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ブックマーク / wirelesswire.jp (58)

  • 0)インドカレーについての大いなる誤解

    0)インドカレーについての大いなる誤解 2019.03.01 Updated by Toshimasa TANABE on March 1, 2019, 15:13 pm JST 街のカレー屋に行くと、「当店のカレーは20種類以上のスパイスを使って長時間煮込んだ贅沢なカレーです」などという能書きを目にすることは多い。しかし、これは日カレー、いわゆる「カレーライス」の話である。 インドカレーは全く違う。「カレーはでき立てが一番美味しい。スパイスは素材に合わせてせいぜい数種類」が基である。 「スパイス20種類? そんなに入れたら全部同じ味になっちゃうんじゃない?」というのが、冒頭の能書きについての横浜のインド人シェフ、メヘラ・ハリオム氏の喝破だ。 これは、材料についても同じことが言える。チキンカレー、ナスとチキンのカレーなど、素材は相性の良いものをシンプルに組み合わせる。そして、その味わ

    0)インドカレーについての大いなる誤解
  • 日本のシステムのインタフェースが複雑な理由

    のシステムのインタフェースが複雑な理由 Why Japanese system interfaces are complicated 2018.03.27 Updated by Mayumi Tanimoto on March 27, 2018, 13:00 pm JST 日でシステムや自販機を使って気がつくことの一つに、そのインタフェースが大変複雑なことがあります。細かい機能は多数実装されているのですが、字が多かったり、ボタンの数が多かったり、操作手順が複雑だったり、システムを使う前にまずその操作法をマニュアル片手に学ばなければならなかったりします。 複雑なシステムの代表は、日のセブン-イレブンのコピー機でできるネットプリントやVプリカを買える仕組みです。わかりやすくはなっていますが、しかしあれはお客さんがコピー機を使いこなせることが前提で設計されています。 使いこなせることが前

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  • 人事評価の新潮流~GEが9ブロックを止めたのは本当だった!

    人事評価の新潮流~GEが9ブロックを止めたのは当だった! 2016.11.14 Updated by WirelessWire News編集部 on November 14, 2016, 11:09 am JST 2016年10月16日、僕は東京・渋谷・代官山で会社が法人会員になっている「人材育成学会」の研究会に参加した。研究会のテーマは『パフォーマンス評価の新潮流』。その研究会での講演で、僕は、GE社などの人事部マネジャーから、「パフォーマンス評価の新しい取り組み」を直接聴くことができた。 日の企業の人事部が手にしてきた米GEの人事制度である「セッションC」。後継者の育成・配置のための人材評価の仕組みで、「9(ナイン)ブロック」が評価ツールとして活用されている。「業績結果×GEバリュー発揮」の2軸のレベルをそれぞれ3段階に分けた9ブロックの中で社員を順位付けする。 僕は起業前の前職

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  • 今後のIoT無線技術の本命「NB-IoT」の底力とは

    今後のIoT無線技術命「NB-IoT」の底力とは 2016.04.28 Updated by Naohisa Iwamoto on April 28, 2016, 16:45 pm JST Sponsored by NOKIA IoTでの利用を想定した無線通信方式として、既存のLTEを拡張した「NB-IoT」(Narrow Band IoT)が表舞台に名乗りを上げてきました。2016年2月に開催された世界最大級の通信業界のイベント「Mobile World Congress 2016」でも、NB-IoTの話題や展示が多くありました。IoT向けの無線通信方式としてNB-IoTが注目される理由と、今後の展開について、ノキアでシニア・テクノロジー・エキスパートを務める野地真樹さんと、テクノロジー統括部長を務める柳橋達也さんに、やさしく解説してもらいました。 ▼ノキア シニア・テクノロジー・エ

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  • 第二世代人工知能の亡霊がもたらす”AIの冬”

    第二世代人工知能の亡霊がもたらす"AIの冬" AI Winter is coming!! 2016.11.21 Updated by Ryo Shimizu on November 21, 2016, 15:49 pm JST 日立が公開した「汎用人工知能」のプロモーションビデオが日AI業界で悪い意味での注目を集めています。 このビデオでは、日立は自社で開発したAI技術「H(エイチ)」を、「汎用人工知能」と自称しています。 しかし、「汎用人工知能」は、通常、AGI(Artificial General Intelligence)の訳とされ、人工知能研究のメインストリームでは、GoogleやFacebookなどを含めて「まだ世界の誰も開発に成功していない」ものとされています。 ビデオに登場する株式会社日立製作所、研究開発グループ技師長の矢野和夫氏によれば、このH(エイチ)は、「(カスタマ

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  • 我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか?

