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  • 【保存版】世界史に影響を及ぼした人物ランキングベスト100【世界史入門】~歴史が苦手な人にこそ読んで欲しい~ - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~

    俺は世界史の面白さをもっと世に広めたいと思っている。 そう思って始めた「俺の世界史ブログ」だが、このブログのあらゆる方面からのトップ10記事に世界史の記事が並んだことはほとんどない。 上位に並ぶのはこのブログの看板と言ってもよい「ベスト100シリーズ」の記事であったり、日本の現状に物申す系の記事だったりする。 www.myworldhistoryblog.com www.myworldhistoryblog.com www.myworldhistoryblog.com これはこれでありがたいことなのであるが、やはり世界史ブログたるもの世界史記事をメインにしたいという思いがある。 そしてこのブログのキャッチコピーが「世界史を面白く」なので、できるだけ面白く読めるようにしたい。 そんな想いもあり、今回は当ブログ初の世界史をテーマにベスト100シリーズを作成することにした。 実際に作ってみるとあ

      【保存版】世界史に影響を及ぼした人物ランキングベスト100【世界史入門】~歴史が苦手な人にこそ読んで欲しい~ - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~
    • 旧統一教会・戦後保守・岸信介…安倍元総理銃撃事件犯人の世界観とは?(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      世界を震撼させた安倍元総理銃撃事件から数日が経ち、犯人である山上容疑者の犯行動機が明るみになり始めている。報道によると、「家庭を壊した団体を日本に招いたのが岸氏(岸信介)で、その孫の安倍氏を狙った」とし、その「団体」とは世界平和統一家庭連合(旧統一教会、以下旧統一教会)であり、7月11日に田中富広会長が山上容疑者の母親が信者であり、「1カ月に1回程度の頻度で、教会の行事参加していた」旨を認めた。 ではこの「家庭を壊した団体を日本に招いたのが岸氏(岸信介)で、その孫の安倍氏を狙った」という山上容疑者の身勝手な世界観をどのようにとらえたら良いのだろうか。 結論として、銃撃は許されざる犯行であるが、山上容疑者の言う「家庭を壊した団体を日本に招いたのが岸氏」というのは、解釈の余地はあるが、事実として極めて的外れである、とは言えない。そして安倍元総理が旧統一教会と関係があるか無いかについては、「ある

        旧統一教会・戦後保守・岸信介…安倍元総理銃撃事件犯人の世界観とは?(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 【2月最新版】Netflixで観てほしいおすすめの人気映画30選 ~編集部厳選~ : 映画ニュース - 映画.com

        【2月最新版】Netflixで観てほしいおすすめの人気映画30選 ~編集部厳選~ 2024年2月7日 11:00 「マリッジ・ストーリー」よりNetflix(ネットフリックス/ネトフリ)で映画を観よう! でも、どの作品が面白いんだろう? そんなときのご参考用に、映画.comが厳選に厳選を重ねた“Netflixで今すぐ観られるおすすめ映画リスト”を作成しました。 映画.com編集部に加え、NetflixをはじめVODサービスを堪能し尽くしている映画ライター・ISO(@iso_zin_)さんが作品をチョイス。<Netflixオリジナル映画6本><Netflixオリジナルドキュメンタリー6本><Netflixオリジナルアニメ6本><邦画6本><洋画6本>の、計30作品をご紹介していきます。 この記事が、皆様の日常をさらに豊かにする一助となれば幸いです! ※Netflixで配信中の作品をセレクトし

          【2月最新版】Netflixで観てほしいおすすめの人気映画30選 ~編集部厳選~ : 映画ニュース - 映画.com
        • 学校のクソ校則がなんで無くならないのかを書くよ

          学校でクソみたいな校則あるでしょ? 今の時代になんでこんなのやってんだ、みたいなの あれがなんで無くならないかをここに書くよ 例えばよくやり玉に挙げられるツーブロックとか、正直ね、若い教員はみんな別にそれくらいいいって思ってるよ じゃあなんで無くならないかというと、地域がそれを許さないんだわ 近所のおじさんとかおばさんとか、主婦層とか、その学校に子供を入れようとする小学生や中学生の保護者がそれを許さないんだわ 学校が強権的に校則で押し付けてるってみんな思ってるでしょ? 頭が固いおっさんたちの集団だと思ってるでしょ? 違うんだな~~~ クレーム入れてくる地域の方々(笑)が諸悪の根源なんだわ 制服の着こなしとかも全部そんな感じでね、ああいうのって、その地域が持つ「りそうのこども」を反映してるんだわ ネットのみんなは、学校教育について、さも何でも知ってるように偉そうに物申すよね 分かるよ~ 小中

            学校のクソ校則がなんで無くならないのかを書くよ
          • 東大→興銀→森ビル専務の華麗な経歴の裏に隠された壮絶体験 エリートビジネスマンを絶望の淵から救った3冊の本

            グロービス経営大学院の開学15周年記念セミナーに『読書大全』の著者で、多摩大学社会的投資研究所教授・副所長の堀内勉氏が登壇。テクノロジーの急速な進歩や、新型コロナウイルスの影響で、かつてないスピードで変化する時代において、本質的な問いと向き合うための読書の重要性を語りました。本記事では、バブル崩壊やリーマンショックを経験した堀内氏の苦悩の日々や、死を意識するほどの絶望から立ち直るきっかけとなった3冊の本を紹介しています。 人類史に残る200冊を紹介した『読書大全』の著者が登壇 堀内勉氏(以下、堀内):多摩大学社会的投資研究所の堀内です。みなさま、お忙しいところ大勢の方にお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。今日は、グロービス経営大学院(以下、グロービス)経営研究科 研究科長の田久保(善彦)さんにお招きいただきました。田久保さんとは経済同友会など含めてご一緒する機会も多く、いろ

