東日本大震災から11日で10か月となったが、津波で被災した自動車のリサイクルは進んでいない。 解体して部品を売却しようとしても利幅が小さく業者が引き取りに及び腰のためだ。県や市町村による所有者の意思確認が難航していることも一因とみられる。 宮城県名取市では約2500台の車が回収され、県が昨年11月、このうち175台を入札にかけたところ、東京の業者が525万円で落札した。だが、入札に参加した同市の業者は「とてもあんな価格では釣り合わない」とこぼした。他の地元業者も「1台2万円でも引き取るのは難しい」と漏らした。 通常、業者は自動車リサイクル法に従い、引き取った車を解体、エアコンのフロンガスを処理するなどした上で再利用できる部品を売却して利益を上げる。しかし津波をかぶった車は、さびたり泥や砂が混じったりして再利用できる部品が少ないため価値が低い。 落札した業者は、部品は廃棄し、ボディーだけ鉄く
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東日本大震災の被災者を対象に続けている医療費の自己負担分の全額免除について、厚生労働省は、対象範囲を3月から縮小することを決めた。東京電力福島第一原発の事故による警戒区域などからの避難者を除き、サラリーマンとその家族は3月から、原則3割の自己負担に戻る。 現在、被災者のうち、住宅が全半壊したり家計を支えていた人が死亡・行方不明になったりした人や、原発事故で避難させられた人が医療機関で診療を受けた場合、窓口で払う自己負担分は全額免除となっている。ただ、2月末までの予定で、3月以降の対応が焦点となっていた。 厚労省は、避難生活の負担の重さを考え、福島県の警戒区域や計画的避難区域、特定避難勧奨地点から避難している人については、来年2月末まで全額免除を継続することにした。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます
トップ > 特集・連載 > 東日本大震災 > 福島原発事故 > 福島第一原発の現状 > 記事一覧 > 記事 【福島第一原発の現状】 4号機タンクの水位低下 Tweet mixiチェック 2012年1月8日 一月一~七日の一週間、福島第一原発では、一日午後に4号機の使用済み核燃料プールに隣接したタンクの水位が急に下がった。直前に東北や関東で震度4を記録した地震の影響とみられる。 タンクの水は蒸発で減るが、この時は通常時の約五倍のペースで低下。当初、東京電力は水漏れを疑った。その後の調査で、水漏れはなく、地震の影響により、プールからタンクに流れ込む水が一時的に止まっていただけの可能性が高いと分かった。 一方、高濃度汚染水を処理した水が流れるホースに雑草のチガヤが刺さり、小さな穴から水漏れを起こす現象に現場は悩まされてきた。東電が集計したところ、昨年七月以降、二十二件もあった。 原子炉への循環
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