コロナ禍になって2年半。そろそろ遠くへ行きたい衝動を抑えきれない人も多いこの初秋、『女性セブン』の名物記者・オバ記者こと野原広子さん(65)が旅のお供に選んだのは豪華個室バス。実際に乗って感じたことをオバ記者がレポートする。 * * * 夜に飛び去る街の明かりをバスの車窓から眺めるときの、なんとも言えない浮遊感といったら、くぅ~っ! それだけで胸がいっぱいになる。鉄道、飛行機、客船と、動くものならなんでも好きな私だけど、深夜バスは「別腹」なんだよね。バスほどちゃんと地に足つけてA地点からB地点まで移動する確かさを感じる乗り物ってほかにないもの。 が、到着までに時間がかかる。それが30代、40代は好ましかったの。しかも乗車賃は新幹線のほぼ半額。もう、たまりません! それがいつの頃からか、深夜バスから足が遠のいて……考えてみたら最後に乗ってから10年経ってたの! そんな私に「業界初の完全個室の