              東大→興銀→森ビル専務の華麗な経歴の裏に隠された壮絶体験 エリートビジネスマンを絶望の淵から救った3冊の本
            • ワールドカップで日本がドイツに勝利したことを歓喜しなければ人格を疑われたり非国民扱いされるので人前では仕方なく喜ぶが内心どうでもいいと思ってる - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

              そういう人もいるんじゃなかって。 俺はそうなんだよ。でもそういう人って、薄情で、最低なのかな? と思ってしまうが、でも一定人数は、いるんじゃねえのか。 人力検索はてなでアンケートでもしてみるか。 q.hatena.ne.jpだって根本的には、別に日本が勝とうが負けようが、人生には何の関係もないだろ。 そりゃ家族とか友達とか知り合いが出場してたら関係あるけどよ。 でも宮本徹さんが言うように、民主社会なんだから「どうでもいいと思ってる」という意見も尊重してほしいところだけどね。 b.hatena.ne.jp宮本徹 on Twitter: "ドイツを応援する日本人がいても、日本チームを応援するドイツの方がいても、それを尊重するのが民主社会。 そして、一個人の見解を日本共産党の見解であるかのように、描くのはフェイクそのもの。" 「さも喜ぶのが当然」みたいな、歓喜を強制する感じ。 ワールドカップハラ

                ワールドカップで日本がドイツに勝利したことを歓喜しなければ人格を疑われたり非国民扱いされるので人前では仕方なく喜ぶが内心どうでもいいと思ってる - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
              • 町山智浩 Netflix『ブラジル-消えゆく民主主義-』を語る

                町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でNetflixで配信中のドキュメンタリー映画『ブラジル-消えゆく民主主義-』を紹介していました。 ブラジル 消えゆく民主主義  #tama954 pic.twitter.com/y4vfefnw24 — ギガント大ちゃん (@KV_II) 2019年7月16日 (町山智浩)実は今回はもう公開されているというか、配信が始まっている映画を紹介します。Netflixでもう6月から配信をされている『ブラジル-消えゆく民主主義-』というドキュメンタリー映画についてご紹介します。これ、なんでこれを紹介しようと思ったかというと、一昨日、クエンティン・タランティーノ監督の新作映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』っていう映画の記者会見に行ったんですよ。その映画の話はまだしちゃいけないんですけども。誓約書を書いたんで。 (赤江珠緒)ああ、なるほど!

                  町山智浩 Netflix『ブラジル-消えゆく民主主義-』を語る
                • おすすめ新書リスト200|高見温| On Takami

                  とりあえず読んで良かった新書を羅列していきます。人文系に偏っているのは、性格上仕方がないのでご理解ください。とりあえず質うんぬんは大学院から考えて、インプット型の読書は量に限ります。 岩波新書・マイケル・ローゼン『尊厳』 ・スティーブン・グリーンブラット『暴君』 ・原武史『平成の終焉』『昭和天皇』 ・赤江達也『矢内原忠雄 戦争と知識人の使命』 ・山田隆司『名誉毀損』 ・岡本薫『著作権の考え方』 ・川島武宣『日本人の法意識』 ・諸富徹『グローバル・タックス』 ・枝廣淳子『地元経済を創りなおす』 ・渡邊泉『会計学の誕生』 ・志賀櫻『タックス・イーター』『タックス・ヘイブン』 ・宇沢弘文『経済学の考え方』 ・高島善哉『アダム・スミス』 ・菊地暁『民俗学入門』 ・山出保『まちづくり都市金沢』『金沢を歩く』 ・井戸まさえ『日本の無戸籍者』 ・栗原俊雄『勲章 知られざる素顔』 ・山田登世子『贅沢の条件

                    おすすめ新書リスト200|高見温| On Takami
                  • 「身近にいる殺しやすそうなパワハラ野郎を3人ぐらい道連れにして人生を終わらせよう」ってそんなに理解不能か?

                    俺は結構共感するぞ。 人生どうでも良くなってきてるときに露骨なパワハラ野郎がノビノビ暮らしてるの見ると「あーもういっそコイツを殺して俺も死のうかな」みたいになることはある。 なんだかんだ日本ってまだまだパワハラに甘いじゃん。 ぶつかりおじさんでさえも放牧されちゃってるしさ。 この世界の辛さって、誰もが礼節を求められているはずなのに平気でハラスメントをする奴らがいて、そういう奴らに限って他人に対してはやたら厳しいっていう矛盾が「コイツの相手するの面倒くさいから……」で放置されていることに集約されている部分はあると思うんだよ。 こんな世界で生きるしかない人生とかもうどうでも良くなったけど、じゃあせめて少しでも風穴を開けて同じ苦しみを持ってる人の救いにでもなる形で人生使おうって気持ちがそんなにおかしいのかな、と。 なんかヤフコメとか見ると「ちょっと厳しくされたぐらいで~~」とか他人事として言う奴

                      「身近にいる殺しやすそうなパワハラ野郎を3人ぐらい道連れにして人生を終わらせよう」ってそんなに理解不能か?
                    • クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授 | 東京藝術大学

                      クローズアップ藝大では、国谷裕子理事による教授たちへのインタビューを通じ、藝大をより深く掘り下げていきます。東京藝大の唯一無二を知り、読者とともに様々にそれぞれに思いを巡らすジャーナリズム。月に一回のペースでお届けします。 Tweet >> 過去の「クローズアップ藝大」 >> 「クローズアップ藝大」が本になりました 第十五回は、音楽学部作曲科教授の小鍛冶邦隆先生。現代音楽の作曲家として、また指揮者としても活躍しています。令和3年10月、研究室にてお話を伺いました。 【はじめに】 この「クローズアップ藝大」という企画を通して、今まで出会うことのなかった様々な芸術家の方々と初めて話をする機会を得ていますが、現代音楽の作曲家は正直とても遠い存在だと感じていました。コンサートでも、日ごろメディアを通しても現代音楽をあまり耳にすることがないこともありますが、現代音楽については難しい話になるではとの予

