県警機動隊のプール(朝霞市)で2012年6月、水難救助部隊の佐々木俊一巡査=当時(26)=が訓練中に水死した事故で、業務上過失致死の罪に問われた、当時指導員だった県警巡査渡辺哲範被告(33)の判決公判が7日、さいたま地裁で開かれ、栗原正史裁判長は「過失の程度は重い」と渡辺被告の過失を認定し、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑・禁錮1年6月)を言い渡した。渡辺被告側は控訴しない方針。
人気アニメ「らき☆すた」の登場人物、柊かがみ・つかさ姉妹の誕生日が七夕であることにちなんだイベントが、アニメの舞台の久喜市鷲宮で開かれた。 「誕生会」では特大バースデーケーキのお披露目や、町内のレシートを抽選券代わりにしたくじ引き大会、らき☆すたに出演した人気声優のトークショーが開催された。 商店街に潜伏した市商工会のマスコットキャラクター「かがみん」が持つキーワードを集める「かがみんを探せ!」も行われ、大勢のファンがカメラを片手に、炎天下の商店街を散策した。 杉戸町の石河原望さん(33)は、かがみとつかさのドール(人形)と一緒に参加。「かがみん探しは2回目しか見つけられなかったけど、すごくかわいかった。たくさんの人に『(ドールの)写真を撮らせてください』って言ってもらえてうれしかったです」と満足げ。 初めて鷲宮に訪れたという佐賀県武雄市の本多洸幸さん(29)は「たまたま久喜に仕事で来てい
手渡し詐欺の受け子として現金をだまし取ろうとしたとして、大宮署は21日、詐欺未遂の疑いで、富士見市水谷東、自称建設作業員の男(23)を現行犯逮捕した。狙われた男性は過去にも現金詐取を目的とする電話を3件受けて通報し、3人の受け子逮捕に貢献していた。同署は「同じ人物を狙った手渡し詐欺事件で、4人も逮捕されたのは全国的にも珍しいのでは」と話している。 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀して21日午後1時20分ごろから数回、さいたま市北区の無職男性(89)方に次男などをかたって「小切手がなくなってしまった」「現金270万円を代わりの者に渡してほしい」と電話をかけ、現金270万円をだまし取ろうとした疑い。 同署によると、男性からの通報で署員らが警戒に当たり、自宅付近の路上に現れた男を逮捕した。男は「知らない男に『書類をもらってきてくれ』と言われただけ」と容疑を否認しているという。 男性はこれまでも、だまさ
来夏に栃木県の東武鬼怒川線でSLの復活を目指している東武鉄道(本社・東京都墨田区)。同社社員でいずれも県内出身の2人が、SLを運転する知識や技術の習得を目的に、今年1月から秩父鉄道(本社・熊谷市)で訓練を行っている。 座学研修から始まり、筆記試験合格後の3月下旬からは実技訓練を開始。電車とSLの違いに苦労しながらも、約半世紀ぶりのSL復活を実現させるため、日々腕を磨いている。 東武鉄道のSL復活は栃木県の日光・鬼怒川地区の活性化などが目的。 予定区間は東武鬼怒川線の下今市駅から鬼怒川温泉駅間の12・4キロで、土休日を中心に年間最大140日程度の運行を予定している。1日3往復程度で、片道の所要時間は約35分。東武鉄道でSLが運行されるのは1966年以来となる。 趣旨に賛同した全国各地の鉄道会社が協力。SLはJR北海道が貸与するほか、車掌車はJR貨物とJR西日本、客車はJR四国、ディーゼル機関
川口市の奥ノ木信夫市長は12日、国土交通省で石井啓一国交相と面会し、湘南新宿ラインの川口駅停車実現に向け、「格段の配慮」を求める要望書を手渡した。市長は「大臣からは要望をJR東日本に伝えるとの回答をいただいた。市の課題についてもご理解をいただいたものと思う。関係機関と連携を深め、さらに推進していきたい」とのコメントを出した。 要望書は、川口駅の1日の乗降客が16万人で大宮、浦和駅に次いで県内で3番目に多いのに、停車するのは京浜東北線1線のみという「極めて脆弱(ぜいじゃく)な状態」などとしている。 また、川口駅や周辺地域の都市機能の飛躍的向上を図るため、市が主導し交通機関や地元関係者による「鉄道沿線まちづくり研究会」を立ち上げ議論を進める。
