就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。 そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!(イースト・プレス公式サイトより) ●『僕の狂ったフェミ彼女』試し読みはこちら 年を重ねるにつれて大きくなっていった違和感 ――韓国内
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女性同士の連帯やつながりを起点に物語を描き続ける理由、新たな女性像で伝えたかったこと、そしてフェミニストとして表現する生きかたについて、作家の王谷晶さんに聞いた。
生活費を稼ぐということ いま教師の立場で、これから研究者になろうとする院生たちと向かい合っていると、彼らは私たちの頃よりずっと大きな不安を抱えているように見える。その不安にはいろいろな要素があるが、いちばん大きな要素はやはり就職についての不安であろう。文系では理系以上に研究者としての職を得ることは困難であり、院生たちは研究実績を積むことを急かされ、先の見えない就職戦線に追い立てられている。 しかし、大学での女性の就職に関していえば、私たちが院生であった頃より、現在の方がはるかに恵まれていると言ってよいであろう。三〇年前には、特に哲学・思想の分野で女性が就職するというのは特別な僥倖によらなければ不可能であると一般に思われていた。私も就職活動には連戦連敗で、担当者から「女性は採らない」とはっきりと断られたこともある。だから、最初から私には研究をすることと生活費を稼ぐこととは別に考えなければなら
―― 佐高さんは著書の中で司馬遼太郎を批判しようとした時に出版社から止められたと書かれていますが、その時のことについて詳しく教えてください。 佐高信(以下、佐高) 『噂の真相』に司馬遼太郎の批判記事を書いていて、それを他の出版社から出す時評集に入れようということになったんです。しかし、編集者に司馬遼太郎批判の記事だけ外してくれと言われた。そういうことが一度や二度ではなく何度もありました。対立すると言われている朝日新聞から産経新聞までみんな司馬遼太郎のことを持ち上げている状況でしたから。司馬批判をしている『司馬遼太郎と藤沢周平』という本は一九九九年に光文社から出したんですが、光文社は昔、有名になる前の司馬遼太郎の作品を蹴飛ばしたらしい。それで司馬遼太郎は光文社から作品を出さないということになっていたようです。だから光文社は批判本が出せた(笑)。司馬遼太郎と利害関係のあるほとんどのメディアは司
アメリカは揺れ続けている。トランプの登場によって勢いづいた白人至上主義者と、その台頭を許さず、立ち上がる市民。そして白人至上主義者の横行を容認する大統領。 8月12日、米国南部のヴァージニア州シャーロッツヴィルにて白人至上主義者のデモがおこなわれた。街頭での暴力的な衝突に次いで白人至上主義者の男が運転する車が反対派のグループに突っ込み、女性一人が死亡、20人が重軽傷を負った。 この事態について大統領のトランプは「どっちもどっち」と発言。多くの一般市民が怒りの声を挙げ、メディアも批判を繰り返した。トランプが属する共和党からも批判のコメントを発する政治家が続出した。 こうして全米で緊張感が高まる中、事件から一週間後の19日に今度はボストンにて白人至上主義者の集会が開催されると発表された。当日、現地の警察は再度の混乱を防ぐべく厳重な警備体制を敷いた。果たして、集会には約100人の白人至上主義者が
韓国のフェミニズム文学が、いま熱い。「海外文学のコアな読者層は日本にたった3000人しかいない」といわれていた出版不況の日本において、チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房、訳・斎藤真理子)は、翻訳版が2018年12月に出版されると大ヒットを記録。初版は4000部の発行だったが、現在までに日本で18万部以上を売り上げている。 韓国では130万部の売り上げを記録。チョン・ユミとコン・ユの共演で映画化され、日本でも2020年の10月9日から全国ロードショーが決定している。韓流ドラマやK-POPはますます勢いにのっているが、政治レベルでの日韓関係は必ずしも友好ムードとは言いがたい。日本でいま韓国文学が注目されているのはなぜなのだろうか。 日本における韓国文学ブームの立役者のひとり、斉藤典貴に人気の背景について話を聞いた。 「会社を潰す気か」韓国文学は売れない文学だった 斉藤
幼いころから、絵本や子ども向けテレビ番組で触れる性別のイメージによって、後の価値観は左右されるのでしょうか。アンケートには、メディアが描く女性や男性の姿が子どもに及ぼす影響を問う意見が寄せられています。声の一部を紹介するとともに、児童文学作家と、テレビの「戦隊もの」番組の制作スタッフに話を聞きました。 ■リーダー役は男ばかり ●「絵本の読み聞かせをしているが、男の子が主人公と言うものが多い。また、古い作品かもしれないが、父親は冷静で大局的な判断をし、母親はやさしく、心配性で目の前のことにおろおろする、というような作品が気になる。冒険するのは少年であって、少女ではない。こんなところからも男らしい、女らしいというすりこみができるのではないだろうか?」(北海道・50代女性) ●「子どものうちから不適切な性的役割分担などを見て影響を受けてしまうことは避けたいのに、見せたいアニメがあまりありません。
「コンビニからエロ本がなくなる日」。こんな特集を組んだ雑誌の創刊号が発売されたのは、今からちょうど1年前、2019年5月のことである。この号は増刷され、独立系出版社としては異例の5000部を売った。 それから6カ月後、今度は小説家の山内マリコ氏と、柚木麻子氏責任編集であの元祖フェミニスト、元法政大学教授の田嶋陽子氏を大特集した号を発売。こちらも増刷後、5000部を売り切った。 読者は少なくとも4000人はいると思った 仕掛けているのはフェミニズム専門誌『エトセトラ』を発行するエトセトラブックスだ。5月と11月、年間2回発行する同誌の最新号は、美容ライター長田杏奈氏による責任編集で、「私の私による私のための身体」と題して女性の体に焦点を当てた。 2018年12月に同社を設立した松尾亜紀子社長は、「前の職場の河出書房新社で編集担当したフェミズム系の書籍は、だいたい4000部売れていたので、読者