                        クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授 | 東京藝術大学
                      • 「フェミニズム活動家男性が性犯罪する病理」から、フェミニズムと日本社会の相性の悪さの根本原因と、苦境を打破する最大の味方はどこにいるのか?という話について|倉本圭造

                        「フェミニズム活動家男性が性犯罪する病理」から、フェミニズムと日本社会の相性の悪さの根本原因と、苦境を打破する最大の味方はどこにいるのか?という話について (トップ画像は、この記事で紹介する弁護士の太田啓子さんの著書より) 1●フェミニズムに過剰に帰依する男性は”女性の味方”ではないのかも?先週、ヒステリック・ブルーという昔かなり売れて紅白にも出たバンドの元メンバーさんが性犯罪で捕まったというニュースが流れていました。 なぜコレがネットで注目されるかというと、この人は以前も性犯罪で懲役12年の実刑を受けて服役していたあと、ネットでかなりアクティブなフェミニズム活動家として知られていた人だからだそうで。 「フェミニズムを主張する目覚めた男性!」を強硬にアピールしていたアカウントさんが実は性犯罪歴があり(これを否認して匿名でやっていたらしい)、かつまた再犯して捕まったとあれば、「それみたことか

                          「フェミニズム活動家男性が性犯罪する病理」から、フェミニズムと日本社会の相性の悪さの根本原因と、苦境を打破する最大の味方はどこにいるのか?という話について|倉本圭造
                        • 俺、昔自衛隊にいたけど空間そのものがパワハラだったよ

                          まず入ると教育隊って所に行くのね5ヶ月。 5Mだよ5M。 教育隊ってのはフルメタル・ジャケットみたいな所ね。 要するに学校であり訓練場であり牢獄であり地の獄であり人類の最底辺。 その間ね、教官から「俺たちは神。お前らは虫。実際の現場では俺たちごときよりもっと偉い奴らがいるけど、今のお前らと比べれば俺たちでさえ神も同然」って聞かされるの。 そんで俺たちは虫だからどんな口答えも許されないし教官の命令は絶対なの。 自由は存在しない。 「脱柵」っていう言葉があるんだけど、これは文字通り教育隊を囲む柵から出ていくことなのね。 合宿状が柵に囲まれてるって普通考えられる? まあ当然、そんなものが無かったら皆気軽に逃げるであろうような空間だよ。 さっき言った「神と虫」の話だけど、一応これは建前上は「そういうコンセプトの演劇をしています」って設定なの。 でもこれが映画だったらカメラがない所では役から離れるけ

                            俺、昔自衛隊にいたけど空間そのものがパワハラだったよ
                          • 本多勝一『アムンセンとスコット』(朝日文庫)は、本文もさることながら山口周の解説文が非常に示唆的 - KJ's Books and Music

                            かつての朝日新聞のスター記者にして、1992年以降は『週刊金曜日』の創設者として知られる本多勝一が1980年代に書いた『アムンセンとスコット』(単行本初出は教育社,1986)が昨年末に朝日文庫入りした。それを買い込んで積ん読にしていたが、読み始めたら面白く、引き込まれていった。 publications.asahi.com 著者の本多勝一自身の名前がクレジットされた記事がネットでも読める。下記はプレジデント・オンラインという、かつての本多からは結びつきが考えられないサイトへのリンク。 president.jp 本多は『アムンセンとスコット』では、1980〜90年代の彼が愛用した「ノルヱー」(ノルウェー)や、片仮名の「ワ」「ヰ」に濁点を振って英語などの "va", "vi " の発音を表そうとした独特の片仮名表記を用いているが、上記プレジデント・オンラインの記事では「ノルウェー」という普通の

                              本多勝一『アムンセンとスコット』(朝日文庫)は、本文もさることながら山口周の解説文が非常に示唆的 - KJ's Books and Music
                            • 「お宅のペット、まだ生きてるの?」「転職したい?投獄な」~ブリテン島から自由が消えた日 戦時下のイギリス②第二次世界大戦編~|枢密院勅令

                              「お宅のペット、まだ生きてるの?」「転職したい?投獄な」~ブリテン島から自由が消えた日 戦時下のイギリス②第二次世界大戦編~ 戦時下のイギリス①第一次世界大戦編はこちら 究極の緊急事態「第二次世界大戦」 我々日本人にとっての第二次世界大戦とは、ご先祖様がドイツ語で書かれた誇大妄想パンフレットに騙された挙句の果てに焼きたてジャぱんにされた戦争である。白旗を掲げる旗手一名から構成されるドイツ軍隊に持ち金の全てを賭けて、最終的にコーンパイプを咥えたグラサンヤンキーを主人に迎える羽目になった歴史は読み物としては愉快なものではない。空襲や食糧難、学童疎開のような悲惨で陰鬱なイベントで彩られているのも、それに拍車をかける。だが、戦勝国のイギリスも同様に悲惨で陰鬱なイベントに満ちているし、戦後には戦時下よりも悲惨な耐乏生活を経験している。だが、イギリス人がその歴史を語る際の口調は明るい。第一次世界大戦が

                                「お宅のペット、まだ生きてるの?」「転職したい?投獄な」~ブリテン島から自由が消えた日 戦時下のイギリス②第二次世界大戦編~|枢密院勅令
                              • 今が正念場? 大人こそ買うべき「国語便覧」の話

                                中学や高校のとき、教科書とは別に資料集というものを購入することがある。社会科や理科の資料集はよく見かけるが、国語にも「国語便覧」と呼ばれる資料集が存在する。 その「国語便覧」がとってもおもしろいので、思入れのある人たちと一緒に、しっかり推していきたい。 国語便覧、知ってます? 国語便覧といって、みんなが「あー、はいはい、あれね」となるかどうか、いささかこころもとない。なぜなら、ぼく自身、国語の授業で国語便覧を使った記憶がないからだ。 おとなになって上京し、本屋で見かけて「え、こんな資料集があるの?」とはじめて知ったほどであった。 おそらく、学校や地域、時代によって、国語便覧を使うところ、使わないところの差があるのかもしれない。 さまざまな国語便覧 書名は、大修館書店、文英堂、数研出版、第一学習社、浜島書店などから出ているものは『国語便覧』が入った書名を使っているが、京都書房の『国語図説』『

