4日に発足した岸田文雄内閣。自民党の役員人事に続いて、閣僚人事でも、数々の疑惑隠し、対米従属の外交姿勢、新自由主義推進など「安倍・菅直系政治」が鮮明です。 モリカケ・口利き… 疑惑のオンパレード 岸田首相は総裁選のなかで森友問題の再調査を否定してきましたが、人事でも「疑惑にふた」の姿勢を露骨に示しています。 党役員人事では、口利き・金銭授受疑惑で安倍政権での閣僚辞任に追い込まれた甘利明氏を新たな幹事長に据えたことをはじめ、政治資金規正法違反疑惑の小渕優子衆院議員を組織運動本部長に抜てきしました。 閣僚人事でも反省はありません。 再入閣の萩生田光一経産相・前文科相は、「加計学園」の獣医学部新設に関わり安倍晋三首相(当時)の意向を文部科学省に伝え、圧力をかけたとされる人物です。 松野博一官房長官も安倍側近の一人で、加計問題で当時の文科相として萩生田氏の内部文書に関する野党の調査要求を無視し、事