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重力波の検索結果1 - 35 件 / 35件

  • 謎のオーパーツ「アンティキティラ島の機械」が「太陰暦カレンダー」だった可能性が浮上

    by Anita Gould オーパーツの1つとして知られる「アンティキティラ島の機械」は、月や惑星の運動予測に使われていたという説が存在します。このアンティキティラ島の機械が、古代ギリシア暦(太陰太陽暦)を示すためのものである可能性がいくつかの研究から示されました。 07-HJJuly24-AOTM-2.pdf (PDFファイル)https://bhi.co.uk/wp-content/uploads/2024/06/07-HJJuly24-AOTM-2.pdf University of Glasgow - University news - Gravitational wave researchers cast new light on Antikythera mechanism mystery https://www.gla.ac.uk/news/headline_1086643_

      謎のオーパーツ「アンティキティラ島の機械」が「太陰暦カレンダー」だった可能性が浮上
    • 重力って何だろう?【後編】

      「重力」はごく身近な力のひとつです。われわれ人間は地球上をふわふわ浮いているわけではなく、重力によって地上につなぎ止められていますし、どれほど高くジャンプしてもすぐに着地します。テーブルが大きく傾けば、その上に置いてあるものは床に向かってなだれ落ちます。 こうした現象はわれわれにとって“自然”なことであるため、ふだんから重力の存在を意識する人はあまりいません。しかし、重力は宇宙を形作る上で本質的に重要な役割を果たしてきました。重力が存在しなければ、太陽や地球はもちろん人間も誕生せず、「重力とは何か」などと頭を悩ませる者も存在しなかったはずです。 では、重力とはいったいどんな力で、ほかの力とは何が違うのでしょうか? 重力についての理解は時代によって変遷し、現在では重力の存在そのものに疑問を投げかける研究者もいます。後半となる本稿ではアインシュタインの重力理論から量子重力理論までの現代的な重力

        重力って何だろう?【後編】
      • 2023年の驚くべき科学的発見11、人類の知はこれだけ広がった

        科学者たちは今年、気が遠くなるほど波長の長い重力波の検出に初めて成功した。この重力波は、イラストのようにお互いのまわりを回るブラックホールどうしが衝突・合体した後に生じた可能性が高い。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 今年もまた、科学にとってすばらしい年となった。人類の科学研究の最新の成果はどれも興味深く、私たちに新たな謎を投げかけている。『ナショナル ジオグラフィック』が選ぶ、2023年で最も魅力的な大発見の数々をご紹介しよう。 1. 時空を伝わる巨大なさざ波を検出 天文学者たちは初めて、気が遠くなるほど波長の長い重力波を検出した。これらの“宇宙のさざ波”は、数十億光年の彼方で相互に作用し、合体する超大質量ブラックホールからの遠いこだまである可能性が高い。研究者たちは、パルサー(パルス状の電波を発しながら高速回転し

          2023年の驚くべき科学的発見11、人類の知はこれだけ広がった
        • 日本の重力波望遠鏡「KAGRA」被災状況の詳細が判明 能登半島地震の影響

          2015年に「重力波」の観測に成功して以降、現在の天文学は重力波を宇宙の観測手段とする段階に入っています。岐阜県飛騨市に設置された大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」は、重力波の詳細な観測を行うため、他国の重力波望遠鏡と連携していました。 しかし、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」でKAGRAの装置の一部が損傷を受けたことが判明し、詳細な被災状況が2月5日に報告されました。現時点では具体的な時期は未定なものの、KAGRAは2025年1月の共同観測期間終了前までに観測運転を再開することを目標としています。 【▲図1: 神岡鉱山坑道内に設置されたKAGRAの一部(Credit: 東京大学宇宙線研究所 & 国立天文台)】■「重力波」は本格的な天文観測の手段となりつつある1915年にアルベルト・アインシュタインが提唱した一般相対性理論では、重力に関する様々な現象が予言されていました

            日本の重力波望遠鏡「KAGRA」被災状況の詳細が判明 能登半島地震の影響
          • ダークマターは独自の不可視な元素周期表を持っている可能性、鍵はビッグバン直後の「原始ブラックホール」

            ダークマターは宇宙にある質量の大部分を占めていると考えられており、銀河の回転から宇宙の大規模構造まで至る所でその存在を示す証拠が見つかっているにもかかわらず、いまだ正体は不明です。そんなダークマターは実は1種類ではなく、さまざまな元素でできている通常の物質のように種類があるのではないかと論じる研究が発表されました。 [2310.08526] Recycled Dark Matter https://arxiv.org/abs/2310.08526 Dark matter may have its own 'invisible' periodic table of elements | Live Science https://www.livescience.com/space/cosmology/dark-matter-may-have-its-own-invisible-periodic

