「幸せなお産」というコラムを見つけた。「有機野菜・無添加の素材をつかったオーガニック料理」を配達するお店のサイトのコンテンツ*1で、「人生マクロビオティック」「オーガニック生活のすすめ」といったコラムの中の一つである。たまたまうまくいった例を紹介して自然分娩を賛美するのはよく見かける。このコラムも「病院での人工的な分娩ではなく、自然な分娩を行いうまくいったハッピー」という内容だろうなと読者諸君は想像されるかもしれない。しかし、このコラムはその想像の斜め上をいく。 ■幸せなお産 (■魚拓)(オーガニックエッセイ たけまつばなし一覧) 多少長いので、要約する。両親ともに「お肉も食べない無添加のバリバリオーガニック生活」を送っていた。妊娠が判明し、近所にマクロビオティックの助産院があったが、「逆子は法律上、助産院では産めない」。大阪の病院では「あなたの骨盤ではこの大きな頭の赤ちゃんの自然分娩は無
1700人ほどの人が、何も更新されていないブログをみて、一瞬のため息をついているだろうなあと思ったので、少しずつでも更新していこうかなと思いました。殊勝だな。 なぜならば今日は病院へ行ってきたからです。 顔の横にね、ふくらみがあるんですね、オレ。 よくひじとかにできる脂肪のかたまり、いわゆるガングリオン。でかくなったり小さくなったりしながら、付き合いはもう20年近くになる。 最近体を絞っているのが効果を出していて、顔がしまってきたものだから、この瘤が目に付くようになってきました。 ヨメはこれを「こじき瘤」と呼んでいる。ベトナムで8歳くらいのこじきの女の子が写真を売っていたのだが、その子は写真を売らずに俺の顔のふくらみが気になったらしく、盛んに指で瘤を指す。それが印象に残ったらしく、嫁はこれを「こじきこぶ」と命名したのだった。えーとなんの話だったか。 そうだ、それを今日取りに行ったのでした。
■ 手加減なし……「全国ヤブ医者マップ」に体験コメントが殺到中(やじうまWatch) 3月にYahoo! JAPANが公開した「ワイワイマップ」のベータ版は、ユーザーがテーマごとに作成した地図上に、地域の情報をコメントとして大勢で書き込めるサービスだ。ここで今、人気のあるテーマが「全国ヤブ医者マップ〜こんなトコ二度と来るか!〜」だ。病院で受診してイヤな思いをした経験が、ここに集まっている。どのコメントも相当手厳しい。今まで他のメディアでは見られなかった情報ではあるけれど、これは過激だ。 医療の質を患者が判断するのは困難である。たとえば、平均的な医師が治療すれば90%の確率で治癒する疾患を、95%の確率で治せる名医がいたとしよう。名医でも治せない5%の患者はいるわけである。治らなかった患者側からみて、主治医が名医か、平均的な医師か、あるいはヤブなのかは判断できない。「90%が治るはずの病気を
丁寧な議論をする前に、一つ確認しておきたいことがある。 id:ajisunさんのお母さんは、いわゆるロックトインした状態*1で、既に何年も経過している。id:dojinさんもお会いしたことがあるそうだが、僕も最近お邪魔させてもらって、ご挨拶申し上げた。安らかな寝顔をされていたけれども、本当のところはどうか分からない。分からないけれども、いくつか考えることはある。本当はそれを書こうと思ったのだけど、ちょっと後回しにする。春野ことりさんのブログにコメントを寄せた方が、自身のブログで「賛成論者の人格を非難する記載があったのは残念であった」と書かれている。dojinさんのことだろうと思うが*2、ちょっと素通りすることも出来ないので、dojinさんの怒りの理由について、ちょっと触れておく。 ロックトインして(まで)生き続けるのは地獄ではないのか。それはおそらく最初からajisunさん自身の問いなのだ
■[世相その他]世論はなんでこうもヒステリックなのかね。(追記あり) kikulog〜タミフル 厚労省が見解を変えたことについて、どうも批判的な論調が目立つように思います。うーん、なんというかな、「やっぱり危険なんだ」とか「タミフルは危険だから全面禁止」と言うまでは許さない、とかいう空気が根底に流れているような気がするのは、気のせいでしょうか。 タミフルを処方されて問題が生じた人は「タミフルが悪い」と思うでしょうし、仮に処方中止となって、脳症にかかったら「タミフルを処方しなかったせい」と思うことになるでしょう。どっちにしても、そういう悲劇は起きるわけです。しかも、脳症は年間100人から数百人ですし、異常行動の数もたぶんそれ以下くらいと思われますから、タミフルを出そうが出すまいが、99.9%の人には影響ないんですよね。タミフルを飲まずに無事だったら「タミフルを飲まなくてよかった」と思うのか
osakaecoさんのブログ。「ホメオパシーは治療というよりカウンセリングである」といった鋭い指摘や、コメント欄にも注目すべき発言があるが、それはとりあえず置いといて、ミキプルーンに反応。 ■ トンデモ嫁に関するフィールドワーク(痴呆(地方)でいいもん) そのことと並行して、家内は妊娠し、出産しました。家内の妊娠をしり、ミキプルーンをやっている家内の友人がたずねてきました。義父の病気の関係もあり、家内は実家にかえることが多かったのですが、妊娠中からミキプルーンのひとが来て、家内にいろいろと忠告するようになりました。多分、これを読む人はどちらかといえばマルチ商法に反感をもっている人がいるかも知れませんが、プルーンを始め栄養補助食品を度を越えて食べるのを推奨する以外は、ミキプルーンの人は基本的には「おもいっきりテレビ」や「あるある」のような突飛なことは勧めなかったように思います。基本的には適度
