並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 459件

新着順 人気順

J.G.バラードの検索結果1 - 40 件 / 459件

  • 読まずに語れ!積ん読王決定戦 | オモコロ

    本を読むのが好きだけど、買うのはもっと好きだ。本を買うのってワクワクするし、物欲も解消されるし、ちょっと賢くなった気がするし。本、最高。 ー で、そのまま読まない。いわゆる 積ん読。 買っては積み、買っては積み。買った時とは裏腹に、積まれた本を思い出すと罪悪感がじんわり広がっていく。読まなきゃという焦燥感がストレスになって、本から遠ざかってしまうことさえある。 だがちょっと待って欲しい。積ん読は本当にダメなんだろうか? 海外では「TSUNDOKU」という日本語がそのまま広まっているらしいし、積ん読は人類共通の現象なんだろう。悩むのではなく、むしろ積んでる時間を楽しむくらいの、そんな心の余裕があってもいいのではないか…? こんにちは、岡田悠と申します。 今日は本を愛しながらも、同時に積ん読に悩むメンバーを集めてみました。 原宿:無職の時にたくさん本を買って、たくさん積んでいる ヤスミノ:積む

      読まずに語れ!積ん読王決定戦 | オモコロ
    • SF初心者これだけは読んどけ!:アルファルファモザイク

      質問テンプレ 質問に答える側としては質問者に関するデータが揃っていた方が答えやすく また質問者の趣向にあった作品を挙げられる可能性も高くなるので 質問テンプレを使用することをお薦めします。 1.どのような作品を読みたいのかなるべく詳しく教えてください。 2.今までに読んだSF本は何冊くらいですか? 3.その中で面白いと思った作者・タイトルを教えてください。 4.SF以外で好きな小説のジャンルは? 5.SF以外のジャンルで好きな作者は? 6.嫌いな作家・ジャンルがあれば教えてください。 7.こういう作品はNG、というものがあれば教えてください。 アイザック・アシモフ 「われはロボット 決定版」/「鋼鉄都市」 ハヤカワ文庫SF ダグラス・アダムス  「銀河ヒッチハイク・ガイド」〔シリーズ全5冊〕 河出文庫 ポール・アンダースン 「タウ・ゼロ」 創元SF文庫 グレッグ

      • SFファンが読むべき小説一覧wwwwwwwwwww : 哲学ニュースnwk

        2014年05月19日18:00 SFファンが読むべき小説一覧wwwwwwwwwww Tweet 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/19(月) 02:09:58.61 ID:36li4VYG0.net アイザック・アシモフ『銀河帝国興亡史』『ロボットの時代』『鋼鉄都市』 グレッグ・イーガン『順列都市』 H・G・ウェルズ『タイムマシン』『宇宙戦争』 ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』 カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』 ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』 ジョージ・オーウェル『1984年』 ブライアン・オールディス『地球の長い午後』 ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』 アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』『都市と星』『2001年宇宙の旅』『宇宙のランデヴー』『楽園の泉』 シオドア・スター

          SFファンが読むべき小説一覧wwwwwwwwwww : 哲学ニュースnwk
        • 2009.4a / Pulp Literature

          Peter Boxallの"1001 Books"【Amazon】が凄い。英文学を中心に、古今東西1001冊ものフィクションを紹介している。こういうのは得てして「名作」ばかりになりがちだけど、本書はかなりバランスを重視しており、古典から現文まで幅広く揃えている。なかなか目新しいリストなので、外国文学が好きな人は要チェックだろう。 日本からは、村上春樹・大江健三郎・三島由紀夫・芥川龍之介・夏目漱石が名を連ねている。このなかで意外なのが夏目漱石で、なぜか『こころ』が入っているんだな。どちらかというと内向きの小説というイメージだったので、まさか外国人受けするとは思わなかった。川端ではなく、漱石なところがまた渋い。 以下、1001冊のリスト。年代の新しい順にソートした(上が新しく下が古い)。 2000年代 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』 イアン・マキューアン『土曜日』 ゼイディー・スミス『

          • はてなーの血肉となった本でAmazonレビューが5つ星の本のリスト

            http://anond.hatelabo.jp/20141207214956 個人のブログに書いてもアクセスなんてないので増田に放流。 「はてなーの血肉となった3冊を教えて欲しい」 http://anond.hatelabo.jp/20141207214956 のブックマークで挙げられていた本の中から、Amazonのレビューで5つ星のものだけをピックアップしてジャンル別に並べ替えたもの。 正月暇になりそうだから読む本を探している人の参考になれば幸いでございます。 絵本・児童書はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー数kerodonだれも知らない小さな国だれも知らない小さな国23retarded那須正幹 うわさのズッコケ株式会社那須正幹 うわさのズッコケ株式会社6lp008962青葉学園物語 さよならは半分だけ 吉本直志郎青葉学園物語 さよならは半分だけ 吉本直志郎4ch

              はてなーの血肉となった本でAmazonレビューが5つ星の本のリスト
            • コロナ禍になってからたくさんのパンデミックSFが刊行されたので一気に紹介する - 基本読書