              ダークマターは独自の不可視な元素周期表を持っている可能性、鍵はビッグバン直後の「原始ブラックホール」
            • 宇宙が生まれて数週間後に暗黒物質を生む「2度目のビッグバン」が発生してた - ナゾロジー

              一度あることは二度あるようです。 米国のテキサス大学オースティン校(UT Austin)で行われた研究によって、最初のビッグバンが起きてから1カ月以内に、暗黒物質を生成する2度目のビッグバン「暗黒ビッグバン」が起きた可能性が示されました。 研究では、この暗黒ビッグバンによって通常の物質を構成する粒子の何兆倍も重い暗黒物質が作られ、銀河を巡る星々の動きを影から制御する物理法則の基礎となったと結論しています。 また最初のビッグバンが宇宙背景放射によって証明されたように、暗黒ビッグバンの存在も宇宙の背景に響く重力波を解析することで証明できる可能性があるとしています。 2度目のビッグバン(暗黒ビッグバン)の正体を知ることができれば、宇宙誕生の謎に迫る大きな1歩となるかもしれません。 今回はまず「ビッグバンとはそもそも何なのか?」という疑問を相転移の視点から解説し、続いて暗黒ビッグバン理論が如何に誕

                宇宙が生まれて数週間後に暗黒物質を生む「2度目のビッグバン」が発生してた - ナゾロジー
              • 令和6年度東京大学学部入学式 総長式辞 | 東京大学

                新入生のみなさん。ご入学おめでとうございます。みなさんの新たなスタートを、ここで共に祝えることをたいへん嬉しく思います。 これから始まる大学生活でみなさんが獲得するものは、これまでの学校での学習とは性質の異なるものになるでしょう。大学は、確立した知識をただ学ぶところではありません。なぜなら学問は、未知なるものに挑む試みだからです。過去に遡って世界と人類の歴史を明らかにする、現在の社会・文化を分析する、過去から未来にもつながっていく生命の仕組み、宇宙や物質の真理を探究するなど、東京大学はさまざまな未知に取り組んでいます。 人類はその長い歴史の中で、ものごとの観察を通して、知見を蓄積し共有する、学問の手法を進歩させてきました。たとえば、ニュートリノの存在は、1930年にはじめて理論として提唱され、1956年に原子炉から、1970年には太陽からのニュートリノが観測されます。1987年に、東京大学

                  令和6年度東京大学学部入学式 総長式辞 | 東京大学
                • ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明

                  宇宙をテーマとするSF作品には光の速さを越えて遠くへと移動するワープ航法(超光速航法)が登場するものがありますが、実際の宇宙においては禁止されているというのが現代物理学の一般的な見解です。その一方で、現代物理学の枠組みでも可能なワープ方法の考察も存在します。 ロンドン大学クイーン・メアリーのKaty Clough氏、ポツダム大学のTim Dietrich氏、およびカーディフ大学のSebastian Khan氏らの研究チームは、比較的現実味のあるワープ航法として考案された「アルクビエレ・ドライブ(Alcubierre drive)」を対象に計算を行ったところ、ワープする宇宙船が加速や減速をした時、およびワープに “失敗” した場合において、時空の波である「重力波」が生じることが分かったとする研究成果をプレプリントサーバー「arXiv」(※1)に投稿しました。 想定された重力波は現在の観測体制

                    ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明
                  • ワープはまだ無理だけどワープ検知は技術的に可能と判明 - ナゾロジー

                    イギリスのロンドン大学(UoL)で行われた研究により、ワープドライブを搭載した宇宙船の痕跡を現在の技術でも検知できる可能性があることが示されました。 研究では、ワープの理論的な仕組みを検証するとともに、ワープドライブが事故などによって破損した場合に宇宙空間に放たれる重力波のパターンを特定することに成功しています。 もしこの技術が実現すれば、ワープ技術を持った文明が存在するかを確かめたり、宇宙の高速道路の存在を明らかにできるかもしれません。 研究内容の詳細は2024年7月24日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されました。 What no one has seen before – simulation of gravitational waves from failing warp drive https://www.uni-potsdam.de/en/headlines-

                      ワープはまだ無理だけどワープ検知は技術的に可能と判明 - ナゾロジー
                    • アンティキティラ島の機械は太陰暦を追跡していたことを重力波研究者が突き止める

