1. 概要 Meta社がMeta Quest向けに提供しているShared Spatial Anchor(共有空間アンカー)の利用方法について説明します。この機能を使うことで、複数のユーザー間で空間の位置情報を共有し、同じ場所に仮想オブジェクトを配置することが可能になります。Meta社が公開している公式サンプルを参考にしながら、個人的にポイントと感じた部分を紹介します。
![Meta Questで空間アンカーの共有を行う](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4f1626a530535663b16953d2cb0b36df76b5be67/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fres.cloudinary.com%2Fzenn%2Fimage%2Fupload%2Fs--oMyIrJx8--%2Fc_fit%252Cg_north_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_55%3AMeta%252520Quest%2525E3%252581%2525A7%2525E7%2525A9%2525BA%2525E9%252596%252593%2525E3%252582%2525A2%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252581%2525AE%2525E5%252585%2525B1%2525E6%25259C%252589%2525E3%252582%252592%2525E8%2525A1%25258C%2525E3%252581%252586%252Cw_1010%252Cx_90%252Cy_100%2Fg_south_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_37%3AMESON%252520Tech%252520Blog%252Cx_203%252Cy_121%2Fg_south_west%252Ch_90%252Cl_fetch%3AaHR0cHM6Ly9zdG9yYWdlLmdvb2dsZWFwaXMuY29tL3plbm4tdXNlci11cGxvYWQvYXZhdGFyL2Y2NWFhYzQzZWUuanBlZw%3D%3D%252Cr_max%252Cw_90%252Cx_87%252Cy_95%2Fv1627283836%2Fdefault%2Fog-base-w1200-v2.png)
1. 概要 Meta社がMeta Quest向けに提供しているSpatial Anchor(空間アンカー)およびShared Spatial Anchor(共有空間アンカー)を使用する方法を説明します。 Unity向けにMeta社が提供しているSDKの機能であるBuilding Blocksを利用することで、空間アンカーをノーコードで使用することができます。 共有空間アンカーはコア機能のAPIが提供されています。使用するにはアプリケーションへの組み込みは必要ですが、公式サンプルが提供されており、参考にすることができます。 この記事では、Building Blocksを利用して空間アンカーを使用する方法と、共有空間アンカーの公式サンプルを動作させる方法を説明します。 共有空間アンカーをアプリケーションに組み込む方法については、別記事として公開予定です。
環境 Apple M1 macOS Sonoma 14.2.1 Unity 2022.3.27f1 Meta Quest 3 前提条件 Unityで一般的な開発はできる Meta Quest 3の基本的な準備はできている 手順 基本的に下記サイトの手順を参考にしています。 1. Meta Quest 3の開発者モードを有効にする 開発者モードを有効にできる条件 組織に所属している クレカ登録もしくは二要素認証でアカウントが検証されている 組織に所属する 組織に所属する方法は2パターンある。 1. 新しく組織を作成する 組織を作成するにはアカウントの検証も必要なので、条件を2つ同時に満たすことができる。 2. 既存の組織に参加する 組織の管理者に招待されることで、組織に所属することができる。 なお、アカウント検証は別なのでクレカ登録もしくは二要素認証で検証する必要がある。 また、権限の設定に
概要 最新バージョンのUnityで作成した3DアプリをMetaQuest3でBuild&Runしたかったので、備忘録もかねて手順をまとめておきます。 事前準備としてUnityアカウント、UnityHubとUnityはインストールされているものとします。 環境 Windows 10 Enterprise 使用したソフトとバージョン App Ver Remarks 手順 プロジェクトの作成 Unity Hubを起動し、New project → 3Dを選択し、プロジェクト名を入力したらCreate project でプロジェクトを作成します。 今回は「VR_test」というプロジェクト名で作成しました。 ビルド設定 プロジェクトが作成出来たら、上記のような画面が出ると思います。 ここから左上のFile → Build Settings と選択し、PlatformにAndroidを選択し、Swi
