並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 38 件 / 38件

新着順 人気順

BookGuideの検索結果1 - 38 件 / 38件

  • 197冊の教えを1つにまとめた黄金律の教科書 - 本しゃぶり

    ビジネス書100冊の教えをまとめた本がある。 自己啓発書100冊の教えをまとめた本がある。 そして "答え" がここにある。 100冊読んで分かったこと 2022年4月、日本のビジネス書を語るなら絶対に外せない本が登場した。『ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律』である。 ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律 作者:堀元見徳間書店Amazon その名の通り、日本で売れているビジネス書を100冊選び、それらを厳選した27の教えにまとめた本だ。この1冊があれば他にはいらない。 本書の組入書籍として採用されたのは刊行が2016年以降*1、推定発行10万部以上*2など、複数の条件*3を満たした本であり、その内訳は国内82%、外国18%となっている。 これだけ多くの厳選された書籍を使っているだけあって、教えの内容は多岐にわたる。コミュニケーションや情報処理

      197冊の教えを1つにまとめた黄金律の教科書 - 本しゃぶり
    • スケベ小説を書くときの参考書・ツールまとめ

      喚く狂人 @wamekukyouzin コミケで「スケベ小説を書くにあたって使っている参考書」みたいな話をしてたら、「それTwitterに書いてまとめたら?」という話になったので、色々紹介していきます。 2022-01-01 23:31:21 喚く狂人 @wamekukyouzin 文が読みづらいと「使いづらい」ので、なるべく分かりやすくしたいです。そこで本田勝一「日本語の作文技術」。 修飾語の順序であったり句読点の使い方について体系だって解説するベストセラーです。エロに限らず趣味で小説を書くなら是非読むとよいと思います。 ただし例文の政治的思想が強いです。 2022-01-01 23:31:42

        スケベ小説を書くときの参考書・ツールまとめ
      • 56か国の177人もの専門家が選りすぐった最高の児童書100選(の邦訳リスト) - YAMDAS現更新履歴

        [追記]:内容に誤りがあったので、タイトル並びに本文を修正しました。 www.bbc.com BBC が史上最高の児童書100選を発表しているのだが、これが56か国の177人もの本の専門家による投票結果というのだから力が入っている。 まぁ、ワタシなど映画やアニメでは観ていても、原作をちゃんと読んでいないのがほぼすべてでお恥ずかしい限りなのだけど。 モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』(asin:4572002150) ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(asin:4042118038、asin:B01914HLHK) アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』(asin:4001140144) アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』(asin:4167912880、asin:B06VWT2MYX) J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』(asin:4

          56か国の177人もの専門家が選りすぐった最高の児童書100選(の邦訳リスト) - YAMDAS現更新履歴
        • 【確定】文章力本の四天王がついに出そろった。 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

          いまちょうど『文章力が、最強の武器である。』という本を読み終えたところです。 これで、ついに出そろいました。 長らく追い求めていた「文章力」の理想郷。 どうやらそこには、4人(冊)の四天王がいらっしゃったようです。 これまで「文章力」「文章術」「書き方」と検索して、約20冊近く読んできました。 その中から選び抜かれた四天王をご紹介します。 入門編『文章力が、最強の武器である。』藤吉 豊 https://amzn.to/3njBbiF 最初に四天王の1人目、入門編で待ち構えているのがこの『文章力が、最強の武器である。』。 まず何と言っても、章立てがすごく魅力的なんですよね。 第1章は、文章力が劇的に上がる「3つの視点」。 おもしろい わかりやすい 読みやすい この3拍子が揃った文章こそが、「良い文章」なのだと筆者は語っています。 その後、先ほどの3拍子それぞれを伸ばしていくための考え方・型・

            【確定】文章力本の四天王がついに出そろった。 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
          • 「大学生にオススメな本のリスト」をアメリカの有名大学が公開、大学生は一体どんな本を読むべきなのか?

            「学生のうちにたくさん本を読んだ方がいい」とよく言われますが、多くの人々にとっては何を読めばいいのかを判断すること自体が困難な課題です。そこで、1冊の本をじっくり読み込む「Great Books curriculum(グレート・ブックス・カリキュラム)」を実践しているアメリカのセント・ジョンズ・カレッジが、「大学生にオススメな本のリスト」を公開しています。 Great Books Reading List and Curriculum | St. John's College https://www.sjc.edu/academic-programs/undergraduate/great-books-reading-list 以下のリストが公式ページで紹介されている全書籍というわけではなく、日本語訳で単著として出版されており、比較的入手しやすい書籍を優先的にピックアップしているほか、科学

