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小田部羊一 高畑勲の検索結果1 - 31 件 / 31件

  • 「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されている──スイス国立博物館のハイジ展の本気度

    展覧会は、チューリヒ大学ハンス・ビャーネ・トムセンス教授の「日本のハイジ」を本場スイスできちんと紹介したいという思いから開催に至った。 Photo:Satomi Iwasawa <「日本のハイジ」は、観光大使さながらの活躍。会期中には、日本、スイス、ドイツ、韓国の大学教員(研究者)たちを招き、ハイジについて語り合うシンポジウムも行われた。> 2019年7月中旬から3ヶ月の予定で、スイスで、日本のアニメ「アルプスの少女ハイジ」(ズイヨー映像・作)の展覧会が開催中だ。場所はデパートやイベントスペースではなく、なんと、スイス国立博物館だ。ここはチューリヒ中央駅の目と鼻の先にあってアクセスは抜群、お洒落なレストラン・ビストロもあり、スイス人に親しまれている。原作が生まれたスイスで、本格的な「日本のハイジ」展は初めてだ。 スイスでは、実写版テレビシリーズもヒット 45年前の1974年、毎週テレビ放映

      「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されている──スイス国立博物館のハイジ展の本気度
    • アニメーター大塚康生さんを送る~多彩な才能で業界を牽引した巨人 - 叶精二|論座アーカイブ

      アニメーター大塚康生さんを送る~多彩な才能で業界を牽引した巨人 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 職人であり研究者、そして教育者 3月15日午前7時30分、日本を代表するアニメーター大塚康生さんが死去された。享年89歳。その功績は余りに深く広い。 大塚さんは、日本のアニメーションの礎を築いた先駆者であり、長年にわたって「速く上手に大量に」を実践したアニメーターの鏡鑑であり、技術を開発・探求し続けた研究者であり、多数の優れた才能を見抜き育てた指導者でもあった。大塚さんが多方面に刻んだ膨大な足跡の上に、現在の日本のアニメーションが成立していることは疑いがない。 けれども、その偉大な業績にもかかわらず、大塚さんには相手に緊張感を強いる高圧的態度が全く見られなかった。誰もが親しみを込めて「大塚さん」と呼ぶことが許されていた。親子どころか孫の世代か

        アニメーター大塚康生さんを送る~多彩な才能で業界を牽引した巨人 - 叶精二|論座アーカイブ
      • なつはなぜ愛されなければならなかったのか?〜『なつぞら』から考える,令和の朝ドラの方向性〜 - きょうもテレビの前

        【はじめに〜なつぞらまでのお話〜】 2018年,『半分、青い。』の感想タグでは大戦争が起こりました。 「面白くなかった」という感想を吊るし上げして反論する,脚本家の北川悦吏子さん。 『半分、青い。』が好きな人と『半分、青い。』を嫌いな人の間で起こるクソリプ合戦,罵倒ブログ合戦。 古参の朝ドラファンの皆様は考えました。 「これから,朝ドラが面白くなかった時は,公式タグではなく,別のタグを立てて発言しよう。私たちは居酒屋でクダを巻きたい面倒な朝ドラファンだ。自覚はある。楽しんでいる人と,クダを巻きたい人が,お互いの視界に入らないように,離れて生きれば戦争は起こらない。自らを隔離しよう」 2019年, NHK東京放送局(略称AK)が自信を持って送る,朝ドラ100作目記念作品『なつぞら』。 今度こそ戦争は起こらないと,誰もが思っていたし,願っていました。 ばっちり戦争が起きてるやん……。 9月に入

          なつはなぜ愛されなければならなかったのか?〜『なつぞら』から考える,令和の朝ドラの方向性〜 - きょうもテレビの前
        • 大人になってから見るアルプスの少女ハイジ

          1974年放送、全52話。dアニメストアなど各種動画配信サービスで視聴可能。宮崎駿・高畑勲・小田部羊一の他に富野由悠季も絵コンテで製作に参加。さあ観よう。

            大人になってから見るアルプスの少女ハイジ
          • 『なつぞら』について文春オンラインに描き切れなかったあれこれのこと - CDBのまんがdeシネマ日記