                                  今が正念場? 大人こそ買うべき「国語便覧」の話
                                • 世界文学を100ヶ国分読んでみた【全100冊紹介】 - ゴミ本なんてない

                                  元々読書好きを自称してはいたものの、なんだかんだいって結局読んでいるのは欧米や日本人作家の作品ばかり…。そんな折にこの、世界各国の代表的な小説を一年で196冊読んだ方の記事が目に飛び込んできて、早速自分もやってみようと決意したのが2016年初頭。それからちょこちょこ特定の国の本を探しては、読み進める事丸三年!ようやく100冊読み終える事ができました。まさかここまで時間がかかるとは思っていなかったものの、海外文学の造詣を深めるとびきり良い機会になりました。ひとところに居ながらにして、ここまで自分の世界が拡がるとは思わなかったなぁ。 読んだ世界の小説100冊 今回の試みでは、各国に所縁のある作家の作品を読み、あらすじと感想を地域順に並べています。そのため、舞台が必ずしもその国に設定されているとは限りません(例えば、ポーランド出身の記者が描いたアフリカのルポ作品は「ポーランド」に分類)。この方が

                                    世界文学を100ヶ国分読んでみた【全100冊紹介】 - ゴミ本なんてない
                                  • 寿司の歴史 in アメリカ - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                    アメリカで寿司はどのように受容されていったか 海外旅行に行くと、大都市はおろか小都市でも簡単に寿司レストランが見つかります。好奇心で行ったことある方もいらっしゃるかもしれません。味は、まあ、ピンキリでしょう。 アメリカでも小さなほうの町のスーパーでも寿司が売っていて、その浸透ぶりが伺えます。しかし必ずしも日本の伝統方式とは限らず、カリフォルニアロールだったりキャタピラーロールだったり、独自のローカライズがなされていて、「江戸前鮨至上主義」の人は怒り出すかもしれません。今回はアメリカでいかに寿司が紹介され、受容されたかをまとめていきます。 1. 日系人が持ち込んだ寿司 アメリカに寿司が初めて上陸した月日は明確に分かっていませんが、1900年代前半には日系移民によって西海岸に持ち込まれていたと考えられています。 初めて寿司を食べたアメリカ人の記録は、1904年8月18日、ロサンゼルス・ヘラルド

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                                    • 米国の民間軍事会社「ブラックウォーター」の創設者の話がなかなか趣深い | BrainDead World

                                      驚いたのは、以下の言葉です。 > ブラックウォーターの兵力は140万人と、米軍の10%です。しかし、本部スタッフの数は同じなのです。 民間軍事会社に140万人の兵力があると。もし、こういう人たちが米国そのものに反旗を翻すと、いろいろですよね。 世界最強の傭兵企業ブラックウォーター創業者が語る「米軍の弱点」 courrier.jp 2024/02/11 米国によるアフガニスタン紛争でCIAの秘密任務を請け負い、イラク戦争で活躍したことで話題になった米国の民間軍事会社「ブラックウォーター」。その創設者で、米海軍特殊部隊SEALs出身のエリック・プリンスが、現在の米国が抱える問題について、米誌「IM-1776」に語った。 米国が誇ってきた「覇権」 米国という帝国は、ドルという基軸通貨と、自国の軍隊を通じて、世界の覇権を行使してきた。 ドルがこれほど長いあいだ覇権を握れたのは、1980年代以降、イ

                                      • ウクライナ人社会主義者から西側の左翼への手紙|久下格

                                        この論文は、ウクライナの「ソシアルニ・ルーク」(社会運動)という左派政党のサイトに掲載されたものです。ウクライナを支援することは、それなしに社会主義へのいかなる闘いも不可能な、人間の尊厳を守ることであり、今、軍事力によってロシア軍をただちに阻止することは、帝国主義に反対するすべての人にとっての最優先課題だと主張しています。 久下が DeepL を使って機械翻訳したものに、チェチェンニュースの発行人、大富亮さんが手を入れて完璧にしてくださいました。大富亮さん、大変ありがとうございました。 武器を持つ権利。左翼はどのようにウクライナを支持できるのか?2022/05/20 Zakhar POPOVYCH  (ザハール・ポポビッチ) 「Sotsialnyi Rukh」 (社会運動) ドイツ議会で最近行われた重火器供給に関する投票では、左翼党と右翼ポピュリスト政党AFDが反対票を投じ、ウクライナの抵

                                          ウクライナ人社会主義者から西側の左翼への手紙|久下格
                                        • アダム・トゥーズ「ガザ地区は『脱開発』から『使い捨て』と『破壊』の地へとなった」(2023年10月15日)

                                          イスラエルは、ハマスへの大規模な報復行為を準備するにあたって、ガザ地区北部の住民に避難指示を出した。これはつまるところ、イスラエル国防軍による、100万人に向けての差し迫る破壊の通告である。イスラエル国防軍がこうした指示を出したのは、民間人の犠牲を最小限に抑えたいと考えているからだ。この〔ガザ地区北部から脱出する〕多量の人はどこに行けばいいのか? どうやって自活すればいいのか? といった現実的で人道的な問題とは別に、以下のような問題を直視せねばならないだろう。こうした指示を出される、ガザ地区とはどうのような場所なのか? 200万人以上の住人を抱えるこの領土は、なぜこのように処分されるのか? 都市の破壊だけを目的にするような冷酷な軍事作戦の論理に反発する強力な土地所有者がいないのはなぜなのか? ガザとそこに住まう住民は、なぜここまで孤立し、完全に物のように扱われているのか? ** ガザは昔か