              「大学生にオススメな本のリスト」をアメリカの有名大学が公開、大学生は一体どんな本を読むべきなのか?
            • 中国人の日本人に対するネガティブな感情のルーツ - 黒色中国BLOG

              表題の件、以前から考えていたことをOTORIKISOJIさんから質問された。 中国人の日本人へのネガティブな感情ってどこから来るのかな? わかっているようでイマイチ飲み込めていないわ。戦争認識から続いているとしたら、それはどんな種類の感情なのか。そこスルーしちゃうとSNSの誹謗中傷と線引きができなくなってしまう。これ本当はメチャクチャ怖いことじゃないかな https://t.co/wjewXH3uJs — OTORIKISOJI (@otorikisoji) 2024年1月2日 中国に留学していたり、長らく住んだ経験から、私は中国人の反日感情を「ナマ」で体験してきた。多数の中国人の憎悪に直面し、私は1人で激しい嫌悪感をぶつけられ、何度も屈辱的な思いをさせられたのが、「黒色中国」なるものを始めるキッカケとなり、表題の件をずっと考え続けたわけだが、この機会に、私の「回答」をこちらにも記録してお

                中国人の日本人に対するネガティブな感情のルーツ - 黒色中国BLOG
              • #専門家が選ぶ新書3冊 関連ツイートまとめ

                突発的に始まった専門家による新書紹介ツイート祭り。始まった経緯や関連ツイート含め、単純時系列でまとめました。*自動ツイートのみの投稿は削除し、それ以外のコメントはすべて収録するという編集方針です。読みにくいというお声もありますが、ご了解ください。 **まとめ主に寄せられた「呼びかけ」提案についての紛争は当事者間では解決しておりますので、そこんところよろしくお願いします(2021年2月12日18時追記)

                  #専門家が選ぶ新書3冊 関連ツイートまとめ
                • [無料]登山をはじめたら本を読みましょう|松本圭司@ジオグラフィカ開発者

                  登山で大事なのはなにか?体力?技術?根性?どれも大事ですが、最も重要なのは知識、情報です。知識があれば無用なリスクを避けられますし、体力が少ないのなら少ないなりのコースを選べます。 体力も知識もないのに難しい山や長いコースを選んで、天気など条件が悪いのに突っ込んでしまうから遭難するのです。 なんてことない様に見える登山道でも、知識の有無で見えるリスクが違います。知らないということは、見えないということです。 知識を得る方法はいろいろありますが、最も効率よく信頼性の高い情報を得られる媒体は、本です。信頼できる出版社が出版した本をたくさん読みましょう。 なぜ本を読むのが大事なのか?登山は、無知でやっていい遊びではないからです。標高が低い山なら遭難しないと思ってませんか?そんな事ありません。3,000m峰と1,000m以下の低山ではリスクの種類が違うだけです。低い山でも危険な箇所はあり、かなり険

                    [無料]登山をはじめたら本を読みましょう|松本圭司@ジオグラフィカ開発者
                  • 1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

                    先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治

                      1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本
                    • 「おすすめの本を教えて」という雑な質問に対する解 - 本しゃぶり

                      「おすすめの本を教えて」という雑な質問がある。 趣味や目的などの前提を抜きに訊いてくるやつだ。 そういう相手には本をぶつけて反応を見るに限る。 人に本を勧めるのは難しい 『ゆる言語学ラジオ』#59で、「人に本を勧めるのは難しい」という話があった*1。 www.youtube.com これはYou Tubeやブログでやるような、不特定多数に向けた話ではない。一対一の対人戦の話だ。面識はあるが、どういう本を読んでいるかは知らない。そもそも読書習慣が無さそう。そんな相手から「おすすめの本を教えて」と訊かれたら身構えてしまう、と。 その気持ちは実によく分かる。本を勧めることは問題ない。問題なのは、どのような本が最適かは人によって異なることである。さら言えば、同じ相手でも何を求めているかによって、勧めるべき本が変わってしまう。読書の習慣がある人ほどそのことを理解しているので、コンテキストの無い「おす

                        「おすすめの本を教えて」という雑な質問に対する解 - 本しゃぶり
                      • なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド|長屋尚典

                        「なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド」をつくりました。 「なんとなく言語 (学) に興味があるのでもうちょっと読んでみたい」 「言語学にどんな分野があるのか知りたい」 「専門的に勉強したいというほどではないのだけれど、もうちょっと何か読んでみたい」 という人のために、言語 (学) についての入門的な本を紹介します。 これらの本を読んで言語 (学) っておもしろいなと思ったら、ぜひ大学などで言語学の授業を受けたり、専門的な入門書を読んだりしてください。 あるいは、以下の記事を参考に自分で言語学を勉強してみるとよいでしょう。 あくまで、なんとなく言語 (学) に興味がある人のためなので、注意点がいくつかあります。 網羅的なリストではありません。まだまだ編集中です。おもしろかった本があったら教えてください。 基本的に和書で、一般向けの本を紹介しています。 出版年順に並べて

