歴史と社会に関するroseknightのブックマーク (29)

  • 「日本」はひとつではない、「庶民」が主役の歴史を構想…多くの人が意外と知らない「宮本常一の思想」(畑中 章宏)

    『忘れられた日人』で知られる民俗学者・宮常一とは何者だったのか。その民俗学の底流にある「思想」とは? 「宮の民俗学は、私たちの生活が『大きな歴史』に絡みとられようとしている現在、見直されるべき重要な仕事」だという民俗学者の畑中章宏氏による『今を生きる思想 宮常一 歴史は庶民がつくる』がいよいよ刊行される。 ※記事は畑中章宏『今を生きる思想 宮常一 歴史は庶民がつくる』から抜粋・編集したものです。 庶民」の歴史を構想 宮常一は歴史をつくってきた主体として、民衆、あるいは庶民を念頭においた。 これまでの歴史叙述において、庶民はいつも支配者から搾取され、貧困で惨めで、反抗をくりかえしてきたかのように力説されてきた。 しかし宮は、このような歴史認識は歴史の一面しか捉えていないし、私たちの歴史とはいえないと考えたのだった。 また宮は、民俗学はただ単に無字社会の過去を知るだけではなく

    「日本」はひとつではない、「庶民」が主役の歴史を構想…多くの人が意外と知らない「宮本常一の思想」(畑中 章宏)
    roseknight
    roseknight 2023/05/15
    庶民生活やその慣習の交流がメタヒストリーを形作るのだろうか。公共性の伏線は、外部と流動的な関係を持った村落共同体にある。共同性もまた、様々な「住人」によって成立したのか?進歩とは違う時間軸を見たい。
  • 日本の「深刻すぎる少子化」のウラで、いまだに「本当の児童手当」が存在しない歴史的理由(広井 多鶴子) @gendai_biz

    「異次元」の少子化対策? 児童手当は、1971年5月に法律が制定され、翌1972年1月から段階的に支給が開始される(1974年完全実施)。当時、児童手当は「最後の社会保障」とされ、「小さく生んで大きく育てる」と言われた。しかし、その後児童手当はなかなか育たなかった。 ところが、今年(2023年)の年頭、岸田首相が児童手当を「異次元」の少子化対策の一つに位置づけたことから、児童手当の拡充が急きょ政策課題にあげられるようになった。昨年10月に、高所得者層の「特例給付」(月5,000円)を廃止したばかりだというのに、いったいどういうことなのだろうか。 それは、少子化の想定以上の深刻化によるという他ないだろう。「1.57ショック」と言われた1989年の出生数は125万人。以後、児童手当少子化対策の一環に組み込まれ、2000年代に入ると、20年ぶりに支給総額が増加する。だが、少子化対策は児童手当

    日本の「深刻すぎる少子化」のウラで、いまだに「本当の児童手当」が存在しない歴史的理由(広井 多鶴子) @gendai_biz
    roseknight
    roseknight 2023/03/18
    社会全体として子供を育てる発想は、欧州だけでなく日本やアジアにもある筈だ。家族共同体の実態やお金の循環を直視しないから問題が解決しない。人間の共同体は計算によって動いていない。官僚支配の悪弊の現れか?
  • 今こそ鶴見祐輔から学べ 世界を見る眼と中国の「真実」

    今から100年前、中国共産党が結党された1年後の1922(大正11)年、1人の日人が70日ほどを掛けて中国各地を歩いた。帰国後に上梓した『偶像破壊期の支那』(鉄道時報局、1922年)に、次のように綴っている。 すでに中国旅行を5回経験したが、「われ久しく、支那を知れりと思ひ誤りて支那を解せず」。だから「空しく往いて而して空しく帰るを慣はし」とするばかり。「未だ深く心を動かしたることなし」。 だが6回目に当たる今回の旅で「支那は日に取りては『見知らぬ国』」である。「支那は日にあらず。全く異なりたる環境と人生観をもつて成る国」であることを知るに及んで、改めて「世界を見るの眼をもつて支那を眺め」直したら、「驚心駭魄」することばかり。 「支那は日に取りては『見知らぬ国』」「全く異なりたる環境と人生観をもつて成る国」であるからには「日を見るの眼をもつて」ではなく、やはり「世界を見るの眼をも