            最終回によせて、文春オンライン様で『なつぞら』について書かせて頂きました。 bunshun.jp 書きたいことはほぼ上の記事で書いたのですが、文字数的に入らなかったこともあれこれ。 『なつぞら』ってたぶん、視点によって賛否がわかれるドラマだと思います。 例えば「奥山玲子をドラマ化するはずだったのにレジェンドヒロインとかイケメンとか色々出し過ぎてテーマがボケた、東映動画の労働争議も書けてないじゃないか、磯プロデューサーは日和った」という批判はその視点でみれば確かにそうなんですけど、僕の視点は逆で、 「そもそも朝ドラ100回記念作品、広瀬すずが主演しレジェンドヒロインが大挙出演することが最初から決まってる枠に、磯プロデューサーが力業で奥山玲子を(非公式とはいえ)題材にねじこんだドラマ」 という感じなんですよね。 放送前にはアニメファンの間ですら彼女を知らない人って沢山いたと思います。ましてや一

              『なつぞら』について文春オンラインに描き切れなかったあれこれのこと - CDBのまんがdeシネマ日記
            • 「なつぞら」最終回 脚本家が明かすぎりぎりの創作秘話。「締めのナレーションには好き嫌いがあると思う」(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              最終回を迎えた朝ドラこと連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合)。戦災孤児となり十勝の酪農家の家庭で育てられた主人公なつ(広瀬すず)が生きる夢と力を与えてくれたアニメーションを作る仕事を選ぶ。離れ離れになっていた兄妹とも再会し、これまでの数々の体験、出会った人々の想いを作品に込め、これらかも子供たちの幸福への祈りの物語を作り出していくであろう希望をもたせて終わった。最終回の仕掛けをはじめとして、「なつぞら」で何を書き何を書かなかったか振り返る。脚本家大森寿美男インタビュー泰樹のラストカットはどう解釈したらいいかーー劇中アニメ「大草原の少女ソラ」は戸田恵子さんの歌に沢城みゆきさん。アニメーターには佐藤好春さん、才田俊次さん、石田祐康さん、語りが安藤サクラさんとものすごく豪華。そのうえ、千遥の複雑な家庭問題も出て来て……。終盤、エピソードが盛り沢山でした。 大森:最初から最後まで話の流れをだい

                「なつぞら」最終回 脚本家が明かすぎりぎりの創作秘話。「締めのナレーションには好き嫌いがあると思う」(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • 『風立ちぬ』から『君たちはどう生きるか』へ: 宮崎駿と盟友・大塚康生の58年

                アニメーション映画監督宮崎駿氏は2021年1月で80歳、傘寿を迎えた。映画『風立ちぬ』完成後の2013年9月、宮崎監督は長編映画制作からの引退会見を行なったものの、2017年に撤回。今は新作長編映画『君たちはどう生きるか』の制作に取り組んでいる。長編アニメーションは集団の分業で制作される。先頭で指揮をしながら自らも徹底的に描いて修正する宮崎監督の演出スタイルは、十数人分の労働を兼務するようなもので、世界的にも極めて異例だ。体力も精神も限界を超えるような過酷な制作現場に、老境を迎えてあえて戻った理由は何なのか。宮崎監督作品研究の第一人者である映像研究家の叶精二氏が『君たちはどう生きるか』に込めた思いを探る。 宮崎作品を支えてきた主力スタッフ達の相次ぐ訃報 2016年11月、宮崎駿監督が引退宣言を覆して新作長編に取り組む準備をしていることが報じられた。翌17年、新作映画『君たちはどう生きるか』

                  『風立ちぬ』から『君たちはどう生きるか』へ: 宮崎駿と盟友・大塚康生の58年
                • 『なつぞら』ヒント奥山玲子さん&時代考証・小田部夫妻創作の日々 | FRIDAYデジタル

                  アニメーション映画『わんわん忠臣蔵』の頃の奥山玲子さん。「週刊文春」(1963年7月22日号)掲載用に撮影された写真から(写真提供 文藝春秋)。この記事はインタビュー3ページ、モノクログラビア4ページで構成されており、当時の注目の大きさがうかがえる 本URLで公開していた、小田部羊一インタビュー③「『なつぞら』ヒント奥山玲子さん&時代考証・小田部夫妻創作の日々」を収録した単行本『漫画映画 漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』が刊行! 刊行決定!『漫画映画 漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』を予約・購入する→ ⇒【小田部羊一独占インタビュー①】「朝ドラ『なつぞら』広瀬すずヒロインのヒント・奥山玲子さんの全て」を読む 『漫画映画 漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』の書影。カバーイラストは小田部羊一さん描き下ろし。単行本(四六判ソフトカバー): 24