              19年末からコロナ禍に入り、3年近い月日が流れている。数多くの変化がそれに伴って起こったが、そのうちのひとつは「パンデミックSF」の刊行が増えたことだ。 パンデミックSFとは、感染症が広まっていく状況を描き出すSF作品のことだが、コロナ以後に企画・執筆された作品はもちろん、それ以前に書かれたいわゆる「予言的な」作品と言われて海を渡ってきたような作品もたくさん翻訳されている。おそらく平時であれば企画が通らなかったものも、こんなときだからいくぞ! と企画が通りやすくなっているのだろう。そのすべてがおもしろいわけではないし、読みすぎて食傷気味なところもあるのだが、せっかくなので新型コロナウィルスの影響による刊行かは問わず、2020年以降に刊行されたパンデミック関連SFを一挙紹介してみよう。 予言的なと評された作品 新しい時代への歌 (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazon最もコロ

                コロナ禍になってからたくさんのパンデミックSFが刊行されたので一気に紹介する - 基本読書
              • 暇人\(^o^)/速報 (旧) 面白いSF小説教えて

                1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 20:31:47.42 ID:28ltp4YD0 今までに読んだもので面白かったのは 小川一水 『老ヴォールの惑星』 飛浩隆   『象られた力』 小林泰三 『海を見る人』 ジェイムズ・P・ホーガン 『星を継ぐもの』 こんな感じかな。 お前らのお奨めを教えてくれよ。 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 20:36:27.31 ID:gsP1GfJzO ジョン・ヴァーリイ『残像』 アシモフ『夜来たる』『神々自身』 ハインライン『夏への扉』 ヴォクト『スラン』 ディック『模造記憶』など新潮の作品、『高い城の男』 秋山瑞人『鉄コミュニケイション』『猫の地球儀』『イリヤの空、UFOの夏』 桜坂洋『スラムオンライン』 5 名前:以下、名無しにか

                • なぜ我々は「ORGANISM」に心奪われるのか? VRChat史に残る衝撃をSF作家と書評家が語り尽くす

                  Home » なぜ我々は「ORGANISM」に心奪われるのか? VRChat史に残る衝撃をSF作家と書評家が語り尽くす なぜ我々は「ORGANISM」に心奪われるのか? VRChat史に残る衝撃をSF作家と書評家が語り尽くす VRで、私たちは何を見ているのだろう。 旅行で知らない土地へ行ったけれど、どこかで見た気がする。逆に、馴染みの場所へ足を運んでも、ふと目を離した瞬間、一度も来たことがないような気さえしてくる。デジャヴめいて、私たちの中には存在しない、「場所」をつくったひとびとの時間の痕跡。空間の幽霊。それこそが「見たことがないはずなのに、懐かしい」というあの感情を、遠くから呼ぶ……。 VRChatのワールド「ORGANISM」はまさにそんな空間だ。クリストファー・ノーラン「インターステラー」のような情景。広大なリミナル・スペース。「かつてのロシア」的なモチーフが散りばめられた巨大なオ

                    なぜ我々は「ORGANISM」に心奪われるのか? VRChat史に残る衝撃をSF作家と書評家が語り尽くす
                  • SF初心者これだけは読んどけ! : アルカン速報

                    3 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/07/15(火) 01:17:05H・G・ウェルズ      「タイムマシン」  角川文庫/「タイム・マシン」  岩波文庫/創元SF文庫/ハヤカワ文庫SFほか 「宇宙戦争」  角川文庫/創元SF文庫/ハヤカワ文庫SF ジュール・ヴェルヌ    「海底二万里」  集英社文庫/創元SF文庫 A・E・ヴァン・ヴォクト   「宇宙船ビーグル号」  ハヤカワ文庫SF カート・ヴォネガット    「タイタンの妖女」  ハヤカワ文庫SF ジョージ・オーウェル   「1984年」  ハヤカワ文庫NV ブライアン・W・オールディス 「地球の長い午後」  ハヤカワ文庫SF オースン・スコット・カード   「エンダーのゲーム」  ハヤカワ文庫SF アーシュラ・K・ル・グィン   「闇の左手」  ハヤカワ文庫SF マイクル・クライトン    「アンドロメダ病原体」 

                    • 『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』で大流行!最近話題の概念「ワイドスクリーンバロック」ってなに!? - 水槽脳の栓を抜け

                      現在絶賛公開中のアニメ映画『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』 www.youtube.com では、物語のキーワードとして「ワイルドスクリーンバロック」というものが多用されています。 「ワイルドスクリーンバロック」の元ネタは、おそらくSFのサブジャンル「ワイドスクリーンバロック」でしょう。 この記事では「ワイドスクリーンバロック」とは何かをサーベイして、はたして『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』が「ワイドスクリーンバロック」なのかを考えたいと思います。 【簡単な要約】:「ワイドスクリーンバロック」のもともとの意味は規模が大きくてハチャメチャなスペースオペラくらいの意味合いだったが、日本に輸出されたことで意味合いが変わりアイデアがすごくたくさん出てくるSFくらいの意味になった。『劇場版レヴュスタ』は前者の意味合いには当てはまらないが後者には当てはまるかもしれない。 「ワイドスクリ

                        『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』で大流行!最近話題の概念「ワイドスクリーンバロック」ってなに!? - 水槽脳の栓を抜け
                      • サイバーパンクとか、どうでしょう。