    今こそ鶴見祐輔から学べ 世界を見る眼と中国の「真実」
    roseknight
    roseknight 2022/10/02
    中共は一貫して自国を世界の盟主のように考えてきた。そこには、自国を従順な子羊のように扱う米国の利用方法もあった筈だ。「夢」の概念は世界の在り方も変えるのか?見知らぬ国の支那に学ぶべき点は多いだろうな。
  • 歴史と物語は何が違うのか? 私が教科書作りから離れた理由

    学校で習う「日史」のイメージは、いわゆる“暗記科目”の一つではないでしょうか。そこで、『歴史をなぜ学ぶのか』を上梓した東大教授・郷和人氏は、高校で使う日史の教科書を執筆する際に「物語性」を重要視したといいます。歴史を学ぶ上で意識したい、歴史と物語の違いとは一体何でしょうか。 1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。文学博士。東京大学、同大学院で、石井進氏、五味文彦氏に師事。専攻は日中世政治史、古文書学。『大日史料』の編纂に携わる。主な著書に『中世朝廷訴訟の研究』(東京大学出版会)、『新・中世王権論』(文藝春秋)、『天皇はなぜ生き残ったか』(新潮社)、『日史のツボ』(文藝春秋)、『壬申の乱と関ヶ原の戦い』(祥伝社)、『軍事の日史』(朝日新聞出版)、『北条氏の時代』(文藝春秋)などがある。 歴史、とりわけ日史というと読者の皆さんはどんなイメージを持たれているでしょうか

    歴史と物語は何が違うのか? 私が教科書作りから離れた理由
  • 「歴史を理解しない米国人。世界秩序立て直しの鍵は、企業と日本」

    「歴史を理解しない米国人。世界秩序立て直しの鍵は、企業と日本」
    roseknight
    roseknight 2021/12/23
    過去を否定する米国では歴史自体が必要とされないのかも知れない。先住民の共同体を破壊してできた米国文明は本質的に無秩序では?ITの急発展による共同体の分裂はその象徴だろう。日本には「離米」が最もいい。
  • 地方から若者が集まり結婚もできずに生涯を終える。現代の東京と江戸との酷似点(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    の皆婚はせいぜい100年の歴史でしかない現代の日の婚姻数の減少や高い未婚率がしばしば話題になるが、だからといって昔の日人が皆婚だったわけではない。 よく引用される国勢調査の生涯未婚率の推移では、確かに1980年代まで男女とも50歳時の未婚率は5%以下であり、95%が結婚していた皆婚社会だという解釈は間違っていない。 →生涯未婚率のグラフはこちら参照 しかし、国勢調査は大正時代の1920年から始まったものだ。明治時代や江戸時代も同様だったかというと、実はそうではない。皆婚と呼ばれる状態は、実は明治民法施行後(1898年)に始まったとされ、そこから1990年くらいまでのせいぜい100年の歴史でしかないのだ。 →皆婚社会の終末については、「日結婚は30年前にはすでに詰んでいた。失われた社会的システム」参照 江戸時代の農村の未婚率私は、歴史人口学者の鬼頭宏先生と対談させていただいたこと

    地方から若者が集まり結婚もできずに生涯を終える。現代の東京と江戸との酷似点(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    roseknight
    roseknight 2021/11/26
    中央と地方との経済面における関係性が男余りの現象を創ったのかな。勤勉革命の恩恵を何故江戸人は地方農民のように受けなかったのか?江戸では離婚の話も相当にあったのでは。社会制度だけではこれを説明出来まい。
  • 「日本の敗戦はインテリのデマだ」ブラジルに住む日本人の9割がそう信じて起きた悲劇 根底に存在した「金持ちへの嫉妬心」