                      この画像を大きなサイズで見る image credit:Joyofmuseums / WIKI commons CC BY-SA 4.0 宇宙で発生する「重力波」を研究する科学者が、世界最古と言われるアナログ式天文学コンピュータの新事実を発見したようだ。 古代ギリシアで作られた「アンティキティラ島の機械」は、当時の技術レベルとしては驚くほど複雑かつ精巧な作りをしていることから、オーパーツにも数えられる遺物だ。 この機械は天体の運行を知るために使われていたと考えられているが、重力波を分析するために使用される技法で調べてみたところ、アンティキティラ島の機械のパーツの1つは、「太陰暦」を追跡するためのものである可能性がきわめて高いことが明らかとなった。 世界最古のアナログコンピュータ「アンティキティラ島の機械」 世界最古のアナログコンピュータと呼ばれる「アンティキティラ島の機械」は、1901年に

                        アンティキティラ島の機械は太陰暦を追跡していたことを重力波研究者が突き止める
                      • 【Nature誌】重力子のような性質を持つ粒子を発見! - ナゾロジー

                        重力子の研究が加速しそうです。 米国のコロンビア大学(CU)をはじめとした国際研究により、非常に低温かつ強い磁場下でのみ出現する量子的現象(電子液体)の内部に、重力子のような特性をもった粒子を発見しました。 重力子には時空の曲がり具合、つまり重力波を伝えるために、他の素粒子には存在しない「スピン2」と呼ばれる特性があると考えられています。 驚くべきことに、新たに発見された粒子はこの「スピン2」の特性を持っていました。 研究者たちは「新たな粒子も重力子も量子化された計量値のゆらぎであり、そこでは時空がランダムに引っ張られたり引き延ばされたりされている」と述べています。 研究内容の詳細は2024年3月27日に『Nature』に掲載されました。

                          【Nature誌】重力子のような性質を持つ粒子を発見! - ナゾロジー
                        • 地震研究所の看板に「テニス関係者の入所は固くお断りします」と書かれていた→「何したんや…」「最近のテニスは危険だからな…」

                          ノベル・シラン @Nobel_Shiran @aquila_uts1 真面目な質問なのですが。 テニスって、 そんなに巨大な? 重力波が、 発生するのですか? しない、と思う。。。

                            地震研究所の看板に「テニス関係者の入所は固くお断りします」と書かれていた→「何したんや…」「最近のテニスは危険だからな…」
                          • ナイチンゲール。 長生きした上に名前も残して、しかも自らが考案した看護..

                            ナイチンゲール。 長生きした上に名前も残して、しかも自らが考案した看護師育成システムや病院運営、看護システムが現代にも形や技術は変わりつつ残ってるとか羨ましすぎる。 あと数百年は忘れられないだろ。 つまりそれだけ生きた証を残したってこと。 俺が育った町はイギリスと何も関係ない海沿いの片田舎だったけど、その近くにある看護学校にもナイチンゲールの像があった。 つまりそれだけ多くの人間に名前と存在を刻み込んでる。 羨ましい… 羨ましい… ああ、羨ましい… 対比して俺の人生は… 家族や友人以外の誰の記憶にも残らない… 死んで数十年経てば殆どの人間に忘れられている… 悔しい… 悲しい… 虚しい… ああ!!!!! 過呼吸!!!!! はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あっ!はぁ

                              ナイチンゲール。 長生きした上に名前も残して、しかも自らが考案した看護..
                            • 120億℃以上の環境では存在可能な原子核の総数が増える 超高温環境での新たな原子核の性質が判明

                              金やウランなどの重元素は、超新星爆発や中性子星同士の衝突 (※1) といった超高エネルギーな天文現象によって生成されると考えられています。重元素の詳細な生成プロセスを理解することは、原子核全般の性質や、中性子星内部のような極端な環境を知ることに繋がる重要な研究です。 ※1…中性子星とは、太陽の8倍以上の質量を持つ恒星の中心部で核融合反応が停止して超新星爆発が起こった後に残される、かつて恒星の中心核だった天体です。大雑把に言えば、中性子星は非常に多くの中性子で構成された巨大な “原子核” だと言えるため、中性子星の性質は極端な環境における原子核の性質によって決まると見積もられています。 【▲図1: 中性子星同士の衝突時の想像図。衝突点は最高で1兆℃、その周辺も数百億℃以上の超高温環境となり、非常に重い元素を大量に生み出すと考えられています(Credit: University of Warw