                        目次 ■前書き。 ■第一部:小難しくないヤツを読もう。 ▼ペロー・ザ・キャット全仕事&ボーイソプラノ ▼鬼哭街 ▼オーギュメント・アルカディア ▼殺戮のマトリクスエッジ ▼ヴァーティゴ ▼イノセンス After The Long Goodbye ▼オイレンシュピーゲル&スプライトシュピーゲル ▼ニンジャスレイヤー ▼スズメバチの黄色 ▼楽園追放 rewired サイバーパンクSF傑作選 ▼攻殻機動隊&キヌ六 ■第二部:翻訳モノも良いは良い。 ▼重力が衰えるとき ▼ハードワイヤード ▼ドローンランド ▼ネクサス ▼ニューロマンサー ▼クローム襲撃 ▼スノウ・クラッシュ ▼グローバルヘッド ■第三部:あるいはトばし気味のセレクト。 ▼軍事・諜報趣味 ▼探偵モノ趣味 ▼コア・オブ・コア ▼オルタナティヴ ■付記。 わりと初読者にも優しい系 おすすめサイバーパンク小説リスト 「サイバーパンクとか、

                        • 本の記事 : 日本人初? 「コボ」「キンドル」でデビューした新人作家が1位を獲得するまで - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

                          「koboイーブックストア」の「ジーン・マッパー」購入ページ。同書は複数ジャンルで上位ランク入りしている 著者が立ち上げた「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」専用サイト。電子書籍はここから直接購入もできる。コボ、キンドルの両ストアへのリンクもある。 7月19日にサービスを開始したネット通販大手・楽天の電子書籍サービス「コボ」の書店で、これまで見たことがない著者の書籍が、複数ジャンルのランキング上位に入っているのを見つけた。作品の名前は「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」、著者は「藤井太洋」。出版社名に「Taiyo Lab」とあることから、自己出版(出版社や編集者を介在させずに電子書籍を書き、売ることをいう)ではないかと推察できた。 8月22日時点で、同作は「SF」ジャンルの16位、「ハイテク」ジャンルと「科学技術」ジャンルでは1位にランクインしている(ただしその後、著者

                            本の記事 : 日本人初? 「コボ」「キンドル」でデビューした新人作家が1位を獲得するまで - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
                          • ローカス発表!20世紀SF小説オールタイムベスト - 銀河旋風

                            Locus Online: 2012 All-Centuries Polls Results ローカスオンライン・オールタイムベスト投票 20世紀 SF長編小説部門 20th Century SF Novels 01 『デューン/砂の惑星』 フランク・ハーバート 02 『エンダーのゲーム』 オースン・スコット・カード 03 《ファウンデーション》三部作 アイザック・アシモフ 04 『ハイペリオン』 ダン・シモンズ 05 『闇の左手』 アーシュラ・K・ル・グィン 06 『銀河ヒッチハイク・ガイド』 ダグラス・アダムズ 07 『1984年』 ジョージ・オーウェル 08 『ニューロマンサー』 ウィリアム・ギブスン 09 『虎よ、虎よ!』 アルフレッド・ベスター 10 『華氏451度』 レイ・ブラッドベリ 11 『異星の客』 ロバート・A・ハインライン 12 『月は無慈悲な夜の女王』 ロバート・A

                              ローカス発表!20世紀SF小説オールタイムベスト - 銀河旋風
                            • サイコドクターぶらり旅(2009-08-17) - 古今東西時間ループもの一覧

                              最近の日記 2010-09-28 [Tue] 1. 行ってみたい世界の精神病院さらに10選+1 2010-09-25 [Sat] 1. 行ってみたい世界の精神病院10選 2010-09-21 [Tue] 1. リトアニアの精神病院がえらくかっこいい件 2010-09-19 [Sun] 1. 各国の旧KGB本部 2010-09-18 [Sat] 1. リトアニアの十字架の丘 2010-09-14 [Tue] 1. エストニアの萌え寿司バー 2010-09-13 [Mon] 1. スターリンのバースデーケーキ 2010-09-12 [Sun] 1. リーガのアールヌーヴォー建築群 2010-07-16 [Fri] 1. twitter 2009-12-10 [Thu] 1. 続・日米表紙対決 最近のコメント ▼ 古今東西時間ループもの一覧 「エンドレスエイト」の終了を記念して、いわゆる時間ルー

                              • ずいぶん前ですが押井守『パトレーバー』についてのインタビューに応じました - MIYADAI.com Blog

                                ―― まず『パトレイバー』との出会いからお聞かせください。 宮台 劇場版一作目が最初です。僕は85年からテレクラやナンパにはまってサブカルチャー方面から一度離れています。僕は1959年生まれで、僕ら世代は「新人類世代」と呼ばれるけど、「SF世代」であっても「アニメ世代」じゃない。僕も「アニメマニア」じゃない。僕の世代でアニメにはまったのは、地方の中学高校にいた人の一部や、弟とか年少者とコミュニケーションがある人だけでしょう。僕も「新人類世代」のご多分にもれず「アニメマニア」じゃなかった。それが、87年に東大助手になって学生と付き合いが始まり、学生で勧められて『パトレイバー』の劇場版、そしてOVA版を観るようになりました。 ―― では劇場版からご覧になられていかがでしたか? 宮台 よく出来ていました。「東京ノスタルジー」のモチーフに感動しました。現在まで続くノスタルジーブームの嚆矢ですね。実

