漫画家のまついなつきさんが、著書『東京暮らしの逆襲』の中で、昔はじめてフリーマーケットで出店されたときのエッセイマンガを描いておられます。それによると、「最初はわりあいまともな値段で売っていた」ものを夕方になって「全部ただで持ってっていいです」ということにしたところ、 それに群がった人々のすごい顔を、私は一生忘れない という事態に陥ったとか。ちなみにこのコマでは、無料になった商品に押し寄せる人々の白抜きシルエットの顔部分に、それぞれ「イヤな顔/イヤな顔/とても絵に描けない/イヤな顔/イヤな顔」と書き込まれていたりします。まついさんはそれから、 なんか、むなしくなって、なんでも100円とか10円で売る女になった とのこと。 あたしはフリーマーケットに行ったことがほとんどないし、今後参加する予定もないので、これ読んで「へー」とだけ思ってたんですよ。 が。 別にフリマじゃなくても、ちょこっとネッ