                          なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド|長屋尚典
                        • スポーツの本質的暴力性とどうつきあうか - 紙屋研究所

                          リモート読書会は、川谷茂樹『スポーツ倫理学講義』を取り上げた。 この本についてはすでに2005年に書評を書いている。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com 例えば写真は、今年11月28日付の西日本新聞夕刊の記事であるが、柔道の1984年五輪における山下・ラシュワン戦を振り返り、怪我をしていた山下の「右足は狙わないと決めていた」とするラシュワンの言葉を載せ、「その高潔な精神は世界で評価され、国際フェアプレー賞を受賞した」とする。1面のほとんどを使って、相手の弱点を狙わないことを「フェアプレー」として称揚している。 西日本新聞夕刊2020年11月28日付(6面) 川谷は、この山下・ラシュワン戦を冒頭に題材にとり、「相手の弱点を狙わないことはスポーツマンシップに悖るのか」という問いを立てている。 川谷は、勝敗の決着こそがスポーツの内在的目的であり、それがスポーツのエトスだと

                            スポーツの本質的暴力性とどうつきあうか - 紙屋研究所
                          • 「ことばはどうやってうまれたの?」という小1の息子の質問にこたえられるような本を探しています。どのよ... | レファレンス協同データベース

                            「ことばはどうやってうまれたの?」という小1の息子の質問にこたえられるような本を探しています。どのように調べたらいいでしょうか。言語なのか歴史なのか、どんな分野の本を探せばいいのかも分かりません。普段から時々大人びた質問をします。私が読んで子どもに紹介してもいいし、子ども向けで一緒に読める本がもしあったらいいなと思います。 ●ことばの誕生 〇児童書 *難しい場合は大人が一緒に読んであげてください。 ・『それ日本と逆!?文化のちがい習慣のちがい 第2期2』須藤健一/監修 学研プラス 2017.2 ISBN:978-4-05-501222-5 *P40“ことばはどのようにして生まれたの?” ・『ことばのふしぎなぜ?どうして? 1・2年生 』村山哲哉/監修 高橋書店 2012.11 ISBN:978-4-471-10322-4 *P12~15“じゃあ、言葉を最初に話した人はだれ?”“言葉のはじま

                              「ことばはどうやってうまれたの?」という小1の息子の質問にこたえられるような本を探しています。どのよ... | レファレンス協同データベース
                            • まず読みたい100冊

                              I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

                              • 本が山積み“衝撃の研究室の主”東工大・西田亮介准教授が選ぶ「2024年の社会課題を読み解く5冊」 | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ

                                研究室に山積みの本があることで有名な東京工業大学の西田亮介准教授が、「2024年の社会課題を読み解く本」を5冊選出。年末年始の休みに読むことも考え、「分厚いが難解でないもの」を基準に選んだという。それぞれについて紹介した。

                                  本が山積み“衝撃の研究室の主”東工大・西田亮介准教授が選ぶ「2024年の社会課題を読み解く5冊」 | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
                                • 【十二国記や芥川賞】話題の本がもっと楽しめる、はてなブロガーの読書感想文を集めました - 週刊はてなブログ

                                  日々、映画や小説、漫画に舞台など、さまざまな作品に対する感想・考察が数多く集まるはてなブログ。今回は、本への愛がすごい人のブログを集めました! 「話題の本を読みたくなる、深い感想・考察記事」から、「読書好きブロガーさんのおすすめ本まとめ記事」まで、秋の夜長に読書がしたくなっちゃうブログをお楽しみください🍁 人気になるには理由がある。いま話題の本の感想記事たち まずは、話題の本を紹介する記事から。 小野不由美さんによる人気ファンタジー小説シリーズ「十二国記」の18年ぶりの書き下ろし新作、『白銀の墟 玄の月』(しろがねのおか くろのつき)が10月12日に刊行されました。 十二国記を「一個も文句がないくらい好き」と言う篠宮 光琴 (id:MikotoShinomiya)さんは、初心者にもよくわかるように「自らの思う十二国記の魅力と、読むべき理由」を熱く語ります。 mikotoshinomiya