                                • 現代SFをまるごと楽しむための100冊

                                  はじめに 『夏への扉』、『火星年代記』、『ソラリスの陽のもとに』、『幼年期の終り』、『銀河帝国の興亡』、『虎よ、虎よ!』……。SFのオールタイムベスト選びで決まって上位を占めるのは、いまだにこのへんの定番クラシック。半世紀前の作品が今も読み継がれていること自体は慶賀の至りとしても、いつまでも巨匠ががんばっていたんでは、SFというジャンル自体がノスタルジーの対象になりかねない。 そこで今回の百冊選びにあたっては、一九五〇年代以前の古典的名作群にはきっぱりおひきとり願って、〝いまどきのSF〟を概観することにした。アシモフもクラークもハインラインも、ブラッドベリもブラウンもブリッシュも、バラードもオールディスもウィンダムも、シェクリイもスタージョンもカットナーもいない百冊。 同様に、星新一、小松左京、筒井康隆、光瀬龍、半村良など、もはや現役SF作家ではなくなってしまった第一世代の巨匠たちの作品も

                                  • ヨハネスブルグの読者たち

                                    うあああ自称SF読みども超気持ちわりーーーーーーーー。 (13.7.11追記) うわああああ気持ちわりーブクマいっぱいついてるううううー。 伊藤計劃の幻視したヴィジョンをJ・G・バラードの手法で描く、というが読後に感じたのはバラード的なものを読んだというよりは、90年代に読んだいくつかのサイバーパンク小説に通徹していた一種の非情や無常をはらんだ物語たちのことであった。バラードのテクノロジー3部作や『ウォー・フィーバー』に近いものがあることも確かだがそれらと比較するのは野暮であろう。これは21世紀に生きる我々の問題を扱った「今」を生きる小説なのだから。 u-ki さんの感想 読書メーター http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29399511 政情不安、内戦、グローバリズムの暗部、といった人類の憂鬱な現在と未来。そこで生きる人々の日常とともに、「未来ガジェット

                                      ヨハネスブルグの読者たち
                                    • 時間SFの文法 決定論/時間線の分岐/因果ループ | - 浅見 克彦(著)

                                      時間SFの文法 決定論/時間線の分岐/因果ループ 文芸 浅見 克彦(著) A5判  248ページ 並製 定価 3000円+税 ISBN978-4-7872-9233-9 C0095 在庫あり 奥付の初版発行年月 2015年12月 書店発売日 2015年12月17日 登録日 2015年11月12日 紹介200作品を超える時間SFを読み解き、タイム・トラベル、並行世界への跳躍、自己の重複などの基本的なアイデアや物語のパターンを紹介する。そして、物語のシニカルさやアイロニーを踏まえながら、時代感覚への批評性を秘める時間SFの魅力をあぶりだす。 解説H・G・ウェルズ『タイム・マシン』、R・A・ハインライン『夏への扉』、J・G・バラード『結晶世界』、P・K・ディック『逆まわりの世界』、R・シルヴァーバーグ『時間線を遡って』、J・フィニイ『ふりだしに戻る』、M・ジュリ『不安定な時間』、K・グリムウッド

                                        時間SFの文法 決定論/時間線の分岐/因果ループ | - 浅見 克彦(著)
                                      • Something Orange -  『今日の早川さん』を10倍楽しむ方法。

                                        昨日、帰宅したら、郵便受けに一通の小包が届いていた。差出人を見ると、何とあの早川書房である。何だろ。懸賞でも当たったかな。出していないけれど。とりあえず、あけてみよ。 今日の早川さん 作者: coco出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/09/07メディア: コミック購入: 8人 クリック: 264回この商品を含むブログ (371件) を見る ……(茫然自失中)……はっ(覚醒)! id:COCOさんの『今日の早川さん』じゃん! なぜこの本がおれのところに! キラー・クイーン*1で爆弾にしてあって触ると爆発するという落ちか! ……(沈思黙考中)……はっ(理解)! そうか、これはつまり指令! 「1冊くれてやるからお前の日記で宣伝して1冊以上売れ」という意味! ネットやっているとこういうこともあるんだなあ(しみじみ)。 そういうわけで、今日のネタはいまはてな界隈その他で話題沸騰中の読書

                                          Something Orange -  『今日の早川さん』を10倍楽しむ方法。
                                        • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 疫病の年の手紙 浅田 彰

                                          グローバル化の行き着く先で、温暖化に代表される地球環境問題もいよいよ発火点に来ている、エボラ出血熱やトリ・インフルエンザ H5N1 などによるパンデミックの可能性も考慮しておかねばならない…。 頭ではわかっていたつもりだったし、折りにふれて話もしてきましたが、実際に新型コロナウイルス SARS-CoV-2 による COVID-19 パンデミックが起こってみると、あらためて身体的に危機を痛感するこの頃です。 2019年12月から後に Covid-19 と呼ばれることになる肺炎の流行が伝えられていた武漢が2020年1月23日に封鎖されたと報じられたとき、パンデミックは不可避だと覚悟しました。遅まきながら(というか、最初、医師たちの警告を封殺しておきながら)中国政府がそこまで危機感をもったほどのエピデミック。しかし、いかに共産党独裁国家とはいえ人口一千万人規模の都市を完全に封鎖することなどできる