    勝ち組」「負け組」という言葉にはもう一つの意味がある。終戦後、ブラジルの日移民は、日戦争に勝ったとする「勝ち組」と、負けたとする「負け組」に分かれて、激しい抗争を繰り広げた。『灼熱』(新潮社)を出した作家の葉真中顕さんは「この抗争は殺し合いに発展し、23人が死亡した。フェイクニュースや陰謀論、デマの横行する現代だからこそ問うべき悲劇だ」という――。

    「日本の敗戦はインテリのデマだ」ブラジルに住む日本人の9割がそう信じて起きた悲劇 根底に存在した「金持ちへの嫉妬心」
    roseknight
    roseknight 2021/11/24
    大東亜戦争の開戦と同時に始まった日本人移民に対する弾圧が勝ち組問題に繋がるようだ。祖国の遠さを思えば、彼らに同情できる点はある。同化という点を考えると、日本人には移民の話には向かないのでは。
  • 『ペリリュー』日本式システムの良し悪しを学べ!

    戦争の悲惨さを訴える漫画、という分野では『はだしのゲン』(中沢啓治、汐文社)が古典的名著だが、近年も『この世界の片隅に』(こうの史代、双葉社)などを筆頭に、定期的に良作が発行されている。 そんな中でこの『ペリリュー 楽園のゲルニカ』(武田一義、平塚柾緒〈太平洋戦争研究会〉、白泉社)が際立っているのは、可愛らしい三頭身のデフォルメ絵によって、戦争という過酷な内容を、徹底的にハードルを下げて読者に表現したところ、だ。これにより、普段はなかなかとっつきづらく、向き合うのが難しい日戦争の真実に、比較的容易に目を向けさせることが可能となっている。 ハッキリいって内容は相当に悲惨である。爆撃を逃れ、「助かって良かったね!」と主人公がいえば、隣にいたはずの友人は頭を打って死んでいる。防空壕にこもっていたら、外から火炎放射で焼き尽くされる。水を汲みにいっただけなのに、銃弾の雨が降り数十人が死ぬ。このよ

    『ペリリュー』日本式システムの良し悪しを学べ!
    roseknight
    roseknight 2021/09/23
    絶対神もイデオロギーも知らない日本人の利己主義が公平さや武士道を生んだとも考えられよう。孤独な個人主義は合議制にも関わるのではないか?特に上層部の人間は自立という言葉を履き違えているようにも見える。
  • 東大寺の大仏を建立した「厄病退散」文化復活でコロナ禍を乗り切れ (大原 浩) @gendai_biz

    ウイルスのことはよくわかっていない 中国・武漢発の新型肺炎流行が、当のところ、いったいいつ始まったのかは定かではない。8月2日の米国共和党の発表は、長谷川幸洋氏の「新型コロナウイルスは『中国から流出』と断定した、米報告書の『驚くべき内容』」の通りであった。 しかし、その後、バイデン大統領の指示によって90日の調査期間を経て明らかにされた内容は、共産主義中国側の主張に忖度したかのように極めてあいまいであった。 新型肺炎ウイルスの起源さえ明らかになっていないのは、中国共産党のまるで事実を隠ぺいするかのような非協力的な態度によるところが大きいが、我々がウイルスについて実はよくわかっていないことの証ともいえる。 確かに、この2年ほどで新型肺炎ウイルスに対する科学的データが集められ、それなりのことはある程度明らかになってきた。しかし、現在のところそれらのデータを科学的・体系的に検証し、感染症対策や

    東大寺の大仏を建立した「厄病退散」文化復活でコロナ禍を乗り切れ (大原 浩) @gendai_biz
    roseknight
    roseknight 2021/09/16
    祈祷によるプラセポ効果が免疫システムを助けるとは興味深い。不安の余り特定の物や医師を妄信する現代人は奈良時代の人を笑えまい。科学の及ばない範囲を知り、共生を目指すことも考えねばならないのかも知れない。
  • 豊かな森林を残した日本の「文明の形」 - 榊原英資|論座アーカイブ

