昨日(9/30)の集中審議での答弁で、菅直人が「ビデオは見ていません」と言い放ったのには唖然とさせられた。もし、本当に見ていないのであれば、一国の総理として信じられない無関心ぶりで、この問題に全く真剣に取り組んでいない職務怠慢が浮かび上がる。国民は呆れ果て、憤懣やるかたない気分だろう。漁船衝突の始終を撮影した映像は、今、国民が最も見たいと切望している情報で、事件における日本の正当性を世界に証明する証拠となるはずのものである。この映像を世界に向けて配信することで、中国側の主張の不当性を明らかにし、日本側への世界の支持を取りつけられると国民一般は確信している。普通なら、首相たる菅直人が真っ先に「俺に見せろ」と言い、中身を確認するのが当然の推移だ。映像を外交戦略に使うに当たって、最も説得的な場面を探し、効果的な編集を指示検討し、報道機関への対策を錬り、公開の時機と全体の工程表を策定するだろう。こ