「Meta Horizon OS」がAndroidのようなオープンに MicrosoftやASUSがMRヘッドセットを開発中 米Metaは4月22日(現地時間)、MRヘッドセットOS「Meta Horizon OS」(旧Meta Quest software)をオープン化し、サードパーティ企業がこのOS採用の独自ヘッドセットを構築できるようにすると発表した。既に台湾ASUS、中国Lenovo、米Microsoftと提携している。 マーク・ザッカーバーグCEOはInstagram投稿で「コンピューティングの歴史では常にオープンとクローズドの2つのモデルが存在してきた。スマートフォンでは、Appleのクローズドモデルが基本的には勝利した。スマートフォンは厳格に管理されており、ユーザーは閉じ込められている。だが、こんな方法である必要はない」と、競合する「Vision Pro」を展開しているApp
概要 UnityでMeta Quest向けアプリを開発する際、Oculus Integration v57以降で提供されているBuilding Blocksを利用することで、 パススルー、シーンモデル、インタラクション、空間アンカーなどある程度シーンを自動生成することができるようになりました。 この記事では、インタラクションの構築に焦点を当て、なぜか自動生成されないコントローラーのインタラクションをどのように構築するかを説明します。 環境構築 まずは、Building Blocksを利用するまでの環境構築について説明します。 今回は、以下の環境で構築します。 Unity 2022.3.21f1 Meta XR Core SDK V63 Meta XR Interaction SDK V63 Meta XR Interaction SDK OVR Integration V63 1. Uni
状況(メモ書き) Quest機でVR開発をしていました。 XR Intearction Tookitでも、Meta XR Core SDKでもハンドトラッキングが全く表示されない。 各種パッケージのバージョンの整合性は合っているはずだが、サンプルシーンですら動かない。 OpenXRランタイムも、開発者モードも確認した。 Quest2を使っても、Quest3を使っても、Oculus PCアプリを再インストールしても 状況は変わらなかった。 解決策 Ultraleapのアプリを開き、Settingsから「OpenXR Support」をOFFにする。 わけがわからないと思いますが、これで動くようになりました。 教えてくれた先人 日本語で検索する人もいそうなので、ここで雑な記事にしました。
こんにちは!VR事業部の長谷川(id:waffle_maker)です。 今回は、Meta XR UPM パッケージの変更点や使い方について紹介します。 ※アイキャッチ画像は、ChatGPT-4で生成しました。 はじめに 本記事で扱わないこと バージョン情報など Unityプロジェクトの準備 Unityプロジェクトへの追加 Package Managerウィンドウで比較 Projectウィンドウで比較 プレハブの追加方法は? 【注意】ファイル名で検索する際のフォルダ 【注意】同名のプレハブが存在する サンプルどこ行った? Package ManagerのSamplesタブ Unity-StarterSamples GitHubリポジトリ まとめ 宣伝 はじめに 従来、UnityでMeta Quest向けのコンテンツを開発する際にOculus Integrationが使用されてきました。 しか
概要 PCVRではなく、MetaQuest2上で動作するアプリからTCP通信をするときにハマったので解決策を紹介しようと思います。 OpenXR Pluginパッケージのバージョンの違いにより設定方法が変わるようです。OpenXR Plugin 1.8.1以前をお使いの方は OpenXR 1.8.1以前の場合 を参照ください[1] 環境 Windows11 MetaQuest2 Unity2022.3.14f1 OpenXR Plugin 1.9.1 設定のやり方 Project Settingsを開き Player -> Other Settings-> Internet Access をAutoからRequireに また、Project Settingsから XR Plug-in Management -> OpenXR AndroidタブからMeta Quest Supportの歯車
Welcome to the VirtualDesktopXR (VDXR) wiki! VirtualDesktopXR (VDXR) is an open source implementation of the OpenXR standard for Virtual Desktop on Windows. It allows you to run OpenXR applications without SteamVR. DISCLAIMER: This software is distributed as-is, without any warranties or conditions of any kind. Use at your own risks. Table of Contents What is it, and why do I want it? Compatibilit