                    『なつぞら』ヒント奥山玲子さん&時代考証・小田部夫妻創作の日々 | FRIDAYデジタル
                  • TVアニメ「星合の空」特集 赤根和樹監督インタビュー&キャストコメント - コミックナタリー 特集・インタビュー

                    優秀なアニメーターたちと、ちゃんとした人間ドラマを描きたい ──「星合の空」のタイトルがお披露目された「TBSアニメフェスタ」(2018年)のパンフレットのインタビュー(参照:赤根和樹監督 パンフレットインタビュー)で、赤根監督は「アニメーションの新しい分岐、可能性に進まなければいけないのではないか」という思いを語られていましたよね。その思いが「星合の空」という作品に結びつくまでの過程を、まずはお伺いできますか。 今のアニメって、はっきり言って「いかに儲けるか」って考えに陥っちゃっているんですよ。もちろん商業アニメなのでコストに見合った収益を上げないと話にならないんですが、自分がアニメ業界に入ったのは宮﨑駿さんや富野由悠季さんの作品が世に出始めたころで、映像メディアとしてのアニメーションの新しさに憧れていたんです。「こんなにちゃんとドラマを作って、映像的にも新しいことができる業界があるんだ

                      TVアニメ「星合の空」特集 赤根和樹監督インタビュー&キャストコメント - コミックナタリー 特集・インタビュー
                    • アニメの未来は、作画なのかCGなのか。

                      Toon Boom日本支社は、Toon Boomのソフトウェアと日本のクリエイターたちの関係にフォーカスしたインタビューシリーズ『Toon Boom Interview Files』の連載をスタートします。第1弾となる今回は、2022年春にTOKYO MX、BS11で放送されたTVアニメ『ヒーラー・ガール』の原案・監督を務めた入江泰浩氏のインタビューをお届けします。 入江氏が、「今作の肝であるミュージカルシーンの実現に大いに役立った」と語るように、彼の制作に欠かせないツールだった絵コンテソフトStoryboard Pro。本記事では『ヒーラー・ガール』の事例からStoryboard Proの可能性についてお聞きしました。 続きを読む » 2019年はアニメーションの動向を見るに重要な年となった。ディズニーのアニメーション作品4作が公開され、その3作品が歴代のアニメーション興行収入ランキング

                        アニメの未来は、作画なのかCGなのか。
                      • 【画像】1980年代のファミコンのチラシをあげてく : 哲学ニュースnwk

                        2023年05月22日00:00 【画像】1980年代のファミコンのチラシをあげてく Tweet 1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/23(土) 15:53:15.006 ID:bBBgbdbW0.net 転載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1432363995/【巨大宗教施設】天理市気持ち悪すぎワロタwwwwwwかつてデパートのおもちゃ売り場やゲームショップで宣伝・販促用に配られていた ファミコンのチラシをあげていきます。1980年代が中心です チョイスの基準や解説は全て>>1の思い入れと主観なので「○○がないとか」は勘弁 当時の住所や電話番号など画像を一部加工しています 社名は当時の表記、原則発売元を記載、文中敬称略 すべて自前です 『ゼルダの伝説』1986年/任天堂(DISK) 全ハードを通じて任

                          【画像】1980年代のファミコンのチラシをあげてく : 哲学ニュースnwk
                        • 生ける伝説のアニメーター・小田部羊一が明かす、高畑勲初監督作「ホルスの大冒険」誕生秘話【レポート】 | アニメ!アニメ!

                          8月4日、ミニシアター・ユジク阿佐ヶ谷にてアニメーターの小田部羊一氏のトークショーが開催された。 今回のトークイベントは、同映画館にて開催されている特集上映「アニメーター・大塚康生に迫る」の一環で上映されている『太陽の王子 ホルスの大冒険(以下ホルス) 』の上映後に行われたもの。 小田部氏は、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』の主人公・奥原なつのモデルとなった故奥山玲子さんの夫であり、同ドラマにはアニメーション時代考証として参加している。 一方『ホルス』は、高畑勲氏、宮崎駿氏、大塚康生氏など当時の東映動画(現東映アニメーション)の精鋭が参加した歴史に残る名作で、小田部氏も原画として本作に参加した。 日本のアニメーション業界の黎明期が描かれたことで、当時のアニメーション業界について注目度が高まっているなか、今回のトークでは小田部氏がアニメーターを志すきっかけとなった『白蛇伝』か

