍事小説の勢いとジェンダー小説としての鋭さで一気に読ませる。 pic.twitter.com/BKh6SyCPHa 2022-07-30 08:09:07 安琦 @_angieeeee_ まず一気読み、実は難解で結局3回読み直し。 「ジェンダーは自己決定である」という考えが確立した現代。「女だったころの私」としての生々しい過去と彼女が好む攻撃ヘリとしての生き方の対比が効いていて、まさに今じゃないと書かれない小説じゃないかなと思った。 2022-07-30 08:29:41 安琦 @_angieeeee_ 同じように体を軍によって戦闘用に変えられる(本人承諾

                                                                      人類には早すぎる?ジェンダー・パンクSF「私の性自認は攻撃ヘリ」がぶっ飛んでて面白かったらしい
                                                                    • アニメ制作会社、倒産等が過去最多に…年収100万円台、月393時間労働で“業界劣化”

                                                                      京都アニメーションの犠牲者を追悼する式にあわせて展示されたイラストやメッセージ(写真:毎日新聞社/アフロ) 今夏、アニメ業界では2つの大きなトピックがあった。ひとつは、新海誠監督のアニメ映画『天気の子』の大ヒットだ。興行収入は140億円を超え、アニメ界のアカデミー賞といわれる「第47回アニー賞」の「長編インディペンデント作品賞」「長編作品監督賞」など計4部門にノミネートされている。また、米アカデミー賞の国際長編映画賞部門の日本代表および長編アニメーション賞候補にも選ばれており、最終候補に残るかどうかが注目されている。 一方、『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などで知られるアニメ制作会社の京都アニメーションで放火事件が起き、36名の死者を出す痛ましい出来事もあった。この事件に対しては世界中のアニメファンから追悼の意が寄せられるなど、今や日本のアニメは世界で人気を博している。 帝国データバンク

                                                                        アニメ制作会社、倒産等が過去最多に…年収100万円台、月393時間労働で“業界劣化”
                                                                      • 劇場版モノノ怪について②主にクラウドファンディングについて|山本幸治(koji8782)|note

                                                                        はじめにモノノ怪の15周年を一緒に祝おうとしてくれたお客さんに、今回のことで不安を与えてしまったり、がっかりさせててしまったと思います。「良い作品を作りますので信じて待っていてください」ということを全力で伝えたいです。前回のnoteを出したことで分かったことがいくつかあり、頂いたご意見に対してお答えした方がよいと判断したことを追加で書きたいと思います。 前回同様、大前提として、橋本さんのことを責める意図は全くありません。 橋本さん個人のご病気に触れたことについてこちらが配慮として引いたラインは、橋本さんご自身がSNS等で公表していた情報にしか触れないことで、新たに傷つく人を生まない、あるいは傷を最小にしたいという意図でした。橋本さんはSNSに書いては消すを繰り返していらっしゃるので、現在も残っているかは改めて確認はしていません。前回の説明をする上で、橋本さんの健康状態については触れざるを得

                                                                          劇場版モノノ怪について②主にクラウドファンディングについて|山本幸治(koji8782)|note
                                                                        • ハサウェイ、ギギ、ケネス……『閃光のハサウェイ』の登場人物は、なぜ魅力的なのか?――恩田尚之(総作画監督・キャラクターデザイン)インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ

                                                                          トップアニメ ダ・ヴィンチインタビュー・対談ハサウェイ、ギギ、ケネス……『閃光のハサウェイ』の登場人物は、なぜ魅力的なのか?――恩田尚之(総作画監督・キャラクターデザイン)インタビュー 『機動戦士ガンダム』40周年記念作品として制作されたシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。本作は『機動戦士ガンダム』の生みの親、富野由悠季さんが1989~1990年に執筆した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』全3巻(上・中・下)を映像化する作品だ。本作の主人公はガンダムシリーズで活躍してきたかつての英雄ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノア。彼はマフティー・ナビーユ・エリンと名乗り、反地球連邦政府運動に身を投じている。なぜ彼はマフティーを名乗るようになったのか。そのドラマが緻密に描かれている。 ハサウェイの戸惑い、ギギ・アンダルシアの誘惑、そしてマフティーを探すケネス・スレッグの鋭さ

                                                                            ハサウェイ、ギギ、ケネス……『閃光のハサウェイ』の登場人物は、なぜ魅力的なのか?――恩田尚之(総作画監督・キャラクターデザイン)インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ
                                                                          • ガンダムらしさの継承と、"動く美術"を体現。映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』