                                            アダム・トゥーズ「ガザ地区は『脱開発』から『使い捨て』と『破壊』の地へとなった」(2023年10月15日)
                                          • 戦後メディアの病――悪と対峙し、弱者を代弁する自分こそが善である/佐々木俊尚 - SYNODOS

                                            2011年の福島第一原発事故にまつわる新聞やテレビの報道は、日本の戦後メディアが内包していた問題をまざまざと浮かび上がらせたと言える。風評被害を抑えるべき報道機関が逆に風評を煽ったケースは少なくなく、そうした報道はいまも続いている。これらの風評は福島の人たちへの差別を生じ、大いなる苦しみをもたらした。この問題はおそらく、広島・長崎における被爆者差別とならんで未来への長い期間にわたって禍根を残し、後世に研究される問題になっていくだろう。 「弱者の味方」であったはずの新聞やテレビの記者たちが、なぜこのような差別を引き起こしてしまったのか。本稿では、加害者と被害者の関係という構図からこの問題について論考していきたいと思う。前半ではなぜ戦後メディアがこのような構図に陥っていったのかを歴史を振り返りながら概観し、後半ではこのような構図が社会にどのような影響を与えているのかを論考する。 戦後マスメディ

                                              戦後メディアの病――悪と対峙し、弱者を代弁する自分こそが善である/佐々木俊尚 - SYNODOS
                                            • リズ・トラス政権の見かけ上の「多様性(ダイバーシティ)」と、「グローバル・ブリテン」について - Hoarding Examples (英語例文等集積所)

                                              今回は、パレスチナについて前々回および前回の続きを準備していたのだけど、英国の新内閣について言うまでもない当たり前のことをTwitterでちょろっと書いたら数千の単位でRetweet/Likeされるということになってしまったので、それについて少し詳しく扱っておこうと思う。よい機会だ。パレスチナについては明日。 リズ・トラス政権が発足し、「多様性」が注目されているようだ。だが私はその「多様性」は見かけだけだと見ている。ちなみに私は「政局」にはほぼ関心を向けずに、英国政治の細部を10年も20年もずっとウォッチしているオタクである。ただのオタクなので、権力者についてものを書き、その権力者に直接会ったといってきゃあきゃあ騒いだりしない立場にある。 順番に話をしていこう。英語を読むという技術的なことについても、いつも通り、ちょいちょい挟んでいく。いつもは当ブログは上限4000字を目安に書いているのだ

                                                リズ・トラス政権の見かけ上の「多様性(ダイバーシティ)」と、「グローバル・ブリテン」について - Hoarding Examples (英語例文等集積所)
                                              • 水上敏志のこと考えてたらGW終わってた

                                                こちらジャンプSQで連載中「ワールドトリガー」の最新話(2021年5月1日発売分)の内容ネタバレを含みます。オタクのめんどくせ~個人の見解お気持ち表明自慰なのでよくわからない人は回れ右でお願いします。 さて、ワ最新話で水上敏志にぐっちゃぐちゃにされた数あるオタクの中のひとりです。別にマウントを取るわけではないのですが、いわゆる水上敏志推しである私にとって最新話はほんとうに衝撃といいますか、ゲリラ的天地開闢、ここがわたしの創世記、君の瞳にエクスプロージョンといった感じで、「やってくれたな………」という気持ちと「やってくれたな!?!?!?」という気持ちがねるねるねるねしており、感想を呟くこともままならず、しばらく写経(首を痛めた水上敏志の模写)をするなどし、ようやく思考することができるようになった気がするので、新鮮な感情を残しておく意味も含め、ここに想いを吐き出しておこうかと思います。でもたぶ

                                                  水上敏志のこと考えてたらGW終わってた
                                                • 「境界戦機」とは何だったのか 第一回|ランガタロウ

                                                  アニメファンのみんなごきげんよう、ランガタロウです。 YouTubeで第一話が100万再生され、大注目になると思われたが結局全然売れてないアニメ「境界戦機」悪い意味でヤバい内容や中国で配信停止になるなどの過激なトピックスの割に注目度の低い本作は一体なんだったのか 色々語っていこうと思います。 征服された日本、AIと出会う少年2064年 経済的政策の失敗と少子高齢化で潰れかけの日本は他国からの経済援助を受けることになる。しかし援助の名目で送り込まれた各国の軍隊はそのまま現地に居座り、まるで自国領土のように振る舞い始める。ついには各国の占領地の境界線で領土線を争う紛争が開始。後に「境界戦」と呼ばれるこの戦いに投入された二足歩行ロボット「アメイン」は急速に発展し、無人機となったアメイン同士が血を流さぬ戦争を繰り返す足元で日本の国土はボロボロになっていった。 というのが境界戦機の世界観である 日本

                                                    「境界戦機」とは何だったのか 第一回|ランガタロウ
                                                  • 『私は貝になりたい』―― 戦後日本人の被害者意識を正当化した「不朽の名作」 - 読む・考える・書く

                                                    『私は貝になりたい』は、1958年にラジオ東京テレビ(現在のTBS)がテレビドラマとして制作し、芸術祭文部大臣賞を受賞するなど、テレビドラマの名作として高く評価された作品だ。続いて翌年にはドラマ版と同じ橋本忍の監督により映画化もされている。 ドラマ版と映画版では大半のキャストが入れ替わっているが、主役の清水豊松は同じフランキー堺が演じている。私は先日、この映画版の方を観た。 画像出典:Amazon.co.jp あらすじ 大戦末期、高知の港町で理髪店を営んでいた清水にもとうとう赤紙が届き、彼は内地の某部隊に配置される。30過ぎで妻子持ち、気が弱く要領も悪い清水は上官や古年兵に目をつけられ苦しい軍隊生活を送っていたが、ある夜、空襲に来たB-29が付近の山に墜落し、清水のいる部隊に搭乗員の捜索と「処分」が命じられる。 翌日の捜索で見つかった搭乗員は2名を残して既に死亡しており、その2名ももう虫の