    我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか? Can we value the algorithm enough to trust? 2016.10.06 Updated by yomoyomo on October 6, 2016, 17:44 pm JST 前回、プラットフォーム企業がウェブを中央集権的でクローズドなものにしている話を書きましたが、そうしたプラットフォーム企業が提供するサービスの根幹にある「アルゴリズム」が問題視される事案が最近いくつかありました。 それは例えば、Facebook が人間の編集者を解雇した途端にアルゴリズムがデマをピックアップしてしまった件であったり、ベトナム戦争の有名な報道写真「ナパーム弾の少女」を次々削除した後、批判受け撤回した件であったり、日でもべログの点数操作疑惑がありました。 まさに『アルゴリズムが世界を支配する』と言いたくなりますが、

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  • ユートピアのキモさと人工知能がもたらす不気味の谷 - WirelessWire News

    ユートピアのキモさと人工知能がもたらす不気味の谷 Creepy utopia and uncanny valley which artificial intelligence triggers 2016.06.28 Updated by yomoyomo on June 28, 2016, 12:29 pm JST 伊藤計劃の『ハーモニー』を少し前に読み終えたのですが……と書くと、今頃かよ! と言われそうですが、そう、今更です。随分前に何かのセールのときに Kindle 版を安価で購入しておいたままになっていて、昨年秋の台湾出張時に高速鉄道で台南から板橋まで戻る間に第一章を読んだものの、続きを読むにいたったのは最近だったりします。 (ところでこういう読書のディティールを書くのは、この後の文章の伏線でもなんでもなく、「台湾出張時に」とさらっと書いておくことで、さも自分ができるビジネスマンであ

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  • プログラミングを知らない人がプログラミング教育をする危険性

    プログラミングを知らない人がプログラミング教育をする危険性 The teacher of programming came, but nobody has a TECH. 2016.06.22 Updated by Ryo Shimizu on June 22, 2016, 08:55 am JST ある日、角川アスキー総研の取締役兼主席研究員である遠藤諭氏から、「プログラミングが他の職業でも役立つということに関してなにかアイデアはないか」と相談を受けました。 アスキーの遠藤諭氏といえば、筆者も少年の頃、毎月夢中になって誌面を熟読した往年の「月刊ASCII」の編集長として活躍された方で、自らもプログラミングのプロフェッショナルでもあります。プログラマーでありながら、プログラミングを業とせず、編集業を生業にしているところは、プログラマーでありながら経営者を生業とする筆者と相通じるものがあり

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  • スマホなどから水田を監視、農業IoT「PaddyWatch」などをドコモが提供へ

    スマホなどから水田を監視、農業IoT「PaddyWatch」などをドコモが提供へ 2016.04.08 Updated by Naohisa Iwamoto on April 8, 2016, 06:17 am JST NTTドコモは2016年4月7日、ベジタリアが提供する水稲向け水管理支援システム「PaddyWatch」の機器をドコモが販売すると発表した。PaddyWatchにはドコモの通信モジュールが内蔵されていて、クラウドへ送信した情報を基に遠隔地からの水田の監視ができる。 PaddyWatchでは、センサー機能と通信機能を搭載した専用機器を水田に設置することで、水田の「水位」「水温」「温度」「湿度」の4つの情報を、10分ごとにセンサーから取得する。機器が収集した情報は1時間ごとにドコモのネットワークを介してクラウドに送信。生産者はスマートフォンの専用アプリケーションなどを利用するこ