                                          • 国民審査を受ける最高裁裁判官7人のアンケート回答全文:朝日新聞デジタル

                                            22日投開票の衆院選と同時に実施される最高裁裁判官の国民審査に向け、朝日新聞社を含む報道各社は、審査対象の裁判官7人に共通アンケートを行いました。質問と回答の全文は次の通りです(文意を損なわない範囲で、表現の一部を変えています)。 ◇質問 【最高裁裁判官としての信念、あるべき裁判官像】 ①最高裁裁判官としての信条や審理にあたる心構え、仕事の印象、難しさは。 ②国民が裁判所に期待する役割は何だと考え、身近な司法とするために取り組んでいることは。 ③これまでに関わり、最も記憶に残っている裁判とその理由は。 ④最高裁裁判官の任命手続きについての考え、出身母体や出身別の割合は妥当だと思うか。 【憲法】 ⑤憲法改正をどう考えるか。 ⑥憲法9条が戦後日本で果たした役割と、9条に自衛隊を明文で位置づける論議をどう考えるか。 ⑦国政選挙で「一票の格差」の問題が長く続いていることをどう考えるか。 【行政・民

                                              国民審査を受ける最高裁裁判官7人のアンケート回答全文:朝日新聞デジタル
                                            • 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] : Web東京創元社マガジン

                                              2009年06月05日01:41 by 東京創元社 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] カテゴリSF 読者投票によるベスト20結果発表 東京創元社サイトで2009年3月5日より31日まで募集した「文庫創刊50周年企画 創元SF文庫を代表する1冊は何か?」アンケートへの全504件の回答を集計したものです。( )内は票数です。アンケートへの御協力、本当に有り難うございました。 お添えいただいたコメントも抜粋して御紹介いたします。なお同一シリーズ作品の票は合算しました。 5月9日に八重洲ブックセンターで開催しました山本弘さん×大森望さんの「創元SF文庫を語る」トークショーに御参加いただいた方々には一足さきに公表いたしました(この「ベスト20」の結果順位と得票数は、トークショーの採録と共に『ミステリーズ!』vol.35にも掲載しています

                                                発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] : Web東京創元社マガジン
                                              • 作家の読書道:第60回 中原 昌也さん

                                                第60回:中原 昌也さん (ナカハラ・マサヤ) 非常に個性的かつ魅惑的な作風で、読者を奇妙な感覚に誘ってくれる中原昌也さん。小学校時代のSF好きに始まり、実に幅広い読書歴の持ち主。音楽活動でも実績を持ち、映画にも精通している彼は、どんな本を好んできたのか。そして、そんな彼の目から見た、今の文学とは? 忌憚ない、生の声を聞かせてくれています。 (プロフィール) 1970年生。2001年『あらゆる場所に花束が……』で第十四回三島由紀夫賞を受賞。著書に『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』『名もなき孤児たちの墓』など。 『宇宙戦争』 H.G. ウェルズ(著) 東京創元社 630円(税込) >> Amazon.co.jp >> 本やタウン 『ひまつぶし』 クロード・クロッツ(著) ハヤカワ文庫 357円(税込) ※絶版 >> Amazon.co.jp 『SFベスト・オブ・ベスト(上・下)』 ジ

                                                • サイバーパンクとは何か、その本質的特徴を、古典的代表作と現代のゲーム・映画・小説でみていく - 基本読書

                                                  文章の元はIGN japanに『サイバーパンク2077』発売直前に寄稿した原稿だが、今はもうゲームも出ているので、それを踏まえた内容に全面的に加筆修正している。 【PS4】サイバーパンク2077 発売日: 2020/12/10メディア: Video Gameもうすぐ全世界待望のゲーム『サイバーパンク2077』が発売される(もう発売された)。今回はこれに備えて、サイバーパンクとは何なのか、どのようなジャンルかを紹介し、『ニューロマンサー』から、昨今のサイバーパンク小説/映画/ゲームを横断的に紹介することで、『サイバーパンク2077』へ期待を繋げていきたい次第である。 サイバーパンクとは何か サイバーパンクとは何かといえば、語源的には生物と機械における制御と通信を一緒に扱う分野であるサイバネティクスと、パンクロックのパンクを合わせたもの。ブルース・ベスキという作家が1980年に発表した短篇小説

                                                    サイバーパンクとは何か、その本質的特徴を、古典的代表作と現代のゲーム・映画・小説でみていく - 基本読書
                                                  • 【今週はこれを読め! SF編】異形環境と化した世代宇宙船、はたして最終的な寄港地は? - 牧眞司|WEB本の雑誌

                                                    SFの古典的題材である世代宇宙船を正面から扱ったオールディスの第一長篇。オールディスはJ・G・バラードとならぶ英国ニューウェイヴの旗頭だが、本書はそのムーヴメントが勃興する以前、1958年に発表された作品だ。しかし、すでにこの作家の特質がありありとうかがえる。ここに描かれる世代宇宙船内の異形化した世界は、物理的な環境であると同時に、ひとつの精神空間なのだ。 この船内で生まれた主人公コンプレインは地球もほかの惑星も知らず、またこの船の記録はとうに失われているので、いまいるところだけが彼にとっての唯一の世界だ。船内の空間は広大でいくつもの地域があるようだが、その全貌を把握している者は彼の身近にはいない。その〈居住区〉では前近代的な職位制度によって秩序が保たれており、コンプレインは狩人で野生動物を獲り、肉を売って暮らしていた。そこにはいちおう宗教もあって人々からあまり敬われていないが司祭もいる。