                            生ける伝説のアニメーター・小田部羊一が明かす、高畑勲初監督作「ホルスの大冒険」誕生秘話【レポート】 | アニメ!アニメ!
                          • うちのブログにおける表記のゆれについて - 🍉しいたげられたしいたけ

                            読んでいただいている方にはあまり関係ないことですが、長らくブログを書いていると、自分の文章の表記ゆれが気になることがあります。今回の拙記事は、その言い訳集になります。これも他人には意味薄いことですが、過去記事がけっこうな数になるので今さら修正し統一を図るのも面倒なので、自分自身への弁解として。 外来語の長音記号はつけるようになった 「コンピュータ」ではなく「コンピューター」と書くように変化した。 少し古いが、この記事がよくまとまっていると感じたのでブログカードを貼る。 ging.co.jp 英語の接尾辞 "-er" "-or" などの発音は短母音だから、長音符号はつけないほうが原音に近いと思っていた。だがそうするとJISガイドラインの例外にあるように "key" を「×キ」、"color" を「×カラ」と書いたら不自然だ。だからJISの「2音の用語は長音符号を付け、3音以上の用語の場合は長

                              うちのブログにおける表記のゆれについて - 🍉しいたげられたしいたけ
                            • 黒田昌郎インタビュー 演出家が振り返る東映動画(前編) ――黒田昌郎が語る、小田部羊一や高畑勲らと歩んだ日々

                              演出家が振り返る東映動画(前編) ――黒田昌郎が語る、小田部羊一や高畑勲らと歩んだ日々黒田昌郎インタビュー 2019.10.11 2019年は、東映動画への注目が高まった年であった。国立近代美術館での「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」、そしてアニメーションスタジオを舞台にした朝の連続テレビ小説『なつぞら』の放送――。 『なつぞら』のヒロイン・奥原なつが、高畑勲監督と同期入社の伝説的なアニメーター小田部羊一氏の妻であり、女性アニメーターの先駆でもあった奥山玲子氏がイメージの源泉となっていることは、今では広く知られているだろう。関連する書籍や記事を目にした人は少なくないはずだ。 ただし、小田部氏と同期入社の演出家が、『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968)の高畑監督だけでないことを忘れてはならない。『空飛ぶゆうれい船』(1969)『どうぶつ宝島』(1971)の池田宏監督、そして『

                                黒田昌郎インタビュー 演出家が振り返る東映動画(前編) ――黒田昌郎が語る、小田部羊一や高畑勲らと歩んだ日々
                              • 「ハイジ」誕生秘話 日本のアニメーションの熱き青春 高畑勲、宮崎駿らと世界目指した日々 小田部羊一 - 日本経済新聞

                                日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

                                  「ハイジ」誕生秘話 日本のアニメーションの熱き青春 高畑勲、宮崎駿らと世界目指した日々 小田部羊一 - 日本経済新聞
                                • なつよ、ギックリ腰に気をつけろよ(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル

                                  朝のNHK連続テレビ小説「なつぞら」が始まってから「これが宮崎駿さん、こっちは高畑勲さん、あっちが大塚康生さんで、そっちは森康二(やすじ)さん、この人はたぶん中村和子さんで、その人は保田道世さんかな――」てな具合に、登場人物のモデルが誰かをいろんな人に説明しました。朝ドラファンのカミさんや、社のデスクや同僚ら相手にですが、逆に教えられることも。関係者や当事者と会う機会もあるもんですから、「小原くん知ってる? 主人公なつの結婚相手って高畑さん(を思わせる人)だって」と、ドラマが始まって早々、盛大なネタバレを食らってしまいまして、「いかんいかん、カミさんには黙っておかないと」と思いつつ、その衝撃(?)の展開を受け止めました。 舞台のモデルは東映動画(現・東映アニメーション)草創期。長編漫画映画制作にかける若者たちの中で、北海道から上京した主人公なつ(演じるは広瀬すずさん)がアニメーターとして成

                                    なつよ、ギックリ腰に気をつけろよ(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル
                                  • 吉田健一③奇跡的な作品『母をたずねて三千里』 | Febri

