別方向から 潮汐発電所の縮尺模型 ランス潮汐発電所(らんすちょうせきはつでんしょ、Rance tidal power plant)とは、フランス・ブルターニュ地方のランス川河口にある潮汐発電の発電所である。フランス電力(EDF)が運用している。 歴史[編集] 1925年にフィニステール県の Aber-Wrac'h で潮汐発電所の建設が行われようとしていたが、財政難により1930年に中止された。それに続く事業案として、この発電所が計画された。潮汐エネルギーの利用は、まったく新しい概念というわけではなく、特にランス川沿いの潮の干満差が大きい地域では昔から潮力水車 (Tide mill) が使われていた。 潮汐発電所をランス川に建設するというアイデアは、1921年の Gérard Boisnoer から始まる。ランス川は干満の差が平均で8m(大潮では最大13.5m)と大きいことが魅力であった。1