東京科学大学特任教授・名誉教授、一般財団法人運輸総合研究所所長。1957年生まれ。東京工業大学大学院修了。工学博士。東京工業大学助教授、教授などを経て現職。この間、MIT客員准教授、フィリピン大学客員教授、アジア交通学会会長など。専門は都市計画、交通計画で自転車から航空交通まで。自転車の活用推進に向けた有識者会議の座長等を務める。 この人の記事一覧へ 日本ならではの発明?モータリゼーションが生んだ特異な走行環境 ─日本で日常的に目にする自転車の歩道走行は、実は世界的に珍しい光景だそうですが、なぜ、日本だけなのでしょう。またそれはどのような歴史的背景から生まれたのでしょうか? 屋井 日本の道路において自転車が歩道を走ることが一般的になった背景には、1970年前後の急激な「モータリゼーション」(車社会化)の進行があります。日本は第二次世界大戦の終結まで道路の整備が不十分であり、戦後民主主義の下