                                    生命の輝きを感じさせる、素晴らしい描線と動きで、多くのファンを魅了してきた実力派アニメーター・吉田健一。そんな吉田が深い影響を受けたアニメを語るインタビュー連載も、ついに最終回。ラストを飾るのは、高畑勲・宮崎駿コンビが生み出した名作劇場の傑作。そこには「人」がいる。 ――最後の作品は『母をたずねて三千里(以下、三千里)』です。高畑勲さん、宮崎駿さんがコンビで手がけた、名作劇場でも傑作といわれるもののひとつですね。 吉田 今回のインタビューでタイトルを挙げてきた、「人」を描いている作品の演出家……富野由悠季さん、出崎統さん、宮崎駿さん、高畑勲さん、それぞれの発言を追いかけると、皆さん、口をそろえて「映画」という言葉を使っています。「映画を作りたかった」と。これって、どういうことなのか? 考え続けてきたんですが、次第にわかってきたことがありました。 ――気になります。 吉田 最初は「映画的な画

                                    • 高畑勲監督「母をたずねて三千里」が西洋人にも受け入られた理由|シネマトゥデイ

                                      「母をたずねて三千里」」のトークイベントの様子。 - (撮影:中山治美) フランスで開催された第43回アヌシー国際アニメーション映画祭で、故・高畑勲監督が手掛けたテレビシリーズ「母をたずねて三千里」(1976)の制作秘話を語るイベントがあり、キャラクターデザインと作画監督を務めた小田部羊一が登壇した。トークの前には第1話の「いかないでおかあさん」と第2話の「ジェノバの少年マルコ」の上映もあり、特に親子の別れが切ない1話では会場のあちこちからすすり泣く声が響き、改めて不朽の名作の威力を見せつけていた。 同作は1976年1月4日~12月26日に、フジテレビ系のテレビアニメシリーズ「世界名作劇場」の枠で放送された。イタリアの作家エドモンド・デ・アミーチスの小説「クオレ」を原作に、イタリアの港町ジェノバに住む少年マルコが、アルゼンチンに出稼ぎに行ったものの連絡が途絶えてしまった母アンナを探して旅に

                                        高畑勲監督「母をたずねて三千里」が西洋人にも受け入られた理由|シネマトゥデイ
                                      • 「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」@三重県総合博物館を鈴鹿大学裁判傍聴前に見てきた(前編) - 🍉しいたげられたしいたけ

                                        鈴鹿大学裁判の公判期日はスケジュールが許す限り傍聴している。だがその内容を個別に発信することはできないので、支援団体が発行したメールニュースを 一昨日付け拙エントリー に転載した。 独自内容として、これまでは裁判所のある津市の散策記事を上げていた。裁判関係ねー。前回はこちら。 www.watto.nagoya だがこの酷暑のさなか、散策はどうかと思った。代わりにどこか美術展を見に行こうと考えていた。今回は開廷14:00だから、それに先立つ午前中である。 津駅の西口を出たら、こんなポスターが目に飛び込んできた。 実は事前には、別のところを考えていた。三重県総合博物館は、駅からちょっと遠いのだ。 だがagain駅前バス停の時刻表をチェックしたら、10分少々も待てばバスが来ることがわかった。こりゃ行けってことだな。 勝手に恒例、乗らなきゃ撮れない車内の写真。一番前の席に陣取ったから、車内ほとんど

                                          「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」@三重県総合博物館を鈴鹿大学裁判傍聴前に見てきた(前編) - 🍉しいたげられたしいたけ
                                        • 【映画本編|8.28(金)22時より24時間限定!】じゃりン子チエ 劇場版(1981)🎊チャンネル登録者30万人突破記念!!

                                          毎度おおきに!🎉チャンネル登録者30万人突破!!🎊 名作TMSアニメを無料公開中! ★チャンネル登録★はこちらから⇒http://bit.ly/2InvYom 【作品概要】 原作は約19年間連載されたはるき悦巳の名作コミック。高畑勲監督によりアニメ映画化され、1981年にTVシリーズに先駆けて公開。大阪の下町で力強く生きる人々の日常を鮮やかに描き出した人情ストーリー。キャストにはテツ役の西川のりおを始め関西のお笑いスターたちが集結。本場仕込みの大阪弁で下町の空気を見事に表現した。ゴジラシリーズの本編映像が挿入されたり、チエのクラスメイトにペコちゃんが描かれるなど、遊び心も見逃せない。 【あらすじ】 「うちは日本一不幸な少女や」。小学5年生の竹本チエはろくでなしの父テツに代わって家業のホルモン焼き屋をひとりで切り盛りしていた。学校の授業参観の日、知らせてないのになぜかテツが現れて授

                                            【映画本編|8.28(金)22時より24時間限定!】じゃりン子チエ 劇場版(1981)🎊チャンネル登録者30万人突破記念!!
                                          • 高畑勲&宮崎駿を支えたアニメーター、大塚康生とは 「じゃりン子チエ」美術監督・山本二三が明かす製作裏話 : 映画ニュース - 映画.com