                                    【十二国記や芥川賞】話題の本がもっと楽しめる、はてなブロガーの読書感想文を集めました - 週刊はてなブログ
                                  • 名著『パニックの心理』が解説する「社会不安に駆られた人々が買い占めに走る」理由 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                                    パニックの心理―群集の恐怖と狂気 (講談社現代新書 364) 作者:安倍 北夫メディア: 新書趣味が悪いと言われるかもですが、中高生の頃から何故か愛読していた本の中に『パニックの心理』(安倍北夫・講談社現代新書)があります。この書籍が論じている内容が時節柄タイムリーな話題と思われたので、このブログの主題とは直接関連しませんがちょっとご紹介させていただこうかと思います。 ちなみに、実家にいた頃は親父が趣味で買い集めた新書類が廊下の戸棚にぎっしりと並んでいたので、それを暇に任せて読み漁るのが中高生以来のちょっとした趣味だったのでした。今の僕の雑学知識を支えているのはそれらの新書たちなのですが、その中でも特に僕の印象に残り続けたうちの一冊が本書です。 なお、僕自身はかつて認知神経科学(認知心理学と神経科学のハイブリッド分野)を専門としていた元研究者で多少心理学に関する学識もありますが、本書が扱う

                                      名著『パニックの心理』が解説する「社会不安に駆られた人々が買い占めに走る」理由 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                                    • 登山初心者に自信を持っておすすめしたい本10冊をまとめた - 温泉ブログ 山と温泉のきろく

                                      この春から登山を始めようと思っていたのに……という方、書を読み長い雨が止むのを待ちましょう! 9年前、2011年の4月に私は登山を始めました。 東日本大震災の1ヶ月ほど後のことです。「あんな時期によく、新しいことを始める気になったね」と言われたりしますが、震災で防災意識が高まり、非常用持ち出し袋をしっかり作っておこうと思ってアウトドアショップに足を運んだことが大きなきっかけとなったのです。そのときのことについては、こちらの記事にも書きました。 2011年の今頃はたしかに、例年に比べて特殊な雰囲気だったとは思いますが、とは言え春は「新しいことを始めたい」という気持ちになりやすい時期だと思うのです。きっと、2020年の今年も「春から登山を始めるぞ!」と意気込んでいた方もいたのではないでしょうか。 しかし、2020年の春もかなり特別な春となってしまいました。「春から登山を始めようと思っていたのに

                                        登山初心者に自信を持っておすすめしたい本10冊をまとめた - 温泉ブログ 山と温泉のきろく
                                      • ファインマンが日本の物理学者に感じた「物理的な違和感」の正体(竹内 薫)

                                        物理学を修める者なら誰もが手に取る伝説の教科書、『ファインマン物理学』。しかし、この教科書にも一つ弱点がある──「長い」ということだ。 サイエンスライターの竹内薫氏が、この長〜い教科書を読み解く手助けをするために書いた『「ファインマン物理学」を読む 量子力学と相対性理論を中心として』が、このほどブルーバックス化された。 それを記念して、今回は『ファインマン物理学』の本当に優れている点を竹内氏がみずから紹介する。 「良い教科書」の条件 大学の学部生のとき、量子力学がわからなくて閉口した。もともと法学部進学課程から物理学科に「理転」しちゃった変わり種なので、同級生と比べて、理数修行年数が短かったせいもある。 教授が指定した教科書は、フランス人が書いた分厚い上中下3冊本で、やたら数学が出てきて、教授と優等生だけが喜んでいた。この教科書では、あらゆる量子力学の数式が「定理」みたいに証明されるのだが

                                          ファインマンが日本の物理学者に感じた「物理的な違和感」の正体(竹内 薫)
                                        • 決定、2022年マライ・メントライン文芸賞!『ロマニ・コード』(角悠介)を驚異と言わずなんとする - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                          2022年マライ・メントライン文芸賞は『ロマニ・コード』(角悠介)に決定! ロマ言語の探究解析を行う若手言語学者のフィールドワーク体験記であり、実は「丸山ゴンザレスや村田らむのルポルタージュに近い」など、熱く、濃く推しまくるマライ・メントラインの授賞の弁をどうぞ。 マライ・メントライン文芸賞を授与する 2022年、個人的に最高に凄かった&おもしろかった小説は、小学館『STORY BOX』誌に書いた通り『地図と拳』(小川哲)だ。が、もっと広義の「文芸」という観点からベストオブベストを選べと言われたら、これはもう『ロマニ・コード』(角悠介)しかない。よって私は重い腰を上げて本作にマライ・メントライン文芸賞を授与する。マライ・メントライン文芸賞とは、私が「めったに無い特殊で深いおもしろさ」を感じ、かつ、メジャーな批評家があまり取り上げなさそうな本に遭遇したときにのみ起動する、なんの権威もへちまも