    豊かな森林を残した日の「文明の形」 森と水の循環系に成立した「稲作漁撈文明」 榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト 世界有数の森林国家・日が四方海に囲まれた海洋国家であることは広く認識されているが、日が世界有数の森林大国であることはあまり知られていない。日の森林率(国土に占める森林の割合)は68.2と、世界の先進国の中で、第2位を占めている。因みに1位はフィンランド73.9%、3位はスウェーデンの66.9%となっている。アメリカの33.1%、ドイツの32.7%とくらべると日の森林がいかに多いかがお判りになるだろう。(FAO=国連糧農業機関調べ) 日が北欧並みの森林率を維持できたのは、日の「文明の形」によるところが少なくない。米を主として、魚からタンパク質を摂取する日文化の在り方が、「稲作漁撈文化」という森林を維持する文明を支えてきた。これに対し

    豊かな森林を残した日本の「文明の形」 - 榊原英資|論座アーカイブ
    roseknight
    roseknight 2021/09/07
    自然を生活に生かす稲作漁撈文化の背景には存在するものに命をみなすアニミズムの価値観がある。それを基とした勤勉革命が日本の近代化に大きく貢献したのだ。岩清水と森林の文化を持つ日本は西洋を越えられるか?
  • 真実の歴史を「言葉」から探ること、加藤陽子の著書は、考えるためのヒントが詰まっていますね! - bdshirt 自分用の索引

    こんばんは。 奈良北西部、また雨が降り始めました。 今日も在宅をして、 不要不急の外出は控えました。 さて、 読みたかったが届きました。 加藤陽子 『この国のかたちを見つめ直す』 毎日新聞出版 彼女はこののおわりで、 次のように述べています。 私の読みたかった理由が端的に書かれているので、 少し長いけれど、引用します。 先の大戦は、自国のみを利する閉鎖的な地域秩序を東アジアに敷くことで、 1930年代の経済危機と軍事危機を克服しようと図った我が父祖らの基的な 社会秩序構想=憲法が、英米側のリベラル・デモクラシーの国々の軍事力 によって打倒されたことを意味する。ぎりぎりの最終盤で日は、憲法を 書き換えることを選択し、戦争は終結した。 だが、2020年以来の新型コロナウイルスをめぐる国の対応ぶりを回顧するにつけ、 国家は国民を守らないのではないか、国家と国民が交わした戦後の社会契約の

    真実の歴史を「言葉」から探ること、加藤陽子の著書は、考えるためのヒントが詰まっていますね! - bdshirt 自分用の索引
    roseknight
    roseknight 2021/09/04
    国家という父も共同体という母もいない現代人が寛容さを持てないのは当然ではないだろうか。国民に共通する歴史的な物語は大東亜戦争の敗戦、そして昭和の終わりで完全に途切れた。まずは自分の足元を見直したい。
  • 今こそ明らかにしなければならない「先の大戦は誰の過ちか」 日本再生は、戦後の戦争世代が曖昧にし続けた戦争総括から始まる | JBpress (ジェイビープレス)

    少子高齢化と人口減少が進むわが国の社会の質を維持し、さらに発展させるためには、データの活用による効率的な社会運営が不可欠だ。一方で、データ活用のリスクにも対応した制度基盤の構築も早急に求められている。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、これまでの経済、社会のあり方は大きく変わろうとしている。 その中で、日が抱える課題をどのように解決していくべきか。データを活用した政策形成の手法を研究するNFI(Next Generation Fundamental Policy Research Institute、次世代基盤政策研究所)の専門家がこの国のあるべき未来図を論じる。今回は戦後総括について。過去の経験を科学的、客観的に分析すべき時に来ている。(過去21回分はこちら)。 (森田朗:NFI研究所理事長) 今年もまた終戦記念日がやってきた。戦争の惨禍を忘れないように、戦死者を悼み、平和を