桶川市は今月9日から、1945年の沖縄戦に出撃した特攻隊の訓練基地にもなった「旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場(桶川飛行学校)」(桶川市川田谷)の保存・復元のための解体を始めた。同学校は今年2月、市有形文化財に指定されている。市は1年間かけて調査を実施し、早ければ来年度に復元に向けた設計に取り掛かりたいとしている。 桶川飛行学校は 日中戦争が始まった37年に設立。荒川河川敷の滑走路で飛行訓練が行われ、多くの少年飛行兵らが学んだ。太平洋戦争末期の45年2月には特攻隊の訓練基地になり、12人の若者が沖縄の海で亡くなった。戦後、本部棟などは処分されたが、宿舎や車庫などは海外からの引き揚げ者らの寮として残った。旧陸軍飛行場の木造建造物が現存するのは非常に貴重で、2008年から15年までは一般公開されていた。 歴史的な建造物を保存しようと、NPO法人「旧陸軍桶川飛行学校を語り継ぐ会」が09年、保存を求め
住宅街にある認可外保育園。窓をしっかり閉めるなど、地域への配慮は欠かせない=4月13日、さいたま市浦和区 千葉県市川市で4月に開園予定だった私立保育園が、「子どもの声がうるさい」などの近隣住民の反対で開園を断念した。埼玉県内の関係者や保護者らは子育てに関する周囲の理解を求める一方、行政や園側が住民に歩み寄っていく必要性を指摘した。 さいたま市立の保育園に娘を迎えに来た女性(29)は「国は保育園を増やすと言っているのに住民の声で駄目になってしまうのかと驚いた。オープンすると思っていたお母さんはどう感じているんだろう」と語った。保育園の向かいに住む女性(81)は「窓を開けると、にぎやかだなと感じることはあるが、子どもが好きなので気にならない。これからは若い人が必要になる時代」と反対の声で開園を断念した動きに疑問を示した。 さいたま市の待機児童は昨年4月時点で95人、同10月時点では369人に上
さいたま市は18日、生活保護受給者が居住する岩槻区内の無届け施設について、新たな利用者の入居を制限する行政処分を行ったと発表した。処分は16日付。市生活福祉課によると、生活困窮者を劣悪な環境の建築物に住まわせ、生活保護費から不当に高額な利用料を徴収する「貧困ビジネス」の規制を目的として、2013年10月1日に施行された条例に基づく事業の制限命令は初めて。 行政処分を受けたのは、宗教法人善弘寺分院宗永寺(本部・東京都足立区)が、岩槻区内で運営する施設。貧困ビジネス規制の条例で義務付けられている届け出はされていない。同施設は敷地内にある元工場の建物4棟を改修して、居住施設や事務所などとして使用。16日現在、男性63人が住み、全員が生活保護受給者または生活保護の受給申請中だという。 市は施設が建物の建築を制限される市街化調整区域内にあるにもかかわらず、都市計画法に基づく開発行為の許可を受けておら
生活保護費の支給日だった5日、川口市青木の川口市役所前で、取材中の記者を押し倒したなどとして、都内に住む20代の男が暴行の疑いで現行犯逮捕されたことが県警への取材で分かった。 逮捕された男は、さいたま市内や川口市内で生活困窮者向けの施設を運営する関係者。同施設は昨年12月、岩槻区内で無届けの施設を運営していたとして、さいたま市に「貧困ビジネス」を規制する条例に基づく行政処分をされていた。 この日は生活困窮者を支援する反貧困ネットワーク埼玉が、劣悪な環境で生活する人々を救済しようと、相談会のチラシを入居者に配布しようとしていた。 現場にいた弁護士などによると、午後0時55分ごろ、小型カメラで川口市役所などを撮影していた男性に施設関係者の男が「何撮っているんだ」「カメラをよこせ」と詰め寄ったとされる。その後、カメラを取り上げようとした施設関係者の男らが記者を路上に押し倒し、馬乗りにするなどして
県は保健所などで引き取り手が見つからないまま殺処分される犬や猫を減らそうと力を入れているが、その減少率が鈍ってきた。 昨年度の殺処分数も1705匹で、目安にしていた1500匹をクリアできず、本年度末までに千匹未満に抑える目標の達成は難しい状況だ。猫の殺処分の約8割を占める野良猫が減らないことが、ブレーキの要因になっている。 殺処分される犬や猫の減少率(前年度比)をみると、2013年度29・4%、14年度20・2%、15年度は12・1%。 県の動物愛護管理推進計画(08年3月策定)では、犬猫の殺処分数(06年度9118匹)を17年度末までに半減する目標を立て、6年前倒しで達成。その後見直した計画は23年度末までに500匹未満に減らす目標にした。 さらに県5か年計画では、最終年度の16年度末までに千匹未満にする目標を掲げている。 殺処分数が大幅に減った背景には、動物愛護の高まりや飼い主などへの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く