                                            決定、2022年マライ・メントライン文芸賞!『ロマニ・コード』(角悠介)を驚異と言わずなんとする - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                          • 「20代のうちに読んでおきたい」ビジネス書 厳選15冊 - 日本経済新聞

                                            人生の時間には限りがあり、いい本のすべてを読み尽くすことはできません。だからこそ、本との出合いは大事にしたいですよね。今の自分にはどんな本が必要なのか。本をいつも読んでいる人も、これから読もうとしている人も、今、自分が手に取るべきいい本が見つかる企画。ビジネス書評家の土井英司さんに、数多ある良書の中から、「20代のうちに読んでおきたい」ビジネス書15冊を選んでもらいました。まだ自分で仕事量や内

                                              「20代のうちに読んでおきたい」ビジネス書 厳選15冊 - 日本経済新聞
                                            • 参与観察の専門的訓練はすでにある程度まで開かれている(だからこそ実践者の責任はそこそこ求められるんだ)という話

                                              tricken(手術後復帰チャレンジ中) @tricken 杜撰な「言語化」をしている責任は著者にあり、それは(原理的には)いくらでもただしていけるが(その見込みが実際には薄いとしても)、それに賞を出し、社会的に必要な編集部としてのエクスキューズも何もなくただノリして炎上させているのがどこの組織なのか、何一つ理解していない。 2020-11-16 19:38:30 tricken(手術後復帰チャレンジ中) @tricken お ま え ら が 旗幟を鮮明にするんだよ。 「ご不快に対する」「謝罪」などではなく、「社会的包摂」と「貧困の撲滅」という公共性の高い課題に対してどうすれば一企業として関わっていけるか、少なくともそれを邪魔しないで済むようふるまえるか、それを考えろよ.それがコンプライアンスだよ。 2020-11-16 19:41:15

                                                参与観察の専門的訓練はすでにある程度まで開かれている(だからこそ実践者の責任はそこそこ求められるんだ)という話
                                              • コロナと読書 - 西東京日記 IN はてな

                                                タイトルからするとコロナ禍の中での読書生活の記録みたいに思えますが、そうではなくて、1学期も終わって少し落ち着いたところで、新型コロナウイルス問題を考える上で参考になった本をいくつかあげておこうというエントリーです。 とは言っても、医学的な問題には疎いですし、ウイルスや感染症についての本を読み込んでいるわけもないです。正直、新型コロナウイルスがどうなるかどうかはわからないですし、「コロナ後」の世界についても何か見通しを持っているわけでもありません(ニュースになり始めた段階では2009年の新型インフルエンザのことを思い出して、「これはどこかで2週間位の休校があるか?」と思っていた程度でしたが、2週間じゃすみませんでしたね)。 ここで紹介するのは新型コロナウイルスが引き起こしたさまざまな問題の文脈を考えるための本が中心になります。新型コロナウイルスに関する知識は今まさに生まれつつあるところです

                                                • 『ゲバラ日記』=ボリビア日記 全種類比較 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                                  Executive Summary チェ・ゲバラのボリビア時代の日記、通称『ゲバラ日記』は、邦訳が8種類もある。特に原著の直後1968年に出た5冊は、真木訳を除いて翻訳権がどうなっているのかまったく不明。いちばんありそうなのは、キューバ政府内でもそもそも権利の帰属が不明確/気にせず、プロパガンダとして他のバージョンを黙認、奨励したというもの。が、真相はいまとなっては闇の中。 また翻訳の中身も様々。コスパ的に最高なのは三一新書/中公文庫の真木嘉徳訳。訳も問題なく、付属資料も完備。最も最近に出た中公文庫の平岡新訳版は付属資料はまあよいが、細かい翻訳のミスが多い。その他、全邦訳に目を通してレビューしてみました。 はじめに 先日読み終わった、長大なチェ・ゲバラ伝の書評を書いて、まとまりがないと述べたところで他の伝記とかにも目を通したところ、むしろこれはかなりいいのではという印象に変わってきた。で、

                                                    『ゲバラ日記』=ボリビア日記 全種類比較 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                                  • フェミニズム文学21選+1 ~これであなたもフェミニストになれる!~ - 海外文学読書録

                                                    ネットでは男女ネタで意見が対立することが多く、良くも悪くも議論が盛んです。最近では、日本赤十字社の献血ポスターを巡って侃々諤々の大議論が巻き起こりました。ポスターに使われた『宇崎ちゃんは遊びたい!』【Amazon】のイラストに対し、「過度に性的ではないか」と物言いがついたのです。この件ではフェミニストとおたくが血みどろの争いを繰り広げました。 それはそれとして、このブログではタイトル通り海外文学を扱っています。近年流行しているフェミニスト文学についてもいくつか取り上げてきました。文学はジェンダーをどう表現しているのか? それを知るためにフェミニスト文学を読むことには意義があるでしょう。古典から現代文学まで。さらには海外文学から日本文学まで。いい機会なのでこのジャンルの本をまとめて紹介したいと思います。視野を広げるためにも是非、文学の冒険に旅立ってください。 なお、紹介した22作品のうち、1