                                120億℃以上の環境では存在可能な原子核の総数が増える 超高温環境での新たな原子核の性質が判明
                              • 【早くも3刷】『ChatGPTの頭の中』著者インタビュー スティーヴン・ウルフラム×安野貴博「AI、SF、そしてルリアド」|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                【早くも3刷】『ChatGPTの頭の中』著者インタビュー スティーヴン・ウルフラム×安野貴博「AI、SF、そしてルリアド」 ChatGPTの開発元であるOpenAIのCEO、サム・アルトマンが「最高の解説書」と絶賛した『ChatGPTの頭の中』(スティーヴン・ウルフラム、高橋聡訳、稲葉通将監訳、早川書房)。本書は近年急速に関心が高まっているChatGPTや生成AIについて、その基礎的な技術や今後の可能性を理解するにあたって最適な一冊。発売直後よりご好評をいただきまして、現在3刷を準備中です。 本記事では『S-Fマガジン』2023年12月号(10/25発売)に掲載予定、SF作家・安野貴博さんによる、著者スティーヴン・ウルフラムさんへのインタビュー(翻訳:高橋聡、構成:書籍編集部)を先行公開いたします。 ChatGPTの機能の詳細だけにとどまらず、人間が操る自然言語の法則、〈エイリアン・インテ

                                  【早くも3刷】『ChatGPTの頭の中』著者インタビュー スティーヴン・ウルフラム×安野貴博「AI、SF、そしてルリアド」|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                • 国立天文台の魅力とは?国立天文台では何ができるの?

                                  「国立天文台」は、東京都三鷹市にある研究所です。天文台なので、もちろん巨大な望遠鏡で宇宙の観測などを行っています。日本の天文学を代表する研究機関なんですね。 さらにここでは、天文台歴史観や展示室などの一部施設を無料で見学することが可能です! 夏休みということで、親子で行ってみるというのはいかがでしょうか? 今回はこの国立天文台について紹介します。 国立展望台の歴史 東京都三鷹市にある国立天文台は、1878年、明治11年に「東京大学観象台」として本郷に設立され、その10年後に「東京大学東京天文台」として麻布板倉に移転、大正3年の1914年から十年越しに現在の三鷹大沢に移転しています。東京大学の付属研究所という「東京天文台」の名で長らく親しまれていましたが、昭和63の1988年、文部省が所管する「国立天文台」となり、国際的な事業を積極的に推進しつつ、国立大学の共同利用機関ともなっています。 1

                                  • 実験で実証された量子エネルギーテレポーテーション|Masahiro Hotta

                                    量子エネルギーテレポーテーション(Quantum Energy Teleportation, 略してQET)がカナダのウォータールー大学と米国のストーニーブルック大学のグループによる独立な2つの実験によって実証をされてことを受けて、今年2023年はそれが世界的なニュースにもなり、大変注目を集めた年でした。米国サイモンズ財団が出版している著名な科学雑誌「Quanta Magazine」でも、この2つのQET実験を下記で紹介をしています。 https://www.quantamagazine.org/physicists-use-quantum-mechanics-to-pull-energy-out-of-nothing-20230222/ また2023年の物理学最大のブレイクスルーとして、低周波数重力波の発見とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測とともに、量子エネルギーテレポーテーションの

                                      実験で実証された量子エネルギーテレポーテーション|Masahiro Hotta
                                    • 「原始ブラックホール」は生成されない? Kavli IPMUが矛盾点を発見

                                      東京大学(東大) 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)は5月30日、「原始ブラックホール」(PBH)生成に関係した大きな振幅を持った小さなスケールのゆらぎ同士が、量子論的にぶつかり合う効果を場の量子論に基づいて詳細に計算した結果、小スケールに生成した大きなゆらぎが「宇宙マイクロ波背景放射」(CMB)で観測されるような大スケールのゆらぎにも影響を及ぼすことを明らかにしたと発表。 また、太陽の数十倍の質量を持つブラックホールの起源やダークマターの起源を、PBHによって説明できるほど大きなゆらぎを予言するモデルにおいては、CMBの観測結果と矛盾してしまうことから、大きな質量のPBH生成のためにはより複雑なモデルを考えるか、まったく別のメカニズムを考える必要があることが示されたと発表した。 同成果は、Kavli IPMU 機構長兼東大大学院 理学系研究科 附属ビッグバ

                                        「原始ブラックホール」は生成されない? Kavli IPMUが矛盾点を発見
                                      • 【プレスリリース】テレスコープアレイ実験史上最大のエネルギーをもつ宇宙線を検出 – ICRR | Institute for Cosmic Ray Research University of Tokyo

