不動産の実務に関わる人達だけでなく、国家資格の「宅建士」の勉強をしたことがある方なら、「レインズ(REINS)」というのは知っていることでしょう。 「宅地取引業法に基づいて国土交通大臣が指定する不動産流通機構のことね」と。それです。宅建士なら皆、頭に刷り込まれているとも言えます。 宅建士として、各種の法律を遵守するコンプライアンスは重要なことです。レインズを利用(物件情報を登録)するのは、面倒なことだけどもやらないといけない「法律的な手続き」の一環として、皆が認識していることと思います。 しかし、普段レインズのシステムやその意義を意識して利用している人たちはどれだけいるでしょうか。 私が不動産の実務に関わり始めた大昔、不動産業界の団体の集まりなどでレインズについて話題にしても、そもそも不動産会社の社長さんや業界団体の役員さん達はパソコンを使えない年代(今では80代~とか)の方々で、インター