【橋下府政ウオッチ】一票の格差広げる改正案 (1/2ページ) - MSN産経ニュース橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が誕生してから半年が過ぎようとしている。すでにいくつかの改革案を提示しているが、いま、大阪府議会のなかで議論を呼んでいる提案がある。議員定数の条例改正案だ。 府議会定数を現行の１１２から８８とする条例改正案で、人口１０万人につき府議を１人にする狙いだという。この提案自体は維新の会の政策にのっとったものだ。だが、今回の提案には議員は減るが、「一票の格差」が大幅に拡大してしまうという難点がある。 現行では大阪市浪速区に対し、堺市東区・美原区が２・２９倍となっているのが最大だが、浪速区と富田林市・南河内郡の差が一気に３倍にまで広がるという。 議会内では、定数削減よりも、条例改正をして、わざわざ不平等な選挙制度にすることに反発が広がっているようだ。 選挙区の区割り調整をすれば、議員定数を削減しても、一票の格差を拡大させない方法もあったらしいが、今回の