                                        ニュース検索 すべて プレスリリース プレスリリース プレスリリース プレスリリース プレスリリース プレスリリース プレスリリース 東京大学宇宙線研究所 大阪公立大学 京都大学 理化学研究所 大阪電気通信大学 信州大学 神奈川大学 図1 : 2021年5月27日にテレスコープアレイ実験で検出された極めて高いエネルギーの宇宙線を地表粒子検出器の信号情報から描画したイメージ図 (画像提供: 大阪公立大学/京都大学L-INSIGHT/Ryuunosuke Takeshige) 発表のポイント ◆2021年5月27日、アメリカ ユタ州における国際共同宇宙線観測実験「テレスコープアレイ実験」によって極めて高いエネルギー(244エクサ電子ボルト)の宇宙線を検出。 ◆2008年から現在までの15年以上にわたるテレスコープアレイ実験史上最大のエネルギー。 ◆到来方向には発生源候補となる天体は存在せず、未

                                        • 宇宙の誕生「ビッグバン」、2つあった説

                                          宇宙の誕生「ビッグバン」、2つあった説2024.07.31 16:3531,987 Joseph Howlett - Gizmodo US [原文] ( Mme.Valentin/Word Connection JAPAN ) 2023年4月3日の記事を編集して再掲載しています。 宇宙の6分の5を構成すると仮定されている謎の物質「ダークマター(暗黒物質)」。 これまで物理学者は、ダークマターは宇宙が始まったとき(ビッグバン)と同じ閃光の熱でできたと考えていました。しかし、このダークマターは、私たちが実際に見たり、感じたり、観察したりできるものを構成する「通常の物質」とほとんど相互作用することがなく、一種のパラレルワールド、影の世界に存在するモノなんです。 ひょっとするとダークマターは、宇宙が始まってから数日後に、ある種の「影の」ビッグバンでできたのかもしれません。そんな理論が新たに誕生しま

                                            宇宙の誕生「ビッグバン」、2つあった説
                                          • 宇宙を記述する数式「アインシュタイン方程式」はこうして生まれた!「時間の曲がり」とは何を意味するのか(浅田 秀樹)

                                            宇宙空間の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。この記事では現代の物理学でも最大の謎の一つとされている「重力」について考察しながら、アインシュタインが生み出した宇宙を記述する数式「アインシュタイン方程式」がどのように生まれたのか、その思考について考えていきます。 アインシュタイン方程式の概念とは 重力に関する逸話として、ガリレオ・ガリレイが行ったとされるピサの斜塔での落下実験があります。これは、物質の性質によらず同じ加速度で落下するという事実です。 以前の記事で紹介したように、時空の曲がり具合は時空の幾何ですから、ガリレオの実験結果である同じ加速度で落下することと整合します。 それでは、時空の曲がり具合を決めているものは何でしょうか。 物質のエネ

                                              宇宙を記述する数式「アインシュタイン方程式」はこうして生まれた!「時間の曲がり」とは何を意味するのか(浅田 秀樹)
                                            • 太陽100万年分のエネルギーを0.01秒で放出、超レアな爆発現象を観測、科学者大興奮(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

                                              巨大フレアが発生したマグネターがあると考えられるM82銀河。NASAの宇宙望遠鏡スピッツァー、ハッブル、チャンドラがそれぞれ異なる波長で撮影した画像を合成した擬似カラー画像。(NASA/JPL-CALTECH/STSCI/CXC/UOFA/ESA) 2023年11月15日、欧州宇宙機関(ESA)のガンマ線観測衛星インテグラルが、巨大なガンマ線バーストを捉えた。この爆発現象は、私たちの銀河系の外にある「マグネター」から発生した巨大フレアという、極めて珍しい現象によるものだとする論文が、2024年4月24日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。 ギャラリー:科学者さえも息をのむ、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の画像9点 バーストの持続時間はわずか0.1秒だったが、すぐに世界中の天文学者に警報が発せられた。天文学者たちはガンマ線の発生源を突き止めようと大急ぎで観測機器を向けたが、その後の展開は

                                                太陽100万年分のエネルギーを0.01秒で放出、超レアな爆発現象を観測、科学者大興奮(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
                                              • モデルの気持ちになって情報を与えよう

                                                これは Kaggle Advent Calendar 2023 12/10 の記事です。 ディープラーニングでは何を考えたらいいのか?「モデルの気持ち」などと言いますが、もっと具体的にどういうことなのか?私も素人でわからないのですが、今年参加したコンペで読んだ solution を題材に「情報を与える」という観点からモデルの気持ちを推測してみます。 「それ、俺も書いたが?」みたいなのはたくさんあるかと思いますが advent calendar ゆえどうかご容赦を。記憶をたよりに雑に書いて調べ直していません。 Classification の根拠を segmentation で与えるG2Net 2 Detecting Continuous Gravitational Waves はノイズに埋もれたデータに重力波の信号が含まれているかを判定する二項分類のコンペでした。入力は spectrogr