えー、私の家って結構トンデモで、ホメオパシーの本とか、先日稲葉さんもふれてたシュタイナー教育の本とか、いっぱいあるんです。ホメオパシーとか、バッチのフラワーレメディーとか家内がこっています。きくちさんのブログでもホメオパシーのエントリがありますけど、あんまり当のトンデモと同居している人間のレポートはあまりないと思います。その意味で皆様のお役にたてれば幸いです。 家内は今風邪で寝込んでいますので(御察しのとおり、波動入りの砂糖玉をなめたり、感染予防のためになんか焚いたりしてます。)、無断であとで家内に怒られそうなことは書けません。その点ご配慮願います。 家内がホメオパシー等にのめりこんだ遠因は家内の父親の病気にあると思います。家内の父親は脳卒中で半身不随になって、リハビリも十分でない状態で今度は胃癌になって、胃のほとんどを切除しました。その際、某大学病院に入ったのですが、私達の側の偏見だった
■インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り(読売)*1(魚拓) 西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。 主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。 病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。 タミフル服用後の「飛び降り」事例が相次ぎ、薬との因果関係が疑われているが、服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がないという。このケースは来月、厚労省研究班会議で報告される予定。 「タミフル服用後に飛び降りたからタミフルの副作用だ!インフルエンザのせいではない。な
奈良の事件です。まず亡くなられた患者様に深い哀悼の意を表し、残された御遺族の方に慎んでお悔やみを申し上げます。 事件の詳細はある産婦人科のひとりごとで詳しいかと存じます。ここでの管理人氏の意見が一番正論かと思います。宜しければそちらをまず読まれることをお勧めします。 事件の構図を簡単にまとめます。 分娩中に頭痛を訴え意識消失発作を起こした。 産科医は子癇発作と考えその処置を行なった。 しかし経過が重篤で他院での処置が必要と判断した。 転送先を探すも18軒に断られ、19軒目の国立循環器病センターにようやく運ばれた。 患者は脳出血を併発しており死亡、子供だけは助かった。ここで出てくる子癇発作の教科書的解説を先に入れておきます。妊娠,分娩,産褥期に出現する強直性あるいは間代性痙攣と昏睡を主症状とする特殊型妊娠中毒症である.このうち分娩子癇が最も多い.妊娠中毒症の早期発見・治療により,子癇の発症は
[2006年09月12日]結核文士の治療記(8)最後の戦い [2006年09月12日]結核文士の治療記(7)夏の入院環境 [2006年09月11日]結核文士の治療記(6)外界との隔離 [2006年09月10日]結核文士の治療記(5)さっぱりワヤ [2006年09月10日]結核文士の治療記(4)初めての手術 [2006年09月09日]結核文士の治療記(3)腸腰筋への結核菌転移 [2006年09月09日]結核文士の治療記(2)四種類の飲み薬 [2006年09月08日]結核文士の治療記(1)結核菌検出 過去記事月別 ★最新(表紙) ★2006年10月(1) ★2006年09月(10) ★2006年04月(4) ★2006年03月(10) ★2006年02月(3) ★2006年01月(13) ★2005年12月(13) ★2005年11月(12) ★2005年10月(8) ★2005年09月(10
昭和天皇の死因は膵臓ガンだった。 彼が最初に倒れたのは昭和62年9月。ガンの進行による腸閉塞を起こしたのだ。東大病院の関係者は一様に驚いたという。「こんなに末期的な症状になるもっと前になぜガンだと分からなかったのか」。天皇家に敷かれている医療体制はこの国で最高水準のものだと、考えていたからだ(これは当時も、今も誰しもが思うことだ)。が、その内実はお寒いもので、彼はその時までまともな検査をほとんどしたことがなかったそうだ。天皇の身体に触れることが「畏れ多いこと」、「不敬である」とさえ考えられていたからだ。 さらに彼は、ものが通るように腸のバイパス手術を行っただけで、まともなガン治療を受けられなかったという。抗癌剤治療や放射線治療を行うには当然、病名の告知が必要だが、「告知はできない」という理由でそれら一切が見送られたのだ。当時のマスメディアでも「慢性膵炎」と報じられた。 彼は1年後(昭和63
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