観測史上最も地球に接近した小惑星「2020 QG」。米航空宇宙局(NASA)、ジェット推進研究所、ZTF、カルテック・オプティカルオブザバトリーズ提供(2020年8月18日提供)。(c)AFP PHOTO /NASA / JPL-CALTECH / HANDOUT 【8月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory、JPL)は18日、SUV(スポーツ用多目的車)ほどの大きさの小惑星が、地球の2950キロ上空を通過したと発表した。小惑星としては、これまで観測された中で最も近い距離だという。 【関連写真】2013年の隕石落下の衝撃で壊れた工場など ロシア 発表によると「2020 QG」と名付けられた小惑星は、仮に地球と衝突していたとしても、大気圏内で分解され、空中で火球か隕石(いんせき)になっていたため、被害が出る可能性は低か