福島県相馬地方に伝わる民謡の一つ『相馬盆唄』(そうまぼんうた)。冒頭の歌詞「今年や豊年だよ 穂に穂が咲いてよ 道の小草にも米がなるよ」にもあるように、かつては米の豊作を田の神に感謝する「豊年踊り」として歌われていたようだ。 戦後、宮城県出身の民謡歌手・鈴木 正夫(すずき まさお/1900-1961)(初代)による編曲版が人気を博し、鈴木は『相馬盆唄』で1955年の第6回「NHK紅白歌合戦」に出場している。 その後は三橋 美智也(みはし みちや/1930-1996)、美空 ひばり(1937-1989)など、大物演歌歌手らにカバーされ、『相馬盆唄』は全国的な知名度と人気を獲得していった。夏祭り・盆踊りの曲としても全国的に親しまれている。 盆踊りでの『相馬盆唄』の踊り方・振付については、YouTubeに動画があがっていたので、参考までに当ページからもリンクしておくこととする。適宜参照されたい。