漫画・電子書籍をスマホで読むことが普通になった時代。その勢いは加速しているという実感があるかと思います。 2012年に日本へKindleがやってきた時、これが読書の定番になると思えたでしょうか。正直なところ、私はデジタルの本を読む自分の姿をまったくイメージできませんでした。この10年で、本と人類の関わりは大きく変わったように思えます。 ネット上で漫画・電子書籍が読めるサービスのことを「電子書店」といいます。そこに並ぶ書籍は、ご存知の通り「出版社」からやってきます。 この2つの役割の間には、一体どんなことが起きているのでしょうか? 本記事では、そんな電子書籍や出版業界の現在と未来について、メディアドゥのVPoEの立場から、ややエンジニア目線でご紹介します。 書籍をデジタル化するには? 出版社の数は膨大です。 国内には2,900を超える出版社が存在しています*1。それぞれの出版社が、バラバラの