【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間5日午後12時25分(日本時間6日午前1時25分)、木星探査機ジュノーをフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からアトラス5ロケットで打ち上げた。 2016年に木星軌道に到達、1年かけて木星の磁場や大気を分析、太陽系の成り立ちを探る。 1989年に打ち上げた木星探査機ガリレオなど、長距離を飛ぶ探査機にはこれまで原子力電池を使っていたが、技術進歩によりジュノーには初めて太陽電池を搭載した。 研究リーダーのスコット・ボルトン博士は「巨大な木星は、太陽ができた後の残留物の多くを持っている。初期の太陽系で何が起きたのかを語るタイムカプセルだ」と話した。