                                            ホーム > 映画ニュース > 2021年11月1日 > 高畑勲&宮崎駿を支えたアニメーター、大塚康生とは 「じゃりン子チエ」美術監督・山本二三が明かす製作裏話 高畑勲監督とのロケハン裏話も第34回東京国際映画祭の「ジャパニーズ・アニメーション」部門の特集「アニメーター・大塚康生の足跡」で11月1日、1981年公開の劇場アニメ「じゃりン子チエ」が上映され、美術監督を担当した山本二三がTOHOシネマズシャンテでのトークショーに出席した。高畑勲監督のもと、大塚康生さんと小田部羊一が作画監督を務めた本作。トークショーでは、大塚さんとの思い出や、高畑監督との「じゃりン子チエ」ロケハンの舞台裏などが語られた。 「アニメーター・大塚康生の足跡」は、今年3月に亡くなったアニメーター・大塚康生さんの功績を振り返る特集。山本は、開口一番「久しぶりに映画館で『じゃりン子チエ』を見まして、自分で言うのはおかしいで

                                              高畑勲&宮崎駿を支えたアニメーター、大塚康生とは 「じゃりン子チエ」美術監督・山本二三が明かす製作裏話 : 映画ニュース - 映画.com
                                            • パンダコパンダ & パンダコパンダ雨ふりサーカスの巻 - えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

                                              お題「ゆっくり見たい映画」 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] 両親のいない小学生の少女ミミ子は、同居している祖母を長崎での法事に送り出し、しばらく一人暮らしとなる。しかし家へ帰ってみると、そこには人語を解する子供のパンダ(パン)がいた。さらにその父親のパンダ(パパンダ)も現れる。このパンダ親子は、ミミ子の自宅の傍の竹薮に誘われて来たという。ミミ子はパパンダに「パパになること」を求め、一方パンに対しては自分が「ママになる」と決めて共同生活を始める。ミミ子はパパンダに対して、「パパは帽子を被り、たばこを吸って新聞を読み、会社へ行くものだ」と諭し、パパンダはそれを素直に受け入れるが、行く会社がなくて戸惑う。それを見たミミ子が「今日はお休みなのね」と言うとパパンダは 「会社はずっとお休みです」と宣言する。パパンダはミミ子、パンと遊ぶこととなる。 Wikipediaから引用 今回も

                                                パンダコパンダ & パンダコパンダ雨ふりサーカスの巻 - えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~
                                              • 黒田昌郎インタビュー 演出家が振り返る東映動画(後編) ――黒田昌郎が語る、小田部羊一や高畑勲らと歩んだ日々

                                                演出家が振り返る東映動画(後編) ――黒田昌郎が語る、小田部羊一や高畑勲らと歩んだ日々黒田昌郎インタビュー 2019.10.12 2019年は、東映動画への注目が高まった年であった。国立近代美術館での「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」、そしてアニメーションスタジオを舞台にした朝の連続テレビ小説『なつぞら』の放送――。 『なつぞら』のヒロイン・奥原なつが、高畑勲監督と同期入社の伝説的なアニメーター小田部羊一氏の妻であり、女性アニメーターの先駆でもあった奥山玲子氏がイメージの源泉となっていることは、今では広く知られているだろう。関連する書籍や記事を目にした人は少なくないはずだ。 ただし、小田部氏と同期入社の演出家が、『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968)の高畑監督だけでないことを忘れてはならない。『空飛ぶゆうれい船』(1969)『どうぶつ宝島』(1971)の池田宏監督、そして『

                                                  黒田昌郎インタビュー 演出家が振り返る東映動画(後編) ――黒田昌郎が語る、小田部羊一や高畑勲らと歩んだ日々
                                                • 小田部羊一・伝説のアニメーターが「日本アカデミー賞」受賞へ! | FRIDAYデジタル

