東日本大震災で避難している被災者を支援しようと、太田市はボランティアが市内の避難先を訪問して生活情報の提供や困り事相談などを行う取り組みを始めた。 市によると、市内には約90世帯310人の被災者が公営住宅や市が借り上げた民間アパートで生活している。プライバシーは確保される半面、被災者に情報が行き届かず、孤立してしまう傾向があった。 このため市はボランティア団体の協力を得て定期的に避難先を訪問し、困り事などの相談や市内で生活する上で必要な情報、故郷の被災地の関連情報を提供することにした。 実施主体は尾島地区を活動拠点とするボランティアやNPO、企業など62団体、約1250人で構成する市社会貢献活動連絡協議会(赤堀賢一会長)。主に「尾島ねぷたまつり」をはじめ大規模イベント後の清掃活動などを行っているが、大震災後の先月、会員有志が宮城県石巻市を訪れて避難住民に太田名物の焼きそばや新鮮野菜の