                                                      『私は貝になりたい』―― 戦後日本人の被害者意識を正当化した「不朽の名作」 - 読む・考える・書く
                                                    • アメリカに行ってわかったよ。トランプはヤバい奴だ。 - 沖縄で島猫と遊ぶ日々・(ΦωΦ)隠居編

                                                      www.gentetsu.com 沖縄はすでに桜が咲いている。 そして、Windows7サポートは2020年1月14日で終了。 アメリカの日本サポートも2020年のオリンピックで 終了するかもしれないよ。 もしそうなったらどうする?日本人。 もはや誰も助けてくれず、 半島からはミサイルが飛んでくるぜ。 だから半島は早めに潰しておくべきだったんだよ。 その上少子高齢化で国はボロボロだ。 さあどうする。日本人。 崖っぷちに立っていることに 気づいているかい? 手持ちのカードは無役だぜ。 やり直したいって? そりゃあ無理な話だ。 ---------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------- ハイ、久しぶり。 アメリカに行って

                                                        アメリカに行ってわかったよ。トランプはヤバい奴だ。 - 沖縄で島猫と遊ぶ日々・(ΦωΦ)隠居編
                                                      • nix in desertis:2020受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大)

                                                        今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。今年は通常の校正者以外の手も借りないといけなくなるような問題もなく,比較的スムーズに進行した。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「

                                                        • 国力の限界を超えて戦争に突き進む国家では独特な政治的力学が働いている:『帝国の神話』の書評|武内和人|戦争から人と社会を考える

                                                          世界の歴史を調べていると、自らの国力で対処できる限界をはるかに超えて勢力の拡大を図る過剰拡張(overexpansion)によって失敗した国家が決して少なくないことに驚かされます。 一部の国は勢力を拡大する機会を見つけても、それが軍事的に失敗したときのリスクや、国際社会の反応を予想し、開戦を踏みとどまります。しかし、一部の国は果てしない戦争に自ら飛び込み、勝つ見込みがないまま戦い続けることになります。第二次世界大戦における日本の対外政策も、典型的な過剰拡張の事例と解釈することができるでしょう。 アメリカの政治学者ジャック・スナイダーの著作『帝国の神話:国際的野心の国内政治(Myths of Empire: Domestic Politics and International Ambition)』(1991)はこのような一見すると不可解な対外政策が採用される理由を説明する理論を示した研究成

                                                            国力の限界を超えて戦争に突き進む国家では独特な政治的力学が働いている:『帝国の神話』の書評|武内和人|戦争から人と社会を考える
                                                          • 戦後闇市で売っていた今じゃ存在しない食べ物 : 哲学ニュースnwk

                                                            2023年02月03日14:00 戦後闇市で売っていた今じゃ存在しない食べ物 Tweet 1: 名無しさん@おーぷん 23/02/03(金) 12:19:51 ID:CIDT うどんの抜き湯…うどん茹でた後の塩味のついた茹で汁。塩味や炭水化物の成分が溶け込んでいる分食いで(飲みで)があったもの。 ネギ汁…ぶつ切りにしたネギに醤油をぶかっけた汁。他にも大根や玉ねぎなど流通しやすく甘みのある野菜が甘味枠で扱われることもあった。 甘水…謎の甘味料に着色料をいれて甘くした水 いわしのバター焼き…戦後でも魚介だけはそこそこ流通した。名前はまともにみえるが、バターなどあるわけないので重油のようなドロドロの黒い油で焼いた。 残飯シチュー…進駐軍の残飯を煮込んだ雑炊。残飯ランクにも上中下とあり、中以上(食べかけのパンや果物)等は孤児院などに寄付されることになっていたが横流しされた。下ランクにはタバコやコン

                                                              戦後闇市で売っていた今じゃ存在しない食べ物 : 哲学ニュースnwk
                                                            • 「36年の歳月の積み重ねが、スクリーンの中にあり、同じようにこちら側にもあるのです 一緒に歳を重ねてきたという感慨が深くなり、単なる航空アクション映画で終わらない味わいがあるのです」トップガン マーヴェリック あき240さんの映画レビュー(感想・評価) - 映画.com

                                                              軍事マニアです 中学生の頃から、航空雑誌とかを読み耽ってきたくちです 監督のジョセフ・コシンスキーも同じくちのようです 細部にまでよくわかっている感がビシビシと伝わってきます というか軍事マニアの厳しい重箱の隅をつつくような突っ込みを受けてたってやるぐらいの気合いで撮っているとわかります 考証担当のスタッフが用意したものを漫然とそのまま撮っていません 逆に監督自身がこれおかしいだろと考証担当に突っ込んでいるくらいの知識と勢いを感じます かといって、軍事マニアだけを相手にしたクドいシーンはないのです そんなものを観たいなら軍事ドキュメンタリーを観れば済む話です 本作は娯楽作品なのです それも超ド級の だから、敵地からの脱出シーンからは、そんなアホな!の連続なのです それでも軍事マニアは許せていまいます 分かってやっているというのがしっかり伝わっているからです 何もわからずに単に面白いからそう

                                                                「36年の歳月の積み重ねが、スクリーンの中にあり、同じようにこちら側にもあるのです 一緒に歳を重ねてきたという感慨が深くなり、単なる航空アクション映画で終わらない味わいがあるのです」トップガン マーヴェリック あき240さんの映画レビュー(感想・評価) - 映画.com
                                                              • シベリアに眠る父の埋葬地は、ゴミ捨て場と化していた【71年目の死亡通知】(上)