    スマホなどから水田を監視、農業IoT「PaddyWatch」などをドコモが提供へ
  • 東大暦本研がとにかくすごい

    東大研がとにかくすごい The cutting edge of the universe 2016.03.07 Updated by Ryo Shimizu on March 7, 2016, 08:22 am JST 去る3月5日、何年も前から行きたかった東大研、正式名称は東京大学大学院学際情報学府 暦研究室というらしいですが、そのオープンハウスに行ってきました。 暦研を率いる暦純一先生とはどのような先生かというと、東大教授でありながらソニーの研究機関であるソニーCSLことソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長でもあり、そして日を代表するユーザーインターフェースの研究者の一人なのです。 日人はなぜかユーザーインターフェースの研究者が多く、慶應の増井俊之先生(iOSの初期のプログラマーとして活躍。元ソニーCSLで携帯電話の予測文字変換を発明)、マサチューセッツ工科大学

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  • 世界に売られた男

    世界に売られた男 The Man Who Was Sold By the World 2016.02.25 Updated by yomoyomo on February 25, 2016, 11:56 am JST Apple と連邦捜査局(FBI)との間の「iPhoneロック解除」問題(「バックドア」問題)の話題が続いています。捜査機関と IT 企業との対立は以前から続いていることですが、FBI の要求を突っぱねた AppleGoogle や Facebook などのネット企業が全面支援するのは、逆説的に言うとエドワード・スノーデンによる PRISM プログラムの暴露の後遺症、つまりは上記すべての企業がアメリカ国家安全保障局(NSA)にユーザの情報を渡していたと報道されたことへの負い目、ここでまた簡単にユーザの情報を捜査機関に渡すと思われるのは困るという譲れない一線があるのでしょ

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  • 注目を集める米インターデジタルの特許の行方 - アップル、ノキア、クアルコムらが食指 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

  • バズワードとその内実──2015年の振り返りと2016年の展望(前編)

    バズワードとその内実──2015年の振り返りと2016年の展望(前編) 2016.01.04 Updated by yomoyomo on January 4, 2016, 15:59 pm JST 1年前に「テック界隈の諸行無常──2014年の振り返りと2015年の予測」という文章を書いたのですが、そこで取り上げた著名投資家フレッド・ウィルソンが、この年末年始も2015年の振り返りと2016年の予測を行っていますので、新年を占う意味で今年も一発目はそれを取り上げたいと思います。 その前にウィルソンが1年前に行った2015年予測は以下のようなものでした。 ゼロ年代後半に起業した大企業が上場する(Uber、Airbnb、Dropbox など)。 Xiaomiアメリカ進出。これは非 GoogleAndroid 分野の強力プレイヤーの登場になるし、欧米における「第三のモバイルOS」につ

    バズワードとその内実──2015年の振り返りと2016年の展望(前編)
  • ラストスタンド

    ラストスタンド Last Stand 2015.08.24 Updated by yomoyomo on August 24, 2015, 16:29 pm JST 少し前に翻訳家、評論家の大森望さんの「1995年、最強個人メディアの誕生」という文章が話題になりました。この文章自体は、朝日新聞デジタルの20周年記念特集の一環として書かれたものですが、日におけるインターネット利用の格化から今年で20年と言うこともできます。 ワタシは大森望さんの著書では『特盛! SF翻訳講座』が大好きで、折に触れ何度も何度も読み返しているのですが(現在は『新編 SF翻訳講座』として文庫化されている)、章の合間のインターミッションとして収録されている「私的翻訳環境変遷史」が、大森さんがパソコン通信、Mac、そして WWW にはまり、のめりこんでいくドキュメントになっており、今読んでも楽しいです。 大森さんが

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  • 思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ

    思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ Twilight of the digital natives and thoughts on the future Internet 2015.07.14 Updated by yomoyomo on July 14, 2015, 13:41 pm JST 少し前に、人気ポッドキャストの Rebuild で、伊藤直也さんが川上量生氏の『鈴木さんにも分かるネットの未来』を紹介しているくだりが面白かったので、長くなりますが文字起こししてみます。 例えば電子書籍の話も、僕らはすぐそうやって、Kindle になってねーから、ふざけんなって思うじゃないですか。テクノロジーの進化を止めやがって、みたいな。だけど、このに書かれているのは、そうやって電子書籍が広まっていくのはいいんだけど、そうなると書籍ビジネスって基的に今の構造のままだとシュリンク

