日本航空機と衝突したと見られる海上保安庁の航空機を調査する運輸安全委員会の航空事故調査官ら=3日午前、羽田空港(関勝行撮影) 世界有数の過密空港として知られる羽田空港で2日に起きた日航機と海上保安庁の航空機の衝突事故。国土交通省は3日、日航機と海上保安庁の航空機、管制官との交信記録を公表した。交信そのものに大きな問題は見られないが、実際には海保機が滑走路まで進んで衝突事故が起きており、海保機の機長(39)が、管制官の指示をどうとらえたかが今後の焦点となりそうだ。 【写真】「飛行機が燃えちゃった」日航機の乗客が家族に送った客席からの写真 国交省によると、管制官は滑走路ごとに担当が割り当てられ、地上から航空機に対し、英語で指示や許可を与える。滑走路と駐機場の間の走行を担当する管制官も別におり、細分化されている。事故が起きたC滑走路は当時、2人の管制官が担当し、両機に指示を出していた。 交信記録