                                                • 重力波を観測すれば異星人の宇宙船の「ワープドライブ」を検知できると科学者が提唱

                                                  時空をねじ曲げて光より速く移動する「ワープドライブ」はSF作品の定番ですが、理論的には実現不可能ではないとも言われており、人類よりはるかに進んだ技術を持つ地球外文明なら開発に成功しているかもしれません。そんなワープドライブでの宇宙航行を観測する方法に関する論文が公開されました。 [2406.02466] What no one has seen before: gravitational waveforms from warp drive collapse https://arxiv.org/abs/2406.02466 Alien 'warp drives' may leave telltale signals in the fabric of space-time, new paper claims | Live Science https://www.livescience.com/

                                                    重力波を観測すれば異星人の宇宙船の「ワープドライブ」を検知できると科学者が提唱
                                                  • 0.000001秒未満でバラバラに…「ブラックホールに人が落ちるとどうなるか」研究者が高頻度でされる質問に丁寧回答 そこに落下する人の速度は光速の約95%にも達する…

                                                    月や太陽などと比べて日常生活における身近さは皆無ながら、なぜか「ブラックホール」という言葉自体は聞いたことのある人が多いです。恐らくSF映画や漫画、アニメなどの作品を通じて知ったのだと思いますが、だからこそか「ブラックホールは、フィクションの世界のもので実際の宇宙にはないんでしょ?」と思っている人もいるようです。 しかし、ブラックホールはX線や重力波などの様々な観測によって、はっきりと存在が確認されている天体の一種。小さなスペースに物質が極限まで押し込まれた高密度な天体です。ブラックホールは宇宙に1個だけあるものだと思っている方もいるようですが、銀河系には約1億のブラックホールがあるといわれています。その中で、存在を確認されているのは約60個です。 またブラックホールには大きく分けて、太陽と質量が同程度のブラックホール(恒星質量ブラックホール)と、太陽の数百万倍から100億倍もの質量を持つ

                                                      0.000001秒未満でバラバラに…「ブラックホールに人が落ちるとどうなるか」研究者が高頻度でされる質問に丁寧回答 そこに落下する人の速度は光速の約95%にも達する…
                                                    • 2024年1月1日能登半島地震によるKAGRAの被災状況について – ICRR | Institute for Cosmic Ray Research University of Tokyo

                                                      大型低温重力波望遠鏡KAGRAは、2023年5月にLIGO-Virgo-KAGRAの第4期観測運転(O4)に参加し、予定通り1ヶ月間の観測運転を行なったのち観測運転を終了し、感度向上作業を行なっていましたが、2024年1月1日に発生した能登半島地震により、鏡を吊るす懸架装置の一部に損傷を受けました。 東京大学宇宙線研究所は、KAGRAの被災状況について更に調査を進めましたが、その結果被災の範囲がさらに拡大することが分かりました。 具体的には、KAGRAには、主に4種類、総数20基の鏡を吊るす防振懸架装置がありますが、そのうち、少なくとも9基に、手動で調整しなければならない不具合や、いくつかの部品の脱落が確認されました。 以上により、今年3月に予定していたLIGO-Virgo-KAGRAの第4期観測運転後半(O4b)への参加が遅れることは確実な状況となりました。観測運転への参加までどの程度の

                                                      • 岐阜の重力波望遠鏡「かぐら」、能登地震で被災 3月の観測に影響 | 毎日新聞

                                                        東京大宇宙線研究所などは15日、宇宙の重力波を捉えるため地下に建設された大型望遠鏡「かぐら」(岐阜県飛驒市)が、能登半島地震の影響で観測に使えない状態になったと明らかにした。重力波検出器の修正に数カ月かかる見通しで、3月に始まる国際的な共同観測には間に合わない。共同観測期間中の来年1月までの復帰を目指す。 かぐらは神岡鉱山の地下200メートルにあり、1辺約3キロのL字形のトンネル内部に観測用のレーザー装置や真空パイプが備えられている。3月からは感度を約10倍に上げ、米国の重力波望遠鏡「LIGO(ライゴ)」や、欧州の「VIRGO(バーゴ)」との共同観測に取り組む計画だった。

                                                          岐阜の重力波望遠鏡「かぐら」、能登地震で被災 3月の観測に影響 | 毎日新聞
                                                        • AIのもたらす深刻なリスクとその歴史的背景概要|bioshok

