某年某月某日 なにやら、連帯保証人制度について話題になっているらしい。残念ながら本制度について知っていることは少ない。 でも昔、読んだ本の、メモしたものがあった。吉田猫次郎『連帯保証人(宝島社新書)』。なので、これを以下に記してみたい。 それにしても、「連帯」などない国において、「連帯」の名前の付く制度が無惨に人命さえ奪うとは、いったいどうなっているのか。 ■連帯保証人制度は日本独特なのかどうか■ 連帯保証人制度。これは日本独特のものか。 融資の際、金融機関が「個人保証」を取るのは世界中に存在する。しかし、「催告の抗弁権」も「分別の利益」もみとめられない、主債権者と同等の責任を負うような個人保証制度を持つのは、日本だけである。 ■じゃあ、アメリカはどうなのよ■ 確かにアメリカの場合、融資の際、個人保証は存在はする。ただし、企業が役員でも株主でもない第三者に個人補償してもらうケースは稀だとい