                                                      フェミニズム文学21選+1 ~これであなたもフェミニストになれる!~ - 海外文学読書録
                                                    • 東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』第1回(全6回)l

                                                      2022年09月29日17:00 by 東京創元社 東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』第1回(全6回) カテゴリSFファンタジイ・ホラー 【はじめに】 創元SF文庫は来年2023年、創刊60周年を迎えます。 1963年9月に創元推理文庫SF部門として誕生し、フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、1991年に現行の名称への改称を挟んで、これまでに700冊を超える作品を世に送り出してまいりました。エドガー・ライス・バローズの《火星シリーズ》やE・E・スミスの《レンズマン》シリーズをはじめ、ジョン・ウィンダム、エドモンド・ハミルトン、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、レイ・ブラッドベリ、J・G・バラード、アン・マキャフリー、バリントン・J・ベイリー、ジェイムズ・P・ホーガン、ロイス・マクマスター・ビジョルド、そして近年にはアン・レッキーやN・K・ジェミシン

                                                        東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』第1回(全6回)l
                                                      • 父・手塚治虫が描いた少女マンガをいま読み返す

                                                        手塚治虫の作品は代表作『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など、少年誌に掲載されていた印象がありますが、多くの少女マンガが存在することをご存知でしょうか? いつ読んでも色あせることのない、深い魅力のある「手塚作品」を今読み返したい。そんな編集部のリクエストに、手塚治虫の娘である手塚るみ子さんが応えくれました。 手塚さんの紹介してくれる少女マンガの各タイトルの見どころを知るたびに、新たな視点で「手塚作品」が楽しめるかもしれません。 (文/手塚るみ子、編集/メルカリマガジン編集部) マンガ家の娘ではあるけれど、父・手塚治虫の描いたマンガをすべて読破しているかといえば、そんなことはない。 なにせ父の作品は全部で700タイトル以上もあるのだ。もちろん子どもの頃はさんざん読んできたけれど、いちど読んでそれっきり読み返していない作品だって、かなりある。今でこそ仕事として父親の創作物に携わるよ

                                                          父・手塚治虫が描いた少女マンガをいま読み返す
                                                        • 第2回 女性と子どもにとってのリアルなディストピア | 文学は予言する | 鴻巣友季子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

                                                          (*本連載について) SFから日常へ――ディストピアの曲がり角 ここで、ディストピアとSFの関係に少し触れておきたい。 ディストピア文学はもともと未来を舞台にすることが多いため、19世紀の最初期から、SF的なアイテムを導入することが多かった。これはハイテク機器を搭載して未来都市を描くヴェルヌの『二十世紀のパリ』からしてそうで、オーウェルの有名作『一九八四年』に出てくる国民監視のための「テレスクリーン」なども「未来」のわかりやすい表象だろう。ディストピア文学というのは、SFに間借りしたサブジャンルのようなところがあったと思う。 マスキュリンでSF的な作品群に始まったディストピア文学は、しかしフェミニズムの台頭につれて1980年代あたりを境に、フェミニンで寓話神話的な作品群への傾きを見せる。肥大した先端テクノロジーの支配と、人間味の欠如を描くのがディストピアの常道だったが、それが様変わりしてい

                                                            第2回 女性と子どもにとってのリアルなディストピア | 文学は予言する | 鴻巣友季子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
                                                          • まったく実用できそうにない実用書 ベスト3(選者:まいしろ)

                                                            こんにちは、編集部 石川です。 隔週でお送りする「ベスト3を発表します」のコーナー。デイリーポータルZのライター陣に、何でもいいからベスト3を決めてもらうコーナーです。 今日はまいしろさん。「まったく実用できそうにない実用書」ベスト3を聞きました。 まいしろさんが選ぶ「まったく実用できそうにない実用書」おすすめベスト3 ――実用できそうにない実用書というのはどういうことですか? まいしろ:実用書として書かれているけど、自分の人生では全く実用の機会がなさそうな本です。 ふだんは「脂肪の歴史」「長襦袢の魅力」のような生活の役に立たない本が大好きなのですが、そういう本ばかり読んでいるとたまに「こんな本ばっかり読んでいていいのかな?」という気持ちになります。 そんなときに、一応は実用書であるこれらの本を読むと、葛藤を解決しつつ知的好奇心も満たしてくれます。 ――ベスト3を選んだ基準は? まいしろ:

                                                              まったく実用できそうにない実用書 ベスト3(選者:まいしろ)
                                                            • 犬丸治 on Twitter: "戦前、能が如何に流派の側から体制に忖度・迎合し、皇室関連や演者が神に扮する脇能を自主的に取りやめると談合していったか、この本は豊富な事例で示してくれています。猿楽能の思想史的考察 家永 三郎 https://t.co/D9ImtfOXMv @amazonJPさんから"

                                                              戦前、能が如何に流派の側から体制に忖度・迎合し、皇室関連や演者が神に扮する脇能を自主的に取りやめると談合していったか、この本は豊富な事例で示してくれています。猿楽能の思想史的考察 家永 三郎 https://t.co/D9ImtfOXMv @amazonJPさんから

                                                                犬丸治 on Twitter: "戦前、能が如何に流派の側から体制に忖度・迎合し、皇室関連や演者が神に扮する脇能を自主的に取りやめると談合していったか、この本は豊富な事例で示してくれています。猿楽能の思想史的考察 家永 三郎 https://t.co/D9ImtfOXMv @amazonJPさんから"
                                                              • 志田義寧 on Twitter: "先日、取材先に事前に原稿は見せてはいけないというジャーナリズムの原則をつぶやいたところ、多くの批判が寄せられました。これは私の主張ではなく、世界のジャーナリズの普遍的な考え方です。そこでジャーナリズムの考え方をQA方式で回答していきたいと思います。(1/9)"

                                                                先日、取材先に事前に原稿は見せてはいけないというジャーナリズムの原則をつぶやいたところ、多くの批判が寄せられました。これは私の主張ではなく、世界のジャーナリズの普遍的な考え方です。そこでジャーナリズムの考え方をQA方式で回答していきたいと思います。(1/9)

                                                                  志田義寧 on Twitter: "先日、取材先に事前に原稿は見せてはいけないというジャーナリズムの原則をつぶやいたところ、多くの批判が寄せられました。これは私の主張ではなく、世界のジャーナリズの普遍的な考え方です。そこでジャーナリズムの考え方をQA方式で回答していきたいと思います。(1/9)"
                                                                • パンデミック文学から学べること──コロナ禍をどう生きるか

                                                                  ペスト時代の『デカメロン』の第8話を主題にしたボッティチェリの作品 LEEMAGE-CORBIS/GETTY IMAGES <古典から現代小説まで「疫病による人類の危機」は定番テーマ――世界が新型コロナに揺れる今、これらの作品から読み取るべき教訓> ホメロスの叙事詩『イリアス』やジョバンニ・ボッカッチョの『デカメロン』から、スティーブン・キングの『ザ・スタンド』やリン・マーの『セブランス(断絶)』まで、欧米の文学にはパンデミック(感染症の世界的大流行)にまつわる一連の作品群がある。激情の後に来るカタルシス(浄化)を語るものもあれば、公衆衛生の危機に向き合う人々の姿勢を批判的に描いた作品もある。 世界規模で新型コロナウイルスが猛威を振るう今、私たちはどう生きればいいのか。これら「パンデミック文学」に、そのヒントが見つかるかもしれない。危機に瀕した際の人々の行動を理解し、外国人や患者・感染者へ

                                                                    パンデミック文学から学べること──コロナ禍をどう生きるか
                                                                  • オバマ元米大統領 2022年のお気に入り曲をまとめたプレイリスト公開 - amass

                                                                    バラク・オバマ元米大統領は毎年、夏と年末にお気に入り曲をまとめたプレイリストを公開しています。新たに、この1年のお気に入りの曲を集めたプレイリストを公開しています。 I always enjoy sharing my end of year music playlist with all of you — and this year we heard a lot of great songs. Here are some of my favorites. Are there any songs or artists I should check out? pic.twitter.com/qkwm4UOzMD — Barack Obama (@BarackObama) December 23, 2022 映画と本も公開しています I saw some great movies this ye

                                                                      オバマ元米大統領 2022年のお気に入り曲をまとめたプレイリスト公開 - amass
                                                                    • 大人が「美術や芸術を学びたい」と思ったら最初に読む3冊

