米エール大学があえてトラブルを引き起こす人工知能(AI)の研究を進めている。優れた知能がAIの強みとされてきたが、人間を困らせる「ダメなAI」が人間の行動に変化を与え、より良い結果を導くことがあるという。人気アニメキャラクターのドラえもんが完璧でないからこそ、のび太君が奮闘する場面が生まれるように……。【ニューヘブン(米東部コネティカット州)で清水憲司】 研究しているのは、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた経験を持つ同大ネットワーク科学研究所のニコラス・クリスタキス教授(56)と白土寛和・博士候補生兼研究員(37)。4000人にネット上のパズルゲームに参加してもらい、行動を調べた。内緒で人間のふりをした「ダメAI」も参加させた。パズルゲームは隣り合う点同士が全て違う色になれば正解というルール。1回のゲームで20人が参加し、そ…
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