Quest3 ではカラーパススルーが使えるので試してみました。 ここまでに作ったデモの種明かしや、ちょっと困った点とかのメモなど。 カメラの CM でありそうなやつ 最初に作ったのがこれ。カメラの CM でありそうな沢山のボールが跳ねるやつ。 残念ながら Quest3 の空間認識ではここまで正確にコリジョンを取れません。 実はこの家に引っ越してきた時、階段の傾斜が急だったので手前の壁をぶち抜いてリフォームできないかなぁと蹴上と踏面を何cmまで行けるかシミュレーションするためにUnityで階段のモデル作ってたんです。 そのモデルを透明(Depth Only)で表示してコリジョンと遮蔽に使っています。箱に当たっているのは箱サイズの Cube に合わせて箱を置いたから! 間違えて自宅をフォーマットしてしまった AR のバイブルといえば電脳コイル。その電脳コイルから印象的な「データがありません」と
補足 Unityは、追加モジュールとしてAndroid Build Support一式が必要 Quest3は、開発者モードにしておく 細かいツール/パッケージのバージョンは省略してますが、手順でなるべく確認できるようにしてます。 手順 1.新規プロジェクト作成 Unityの新規プロジェクトを作成。テンプレートは「3D」。 プロジェクトが開いたら、Build Settingsで AndroidにSwitch Platformしておく。 2.プロジェクトにMRTK3を導入 Windowsでは、Microsoftが提供している Mixed Reality Feature Tool(MRFT)を使う。 MRFTをダウンロード 以下サイトから、MRFTをダウンロード(MixedRealityFeatureTool.exe)。 本記事では、バージョン1.0.2209.0を使用。 プロジェクトにMRTK
Top > 技術ブログ > SideQuestを使ってⅯetaQuestにapkファイルをインストールしよう! はじめに こんにちは! 今回はSideQuestを使ってMetaQuestにapkファイルをインストールする方法を解説します! そもそもSideQuestとは 今回導入する”SideQuest”とは、Meta社非公認のアプリストアです。 SideQuestを使えば、Metaの公式ストア以外のアプリをQuestにインストールすることができます。 なぜ、そのような非公認のストアを利用するのかというと、公式ストアにリリースするのは審査が厳しく難しいという現状があります。 しかし、SideQuestなら公式ストアよりも審査が緩くリリースすることができるので、無料・有料でアプリが公開されており、ユーザーは公式ストアにないたくさんのアプリをインストールして体験することができます。
Meta Quest3が発売となり、搭載カメラがカラー撮影に対応しました。 これに伴い「Virtual Desktop」というアプリがパススルーのクロマキーに対応し、背景切り抜きが可能になりました。 これにより、VRエロゲーでは搭載カメラを使用してゲーム内のキャラを自分の部屋へ表示することが可能になり、ゲームのキャラクターが自分の部屋にいるようなプレイが可能になります。 今回はMeta Quest3を使用した、Virtual Desktopの導入と設定方法を紹介します。 「Virtual Desktop」はPCとワイヤレスで接続し、PCの画面やゲーム画面をVRヘッドセットへ映し出せるアプリです。 低遅延、高品質が特徴で、MetaQuest純正の無線接続「AirLink」よりも軽快な動作が可能、AirLinkは使用せずVirtual Desktopを使用するプレイヤーも存在します。 有料のア
はじめに こんにちは、エンジニアのクロ(@kro96_xr)です。普段は主にサーバサイドエンジニアを担当しています。 今回は、Building Blocksという機能を使ってサクッとMetaQuest3上で動くMRアプリを開発してみたいと思います。 日本語に翻訳すると「積み木」ですが、積み木を積んでいくような感じで機能が実装できます。 開発開始 それでは開発していきましょう! なお、Unityのインストールは済んでいる前提で、今回はUnity2022.3.10f1を使用していきます。 Questを開発者モードにする まず、初期設定では自作アプリをQuest上で動かすことが出来ないため、Questの開発者モードをONにする必要があります。 スマホのMeta Questアプリからデバイスを選択して、ヘッドセットの設定>開発者モードの進むとONにできます。 プロジェクトの作成、設定 続いてプロジ
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