    今こそ明らかにしなければならない「先の大戦は誰の過ちか」 日本再生は、戦後の戦争世代が曖昧にし続けた戦争総括から始まる | JBpress (ジェイビープレス)
    roseknight
    roseknight 2021/08/15
    何処の誰に問題があったかを総括しない点は左右に共通するだろう。歴史的な連続性を絶つことが忘却の元となっていないか。物語が語られない現代では分析が満足に行われるか怪しいが。総括には多様な道がある筈だ。
  • 室町時代の日本人はめちゃくちゃ荒っぽかった? 明大教授が語る、ハードボイルドな日本人像

    清水克行の歴史エッセイ『室町は今日もハードボイルド』(新潮社)に取りあげられている中世の日人は、現代の日人像からあまりにかけ離れている。まるで、マンガ『北斗の拳』や映画『マッドマックス』のような世界観のようにもみえる。 農民が武器を手に隣村と戦(いくさ)をしたり、行きかう船から通行料をせしめる「賊」が横行していたり。家族のなかでも、人身売買で人が財産として扱われたり、夫の浮気相手をが仲間を引き連れて襲撃したり。室町時代(1336年〜1493年)の日人は、とかく荒っぽかった。 彼らはなぜ、ハードボイルドだったのか。なにゆえアナーキーでアウトローな生き方をしていたのだろうか。歴史学者で明治大学教授でもある著者に話を聞いた。(土井大輔) 「武士道」からも現代の価値観からもかけ離れた行動 ーー室町時代の人たちには、どのような面白みがあると考えていますか? 清水克行(以下、清水):たとえば、

    室町時代の日本人はめちゃくちゃ荒っぽかった? 明大教授が語る、ハードボイルドな日本人像
    roseknight
    roseknight 2021/06/27
    御恩と奉公の感覚が室町時代では残っていたのだろうか。後付けの価値観で人身売買等の話は理解出来まい。野性はどの人類にも時代にも通ずるのだが、距離次第で歴史への印象は変わる。表面だけを見ないことだ。
  • 大正デモクラシーは「日比谷焼打ち事件から」は誤り、なぜ軍国主義を招いたか

    歴史研究家、歴史作家、多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。 1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。 歴史書籍の執筆・監修のほか講演やテレビ出演も精力的にこなし、わかりやすく記憶に残る解説で熱く支持されている。 著書に『日史は逆から学べ』(光文社知恵の森文庫)、『歴史の勝者にはウラがある』(PHP文庫)、 『禁断の江戸史』(扶桑社新書)などがある。 ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 中学・高校の教科書に必ず掲載されている「日比谷焼打ち事件」。この事件を機に大正デモクラシーが始まったというのが、いわば常識

    大正デモクラシーは「日比谷焼打ち事件から」は誤り、なぜ軍国主義を招いたか
    roseknight
    roseknight 2021/05/20
    非常特別税や膨大な動員、メディアの誇張が大衆の原動力となった日比谷の件。背景には団結することへの快感があるのでは。在郷軍人会と警察の癒着は大正デモクラシーにも影響しただろう。民主主義と国軍は一体だ。
  • 【戦国こぼれ話】国民に愛された明るくひょうきんな豊臣秀吉。その理由を真剣に考えてみよう。(渡邊大門) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    豊臣秀吉は明るくひょうきんであるがゆえ、国民の多くから愛された。(写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート) 国民に愛された福原愛さんが離婚の危機だ。非常に残念である。戦国武将の中で、もっとも国民に愛されたのはひょうきんなキャラクターの豊臣秀吉である。秀吉が愛された理由を考えてみよう。 ■明るく陽気だった豊臣秀吉 豊臣秀吉が日国民に愛され続けたのは、その明るく陽気といわれる性格にあった。近世に至って、秀吉の逸話の類が数多く紹介されたが、秀吉の明るく親しみやすい性格は近代以降も評価され続けたといってもよい。 かつて明治大学などの教授を務めた笹川臨風は、秀吉の人気について次のように述べている(「豊太閤の生立」『歴史公論』5巻10号、1936年)。 日人が元来明るい民族であるか否かは別として、一般的に明るい気質の人間が好まれるのは普遍的なことといえる。秀吉はその代表例であった。

