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高齢者がスーパーや医療機関に行く時、超小型電気自動車が快適な移動手段になるのではないか――。交通環境を研究している香川大工学部の研究室(土井健司教授)がこう考え、高松の市街地で走行実験を始めた。県内は公共交通機関が十分発達しているとはいえず、高齢ドライバーの交通事故が増えていることを見据えた取り組みだ。 最初の走行実験は24日にあった。使った電気自動車は1人乗りで4輪の市販車に改良を加えた「イヴ」。バイクと同様、右のハンドルでスピードを調節し、最高時速35キロ。歩道しか通行できない電動車いすと違い、原付き免許があれば車道を走行できる。原付き免許を残して車の運転免許を返納する高齢者のことを考えたという。 研究室の学生3人が3台を運転し、香川大幸町キャンパスを出発。美術館通りを走り、紺屋町や今新町を経て幸町キャンパスに戻った。走行距離は約4キロ。学生たちは心電図や震動を測定する装置を身に着け、
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