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  • IoTを巡る壮大な懐疑論

    IoTを巡る壮大な懐疑論 The Epic Skepticism of the Internet of Things 2015.06.10 Updated by yomoyomo on June 10, 2015, 18:17 pm JST WirelessWire News が「The Technology and Ecosystem of the IoT」を新たなキャッチフレーズにサイトリニューアルして少し経ちました。この IoT(Internet of Things、モノのインターネット)については、ワタシも過去に連載で取り上げています。 Here, There and Internet Everywhere IoTとメイカーとロボットとウェアラブルの交点となるオライリーのSolidカンファレンス ……なのですが、どうもこの話題で文章を書いても反応が鈍く、当方の力不足を痛感します。

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  • テック界隈の諸行無常──2014年の振り返りと2015年の予測 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    年末年始はひたすらお酒を飲んだくれていたため、今週仕事始めと言われても未だよく頭が回らない状態だったりします。そこで『ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り』に登場する冷徹傲岸な投資家としてもおなじみのフレッド・ウィルソンがブログに投稿した2014年を振り返るエントリと2015年を占うエントリを紹介して、いい加減頭のモードを切り替えていきたいと思います。 フレッド・ウィルソンは、ブログで自身の会社が投資するスタートアップの半ば宣伝みたいなエントリもときどき書くので注意が必要ですが、今回紹介する文章は割とフラットな書き方がされていると思います。彼が振り返る2014年は以下のような年でした。 インターネットのソーシャルメディア段階は終わった。もはや大手プラットフォームが磐石で、この分野にイノベーションの余地はあまりない。 メッセージング分野が新たなソーシャルメディアである。これは1.

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  • 自動化は我々をバカにする? ニコラス・カーの新刊が再び突く現代人の不安 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    今回は、前々回、前回と文章を紹介させてもらったニコラス・カーの出たばかりの新刊『The Glass Cage: Automation and Us』を取り上げたいと思います。 このは、カーの前作『The Shallows』(邦訳『ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること』)の続編というか対になると言えます。前作が、The Atlantic に掲載され大きな論議を呼んだ Is Google Making Us Stupid?(Googleは我々をバカにする?)を発展させた内容だったように、作もやはり The Atlantic に掲載された The Great Forgetting(大いなる忘却)を起点としており、やはり前作と同じくぶちあげたテーゼを最新の脳科学や神経心理学などの研究データで裏づけしていく形のになります。 前作は、インターネットはを熟読し深い思索を行

  • 空がまた暗くなる──鬱と惑いと老害のはざまで - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    今回は、単行が出たときから気になっていて、少し前に文庫になったのを知ってようやく買って読んだ吉田豪の『サブカル・スーパースター伝』の話から始めたいと思います。 このは、書評家・インタビュアーの著者が、「サブカルは四〇越えるとになる」というテーゼをその界隈の有名人たちに問いかけた連載を元にしたものですが、書名に「」の文字が入っているものの、インタビューを受けている人たちが皆それに当てはまるわけではなく事情もそれぞれで、これも著者の表現を借りるなら「サブカルというか文系な有名人はだいたい四〇歳前後で、一度精神的に壊れがち」ぐらいが適当でしょう。 ただ実際にを読むと、「サブカル」でくくらなくても、同じく40歳を越えたそれこそワタシを含むサラリーマンにも当てはまる普遍的な内容に思いました。 もう仕事の上では若手じゃないし、ベテランの入口みたいなところに入ってきたとき、この程度のことし

  • 「パーソナルデータ利活用に関する制度改正大綱」の主要論点 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」(以下パーソナルデータ大綱)がまとまった。6月24日にIT総合戦略部で決定され、現在はすでにパブリックコメントにかけられている。 昨年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」(いわゆる新IT戦略)で示された具体的な取組の中で、正しく筆頭に掲げられた「パーソナルデータの利用促進」を受け、内閣官房IT総合戦略室の下に「パーソナルデータに関する検討会」(宇賀克也座長=現在)が昨秋には設置され、昨年末には制度見直し方針がまとまった。 我が国における法制度整備としては、異例ともいえる迅速さ、内容の濃さ、そして原則として公開での議論によって進められてきた。特に、法制度の専門家と技術の専門家が、それぞれ具体的なケースを対象に、可能な限り議論の明瞭化を目指してきた試みは、世界的に見ても評価に値するものといえるだろう。 今後はパブリックコメントの集

    「パーソナルデータ利活用に関する制度改正大綱」の主要論点 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)