                                                                            2021/07/09 ガンダムらしさの継承と、"動く美術"を体現。映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 公開延期の逆風を物ともせず、6/11(金)の公開から4週目で興行収入15億円を突破する快挙を成し遂げ、現在も大好評上映中の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。2名のCGディレクターが立った本作では、これまで受け継がれてきたガンダムらしさに磨きをかけつつ、作画や美術と3DCGを見事に融和させることで、シリーズ屈指のリアリティをもった見事な画づくりを実現している。 ※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 275(2021年7月号)に新規トピックを追加した増補版になります ※画像の色味は実際の映像とは異なる場合があります TEXT_野澤 慧 EDIT_藤井紀明 / Noriaki Fujii(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamd

                                                                              ガンダムらしさの継承と、"動く美術"を体現。映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
                                                                            • レイ・ブラッドベリ『華氏451度』を物語を創る側から分析する―――第3回物語の探求読書会レポート

                                                                              小説、漫画、映画、舞台、ゲームなどジャンルの垣根を越えて、「物語」について考えるオンライン読書会。 今回は、SFの古典レイ・ブラッドベリの傑作を俎上に、脚本家タケハルさん、文学系Youtuberスケザネさん、そして私ことDainでとことん語り合った。 書物を焼く意味とは? 本を殺す洗練されたやり方や、焚書に抗う究極の対策を始め、ブラッドベリの創作技法など、盛りだくさんでお届けする。 以下、ブラッドベリ『華氏451度』の内容に触れており、ネタバレをしています。 <目次> 本を焼く者は、やがて人を焼くようになる 華氏451の根源「多様性を殺していく」 時代を超える本の条件:a passionate few 本の殺し方 本はカジュアルに焼かれてきた イマジネーションを喚起させるSF作家 焚書への究極の対抗策:暗記 他の芸術と比較した文学の強みとは 思想小説とサスペンス性 この世ならざる世界にいか

                                                                                レイ・ブラッドベリ『華氏451度』を物語を創る側から分析する―――第3回物語の探求読書会レポート
                                                                              • みんなの『大好きな鬱小説』をランキングにしてみた【1~20位まで】 - 俺だってヒーローになりてえよ

                                                                                どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。 この記事を書いてるのは、春一番の吹き始めた、とっても穏やかな陽気の3月。そんな爽やかな季節にピッタリの企画を今回はご用意した。 題して… みんなの『#大好きな鬱小説』をランキグにしてみた!! である。 最高。 ※『#大好きな鬱小説』とは… Twitterでトレンドにも入るほど、どうしようもない変態たちを大量に吸い寄せてしまった罪なタグ。 小説の中でも「読まなきゃよかった…」と思いつつも、なぜか目を離せない蠱惑的な魅力を持った作品のこと。 精神的な苦痛を楽しむ変態のための嗜好品、または必需品。人生の限られた時間をわざわざ不快なものに費やしたいという、終わっている人のための嗜好品、または必需品。 この世界でも有数のどうしようもないタグが付いた5000ツイートを、手作業で集計して、無理やりランキングに仕立て上げたのがこちらの記事である。 本当に我ながら脳

                                                                                  みんなの『大好きな鬱小説』をランキングにしてみた【1~20位まで】 - 俺だってヒーローになりてえよ
                                                                                • 映画 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 感想 島国大和のド畜生

                                                                                  ハサウェイを見てきたのだが、すごすぎてひっくり返った。 ネタバレしない程度に書くが。 これはもう、ロボだのメカだのアニメだのを語る上で見てないのはモグリ、というような完成度。 お話云々はおいておくが、とにかく画と演出がハンパない。 アクションでは、スラスターによる振動や爆発の表現がクソ丁寧なので、低音がよく聞こえる映画館で1回目を見ておくべきだと思う。 ドラマでは、人物の不安定さ立ち位置の微妙さを丁寧に書いていく。 常に画面が緊張感を持っている。 最初から最後までぶっ通し。 こんなものが作れるのかよ。というレベル; CGの使い方も的確で嫌味がない。手描きの凄さと、それを支えるデジタル技術、非常にバランスが良い。 「ガンダムで映画を作る」というのなら、ここまでやらなくていいでしょう、というところを目指して作っていて、それに成功している。 1stガンダムが跳ね上げた「ロボットアニメリアリティ」