                                                      【今週はこれを読め! SF編】異形環境と化した世代宇宙船、はたして最終的な寄港地は? - 牧眞司|WEB本の雑誌
                                                    • トークイベント「SFは僕たちの社会の見方にどう影響しただろうか?」用メモ - shinichiroinaba's blog

                                                      昨日24日の「現代経済思想研究会・特別セミナー 稲葉振一郎・田中秀臣・山形浩生・トークイベント「SFは僕たちの社会の見方にどう影響しただろうか?」」は盛会のうちに無事終了いたしました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。 当日のレポはtwitterをもとに前田敦司さんがこちらにおまとめになっていらっしゃいます。また田中さんの感想兼問題提起はこちらです。 いかにペーストするのはぼくが事前に自分用に作った覚え書きです。私的メモですからいい加減です。読み上げ原稿ではありません。実際の会ではここでの論点の半分くらいしか出せていません。 ===================================== 山形浩生の芸術論を少し敷衍してみよう。 山形によれば、芸術の主たる機能は、人間の認知能力の「別の使い方」を開示・例示してみせるところにある(「アート・カウンターパンチ」)。 ここで

                                                        トークイベント「SFは僕たちの社会の見方にどう影響しただろうか?」用メモ - shinichiroinaba's blog
                                                      • SF小説の魅力:アルファルファモザイク

                                                        ■編集元:ニュース速報板より「SF小説の魅力」 1 ボールペン(dion軍) :2010/03/18(木) 00:12:41.38 ID:FSLAEsKJ ?PLT(12000) ポイント特典 「愛の死」後に探る人間性 二〇〇九年に亡くなったSF作家J・G・バラードは『クラッシュ』の序文で 「我らの夢や欲望を支える……精神の病は、今世紀最悪の死者として結実した。愛情の死である」と書いた。 バラードはメディアとテクノロジーに取りかこまれた現代人の生を 「テクノロジカル・ランドスケープ」と呼ぶ。現代人にとってはメディアとテクノロジーの中こそが 「ありのままの自然」だ。我々はメディアに毒された存在であり、その性と愛はテクノロジーに歪(ゆが)められている。 ぼくにとって、バラードは作家というよりも思想家だった。我々の人間性の意味を教えてくれたからである。 人間性は変わった。我々に

                                                        • ウィリアム・S・バロウズ - Wikipedia

                                                          バロウズとデビッド・ウッダード、1997年頃[1]:98–101 ウィリアム・シュワード・バロウズ二世(William Seward Burroughs II、1914年2月5日 - 1997年8月2日)は、アメリカ合衆国の小説家。1950年代のビート・ジェネレーションを代表する作家の一人である。 来歴[編集] バロウズは1960年代には、J・G・バラードらによってニュー・ウェーブSFの星と評価された。その後も、パフォーマンス・アーティストのローリー・アンダーソンや、ロックミュージシャンのカート・コバーン(ニルヴァーナ)らが彼に心酔している。私生活では、妻のジョーン(1923〜51)を射殺するなどの事件を起こしている[2]。 1914年、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスに生まれる。ニューヨーク州生まれの祖父ウィリアム・シュワード・バロウズ1世はキー入力式歯車式加算機を安定駆動する油圧装

                                                            ウィリアム・S・バロウズ - Wikipedia
                                                          • ウィリアム・ギブスン - Wikipedia

                                                            William Gibson ウィリアム・フォード・ギブスン(William Ford Gibson、1948年3月17日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州コンウェイ生まれの小説家、SF作家、随筆家。サイエンス・フィクションのサブジャンルの一つ「サイバーパンク」の代表的な作家。ブリティッシュコロンビア大学英文科卒業。カナダ在住。1970年代後半に執筆活動を始め、初期の作品は1990年代にインターネットが普及する以前の情報化時代において、テクノロジー、サイバネティックス、コンピューター・ネットワークが人間に与える影響(「ローライフとハイテクの組み合わせ」[1])を探求し、図像学の作成に役立つ、ノワールで近未来の物語だった。 ギブスンは1982年の短編小説『クローム襲撃』で「広く行き渡り、相互接続されたディジタル技術」を示す「サイバースペース」という用語を作り出し、その後の絶賛された

                                                              ウィリアム・ギブスン - Wikipedia
                                                            • 意識をめぐる論点メモ

                                                              9月8日の現代思想×保守×リフレのトークイベント用の備忘録。去年のクリスマスイブにやった稲葉振一郎さん、山形浩生さんと僕との公開討論会での稲葉さんの発言を(ご本人の了解はないがw…稲葉さんに差し支えがあったら無念だけどこのエントリーは削除するですw)以下に特に注目すべき個所である「意識」をめぐるところをまず引用。 稲葉:いまのSFの中で一番人気があるテーマは「意識」なんです。意識論の土台にあるのはデイヴィッド・チャーマーズのゾンビ論とか意識のハードプロブレム論です。チャーマーズという哲学者もドーキンス・チルドレンであって、意識という別の実在問題があるということを言っていて、それで何がしたいかというと、デネットの心の哲学の批判をしたいわけです。デネットの心の哲学はドーキンスに影響を受けていて、意識というのは情報プロセスであって、情報プロセスというのは物理プロセスで生命現象と連続線上にあるとい

                                                                意識をめぐる論点メモ
                                                              • 作家の読書道:第60回 中原 昌也さん

