【3月7日 AFP】子どもたちが受けるワクチンの接種回数は以前の世代に比べてはるかに増えているが、それによって子どもの免疫力が低下したり、他の感染症にかかりやすくなったりすることはないようだとする米国の研究論文が6日、米国医師会雑誌(JAMA)に発表された。 現在推奨されている最大16回のワクチン接種を含む予防接種スケジュールと、米国の子どもが受けるワクチンと無関係な感染症や病気の発症率との間の関連性を調査したのは今回の研究が初めてとなる。 論文の共同執筆者で、米医療団体カイザー・パーマネンテ(Kaiser Permanente)の小児科医マシュー・デイリー(Matthew Daley)氏は「米国全土の親たちがワクチンの安全性について疑問や懸念を抱いているのは理解できる」と語る。 「ただ今回の研究で、ワクチン接種が原因で免疫系が損なわれ、子どもたちが感染症にかかりやすくなるようなことはない