                                                                      ブログ「読書猿 Classic: between/beyond readers」主宰。「読書猿」を名乗っているが、幼い頃から読書が大の苦手で、本を読んでも集中が切れるまでに20分かからず、1冊を読み終えるのに5年くらいかかっていた。 自分自身の苦手克服と学びの共有を兼ねて、1997年からインターネットでの発信(メルマガ)を開始。2008年にブログ「読書猿Classic」を開設。ギリシア時代の古典から最新の論文、個人のTwitterの投稿まで、先人たちが残してきたありとあらゆる知を「独学者の道具箱」「語学の道具箱」「探しものの道具箱」などカテゴリごとにまとめ、独自の視点で紹介し、人気を博す。現在も昼間はいち組織人として働きながら、朝夕の通勤時間と土日を利用して独学に励んでいる。 『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)はロングセラーとなっており、主婦から学生、学者まで幅広い層か

                                                                        大人が「美術や芸術を学びたい」と思ったら最初に読む3冊
                                                                      • 第7回 ソーシャルメディア全盛時代に起きたある事件の顛末──ニック・ドルナソ『サブリナ』 | マンバ通信

                                                                        先ごろ、ニック・ドルナソ『サブリナ』日本語版(藤井光訳、早川書房、2019年10月)が発売された。昨2018年、イギリスの権威ある文学賞「ブッカー賞」のロングリスト(候補作)にグラフィックノベル=マンガとして初めてノミネートされ、受賞はならなかったものの、大いに話題になった作品だ。 ニック・ドルナソ『サブリナ』(藤井光訳、早川書房、2019年10月) 作者のニック・ドルナソは1989年生まれのアメリカ人作家。今年30歳とまだかなり若い。デビューは2016年。カナダのモントリオールに拠点を置くドローン・アンド・クォータリー(Drawn & Quarterly)社から『ビヴァリー(Beverly)』を出版した。あいにく『ビヴァリー』の日本語訳はないが、フランス語には訳されていて、2018年1月、この作品でドルナソは第45回アングレーム国際漫画フェスティバル新人賞(Prix révélation

                                                                          第7回 ソーシャルメディア全盛時代に起きたある事件の顛末──ニック・ドルナソ『サブリナ』 | マンバ通信
                                                                        • 『人類の意識を変えた20世紀 アインシュタインからスーパーマリオ、ポストモダンまで』 - HONZ

                                                                          世界のヘソが消えた 歴史が未来を映し出す鏡であるなら、20世紀は私たちに何を見せてくれるだろう? 本書はとくに人類の意識・精神が、この激動の世紀にどのように変容したのかを描き出す。 かつてない破壊と解放をもたらした20世紀ーー科学・アート・文化などを横断しつつ、知られざる歴史の分岐や小径も見逃さない旅。ロックミュージックやビデオゲーム、SFや魔術思想などが、経済や政治の大きな転機とともに浮かび上がるだろう。 さて、20世紀初頭の大変動から、旅は始まる。当時、世界には秩序・体系のヘソ(軸)となる「オンパロス」の権威が残っていた。たとえば19世紀末、アナーキストのブルダンが世界の標準時を定めるグリニッジ王立天文台の爆破を試みたように。 ところが、科学ではアインシュタインが「相対性理論」を発表し、ニュートンによる絶対的な時空間の支配をひっくり返す。時空は観測者の運動状態などによって伸び縮みする相

                                                                            『人類の意識を変えた20世紀 アインシュタインからスーパーマリオ、ポストモダンまで』 - HONZ
                                                                          • 第1回 ディストピア文学はなぜ長年流行しているのか? | 文学は予言する | 鴻巣友季子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

                                                                            *本連載について わたしは翻訳業と並行して、2000年頃から新聞や雑誌で書評の執筆を始めましたが、気づいたら、書評や評論のほうが仕事の大部分を占めるようになっていました。これまでに二度、それらの原稿を年代順などで並べて書評集、論評集にまとめたこともあります。しかしここ何年か書いてきた原稿には共通する大きなテーマがあるのではないか、それらのテーマを元に各所で書いてきた原稿を動的に再編・改稿し、新たな評論書として仕上げてはどうかと勧められました。 共通するテーマとは、現代社会とアクチュアルに関わる「ディストピア」「ジェンダー」「他者性」です。これを『文学は予言する』という一冊の本にまとめることで、現代の国内外の小説を多少なりとも見渡せることを目指したいと思います。お付き合いいただければ幸いです。 *本連載では「文学は予言する」の一部を掲載します。 「ディストピア」は「ユートピア」と表裏一体 英

                                                                              第1回 ディストピア文学はなぜ長年流行しているのか? | 文学は予言する | 鴻巣友季子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
                                                                            • Great Books Reading List and Curriculum | St. John's College

                                                                              St. John’s College is best known for its reading list and the Great Books curriculum that was adopted in 1937. While the list of books has evolved over the last century, the tradition of all students reading foundational texts of Western civilization remains. The reading list at St. John’s includes classic works in philosophy, literature, political science, psychology, history, religion, economics

                                                                              1