                                                                それは、「71年目の死亡通知」だった。 2016年6月のこと、岩手県保健福祉部から突然、大きな茶封筒が送られてきた。開けてみると、厚生労働省からの「お知らせ」で、ロシア政府から提供されたシベリア抑留者に関する資料と日本側の保管資料を照合した結果、父親(増子浩一)のものと思われる資料が確認されたという前置きがあって、こう記されていた。 1.埋葬地 プリモルスク地方(沿海地方) 第4865特別軍病院・第1墓地 2.氏名 マスノ コイチ 3.生年月日及び階級 明治40年 兵 4.死亡年月日 昭和20年12月30日 そのうえ、驚いたことに、「お知らせ」には、ロシア語の資料の写しと、日本語に翻訳した「死亡証書」と「埋葬証書」まで添えられていた。 遺骨代わりの木片が入った骨箱を渡され、幼いころから父の戒名と没年が刻まれただけのからっぽの墓石に手を合わせてきた私にとって、それは初めて知る父の死についての

                                                                  シベリアに眠る父の埋葬地は、ゴミ捨て場と化していた【71年目の死亡通知】(上)
                                                                • マインドフルネスの軍事利用と大衆支配の構造 - 仏道修行のゼロポイント

                                                                  最近ツイッター経由で、懐かしい知人の情報に触れた。ドイツ人の曹洞宗の禅僧で、名前はネルケ無方さんという。以前から一部では知られていた兵庫県の山間にある「安泰寺」という修行寺の堂頭を務めておられる。 風晃園より、安泰寺本堂 私が安泰寺に初めて参禅したのはかれこれ二十数年前の学生時代、確か1990年前後だと記憶している。その頃から私の中では地球環境問題と「仏教」というもののリンクがひとつの明確なテーマになっていたので、山奥で自給自足の生活をしながら、それを禅の修行と両立させている、という安泰寺のスタイルに強く惹かれて、上山させて頂いた。まだ先代の宮浦さんが堂頭だった時代だ。 その後時は流れ、インド武術に夢中になっていた2005年頃から私の中で仏教回帰の機運が起こり、再び参禅をお願いしたのが、確か2006年か7年の頃になる。その時の住職(堂頭)が無方さんだった。 無方さん時代の安泰寺での参禅は都

                                                                    マインドフルネスの軍事利用と大衆支配の構造 - 仏道修行のゼロポイント
                                                                  • 超閲覧注意!世界史に名を轟かせる暴君・悪漢ランキングトップ100!~ヤバイ奴らのオールスター~ - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~

                                                                    今回の記事は前回の記事に寄せられた「女性ばっかり悪く書かれるのはおかしい!!」というコメントから始まった。 www.myworldhistoryblog.com 他にも「暴君のランキングはないの?」みたいなコメントもいただいたし、確かに女性のランキングだけだと男女平等に反するのかも知れない。ということで今回の記事を書き始めた訳だが、とにもかくにもエライことになったなという感想である。 前回の記事もある意味狂気に彩られていたが、今回の記事はもはや狂気そのものと言って良く、前回みたいにこの記事の感じを簡単に書くと以下のようになるだろうか。 前半:暴君というより「暴君的な人物」 中盤:完全なる暴君(悪漢)、段々と感覚がおかしくなってくる 後半:酷すぎて同じ人類として生まれたことを恥じるレベル 特に後半は人類の狂気が集まっている。タイトルにもあるように超閲覧注意である。 全部書き終えてからこの前文

                                                                      超閲覧注意!世界史に名を轟かせる暴君・悪漢ランキングトップ100!~ヤバイ奴らのオールスター~ - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~
                                                                    • 「だから安倍・菅路線では日本は幸せになれない/橋本健二氏(早稲田大学人間科学学術院教授)」(videonews.com) - kojitakenの日記

                                                                      3日間更新を休んだ。仕事の都合もあったが、少し前に、緊急事態宣言入りの頃から激しく減退していた読書欲が突如復活し、本を読む時間が長くなってネットに割く時間が減った影響の方が大きい。本の種類はいろいろだが、直近で面白かったのは橋本健二の『中流崩壊』(朝日新書,2020)だ。 publications.asahi.com 橋本氏の著書を最初に読んだのは2012年で、『階級都市 - 格差が街を侵食する』(ちくま新書,2011)だった。今まで読んだ氏の著書の中ではこれが一番面白かった。以後、少し間が開いて2018年に『新・日本の階級社会』(講談社現代新書,2018)と『アンダークラス - 新たな下層階級の出現』(ちくま新書)を読んだ。今年2月には『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』(河出新書,2020)を買った、これは『「格差」の戦後史』(河出ブックス,2009)の増補改訂版だそうだが、買ってしばらくし

                                                                        「だから安倍・菅路線では日本は幸せになれない/橋本健二氏(早稲田大学人間科学学術院教授)」(videonews.com) - kojitakenの日記
                                                                      • なぜ"暴力反対"は間違っているのか? 思想と歴史に学ぶ「暴力」の必須教養 - 社会 - ニュース

                                                                        「前提にあるのは『どんな人も暴力を発現させる力を持っている』ということです。暴力的な出来事が発生したときには、自分はどんな立場にあるのかを考えなくてはいけません」と語る森 元斎氏 ハラスメントから性加害、紛争まで、「暴力」的な事象が続く昨今。「いかなる暴力も許されない」という言葉もよく聞く。しかし、そんな思考停止の暴力反対論に待ったをかけるのが『死なないための暴力論』だ。 暴力にまみれたこの世界で力強く生き抜くために、暴力とどう向き合えばいいのか。著者の森 元斎(もとなお)氏に話を聞いた。 * * * ――なぜ今、「暴力論」なのでしょうか? 本書執筆のきっかけを教えてください。 森 2022年の安倍晋三暗殺事件がきっかけのひとつです。誰も正攻法では安倍晋三の悪事を断罪できなかったけれど、事件後には統一教会の問題も裏金問題も次々と明るみに出ました。「暴力では何も変わらない」という人もいますが