    【戦国こぼれ話】国民に愛された明るくひょうきんな豊臣秀吉。その理由を真剣に考えてみよう。(渡邊大門) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    roseknight
    roseknight 2021/04/25
    豊臣秀吉の陽気さは色々な仲間に囲まれたことで成立したのでは。信長の場合、周りが敵だった。農民からの出世も秀吉の人気の一因ではあるか。ただ、本人の活動力を考えると日本人にとって等身大だったかは疑問だ。
  • 蔓延するリベラルな個人主義は逆に個人を脆弱にする エマニュエル・トッドが本誌に語る「強い個人は強い集団に存在」 | JBpress (ジェイビープレス)

    フランスの人類学者・歴史学者であるエマニュエル・トッド氏は、ソ連の崩壊やアラブの春、トランプ大統領の誕生などを予見したとして知られる。人口に関する膨大なデータと蓄積された知識から歴史を分析、導き出された結果から未来の世界をも描き出す。 『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)では、大野舞氏(書翻訳者)との対話から「現代最高の知性」といわれるトッド氏が、自らの思考方法を「歴史」(長期的な視点)、「データ」(ひたすら事実を集めること)、「外在性」(視点を外の世界に置くこと)──の3点から解剖する。 コロナウイルスによって暴かれたグローバリゼーションの影、米ロ関係と中国の脅威、日の果たすべき役割、そしてパンデミック以後の世界の道筋についてトッド氏に聞いたインタビューの後編。(聞き手:長野光 シード・プランニング研究員、インタビュー通訳・翻訳:大野舞 ※インタビューは2021年2月12日

    蔓延するリベラルな個人主義は逆に個人を脆弱にする エマニュエル・トッドが本誌に語る「強い個人は強い集団に存在」 | JBpress (ジェイビープレス)
    roseknight
    roseknight 2021/03/23
    個人は集団による強靭な支配によって成り立つ。体験主義を省いた合理主義は体系的な考え方を阻害するか。誤解の排除には中流階級の主流との葛藤がある。共同体が崩壊している今、自身の公共心が問われるだろう。
  • あのドラッカー絶賛「渋沢栄一」が凄い真の理由

    渋沢栄一もドラッカーも決して順風満帆の人生だったわけではない。時代の荒波に翻弄されながら紆余曲折の人生を送っている。しかし、2人共その紆余曲折の人生の中で、自らの使命を見定め、大きな成果を残した。 ドラッカーは渋沢栄一を高く評価していた。ドラッカーが書いたや論文の中にも渋沢栄一の名前は随所に出てくる。では何を評価していたのだろうか。ドラッカーの『マネジメント務め、責任、実践』(有賀裕子訳、日経BP)には次のような文章がある。 「渋沢栄一が、誰よりも早く1870年代から80年代にかけて、企業と国家の目標、企業のニーズと個人の倫理との関係という質的な問いを提起した。20世紀に日は経済大国として興隆したが、それは渋沢栄一の思想と業績によるところが大きい」 渋沢の洞察力を高く評価していたドラッカー 『断絶の時代』(上田惇生訳、ダイヤモンド社)では、かなりの紙面を使って岩崎弥太郎と渋沢栄一の偉

    あのドラッカー絶賛「渋沢栄一」が凄い真の理由
    roseknight
    roseknight 2021/02/13
    事の本質を見て、新しい社会の全体像を創るために何が必要かを考えてきた点で渋沢栄一とドラッカーは一致する。道徳観故の人間や社会への憤りが原動力か。父権や感情性を失った現代日本人に彼らの真意は伝わるか?
  • 「国民皆保険」導入を拒んだのは「アメリカニズム」だった