                                                                第60回:中原 昌也さん (ナカハラ・マサヤ) 非常に個性的かつ魅惑的な作風で、読者を奇妙な感覚に誘ってくれる中原昌也さん。小学校時代のSF好きに始まり、実に幅広い読書歴の持ち主。音楽活動でも実績を持ち、映画にも精通している彼は、どんな本を好んできたのか。そして、そんな彼の目から見た、今の文学とは? 忌憚ない、生の声を聞かせてくれています。 (プロフィール) 1970年生。2001年『あらゆる場所に花束が……』で第十四回三島由紀夫賞を受賞。著書に『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』『名もなき孤児たちの墓』など。 『宇宙戦争』 H.G. ウェルズ(著) 東京創元社 630円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com 『ひまつぶし』 クロード・クロッツ(著) ハヤカワ文庫 357円(税込) ※絶版 >> Amazon.co.jp 『SFベスト・オブ・ベスト(上・

                                                                • 山形浩生 - Wikipedia

                                                                  山形 浩生(やまがた ひろお、1964年3月13日[1] - )は、日本の評論家、翻訳家。野村総合研究所研究員[2]。 略歴[編集] 1964年、東京都生まれ[2]。麻布中学校に入学し[2]、学校の帰りに橋本治の『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』を立ち読みして影響を受ける[3]。また、当時からSFや漫画にも興味があったという[3]。中学校3年生ごろから御茶ノ水の駿台予備校に通う合間に秋葉原へ行くなど、パソコン少年でもあった[3]。駿台には、秋山仁(数学科講師)と山本義隆(物理科講師)の講義を受けるために通っていたという[3]。 麻布高等学校卒業後、東京大学理科一類入学[2]。東京大学工学部都市工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程を経て、野村総合研究所研究員となる[2]。 東大在籍時にはSF研究会で活動。柳下毅一郎と共に、バロウズの詳細なファンジンである『バロウズ本』を

                                                                  • 栗本薫さんが死去

                                                                    「グイン・サーガ」シリーズなどで知られる作家の栗本薫さんが、5月26日、死去した。56歳だった。栗本さんは膵臓がんと闘病していた。 夫の今岡清さんが、mixi日記に記した27日未明のコメントで、「26日の夕刻、私の奥さんは他界してしまいました」と報告した。今岡さんのmixi日記には、栗本さんを悼むコメントが相次いでいる。 100冊を超えたグイン・サーガシリーズのほか、「魔界水滸伝」や「伊集院大介」シリーズなど、数々の小説作品を世に送り出した。グイン・サーガは4月からNHKでアニメが放映されている。「中島梓」名義での評論活動も知られ、いわゆる「やおい」の考察でも先駆者となった。 公式サイト「神楽坂倶楽部」の日記は4月28日が最後で、夫の今岡さんの手術が終了したことなどを報告していた。今岡さんのmixi日記によると、栗本さんは今月上旬から入院していた。 関連記事 「太陽の帝国」「クラッシュ」の

                                                                      栗本薫さんが死去
                                                                    • 新希望通りのSFが見つかるスレ - てへぺろ

                                                                      2010年12月05日 11:57 カテゴリ教えて 新希望通りのSFが見つかるスレ Posted by thpr No Comments No Trackbacks Tweet スレ:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/sf/1284898312/ 1:名無しは無慈悲な夜の女王:2010/09/19(日) 21:11:52 こんな作品を読みたい、あるいは自分が好きな作品のタイトルを書くと、 他の人がオススメを教えてくれるスレ。 【質問のお約束】 記載が無いものは基本的に小説と見なします。 メディア条件があれば書いてください。 ◇例:アニメ、実写映画、マンガ、小説 ラノベ可不可も。ラノベ拒否反応の人が多い板なので配慮しましよう。紹介された後で、もめないこと。 条件の小出し、駄目出しは止めましょう。 答えてもらってから、「言い忘れたけど

                                                                      • 白水社 :連載・エッセイ 特別寄稿 柳下毅一郎「本を食って生きている」

                                                                        これまで読んだ最高の短編小説は何かと訊ねられたら、迷うことなくジーン・ウルフの「デス博士の島その他の物語」という短編を挙げる(国書刊行会より刊行の同題短編集に収録)。それはとある浜辺に住む少年の話である。母親に顧みられない少年はいつも一人で本を読んでいる。孤独な少年の友達はその本の登場人物だけなのだ。物語の終わり、少年は悪漢のデス博士に語りかける。「この本、もうあと読みたくないよ。博士はきっと最後に死んでしまうんだもん」 デス博士は答える。 「だけど、また本を最初から読みはじめれば、みんな帰ってくるんだよ」 この言葉ほど読書の喜びと哀しみを鮮やかに示したものはない。この小説は二人称で書かれている。タッキー少年はぼくである。ぼくはかつて孤独な少年だった。あのころ、ぼくの友達は本の中にいた。りゅうのボリスとネズミのリーピチープが遊び相手だった。図書館に通って借りてきた本に読みふけった。読