                                                  日本で初めて「キャラクターデザイン」の職名を得たアニメーター小田部羊一氏に「日本アカデミー賞 協会特別賞」が授与されることが分かった。「第43回日本アカデミー賞特別賞」の受賞者が同賞公式サイトで公表され、「協会特別賞」の一人として小田部氏の名が挙がったのだ。 小田部氏といえば、19年4月~9月まで放送された朝の連続テレビ小説『なつぞら』で「アニメーション時代考証」を務めた。そして氏の夫人である故・奥山玲子氏は、同ドラマのヒロイン奥原なつ(広瀬すず)のモチーフ、ヒントになった女性アニメーターの草分けである。 日本アカデミー賞協会は次のように受賞理由を述べている。 協会特別賞 〔映画製作の現場を支える種々の職能に従事する人たちの栄誉を讃えるもの〕 小田部羊一 (こたべ よういち)【アニメーター】 59年東映動画に入社。「太陽の王子 ホルスの大冒険」(68)、の原画を担当。「パンダコパンダ」(7

                                                    小田部羊一・伝説のアニメーターが「日本アカデミー賞」受賞へ! | FRIDAYデジタル
                                                  • 第17回 丸山正雄さん 後編 | 映像文化のまち ねりま

                                                    丸山正雄(まるやま まさお) プロデューサー。日本のアニメ業界の黎明期から活躍している。1965年に虫プロダクション(旧)に入社。1970年にはTVアニメ『あしたのジョー』を世に送り出した。1972年にマッドハウスを設立。数々のTVアニメやOVAを手がけた。劇場映画では、今敏監督の全作品『PERFECT BLUE』(97)、『千年女優』(02)、『東京ゴッドファーザーズ』(03)、『パプリカ』(06)を企画・プロデュース。2006年には細田守監督の『時をかける少女』をプロデュースし、次作『サマーウォーズ』も担当する。片渕須直監督作品『マイマイ新子と千年の魔法』、『この世界の片隅に』にも、企画として立ち上げから携わった。現在はMAPPA代表取締役会長、スタジオM2代表取締役社長を務める。 登場する作品名・人物名等の解説 【1】『あしたのジョー』 虫プロダクション(旧)が制作し、1970〜71

                                                      第17回 丸山正雄さん 後編 | 映像文化のまち ねりま
                                                    • 宮崎駿版『長くつ下のピッピ』がお蔵入り!?  途中まで作ったのに! - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

                                                      「鉛筆と紙とフィルムの最後の時代に立ち会えたことは幸せだった」 アニメーション監督の宮崎駿が、アメリカ・アカデミー賞名誉賞を受賞した。この賞に輝いた1990年の黒澤明以来、2人目の快挙。「映画界への長年の貢献」が認められた格好だが、当の宮崎は会見で、「賞では何も変わらない。終わった仕事について結果をいちばんよく知っているのは自分だ」と、権威におもねらない宮崎らしい感想を述べている。 そんな宮崎に、じつはアニメ化に向けて動きながらも、泣く泣く断念してしまった作品があるという。それは、世界に知られる児童文学の定番『長くつ下のピッピ』だ。 先日、発売された『幻の「長くつ下のピッピ」』(岩波書店)によれば、『長くつ下のピッピ』(以下、『ピッピ』)のアニメ化にかかわっていたのは、宮崎のほか、宮崎の先輩であり長年のライバルでもある高畑勲、そして戦後の日本アニメ文化を支えてきたキャラクターデザイナーであ

                                                        宮崎駿版『長くつ下のピッピ』がお蔵入り!?  途中まで作ったのに! - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
                                                      • 『ハイジ』「名作劇場」を献身的に支えたプロデューサー中島順三さんを悼む - 叶精二|論座アーカイブ

                                                        『ハイジ』「名作劇場」を献身的に支えたプロデューサー中島順三さんを悼む 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 日本のアニメーションを支え続けた功労者 本年10月1日、去る8月14日に中島順三さんが死去されていたことが広く知らされた。それまでは一部の関係者のみに伝えられていたが、ご遺族によってご本人のSNS上で告知された。享年84歳だった。 中島さんは約50年間、様々なアニメーション作品のプロデューサーを務めてきた。テレビシリーズ『アルプスの少女ハイジ』(1974年)、『母をたずねて三千里』(1976年)、『赤毛のアン』(1979年)では高畑勲監督を支え、『未来少年コナン』(1978年)では宮崎駿監督を支えた。また、『フランダースの犬』(1975年)以降の「世界名作劇場」シリーズ各作のプロデューサーを20年以上にわたって歴任した。 中島さんが参

                                                          『ハイジ』「名作劇場」を献身的に支えたプロデューサー中島順三さんを悼む - 叶精二|論座アーカイブ
                                                        • 鈴木典光とは (スズキノリミツとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