    新型コロナウイルス患者の急増により病院の廊下で処置を受ける患者(カリフォルニア州、2021年1月12日) Mike Blake-File Photo-REUTERS <先進国の中で最悪レベルの新型コロナウイルス感染者数と死者数を出しているアメリカ。その背景には、公的医療保険制度への抵抗がある。なぜ国民皆保険を拒むのか。その精神的支えであるアメリカニズムとは何か。論壇誌「アステイオン」93号は「新しい『アメリカの世紀』?」特集。同特集の論考「アメリカニズムと医療保険制度」を3回に分けて全文転載する(記事は第1回)> はじめに 新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中で、先進国の中でアメリカの反応は例外的であった。多くの国で感染拡大の第一波をある程度抑えることに成功した一方で、アメリカは(編集部注:2020年)3月中旬にニューヨーク州で感染爆発が起こって以降各地に飛び火し、3月末には感染

    「国民皆保険」導入を拒んだのは「アメリカニズム」だった
    roseknight
    roseknight 2021/02/09
    独立時の理念である自由や反権力の概念は米国の夜警国家化を進めた。背景には自国例外主義もある。米国がドイツ型保険を少しずつでも理解していけば、ノブレス・オブリージュの価値観が現代に残ったのかも知れない。
  • 【翻訳】緊縮財政とナチスの台頭 - 朴勝俊 Park SeungJoonのブログ

    欧米諸国の多くは2007-2008 年の金融危機からの債務問題に対応するために、ディープな緊縮財政を追求してきたが、COVID-19 の景気刺激策の結果、再び緊縮財政を行う可能性がある。コラムでは、1930年代初頭に緊縮財政がいかに社会的苦痛を悪化させ、政治的不安を助長し、ドイツでナチス党の台頭への道を開いたかをレビューしている。著者らは、ワイマール政府が社会的苦痛に対する首尾一貫した対応をしなかったことが不景気を悪化させ、ドイツの有権者の過激化と分極化に寄与したと論じている。 2020年8月16日 グレゴリ・ガロフレ・ヴィーラ、クリストファー・マイスナー、マーティン・マッキー、デヴィッド・スタックラー 著 2021年1月4日 朴勝俊 翻訳 原典:VoxEU.org https://voxeu.org/article/fiscal-austerity-and-rise-nazis 緊縮財

    【翻訳】緊縮財政とナチスの台頭 - 朴勝俊 Park SeungJoonのブログ
    roseknight
    roseknight 2021/01/05
    緊縮財政による低所得者への打撃、特に住宅や医療における悪影響がヒトラー台頭の要因であることが分かる。過酷な増税は社会の不公平を生産した。このことは消費税に苦しめられる今の日本にも言えることだろう。
  • 世界史から読み解く「ロックダウン」の現代

    新型コロナウィルスが拡大し始めたころ、「パンデミック」や「クラスター」など、かなりの危機感を含んだ言葉が一般化しました。「ロックダウン」もその一つです。 よく似た言葉に「ロックアウト」がありますが、これは労働争議で、会社側が労働者を締め出す戦術をいいます。ロックダウンの語源は、刑務所内で暴れた囚人を、独房に移すことです。 現代では、市民を危険から守るための「都市封鎖」と訳されます。市民が都市を離れることはもちろん、外部の人が都市に入ることも禁止します。さらに、都市内でも市民の活動は制限されます。ロックアウトにまで至らなくても、コロナ禍では「ソーシャル・ディスタンス」が市民に要請され、人と人との交流は極めて制限されているのが現状です。 このような政策は法的規制(罰則)を伴って行われるのが特徴です。その結果、日常生活に多くの不便が強いられるようになり、庶民レベルの経済活動も不自由なものになりま

    世界史から読み解く「ロックダウン」の現代
    roseknight
    roseknight 2020/12/29
    病気はヒトやモノの交流が進む中で世界に普及していった。グローバリゼーションがコロナ蔓延の本質的な原因だ。各国の思惑や謀略が錯綜する中で世界の人々は協力し合えるか?馬鹿正直さが通じないことを知れ。