                                                          I saw the work performed by intelligence; smart was no longer a property, but an engine. 私は知性による仕事を目の当たりにした。賢さはもはや財産ではなく、エンジンだった。 (Eliezer Yudkowsky) My Naturalistic Awakening本記事は以下私が公開した「AIのもたらす深刻なリスクとその歴史的背景」の概要とAI存亡リスクに対する深層防護的な対策、QA(AIが何故存亡リスクを導くか等)、関連資料を抜き出したものです。 詳細は以下のGoogle Docsから参照ください。 概要私たちが今いる21世紀は過去人類が体験したことのないような技術の発展の最中にあるかもしれず、特に近いうちに高度なAIが開発され、様々な意味で劇的に世界が変わる可能性があります。 その一方で今世紀に人類が

                                                            AIのもたらす深刻なリスクとその歴史的背景概要|bioshok
                                                          • 総質量が太陽の280億倍もあるブラックホール連星 ある問題解決への糸口となるかも?

                                                            ほぼ全ての巨大な銀河の中心部には「超大質量ブラックホール」があると考えられていますが、その中には最大で太陽の数百億倍という途方もない質量を持つものがあります。こうしたブラックホールもより小さなブラックホールが合体して生じたと考えられていますが、そのメカニズムを考えると「合体しているはずのないブラックホールが合体している」という奇妙な矛盾に突き当たります。これは「ファイナルパーセク問題」と呼ばれています。 スタンフォード大学のTirth Surti氏などの研究チームは、ジェミニ北望遠鏡による観測データから、活動的な銀河「4C+37.11(B2 0402+379)」にある超大質量ブラックホールの性質を分析しました。その結果、4C+37.11の中心部にある超大質量ブラックホールは、総質量が太陽の280億倍であることを突き止めました。4C+37.11の中心部にあるブラックホール同士はお互いにわずか

                                                              総質量が太陽の280億倍もあるブラックホール連星 ある問題解決への糸口となるかも?
                                                            • 宇宙創成「インフレーション」の謎に迫る~簡単かつ直観的な方法で原始重力波の計算が可能に~

                                                              宇宙の創成直後に、非常に高い真空のエネルギーにより宇宙が急激な加速膨張していた時期(インフレーション)を経てビッグバンが起こったと考えられています。この理論は、宇宙の観測を通じて原始宇宙の密度の濃淡(原始密度揺らぎ)を調べる研究によって検証されてきました。しかし、具体的に何が急激な加速膨張を引き起こした駆動源だったのかその全体像はまだ分かっていません。加速膨張宇宙を説明する多くの理論(インフレーション模型)が提案されており、各模型の理論的な予言と最新の観測を比較することによってどの模型が正しいか検証することができます。 田中貴浩 理学研究科教授と浦川優子 高エネルギー加速器機構准教授(兼:名古屋大学特任准教授)の共同研究グループは、宇宙をモザイクアートのように粗視化して捉え直す「分割宇宙アプローチ」を応用し、原始重力波の数値計算を大幅に簡単化しました。これにより、複雑な数値計算が必要なため

                                                                宇宙創成「インフレーション」の謎に迫る~簡単かつ直観的な方法で原始重力波の計算が可能に~
                                                              • 0.000001秒未満でバラバラに…「ブラックホールに人が落ちるとどうなるか」研究者が高頻度でされる質問に丁寧回答(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                                                                ブラックホールに人が落ちるとどうなってしまうのでしょう。高頻度でこの質問をされるという、宇宙物理学の研究者・武田紘樹さんは「ブラックホールは、フィクションの世界のもので実際の宇宙にはないんでしょ? と思っている人もいるようです。しかし、ブラックホールはさまざまな観測から、はっきりと存在が確認されている天体の一種。ブラックホールのまわりはあまりにも空間が大きく歪んでいるために、一度ブラックホールに入り込んでしまうと、光すらも抜け出すことはできないのです」といいます――。 【この記事の画像を見る】 ■ブラックホールはフィクション? 「宇宙物理学の研究をしている」と伝えると、高頻度でぶつけられる質問の一つが「ブラックホールに落ちたら人はどうなりますか?」というものです。非常に純粋で単純な質問ですが、ブラックホールが作り出す時空の性質を理解する上で良い教材になります。そこで、「ブラックホールに落ち

                                                                  0.000001秒未満でバラバラに…「ブラックホールに人が落ちるとどうなるか」研究者が高頻度でされる質問に丁寧回答(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                                                                • 「ワープ航法の痕跡の捉え方」説明した研究論文が発表される | Gadget Gate

