県内の薬学部設置に向けて意見交換する(左から)和歌山県立医科大学の太田茂薬学部長、県病院薬剤師会の中村克徳会長、昭和薬科大学薬学部地域連携センター長の吉永真理さん、県保健医療部の糸数公部長=9日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館 沖縄県衛生薬務課は10日までに、県内国公立大学の薬学部設置について、2028年の開学を目指す基本方針を定め、県ホームページで公表した。23年度に設置する大学を選定して協定を締結する。24年度に基本計画を策定し、26年度に着工する予定。27年度に学生を募集する予定で、定員は80人程度としている。 ▼沖縄の国公立大に薬学部創設を 署名10万筆余提出 県薬剤師会 県内には薬学部を設置する大学はなく、人口10万人あたりの薬剤師数は全国最下位となっているため、地域内で安定的な薬剤師育成が不可欠としている。 開学による効果としては、薬剤師不足や偏在の解消をはじめ、地域包括