Cho Nam-joo, 41, is a former television scriptwriter whose novel Kim Jiyoung, Born 1982 became a hotly debated bestseller in South Korea when it was published in 2016, coinciding with the country’s #MeToo movement. Now published in English, Cho’s book uses the story of one woman to reveal gender inequality in all parts of South Korean society, from the privileging of male children to workplace dis
November 29, 2019 Mind the Gap The ongoing battle to translate Japan's leading literary women By Eric Margolis Out of 225 Japanese novels in translation published in the U.S. since 2008, just 65 of them were written by women. This imbalance in translated fiction comes despite existing gender parity in Japanese literature. The real source of inequity is a world of Western publishing that hasn’t qui
<「女性の虐待なきスリラー小説」が対象のスタンチ賞に異論噴出。問題提起という目的は達成しているようだが......> イギリスの作家・脚本家のブリジット・ローレスが「スタンチ賞」を発足させたのは昨年のこと。これは「女性が殴られたり、ストーキングされたり、性的に虐待されたり、レイプされたり、殺されたりしない」スリラー小説を対象にした文学賞だ。昨年の第1回受賞作には、ジョック・セロンの『オン・ザ・ジャバ・リッジ』が選ばれた。 この賞の計画が発表されると、女性作家を中心に、たちまち激しい議論が沸き起こった。「(女性に対する暴力を)描かないのは、それから目をそらすのと同じことだ」と、犯罪小説家 のバル・マクダーミドはツイッターで批判した。 心理サスペンス作家のソフィー・ハンナは、自分の作品を賞に応募しないよう出版社に求めるつもりだと表明。スタンチ賞
前回は、子ども向けの物語の中に根強く残る「ジェンダーバランス」の悪さについてお話しました。 そもそも、女性の登場人物が少ないこと。女性キャラクターの登場の仕方には、ある種のくせがあること——つまり、「良い子ちゃん」であったり「お姫様」「助け役」として出てくることはあっても、主人公や主人公と対等な悪役としてはあまり出てこないこと。 書店の本棚をそのまま自宅に持ってきたときに、ジェンダーのバランスが取れているかというと、必ずしもそうではないということ。親の能動的な介入が必要だろうという話もしました。 子どもの本棚のジェンダーバランスは「女の子を持つ親」に限られた問題ではなく、男の子の親にとっても意識しておくべき問題である、と考えています。 なぜ子ども向け物語のジェンダーバランスが崩れてしまうのか? 子ども向けの物語に男の子の主人公が多いことには、いくつかの理由があります。もちろん歴史的な理由も
2018年10月18日、私はツィッターにて、以下のようなコメントをしました(コメントツリー形式になっていますので、クリックすればツリーの全体が読めます)。言及されるお店の(大学地下部室のような)アジール性を評価しつつ、それを他人に(とりわけ「女性」を「アホフェミ」などとラベリングして)振りかざす武器とするべきではない、という主張です。 新宿ベルクの反権威的なスタンスは応援してきたし、以前店長がツィートしていた「万引き犯」と思われるアカウントは、実はこちらにも絡んできたことがある。その上で、今回の騒動も最初から見ているが、ベルクを擁護はできない。乗っかって女性叩きをする人たちも自粛すべき。https://t.co/vIW7IcDWxW— 岡和田晃_新刊「ナイトランド・クォータリー」Vol.18 (@orionaveugle) October 18, 2018 こちらのツィート、および、それに
At a PEN lecture in Manhattan last weekend, the novelist Chimamanda Ngozi Adichie took Hillary Clinton to task for beginning her Twitter bio with “Wife, mom, grandma”. Her husband’s account, it will surprise no one to know, does not begin with the word “husband”. “When you put it like that, I’m going to change it,” promised the 2016 presidential candidate. Adichie is an international bestseller an
メイン画像:Red Velvet。中央がアイリーン。 フェミニズム小説を読んだ女性アイドルが巻き込まれた議論 韓国のガールズグループRed Velvetのメンバー・アイリーンが、ある小説を読んだと話したことで議論の渦中に置かれている。 ことの発端は、3月半ばにソウルで行なわれた彼女たちのファンミーティング。そこで最近読んだ本を聞かれたアイリーンはチョ・ナムジュの小説『82年生まれのキム・ジヨン』と答えた。 『82年生まれのキム・ジヨン』は、韓国に生きる30代の女性の日常をリアルに描き、フェミニズム小説ともカテゴライズされている小説。アイリーンがこの作品を読んでいることを知った一部の男性ファンたちが、オンラインフォーラムで「彼女に失望した」「ファンイベントに行くために金を使った男性ファンに中指を立てるのか?」などと書き込み、彼女の写真を燃やしたり、写真を切り裂いたりした画像を投稿し始めるなど
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