                                                                        • ロジカルシンキングだけではもう限界 編集的思考に不可欠な「ロジックとアナロジーの往復」とは

                                                                          2018年8月23日、NTTドコモ・ベンチャーズ ラウンジにて「21世紀のビジネスパーソン必携の思考法とは?! 企画力・発想力を引き出すアナロジカル・シンキング」が開催されました。時代を切りひらく武器として、企業や学校など幅広い場面で活用されている「編集工学」。第2回の開催となる今回は、「アナロジカル・シンキング(類推)」をテーマとして、株式会社編集工学研究所のシニアコンサルタント・安藤昭子氏が講演を行ないました。本記事では後半の講演模様をお送りします。 アナロジカルシンキングを上達させるための秘訣 安藤昭子氏(以下、安藤):じゃあ最後ですね。あと30分ちょっとでざーっとお話をしていきたいと思いますが、もういっこ。アナロジカルシンキングを上達させるための秘訣です。 略図的に考える、ということが書いてあります。先ほどから皆さんに似てるもの似てるものという言い方をしていますけれども、なにかとな

                                                                            ロジカルシンキングだけではもう限界 編集的思考に不可欠な「ロジックとアナロジーの往復」とは
                                                                          • 柳下毅一郎スペシャルインタビュー オリジナリティなんて大したことない

                                                                            柳下毅一郎 (やなした・きいちろう)  1963年大阪府生まれ。東京大学工学部建築学科卒。JICC出版局(現宝島社)の編集者を経て、映画評論家、特殊翻訳家、殺人研究家として活動。著書に『シー・ユー・ネクスト・サタデイ』(ぴあ)、『殺人マニア宣言』(ちくま文庫)、『愛は死より冷たい』(洋泉社)、『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(町山智浩との共著/洋泉社)など。主な訳書にフィリップ・ゴーレイヴィッチ『ジェノサイドの丘』(WAVE出版)、R・A・ラファティ『地球礁』(河出書房新社)、サイモン・クーパー『サッカーの敵』(白水社)、スティーヴン・ピジック『アイデンティティー』(ソニー・マガジンズ)、ジョン・ウォーターズ『悪趣味映画作法』(青土社)、J・G・バラード『クラッシュ』(ペヨトル工房)など。 公式サイト 『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』 (2

                                                                            • 英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊

                                                                              2009年1月23日に英国ガーディアン紙のレビューチームと外部専門家が纏めた「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊決定版リスト(“1000 novels everyone must read: the definiteive list“)。 時代および言語を問わず、長編小説だけに限定しており、回想録、短編(集)、あるいは長歌などは含まれていない。発表当初は「Love (ロマンス系)」「Crime (犯罪系)」「Comedy (コメディ系)」「Family and Self (家族・私小説系)」「State of the Nation (社会派系)」「Science Fiction and Fantasy (SFおよびファンタジー系)」「War and Travel (戦争および旅行記系)」に分けられていたものを、今回ここに一纏めに決定版リストとしてまとめたもの。 読書メーターのコミュニテ

                                                                                英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊
                                                                              • ・山形浩生『新教養主義宣言』 10代でこれ読んで、本読まなきゃ勉強しなき..

                                                                                ・山形浩生『新教養主義宣言』 10代でこれ読んで、本読まなきゃ勉強しなきゃと思った ・J.Gバラード『千年王国ユーザーズガイド』 小説家だとバラードに一番影響を受けた。現実の見え方が変わった。 ・ロイバウマイスター『WILLPOWER』 意志力は筋肉のようなもので、使うと疲れるし、鍛えることができる。という本。 俺はこれ読むまで努力ができないし、我慢もできないし、自制心のない人間で、もうこれはずっと続くと思ってたんだよね。 でも、これ読んで少しづつ自己コントロールができるようになってきた。 嫌いな説教臭い体育会系的な根性論じゃなくて、心理学の実験を踏まえた、科学的な内容なのですんなり受け入れられた。 ・二村ヒトシ『全てはモテるためである』 ずっと女、特に若い女性とコミュニケーションが取れなかった。 今もうまくはないけど、この本を読んだら少しはマシになって、職場とかで雑談できるぐらいにはなっ

                                                                                  ・山形浩生『新教養主義宣言』 10代でこれ読んで、本読まなきゃ勉強しなき..
                                                                                • 東京創元社・文庫創刊50周年記念対談〈第2回:SF編 山本弘×大森望〉|ラウンジ|Webミステリーズ!

                                                                                  この対談は、〈ミステリーズ!〉vol.35(2009年6月号)に掲載されたものです。(編集部) (トークショー中のひとこま。左:山本弘先生、右:大森望先生) ■山本弘の創元SF文庫ベストテン 1.『反対進化』エドモンド・ハミルトン 2.『降伏の儀式』(上下)ニーヴン&パーネル 3.『銀河パトロール隊』E・E・スミス 4.『天使と宇宙船』フレドリック・ブラウン 5.『宇宙消失』グレッグ・イーガン 6.『時間衝突』B・J・ベイリー 7.『星を継ぐもの』J・P・ホーガン 8.『タウ・ゼロ』ポール・アンダースン 9.『レモン月夜の宇宙船』野田昌宏 10.『地球の静止する日』中村融編 ■大森望の創元SF文庫ベストテン 1.『万物理論』グレッグ・イーガン 2.『年刊SF傑作選』(1~7)ジュディス・メリル編 3.『分解された男』アルフレッド・ベスター 4.『ウは宇宙船のウ』レイ・ブラッドベリ 5.『天

                                                                                    東京創元社・文庫創刊50周年記念対談〈第2回:SF編 山本弘×大森望〉|ラウンジ|Webミステリーズ!