                                                                  Image:FlashMovie_Shutterstock 宇宙もののSFアニメや小説では、宇宙船で長距離を瞬時に移動するワープ航法のシーンが登場することがある。当然ながらこれは架空の技術なのだが、物理学者のなかには、何十年もこの移動方法の実現可能性を研究している者もいる。 もし、現実的にワープ航法を実行しようする場合、宇宙船の周囲の時空をバブル状に切り取り、その前方の時空を縮めると同時に後方を膨張させることでバブルの空間的座標を超光速で動かすことが可能だという理論がメキシコの物理学者ミゲル・アルクビエレ氏によって提唱されている。 ただし、アルクビエレ氏の説を実現しようとする場合、光の速度で移動するバブルを発生させるには、現在観測できる全宇宙に存在するよりもさらに大きな負のエネルギーが必要になるなど、現代人類の科学力では不可能な問題がいくつかある。 Image:Vadim Sadovski

                                                                    「ワープ航法の痕跡の捉え方」説明した研究論文が発表される | Gadget Gate
                                                                  • 重力波望遠鏡「KAGRA」は能登半島地震被害の復旧に最低でも数か月かかる見込み

                                                                    東京大学(東大) 宇宙線研究所(ICRR)は2月5日、大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」が、1月1日に発生した能登半島地震の影響で装置の一部に損傷を受けていることが判明し、修理には少なくとも数か月を要すること、さらに現在も損傷や不具合の調査が続行中であることを発表した。 1月1日に地震が発生した際、KAGRAの設置トンネル坑内での震度は3だったという。KAGRAのごく近辺の地表での正確な震度は震度計がなく不明であるものの、周辺地域では震度4程度の場所が多く、KAGRAのある岐阜県飛騨市での最大震度は震度5弱だった。 地震直後は余震の危険性があったことから、1月8日ごろまではトンネルへの入坑調査は最小限にし、主に遠隔での調査が行われた。1月2日から5日にかけて、真空ダクトや各種真空タンクには顕著な真空漏れがないこと、アクセストンネル、3kmの2本のトンネル、中央エリア、2つのエンドステーショ

                                                                      重力波望遠鏡「KAGRA」は能登半島地震被害の復旧に最低でも数か月かかる見込み
                                                                    • 「読んだことがない本。意義と、奥深さ、そして数々のシミュレーションから浮かび上がる、宇宙の複雑な美しさと魅力に驚かされる」一冊とは?【人気ブログ「基本読書」主宰】

                                                                      1989年生まれ。大学卒業後、IT企業でエンジニアとして勤務。開発者として多忙な日々を送るかたわら、2007年より、SF、サイエンス・ノンフィクションの書評ブログ「基本読書」を主宰。読者登録数は3700人超とファンが多い。これまでに読んできたSF小説は2000冊を超える。『SFマガジン』『家電批評』などでSFの書評を連載中。筆名の「冬木糸一」は、「終末」の文字をバラバラにして、再構築したもの。 ブログ:https://huyukiitoichi.hatenadiary.jp ツイッター:https://twitter.com/huyukiitoichi 箱の中の宇宙 ウォール・ストリート・ジャーナル、BBC、タイムズなど絶賛続々! ダークマター、銀河の誕生、ブラックホール、マルチバース…。宇宙はあまりにも広大で、最新の理論や重力波望遠鏡による観察だけでは、そのすべてを見通すことはできない。

                                                                        「読んだことがない本。意義と、奥深さ、そして数々のシミュレーションから浮かび上がる、宇宙の複雑な美しさと魅力に驚かされる」一冊とは?【人気ブログ「基本読書」主宰】
                                                                      • 物理学者を困惑させた「シュバルツシルト解」から生じる二つの奇妙なこと。「凍りついた星」では何が凍っているのか?(浅田 秀樹)

                                                                        物理学でも最大の謎の一つとされているものが「重力」です。そこで、重力と天体にまつわる重要な科学史を、新刊『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』から紹介します。 以前の記事「非業の死を遂げた天文学者・シュバルツシルト。アインシュタインも称賛し、その理解をも超えた彼の求めた『解』とは」では、「シュバルツシルト解」とブラックホールの存在について見ましたが、今回は、「凍りついた星」というキーワードからその性質を見ていくことにしましょう 「凍りついた星」ではなにが凍っているのか 毎年夏になると猛暑のニュースが話題となります。でも、この宇宙には「凍りついた星」とよばれる星が存在します。 みなさんは凍りついた星と聞いて、どのような星を思い浮かべるでしょうか。氷に閉ざされた星を想像したかもしれません。ここで紹介する星は、氷の星「icy star」ではなく、凍りついた星「froze

                                                                          物理学者を困惑させた「シュバルツシルト解」から生じる二つの奇妙なこと。「凍りついた星」では何が凍っているのか?(浅田 秀樹)
                                                                        1