                                                                          なぜ"暴力反対"は間違っているのか? 思想と歴史に学ぶ「暴力」の必須教養 - 社会 - ニュース
                                                                        • ローマ帝国軍に入隊したい人のための懇切丁寧なガイド『古代ローマ帝国軍非公式マニュアル』 - 明晰夢工房

                                                                          古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル (ちくま学芸文庫) 作者:マティザック,フィリップ 筑摩書房 Amazon 「帝国は諸君を必要としている!」という帯の文句に惹かれ手に取ってみると、かなり内容の充実した一冊だった。これを読めば、ローマ帝国軍の入隊手続きや軍団兵の装備、陣営での生活や都市の攻略法、さらには除隊後の生活まで知ることができる。栄えあるローマ帝国軍の兵士になりたい人は必読。逆にローマを敵視している人にとっては、ローマ軍の内情がよくわかる貴重な一冊になる。 ローマ帝国軍にはだれでも入隊できるわけではない。本書の一章には帝国軍の入隊資格について書かれている。ローマ市民権を持っていること、独身であること、身長が5フィート10インチ(約173センチ)以上あること、などの条件に加え、「男性器がそろっていること」というのもある。軍隊は男の世界だが、去勢者は入ることができない。視力がよいこと、

                                                                            ローマ帝国軍に入隊したい人のための懇切丁寧なガイド『古代ローマ帝国軍非公式マニュアル』 - 明晰夢工房
                                                                          • 「滅私奉公」は内面化されたのか?|ちくま学芸文庫|松田 宏一郎|webちくま

                                                                            戦時体制を支えた陸軍将校とはいったいどういう存在だったのかを問うた『陸軍将校の教育社会史』。本書の読みどころや意義について、『江戸の知識から明治の政治へ』などの著作がある、立教大学教授の松田宏一郎さんによる解説を転載します。 一 体系化されたカリキュラムに基づく知識教育と一定の実地訓練をこなさなければ就くことのできない職業を、一般に専門職(プロフェッション。その職能団体を指すこともある)と呼ぶ。だいたいは法制度や同業者による認証制度でそうなっているが、すぐに思い浮かぶのは医師や法律家である。そして、軍の将校も典型的な専門職である。専門職としての将校の登場は近代化の重要な指標の一つと見なされ、一九九〇年頃までには、アメリカやヨーロッパで、将校教育のシステムや当事者の社会的役割・立場の自己認識について、社会学・歴史学などの分野で相当の研究蓄積ができていた。これに対し日本では、歴史社会学的分析対

                                                                              「滅私奉公」は内面化されたのか?|ちくま学芸文庫|松田 宏一郎|webちくま
                                                                            • 「一度でいいから親父と一緒に酒が飲みたかった」 〜硫黄島での食堂バイト体験記〜

                                                                              圧倒的な睡眠不足だが、どうしても眠れない。 耳をつんざくような戦闘機のエンジン音は体の内側を揺らされているようで眠りにつくことを許してくれないのだ。 圧倒的な睡眠不足だが、どうしても眠れない。耳をつんざくような戦闘機のエンジン音は体の内側を揺らされているようで眠りにつくことを許してくれないのだ。 薄汚れたカーテンを開け海風に腐食されて錆びついた窓を開けると、硫黄の香りを含んだ生暖かい風が頬を撫でた。満天の星空を見上げると手が届きそうなほどの低空を旋回していくF15戦闘機のライトが規則正しく点滅しているのがみえた。機体が遠ざかるにつれ音は次第に小さくなっていくが、すぐさま後続の戦闘機が爆音をあげて飛び立ち高度を上げていく。夜間の飛行訓練が始まると途切れることなく離発着を繰り返し、深夜までジェット音は途切れることがない。 「明日もはええんだから、はやく窓閉めて寝ろ」 2人部屋の相棒である松さん

                                                                                「一度でいいから親父と一緒に酒が飲みたかった」 〜硫黄島での食堂バイト体験記〜
                                                                              • 中世ヨーロッパで農民が騎士を倒すことは可能だったのか?

                                                                                By Hans Spliter テレビドラマや映画、ゲームなどでは、反乱を起こした農民が重厚な鎧(よろい)で武装した騎士を打ち負かしているシーンが描かれることがあります。「実際に中世ヨーロッパで農民が騎士を打ち負かすことが可能だったのか」という疑問に歴史学者のスティーブン・ムールバーガー氏が答えています。 Could a Peasant defeat a Knight in Battle? https://www.medievalists.net/2020/11/peasant-knight-battle/ イングランド王ヘンリー2世は軍事育成のために1181年に「Assize of Arms」を公布。一般市民に対しても武装を求めました。たとえば、最も裕福な人たちはホーバークと呼ばれる当時の鎖かたびらや兜(かぶと)、盾、槍(やり)を、それほど裕福ではない人たちは鉄帽と槍を所持しました。一方

                                                                                  中世ヨーロッパで農民が騎士を倒すことは可能だったのか?
                                                                                • ピーター・ターチン「2020年11月のアメリカ:アルファ・ケンタウリからの構造人口動態による観察」(2020年11月1日)

                                                                                  ピーター・ターチン「2020年11月のアメリカ:アルファ・ケンタウリからの構造人口動態による観察」(2020年11月1日) America in November 2020: a Structural-Demographic View from Alpha Centauri November 01, 2020 by Peter Turchin このブログの読者ならご存知のように、構造人口動態の理論家達は、革命や内戦の原因を2つに区分している。構造的な動向は、ゆっくりと形成され、かなり予測可能なものとなっている。そして、トリガーとなるイベントは、はるかに予測困難、あるいはほとんど予測不可能である。この見解に従えば、革命は地震や山火事のようなものだ。毛沢東がかつて書いている。 「1つの火花が大草原の火事を引き起こすことがある。火事に必要なのは燃料だ――つまりは枯れ草であり、枯れた植物が倒れて徐

                                                                                    ピーター・ターチン「2020年11月のアメリカ:アルファ・ケンタウリからの構造人口動態による観察」(2020年11月1日)