                                                          鈴木典光単語 25件 スズキノリミツ 6 0pt ほめる 掲示板へ 記事編集 概要鈴木典光氏が手がけたED一覧関連動画関連項目掲示板鈴木典光とは、アニメーター・アニメ演出家である。 概要 ボンズ・マッドハウス・ノーマッド制作のアニメによく参加し、主に作品のEDを作画、演出、共に担当する。 氏が担当したEDは非常にハイクオリティで評価が高い。 しかも内容が萌えだろうがシリアスだろうが仕事をこなしてしまう。 まさに「ED職人」の名に相応しい仕事ぶりだろう。 作画オタからは「テンコー」(「典光」の音読み)と親しみを込めて呼ばれている。 鈴木典光氏が手がけたED一覧 カードキャプターさくら 3期 ギャラクシーエンジェルZ ギャラクシーエンジェルA 2期・3期 鋼の錬金術師 全ED 交響詩篇エウレカセブン 1期・2期 ローゼンメイデントロイメント 闘牌伝説アカギ 2期 NANA 1期・3期 ちょこッ

                                                            鈴木典光とは (スズキノリミツとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
                                                          • 藤津亮太氏に聞く、東京国際映画祭「ジャパニーズ・アニメーション」部門の狙いと作品選択の経緯

                                                            ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 第34回東京国際映画祭(TIFF2021)公式アニメ特集 > 藤津亮太氏に聞く、東京国際映画祭「ジャパニーズ・アニメーション」部門の狙いと作品選択の経緯 10月30日からスタートする第34回東京国際映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門では、アニメーター大塚康生さんの回顧特集、新作劇場アニメ「犬王」「グッバイ、ドン・グリーズ!」「フラ・フラダンス」の3作と今年公開された「漁港の肉子ちゃん」の上映、特撮「仮面ライダー」特集がラインナップされている。あわせて、特集・上映とリンクした3つのマスタークラス(シンポジウム)も開催される。昨年から続いてプログラミング・アドバイザーとして企画に携わったアニメ評論家の藤津亮太氏に、特集の狙いや作品選択の経緯を聞いた。 なお、10月22日には藤津氏がアニメ部門について話す模様が東京国際映画祭のYouTubeチ

                                                              藤津亮太氏に聞く、東京国際映画祭「ジャパニーズ・アニメーション」部門の狙いと作品選択の経緯
                                                            • 「高畑勲展」―歴史的新資料と思考を触発する展示 - 叶精二|論座アーカイブ

                                                              場内は現在から過去へと遡るタイムトンネルさながらの作品年表を入口に、時系列に沿って各作品の膨大な資料がずらりと並ぶ。 森康二・大塚康生・小田部羊一・宮崎駿・近藤喜文・百瀬義行・田辺修ら名アニメーターたちの直筆原画・設定・レイアウト、井岡雅宏・椋尾篁(たかむら)・山本二三・男鹿和雄らによる美しく生活感漂う背景美術、作品世界を再現した『アルプスの少女ハイジ』(1974年)のジオラマ、壁面の上下にもキャラクターたちが飾られ観覧者を出迎える。各コーナーで創意工夫が凝らされ、見どころは尽きない。50年余の歴史をほぼ一挙に体感出来る構成と会場設営はもっぱら展示スタッフの努力の結晶である。 筆者は「高畑勲展」に展示アドバイザーと図録執筆担当として参加した。昨年7月、本展主催の方々から企画についての説明を受けた。高畑監督の生前から企画はスタートしていたものの、高畑監督が闘病生活を送るようになったことで、協

                                                                「高畑勲展」―歴史的新資料と思考を触発する展示 - 叶精二|論座アーカイブ
                                                              • 「ハイジ」制作チーム ロケ地で語る

                                                                ハイジの夏の家のモデルになった山小屋で、思い出話に花を咲かせる「アルプスの少女ハイジ」の作画監督・小田部羊一さん(左)、担当プロデューサー中島順三さん(中)、高畑勲さんの妻かよ子さん。 swissinfo.ch 1974年に日本で放送されたアニメ「アルプスの少女ハイジ」。故高畑勲さんが演出を手掛け、当時としては異例の海外ロケを敢行した作品は世界中で人気を呼んだ。ロケハンのメンバーで、ハイジのキャラクターを描いた作画監督の小田部羊一さん(82)、担当プロデューサーの中島順三さん(81)が先月31日、物語の舞台マイエンフェルトを再訪し、当時の思い出を語った。

                                                                  「ハイジ」制作チーム ロケ地で語る
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